【ホストに学ぶ恋愛学】売れっ子ホストが明かす、女心をつかむ3つの“ing”
ホスト、それはいつの時代も女性を虜にする存在。女性を喜ばせるプロともいえるホストはどのような方法で女心を掴んでいるのか。
売れっ子ホスト直伝、明日から実践できる恋愛テクニック
日本を代表するホスト街・新宿歌舞伎町で活躍している速水カレンさん。某店で年間ナンバーワンなどの数多の記録を持つ彼はまさに女性を喜ばせるプロ。今回は、そんな彼にモテる秘訣から今すぐ実践できる恋愛テクニックまで、女心をグッとつかむコツを聞いてみました。
僕は「ホスト」というより「芸人」に近い
──速水さんが「売れるホスト」になるために意識していることは?
僕はホストというよりは、芸人に近いんじゃないかなって思います。女の子をたくさん笑わせて、楽しませてあげることに重きを置いています。この人といると楽しい!元気になる!→好き!って思ってもらえればいいなって。
「女の子は、そもそもお前に興味がない」と思え
──早速深く聞いてみたいのですが、初対面の女の子と話す上で気をつけるべきポイントはありますか?
自分本位で話さないこと。これは後輩にも言いますね。「女の子にとって、どうでもいいことをベラベラ話すな」と。はじめましての状態でオチのない話されても迷惑なだけ。「女の子は自分に対して興味がない」そう思って女の子の顔色をよく観察して、女の子が楽しんでるかどうかだけを意識するようにしています。
全く興味ない話にも3倍のリアクション
──女の子を楽しませる上で欠かせないのが会話ですよね。どうしたら、女の子が話しやすい環境を作れますか?
ホストは3倍のリアクションが基本って言われています。自分が話すとき、相手が「まじで?すげえー!めっちゃ面白いねそれ!」って言いながら手を叩いて聞いてくれたら、話すのが楽しくなりませんか?だから全然興味のない話でも、少しオーバーなくらいの相槌をとります。ノリがいい男は男女問わず好かれる。よく笑い、オウム返ししてあげれば、女の子も気分良く話せると思ってます。
お酒は、まず男が飲む。エゴの押し付けはダメ
──では、会話が弾む「飲みの場」で女性を楽しませるコツってありますか?
飲みの場は盛り上げることに徹します。男が無言で飲んでたらシラけちゃうし、女の子に「飲めよ!」ってエゴを押し付けるのもダメ。その子が仕事で疲れてたら、「今日は元気だそ?楽しも!カンパーイ」と言って、まず僕が飲みます。男が飲むと女の子も自然と飲んでくれる。極端言えば自分が10杯飲めば女の子1杯くらい飲むイメージです。お酒に関しては、男は自分の身も削らないといかん(笑)
「マメさは重要。」女の子へのアプローチを成功させる3つの“ing”
──まず体張れ!ってことですね(笑)女の子にアプローチする上で意識していることもお聞きしたいです。
ホストにとって、①フィーリング・②ハプニング・③タイミングの3つの“ing”が大事だと言われています。
①フィーリングは第一印象や顔。②ハプニングは「飼い猫が亡くなった」のような予測不能なアクシデントなど。③タイミングは、いつ連絡をするかなどの頃合いを見計らうこと。これら3つを意識すると恋愛成功率が上がるんです。
──特に恋愛は“タイミング”と言われますもんね。
男も女も、恋に落ちやすいタイミングがあると思うんですよ。女の子だと、飼い猫が死んじゃったときとか、彼氏にフラれて寂しいときとか。誰かに慰めて欲しいタイミングってありますよね。
──なるほど。その中でも“ハプニング”は、いつ起こるか分からないですよね?
そうなんです。だから、マメである必要がある。ラインの返信が来なくても、毎日欠かさず送れば突然返信が来るかもしれない。僕も昔、何十通とラインを送って無視されていたのに、ある日突然一瞬で返信が来た!なんてこともありました。こういう瞬間はアプローチの成功率が極めて高い。マメさは偶然を必然にできる、と身をもって感じました。
「面白いライン」を送るために、日常的に面白いものをインプットし続ける
──とは言いつつ、ある程度「面白いライン」でないとなかなか返信されないですよね。返信されやすいラインのコツを教えてください!
ラインって、難しいですよね(笑)僕はひらすら「面白いライン」を意識しています。そのため、文章の面白い人の言葉を観察したり、『twitter』とか『2ちゃんねる』で秀逸な言い回しを探したり、日頃のインプットは欠かせません。面白い画像も大量に保存してありますよ(笑)シーンに合わせて上手く返信に利用しています。
──日々の努力が垣間見えます…!
どんなにイケメンのホストでも、顔はいずれ飽きられてしまいます。逆に顔がタイプじゃなくても、「この人の連絡は面白い」って思ってもらえたら、他の人と差を付けられますよね。ラインは片手間でも返せるんだから、そこは面倒がらずに極力送る。努力している、という感覚はあまりないですよ(笑)
僕がホスト業界を選んだ理由
──最後に「ホスト」に対するアツい想い、聞かせてください。
僕は将来、飲食業や個人事業をやるのが夢なんです。いつか地元の仲間とみんなで成功して、楽しいことを共有しながら生きたいなって。最初は大学に進学するために上京したんですけど、大卒の肩書のためだけに若い4年間を捧げるのはもったいない!夢のために今できることがしたい!そう思い立ってホストになりました。だから、今は「ホスト業」を全力で頑張っていこうと思っています。
撮影/亀井聖武
【企画協力モデル】プロフィール
速水カレン(Hayami Karen)、福岡県出身。東京の名門私立大学在学中にホストとしてデビュー。某店の年間No.1を獲得した後、歌舞伎町の『AIR』に移籍。そして入店一ヶ月でナンバーにランクイン。端正なルックスに加え、高度な笑いのセンスを持つギャップが魅力的。頭脳明晰、イケメン、高身長の売れっ子ホスト。
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