ワンオペ育児ってどこから?つらい育児と家事負担を乗り越える解決策6つ
ワンオペ育児の意味とは?
ワンオペ育児とは、両親のどちらか一方だけ、またはひとり親が育児や家事を全て一人で行っていることを表す言葉です。
男性・女性問わず使われる言葉ですが、特に母親がワンオペ育児で問題を抱えることが多いといわれています。
ちなみに、ワンオペ育児は“ワンオペレーション育児”という言葉の略称で、語源となるワンオペレーションは元々飲食店などで営業を従業員一人でまかなうことを意味しています。
2017年にユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされていて、まだ新しい言葉ではありますが最近はメディアやSNSでも頻繁に使われており、共働き・専業主婦に関わらず女性のワンオペ育児は社会問題になっています。
男性と女性で育児・家事の負担時間はどのくらい違うの?
総務省統計局が発表した、6歳未満の子供を持つ世帯の夫と妻の1日当たりの家事関連時間を見ると、夫は1時間54分、妻は7時間28分となっています。
共働き家庭の増加や“育児と家事に男性も参加すべき”という考えが増えていることで年々男性の家事関連時間も増加傾向にありますが、それでも女性は男性の約4倍もの時間を家事や育児に費やしているという結果に…。
昔に比べて夫婦の差は縮まりつつありますが、まだまだ母親の負担が大きいのが現状です。
ワンオペ育児ってどこから?世の中の意見を聞いてみました!
ワンオペ育児の意味は分かっても、どこからがワンオペ育児と呼ばれるのか曖昧に感じている人も多いでしょう。
結論から言うと、ワンオペ育児の明確な定義や基準はありません。
ただ、この後紹介する項目に該当する方は、一般的にワンオペ育児をしている可能性が高いといえます。
自分の状況や環境に当てはまっていないか、確認してみましょう。
パートナーが育児や家事に参加してくれない
旦那が一緒に子育てしてくれないから一人親じゃないはずなのに毎日孤独でしんどい。。
いまは育休中だし育児は自分の仕事って思って我慢してるけど、育休明けて仕事復帰したらどうなるんだろう…。
正直最悪の未来しか見えない(TT)
共働き家庭が増えて家事と育児を協力している夫婦も増えてきているとはいえ、
「育児は母親の仕事」
「育休中なんだから家事も育児も妻がすべき」
という考えを持っている男性は一定数います。
また、妻が専業主婦の場合は特に「やって当たり前」という風潮が強く残っていて、夫自身が育児や家事に参加できる環境だとしても協力してくれない場合も…。
パートナーがいるのに一人で育児を行わなければいけない環境は、間違いなくワンオペ育児といえるでしょう。
パートナーの休日出勤や残業が多く、家にいない時間が長い
夫が外で仕事を頑張ってくれてるのは分かってるけど、あまりにも私の子育て比重が大きくて挫けそう…
時間があるときは旦那も子育てに参加してくれるけど、そもそも仕事が忙しすぎて子供の面倒を見てもらえない。。
育児に参加したいと夫本人が思っていても、仕事が忙しすぎて子供の寝かしつけが終わった後に帰宅するような環境は必然的に母親がワンオペ育児になってしまいます。
また、急な休日出勤やそもそも休みが少ない仕事をしているパートナーの場合、四六時中一人で子供の面倒を見ないといけない状況になるため、休みなくワンオペで育児をしなくてはいけません。
パートナーが単身赴任中で周りも頼れない
単身赴任だから仕方ないって分かってても、実家も遠いし周りも頼れないし、シングルじゃないのにワンオペ状態がもう2年も続いてます。
子供の病院のことを考えて単身赴任してもらったけど、ワンオペ育児が思った以上に辛い!!!
一緒についていけばよかったって毎日後悔してる。
子育ては両親が揃っているなら二人で行うものですが、パートナーが単身赴任で家を空けている場合はワンオペ育児に該当する可能性が高いです。
特に海外へ単身赴任をしているパートナーの場合は、数ヶ月に1回など帰ってくる頻度が少ないため、毎日子育てを一人で行う必要があります。
パートナーが単身赴任中でも、家族や親族など周りを頼れる場合は負担が軽くなりますが、遠方で周りを頼れない場合はワンオペ育児をしていると言えるでしょう。
ひとり親で実家や親族の協力を得られない
実家と折り合いが悪くて頼れないのも、離婚を選択したのも全部自分の責任だけど、ワンオペ育児って想像以上に大変!誰でも良いから助けてほしい。。
シングルでも頑張って育てる!って意気込んでたけど、魔の2歳児突入で心が挫けそうです(泣)
両親揃って育児してる人を見ると「こっちはワンオペ育児なのに…」ってモヤモヤ。
離婚や死別など、様々な理由によって一人親の場合、パートナーに子育ての協力を求められないため、ワンオペ育児に当てはまると言えるでしょう。
特に、一人親だと生活費や養育費を稼ぐために仕事をしながら育児をする人が多いため、仕事・子育て・家事の全てを一人でこなすことになります。
そんなとき、実家や親族など近しい人から協力を得られたら負担が減りますが、そうではない場合は全てを自分一人でまかなうため、体力的にも精神的にも疲れてしまう人が多いようです。
子供を安心してパートナーに預けられない
ママ友に「旦那に子供任せられない」って軽い気持ちで話したら、「もうそれワンオペ育児じゃん」って言われてハッとしました…
旦那が常に指示待ちで何でも聞いてくるから安心して出かけられない。私だって子供育てるの初めてなんですけど…?
