新築祝いを貰ったら何らかの形でお返しは必要
新しいマイホームを建てて長年の夢がかなった瞬間は誰にとっても嬉しいものです。周りのみんなからも祝福される機会もあるはず。そんな時友人や会社関係者から新築祝いをもらうこともありますよね。
でも新築祝いのお返しって一生に一度しかないため、お返しのマナーから熨斗有無や書き方、何を贈ればいいのか、贈る時期など知らないことばかり。
どのようにお返しをすればよいのかを解説します
そこで今回は、新築祝いのお返しに関する全ての悩みや疑問を解決します!合わせて返礼ギフトに人気のおすすめ品もセレクトしました、ご参考ください。
新築祝いに対するお返しをする時の判断基準は?
日本では何かを頂いたらお返しをするのが一般的。基本的に頂きっぱなしはありません。
でも新築祝いに対するお返しに関しては条件付きだが基本的には要らないという曖昧な答えしかできないのが実情。
要るか要らないかの判断にはいくつか考えるべきことがあるのでご紹介します。
新居に招待してお披露目をするならお返しは必要なし
友人や親族の場合、新しい家に招いてお披露目会的なパーティーや食事会を開く場合。このパターンなら招くこと自体がお返しの代わりになるため、わざわざ別で新築祝いのお返しを用意する必要はありませんよ。
お帰りのときに、1,000円前後の手土産を用意してお渡ししましょう。この手土産にもこの後解説する熨斗を着けるといいでしょう。
遠方で来れない、日程の都合がつかない場合はお礼の品を贈りましょう
親戚や兄弟、あるいは会社関係者などから新築祝いのプレゼントを貰った場合、日程の都合、遠すぎる、招待するほどの間柄でないなど、新居に招くことがない方に対してはお礼としてお返しが必要です。
頂いたものに対してきちんとお礼をするという通常の対応と同じになります。
新築祝いのお返しをする時のマナー・心得について
では次にお返しをする時の基本的なマナーをご紹介します。贈り物を選ぶ前に必ず目を通してくださいね。
お返しの品物の相場
頂いたお祝いの1/3から半額程度を目安に選んでください。
大原則として、頂いたものと同額またはそれ以上のギフトを贈ると、「突き返す」という大変失礼な意味になってしまいます。相手に嫌な思いをさせないためにも高額なお返しは避けましょう。
面倒でも頂いた品物に対して一つ一つ丁寧にお返しを選ぶことを心がけて。
【注意】昔からの習わし?覚えておきたいジャンル
現在は気にする方は減っていますが、昔からの慣習で新築祝いのお返しで避けるべき&歓迎されるアイテムも存在します。
「家=入れ物」の意味から“入れ物”をお返しする
お返しの品物を選ぶ際「家=入れ物」の意味から、ティーカップや食器など「入れる物」をお返しにする習慣があるそうです。流石にこの習慣を知っている方がどれほど存在するか分かりませんが、一つ覚えておくと選ぶ時の参考になるかもしれません。
食品や日用品など“消える物”は?
かつてはお菓子や石鹸など消えるものではなく、形として残るものを贈るのが一般的でした。
ですが最近は、相手の好みに合わせたギフトを贈るのも喜んでもらえるため抵抗は無くなっています。
友達や親兄弟であれば美味しいグルメギフトで楽しんでもらうのもアリですね。
新築祝いのお返しをする時期は?
お礼は3週間以内だったり1ヶ月〜2ヶ月だったり、新築祝いのお返しは厳密な時期が定まっていません。
本来、返礼ギフトは早ければ早いほうが良いですが、引っ越しに際して荷解きや整理でバタつくため、多少遅れてもかまわないのが新築祝いの特徴と言えますね。
落ち着いてからゆっくりと良い物をお返しするように心がけてみて。
熨斗(のし)書きについて
贈り物をするときに必ず必要な熨斗(のし)。印刷されているタイプの熨斗紙でもOK。きちんとしたものを用意することで最大限お祝いに対しての気持ちを表すことができるため忘れずに。
最近は無地の熨斗紙に自宅で表書きを印刷できます。ネットにも無料のテンプレートがあるので購入先が熨斗サービスをしていなくても安心です。
水引は花結び(蝶結び)
解いても何度も結びなおせることから、「何度あってもうれしいこと」に用いられる【花結び(蝶結び)】を選びましょう。
水引の色は【紅白】もしくは【金銀】のどちらでも可。
熨斗の表書き
熨斗の表書きには水引の上部に、「内祝」「新築内祝」と表記するのが一般的です。「お返し」という言葉は使いません。
本来内祝いとは文字通り「身内のお祝い」、我が家の慶事のお祝いのこと。
つまり自分のうち(内)におめでたいことがあったから、お祝いの品で親兄弟親戚や近所の人とその喜びを分かち合いましょう、という意味。
そのため元来はめでたいことがあった人が、いわば自主的にお世話になった方に贈るものでした。
しかし現在一般的に言う内祝いとは、周囲の方からお祝いの品を頂いた後の「お返し」を指すことが多いようです。
熨斗の名前の書き方
水引の下に送り主の性を記載します。旦那のみでも夫婦連名もOK。
お礼の手紙や写真について
「新居に招いてもお返しは必要なのでは?」
「招かなかったことに何か思われるのではないか。」
「お祝いのお返しが遅くなってしまった。」
先程も解説したとおり、本来は“新居お披露目会”でおもてなしをすることが新築祝いの内祝いとなります。
ですがどうしてもお呼びできない事情がある方には、急いでお返しをしないと失礼にならないか気になると思います。そんなときはお手紙を一筆書く、あるいはお返しギフトと一緒に添えるのも一案。
手紙を書く時の注意点
お手紙は、新居に無事引っ越しが完了したことを報告するのがメインになります。この時“お返し”という言葉は絶対に使わないように。「心ばかりのお品」など別の言葉に置き換えましょう。
また、新築邸宅の写真を添えるとより状況が伝わって喜んでもらえることでしょう。
【まとめ】新築祝いのお返しを贈る(送る)べきシチュエーションは?
前ページで新築祝いのお返しについてご紹介しましたが、結局どんな場合に贈ればいいのでしょうか。
新居にお呼びする予定のある方へは。
新居に招くのであれば、別でお返しギフトを送付する必要はありません。のしをつけた1,000円程度の手土産を当日用意しましょう。招く場合も荷解きや整理が終わったあとで構いません。
その際料理やドリンクでプチパーティーのようにしつつ新居を案内するなどのいったおもてなしをしてあげてくださいね。
新築祝いで頂いたものを披露する
お招きする方々から頂いた品を、お披露目会でお出ししたり、目に付く所に飾っておくのも感謝の気持ちを表すのに最適、ぜひ意識してみてください。
新居にお呼びできない方へは。
引っ越しの整理が落ち着いたタイミングで、のしを付けた贈り物を送りましょう。別送でも構わないので、手紙や新居の外観写真などを添えるとより新築の生活環境などが伝わります。
※お返しギフトの金額は半分から1/3程度に。