インクラインダンベルプレスの効果的なやり方|大胸筋を鍛える正しい角度や重さも解説!

織田琢也 2022.09.23
インクラインダンベルプレスの効果的なやり方を知りたい方へ。本記事では、インクラインダンベルプレスで鍛えれる筋肉から、インクラインダンベルプレスの正しいやり方まで大公開!効果を高める角度や重さも解説していますので、気になった方はぜひ活用してみてください!

インクラインダンベルプレスで鍛えられる筋肉は?

筋トレをしている方の多くが望む厚くてかっこいい大胸筋。胸の筋肉は3つに分かれているため、様々な角度から鍛えることで厚い胸板を手に入れることができます。

インクラインダンベルプレスでは、主に以下の部位を鍛えることが可能です。

  • 大胸筋上部:大胸筋は上部・中部・下部に分けられ、インクラインダンベルプレスで鍛えられるのは上部。この部位を発達させれば、凄みのある厚い胸板に見えることでしょう。
  • 三角筋前部:ボリュームのある丸い肩を望むなら三角筋中部を鍛えるべきですが、前部が発達すると正面からの見た目が良くなるというメリットがあります。
  • 上腕三頭筋:見た目から上腕二頭筋ばかり鍛えがちですが、上腕三頭筋はプレス系の種目には欠かせない筋肉。実は腕の太さを増すにはこちら側を鍛えるのが早道でもあるのです。

インクラインダンベルプレスをトレーニングで用いれば、フラットベンチでは鍛えにくい部位に刺激を与えることができますよ。


インクラインダンベルプレスの効果的なやり方|大胸筋を鍛える正しい角度や重さは?

インクラインダンベルプレスの効果的なやり方

ジムや自宅でインクラインダンベルプレスを行っても、うまく大胸筋を発達させられないという方は意外に多いのではないでしょうか。

それはインクラインでターゲット部位に刺激を与えるためには少しコツがいるからなのです。

そこでここからは、インクラインダンベルプレスの効果的なやり方について、ベンチの角度や設定重量も交えて解説します。しっかりと効かせて分厚い大胸筋を手に入れてください。


インクラインダンベルプレスの正しいフォーム

インクラインダンベルプレスで胸の上部を鍛えるためには、ベンチの角度とフォームが非常に重要となります。

以下は、正しいフォームによるインクラインダンベルプレスのやり方です。

  1. ベンチの背もたれの角度は30~45度ぐらい。あまり角度がきつすぎると肩に、許すぎると大胸筋中部に負荷が逃げてしまうので注意。
  2. ベンチに座り、膝に近い太ももの上にダンベルを乗せる。
  3. 背もたれに倒れながら膝を上げる反動を利用して、ダンベルをスタートポジションまで持っていき、支持。
  4. 肩甲骨を寄せてブリッジを組み、しっかりと足を踏ん張る。
  5. 肩が上がったり首がすくんだりしないように胸を張ったまま、前腕が床と垂直になるようにダンベルを下ろす。
  6. ダンベルが胸の位置まで来たら、少し弧を描くように一気に押し上げる。この時、体と上腕の角度が直角では肩を痛めやすくなるので、少し脇を閉めた60~80度ぐらいベスト。
  7. セット終了後、膝でダンベルを迎えに行きながら上体を着座姿勢まで起こす。
  8. ゆっくりとダンベルを床に下ろす。この時、ダンベルを投げるのは厳禁。ジムでは周囲の人に危険で、自宅の場合でもダンベルや床が損傷する可能性あり。

インクラインダンベルプレスの効果を高めるメニュー|重量や回数を解説!

インクラインダンベルプレスの重量や回数

インクラインダンベルプレスを行う際に悩むのがダンベルの重さ。軽すぎると筋トレの効果は低くなってしまい、重すぎればケガのリスクが高くなります。そのため、自分が現在持つ力や経験に見合った重量設定が大切です。

一般的に、ダンベル2つを合わせた重さをバーベルベンチプレスで扱う重量の7割ぐらいにすると良いと言われています。

例えば、バーベルベンチプレスを60kg×10回できる方は、片方20kgぐらいのダンベルで行うといった感じ。1セットで上げ下げする回数は筋力と筋量を同時に伸ばしやすいとされる8~12回が良いでしょう。それを週2~3回、3セットずつ行ってください。

自分で設定した回数が例えば10回の場合、3セットとも10回上がれば次回からは少し重量を増やします。そうしていくことで、いずれは30kg、40kgと扱えるダンベルの重さも上がっていくはずですよ。


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