実は、両親が揃っていて、夫も普段から育児に協力してくれていても、ワンオペ育児に該当する可能性があります。
例えば、パートナーに子供を預けて美容院に行ったり買い物に出かけようと思っても、子供を預けるのが不安で安心して任せられないと感じる場合はワンオペ育児に該当する可能性があります。
普段からお願いしたことはやってくれるけど、自分から率先して育児には参加してくれない旦那に対してこう感じている人が多いようです。
ワンオペ育児の辛いところ5選
実際にワンオペ育児をしている人に聞くと、体力的な負担だけでなく精神的にも追い詰められて「辛い」と感じている人が多いようです。
ワンオペ育児におけるリスクもあるので、ワンオペ育児のどんなことに対して辛いと感じるのか、具体的に5つ見ていきましょう。
自分の時間がない
ワンオペ育児は、自分が目を離したらどうなるか分からない繊細な相手と365日24時間二人きりになるため、自分の時間は一切取れません。
今まではゆっくり入れていたトイレも、一口一口味わって食べていた食事も、ワンオペ育児中は全て子供が優先なので自分のことは後回し。
他にも、今までは気軽に行けていた美容院に何ヶ月も行けなくなったり、具合が悪くても休めなかったり、髪の毛を乾かすのだって一苦労な状態になります。
子供のために働く兵隊になったような感覚になり、気づいたら自分の外見も内面もボロボロになっていた…なんて人も。
物事を予定通り進められない
「子供が昼寝している間に食器を洗って洗濯物を畳んで料理を作って…」と、自分の中で1日のスケジュールを練っていても、子供が思い通りになることはほとんどありません。
特に「夫が帰ってくる前に全部家のことを終わせよう!」と思っていても上手くいかず、帰ってきた夫に「今日一日何してたの?」なんて、ため息混じりに言われた日には怒りと不甲斐なさで何もかもが嫌になってしまうでしょう。
子供の予測不能な行動で自分の理想とするスケジュールが狂い、物事を予定通り進められない自分を責めて辛くなってしまう女性は多いです。
疲れが溜まりやすく、常に睡眠不足が続く
日中の家事や育児だけでも相当疲労が溜まりますが、夜の夜泣き対応や夜間授乳などもワンオペ育児の場合は一人でやらないといけません。
その結果、連続で眠れる時間が取れなくて睡眠不足が続き、疲労感が常にある状態になります。
また、自分の体調が悪くなったとしても、赤ちゃんのオムツ替えや寝かしつけ、離乳食づくりなどやることが山のようにあるので、横になって休むこともできなくて心身ともに疲れ果ててしまいます。
孤独を感じやすく、気分が落ち込む
ワンオペ育児は体力的な負担だけかと思いきや、精神的にも追い詰められて育児ストレスを感じている人がかなりいます。
特に、周りに子育ての悩みや不安を相談できる環境じゃない場合は孤独を感じやすく、産後うつや育児ノイローゼになってしまう可能性も…。
また、仕事と子育てを両立している人はどっちも中途半端になっていると感じて、“出来ない自分”を責めてしまったり、専業主婦の人は育児の不安だけでなく世間からの孤立感も抱え込みやすいです。
専業主婦でも共働き夫婦でも、ワンオペ育児をしている人はそれぞれに違った不安や負担を抱えることになります。
周りと比べたり、比べられたりして心に余裕がなくなる
ワンオペ育児をしていると周りと話す機会が極端に少なくなり、テレビやSNSの情報に惑わされることが増えます。
その結果、今までは何も心配していなかったのに急に子供の発育に不安を感じたり、同年代の子と比べて思い悩むことが多くなります。
また、保育園や幼稚園に通い出すと余計に周りの子と比べることが増えて、ただでさえワンオペ育児で心身ともに余裕がないのにさらに心配事が増えてしまうのです。
ワンオペ育児を乗り越える6つの方法
一人で家事も育児もこなすワンオペ育児を「辛いのは今だけ…!」と自分を鼓舞して頑張っている人も多いと思いますが、正直楽になるのは何年も後のこと。
もし今あなたがワンオペ育児で負担を感じていたり、悩みや不安を抱えて辛いと思っているなら、一人で頑張らず今すぐに環境を変えてみましょう。
ここからは、ワンオペ育児を乗り越える方法を紹介していきます。
子どもが一人で集中できる「こどもちゃれんじ」の力を借りる
「トイレに行く時も料理中も子供が追いかけてくる」
「イヤイヤ期で言うことを聞いてくれない」
「動き始めたから1分でも目が離せない」
という時でも、安心して家事や自分のことをやりたいママには、圧倒的に“こどもちゃれんじ”がおすすめです。
0歳〜年長さんまでの月齢・年齢に合わせた知育玩具や絵本の教材が毎月届くから、子供が飽きることがなく、熱中して遊び続けてくれます。
