現役ホストが語る、女性にモテるために意識しているコト

Smartlog編集部 2017.05.09
「ホスト×Smartlog」第四弾。女性に「この男性、他の男とは何かが違う」と思われるコツから、女性に追われる男になる気配り術など、人気ホストが実践している恋愛テクを聞いてみました。
ホスト連載

ホスト、それはいつの時代も女性を虜にする存在。新宿・歌舞伎町で輝くホストたちは、どんな生き方をしているのか。


ホストは、なぜ女性にモテるのか?

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歌舞伎町『superstar』に在籍している、現役ホストの海音優さん。サラリーマンや俳優など様々な職業を経た後、28歳でホストになった遅咲きの彼に、「ホストがモテる理由」を聞いてみました。


印象は作れる。堂々とした男に見えるちょっとしたワザ

──海音さんは落ち着いていて堂々として見えますね。初対面の相手と会話する時に緊張したりしないんですか?

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実は今、すごく緊張しています(笑)ただ、人と話す時には“湛然不動”(注:静かで落ち着いていて揺るがないこと)を心がけています。緊張すると、目が泳いだり体が動いてしまったりしますよね。だから、意識的に目線や上半身を動かさないようにするんです。


──意識的に堂々と見せているんですね。

自分が話す時に相手が慌ててガチャガチャしていたら、話す気も失せてしまいませんか?

僕は、相手が話しやすいように“落ち着いた人”という印象を与えたい。どう見られたいかを常に頭に入れておいて、それに合わせて行動することは心がけています。


女子が惚れるのは、恥ずかしいことをサラッとデキる男

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──次に、女の子を喜ばせるために意識していることがあれば教えてください

僕は“TPOをわきまえた上でひと目を気にしない”というのをモットーにしています。


──具体的にはどういうことですか?

男性が普段恥ずかしくてできないようなことを、サラッとやるってことですね。分かりやすい“女の子扱い”を心がけています。例えば、頭ぽんぽん、デート中に男が車道側を歩く、雨が降っていたら「足元気をつけて」って、お店に入ったら「寒くない、平気?」って聞く、みたいなことを常にやります(笑)


──そういうのって、いざやろうとすると少し照れませんか?

正直僕もめちゃめちゃ照れますよ(笑)頭ではわかっていても恥ずかしいな〜と思ったりもします。でも、意識して行動する勇気が、他の人との差になっていくと思います。


恋愛市場を制する“女に追われる男”になるには?

──世の中には“女性を追いかける男”と“女性に追われるモテる男”が存在しますよね。両者の決定的な違いってなんだと思いますか?

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んー、難しいですね(笑)ただ、男性って独占欲が強い人は、好きな女性ができると連絡しすぎたりしますよね。つまり女性を追いかけてしまう。僕はホストなので、追うのではなく、追われることをとにかく意識して行動しています。手が届きそうで届かない存在を目指していますね。


──具体的にはどのような行動をされていますか?

例えば電話をかけるなら、女性が仕事の終わった時間帯にたった5分だけかける。内容も「今日もお疲れ様。いい夢見てね」くらいの軽い話です。それを5日間続けたら、突然パッと連絡を断ちます。そうすると女の子も気になってきて、だんだん向こうから連絡が来たりする。


──なるほど。計画性を持って、まずは相手の気になる存在になることが大事なんですね。

ただ闇雲に追うのではなく、きちんと考えて準備して動く。その方が恋愛は成功すると思います。意味を持って追えば、いつの間にか追われる立場になっているといった状況も作れると思います。


──他にホストとして売れるために努力したことはありますか?

ホストになってから、僕は自分のこだわりも捨てました。女子ウケがいいことを積極的に取り入れるようになったんです。それこそ昔はヒゲを生やしていましたが、今は脱毛しています。指はささくれていたけど、爪も磨いて指先をキレイにしました。髪も長かったけど、切った方が似合うと言われたから切りました(笑)

こだわりの強い男性は多いけど、「モテたい!」とか目的があるなら、自分を捨ててみるのも一つの手段だなと思ってます。


ホストがモテるのは、女の子の「不」と真摯に向き合っているから。

──“ホスト”として特別何か大事にしていることはありますか?

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女の子の「不」の要素を取り払ってあげるのがホストの仕事、僕は先輩にそう教わりました。例えば「不安定」「不機嫌」は、不を取り払えば「安定」「機嫌」になりますよね。そうやって女の子が抱えているマイナスの要素を取り除いて元気にしてあげる、そこに重きを置いています。


──どうやって、女の子の「不」の部分に気が付いてあげるんですか?

まずは話を聞いてあげること。そして一つ、深い質問をすること。何かに悩んでいる様子なら「なにが不安なの?」「なんで不安なの?」と聞く。それだけで会話は成り立つし、女の子の「不」がなにか気づけます。

僕たちはマイナスをプラスに変えるのが仕事だから、必ずポジティブで前向きでいるようにしています。女の子に「この人と出会ってよかったな」と思われる接客を心がけていますね。


僕がホスト業界を選んだ理由。

──最後に「ホスト」に対するアツい想い、聞かせてください。

歌舞伎町ホスト

僕は28歳でホストをスタートしました。20代後半になり、人生でやり残していることを考えた時、昔“ホスト”という職業に興味を持っていたことを思い出しました。当時はまだ、ホストに対してチャラくて適当なイメージを持っていましたが、今のお店との出会いがホストクラブへのイメージを変えてくれました。ホストクラブは大変なこともあるけど、普通に生きていたら経験できない非日常な世界を知れた場所。尊敬できる先輩がいて、人生にとって意味のある学びがたくさんある毎日です。だから僕は今がすごく楽しい。この挑戦をして心から良かったなと思います。



撮影/亀井聖武


【企画協力モデル】プロフィール

海音優ホスト

海音優(Amane Yuu)、神奈川県出身。歌舞伎町人気店の現在ホストとして活躍中。俳優業やサラリーマンなど多種多様な職業を経験した後、28歳で元々憧れていたホストの世界に入店。甘いルックスと品のある接客で、常にナンバー上位にランクインしている売れっ子ホスト。

撮影協力/歌舞伎町ホストクラブ『superstar』


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