こどもちゃれんじをしている間は子供がママから離れてくれるので、一人で夢中になって遊んでくれている間に家事や自分のことをする時間が作れますよ。
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ちなみに、こどもちゃれんじは、入会にかかるお金も退会にかかるお金も0円で、途中退会もできる上に残額も返金してくれるから安心。
1ヶ月あたり約2,500円と値段も良心的だから、今すぐにワンオペ育児の負担を少しでも減らしたいと思っているお母さんは我慢しないで頼ってみて。
こどもちゃれんじの詳細はこちらパートナーと家事や育児分担について話し合う
パートナーがいる場合は、一人で悩むのではなく、パートナーと一緒に解決方法を話し合ってみましょう。
普段仕事で家を空けることが多い夫は、あなたがワンオペ育児を辛いと思っていることや悩んでいることにすら気づいていない可能性もあります。
また、普段からあなたが頑張って家事と育児を両立させていることで、育児がそこまで大変だと思っていない男性も多いです。
正直に今の現状がしんどいことを伝えて、あなたがいつもしている家事や育児をリストアップして見てもらいましょう。
その上でパートナーと一緒にお互いができる役割分担を考えてみるのがおすすめです。
両親や親族へ協力をお願いする
自分の両親との折り合いが悪かったり、義両親への遠慮から今まで協力をお願いしていなかった人も多いと思いますが、自分の心身の健康のために今一度両親や親族に頼れそうな人がいないか考えてみましょう。
遠方に住んでいたり高齢だと子育ての協力依頼がしにくいかもしれませんが、相手は“あなたのためになりたい”と思っているかもしれません。
最初から「きっと無理だろう」と諦めないで、お願いできることがないか相談してみることが大切です。
一時保育やベビーシッターに依頼する
一時保育とは、保育園に入っていなくても気軽に子供を預けられるサービスのこと。
週何回までという日数の上限はありますが、施設によって1〜2時間単位から1日単位まで自分で預ける時間を選べるので、預けている間に家事をしたり睡眠を取ったり、自分の時間が持てるようになります。
また、ベビーシッターサービスも同様で、数時間でも育児から離れることで育児ストレスを軽減できます。
どちらも利用するにはお金がかかりますが、確実に自分の時間がとれるようになるので限界が近づく前に依頼するようにしましょう。
家事代行サービスや便利家電を購入して家事負担を減らす
育児の時間を減らすことはなかなか難しいですが、家事の時間が少なくなれば必然的にワンオペ育児の負担も少なくなります。
家事代行サービスはどの地域にもあり、料理や洗濯、掃除や買い物などをプロの方にお願いすることが出来ます。
また、最近は家事を時短できる便利家電がたくさん販売されているから、今使っている家電を買い替えて一新するだけでワンオペ育児が一気に楽になりますよ。
特におすすめしたいのは、
- 乾燥機能付きの洗濯機
- ロボット掃除機
- 食器洗い乾燥機(食洗機)
の3つ。
便利な分やや高額なものも多いですが、ワンオペ育児の負担を減らして自分の健康を守るために検討してみましょう。
「完璧じゃなくていい」と自分に言い聞かせる
正直なところ、周りや行政のサービス、便利な家電に頼っても、自分の考えやスタンスが変わらない限りはワンオペ育児が辛いままになってしまいます。
ワンオペ育児はただでさえ体力的にも精神的にも負担が大きいので、「母親(妻)たるものこうあるべき!」という考えが自分で自分の首を絞めているということに気付きましょう。
余裕がないときは夜ご飯をコンビニやスーパーのお弁当にしたり、掃除や洗濯は明日以降に後回しにするなど、手抜きをしてバランスを取ることが大切。
自分の思い通りにいかなくても、完璧にできなくても、「こういう時もあるよね」と自分を甘やかして許してあげましょう。
ワンオペ育児は辛い。我慢せずに頼って乗り越えよう!
ワンオペ育児は明確な定義がない分、周りに辛さや負担を理解してもらえずに一人で抱え込んでしまう人が多いです。
ただ、無理してワンオペ育児を続けてしまうと疲労感や孤独感と常に戦うことになり、いつか自分が壊れてしまいかねません。
そうなる前にワンオペ育児を乗り越える方法を試して、少しでもワンオペ育児の負担を減らしてくださいね。
紹介したものの中でも、特にベネッセのこどもちゃれんじは今すぐ始められるサービスなので、一人で何でもやろうとせずに頼って乗り越えるようにしましょう。
毎日ワンオペ育児を頑張るママの強い味方になってくれますよ。
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