美味しい赤酢のおすすめ6選|酢飯や隠し味に使える人気の調味料を徹底比較
そもそも「赤酢」とは|どういった用途に使われるの?
赤酢は酒粕を熟成・発酵させて作るお酢で、酸味・コク・香り・旨味のバリエーションが豊富に揃っています。
また、アミノ酸含有量が豊富で、健康を意識する方の間でも人気の酢です。
赤酢はかつての江戸時代、お寿司に使う酢として大人気になりました。現在では米酢が一般的ですが、一部の有名高級寿司店が赤酢を使用しているようで注目を集めています。
赤酢の選び方|購入する前に確認すべき点とは?
赤酢は「酸っぱい」「まずい」といった評判を見かけますが、酸味や旨味は商品ごとで違ってきます。そのため、料理や用途に応じたものを選べば不快に感じることもないはず。
そこでここからは、赤酢の選び方とそのコツを3つ紹介していきます。
赤酢の選び方1. 料理に合わせた酸味や色味を選ぶ
赤酢について色々と分かってきても、実際に選ぶとなると失敗が恐いですよね。赤酢は作りたい料理に合わせて選ぶのが基本ですが、ここでは具体的な選び方を紹介していきます。
色味や酸味についても説明するので参考にしてください。
赤酢に馴染みのない人や酢飯を作りたい人は「色の薄いもの」がおすすめ
赤酢の色は文字に反して真っ赤ではありません。茶褐色から赤みがかかった金色が特徴で、色の濃淡も様々です。
ただし普通のお酢よりは色が濃いものもあるため、食材によっては色が染み込んでしまうことも。
色移りが気になる方や白い食材を使用する場合は、色の薄い赤酢を選んで違和感が出ないようにするのもおすすめです。
素材の臭みを消したり酢の物として使うなら「酸味の強いもの」がおすすめ
赤酢は米酢や穀物酢と比較すると香りが豊かな酢です。酸味は控えめで鼻にツンとくるような刺激は少なく、口当たりがまろやかなのも魅力の一つといえるでしょう。
しかし、もちろん酸味が強い赤酢も揃っています。魚の臭いを消したり、料理の味付けを酸っぱくしたりするなら、酸味が強いタイプの赤酢を選ぶのがおすすめです。
調味料として少量使いをするなら「酸味の弱いもの」がおすすめ
色が薄めの赤酢は酸味が弱めで、さっぱりした味わいになります。酸味が弱いと味の調整がしやすいので料理で使いやすくなりますよ。
隠し味で使うなら味・酸味が控えめなものを選ぶのが良いでしょう。
例えば酢豚で使う場合、酸味が強い赤酢だと少量でも酸っぱさだけが目立ってしまいます。味のバランスを整えるなら、主張しすぎない弱い酸味のものがおすすめです。
赤酢の選び方2. 素材をより楽しむため「無添加」を選ぶ
各醸造メーカーは、それぞれ独自の酒粕からオリジナルの赤酢を作っています。
一般的に添加物を使った赤酢はとても少ないですが、購入するなら事前に瓶・缶などの裏側に記載された栄養成分表でチェックして確認するのがおすすめです。
添加物が入っていない原材料だけの赤酢はまろやかで、他の調味料を邪魔せず料理の味を引き立てる効果が期待できます。
より自然に近い味を楽しむためにも、無添加にこだわってみましょう。
赤酢の選び方3. まろやかさや濃厚さにこだわるなら「静置発酵法」で作られたものを選ぶ
お酢作りは醸造が大切なポイント。醸造方法には『静置発酵法』と『全面発酵法』の2つがありますが、高い質を求めるなら静置発酵法で作った赤酢がおすすめです。
静置発酵法とは、種酢・もろみ・水・酢酸菌をそのまま何もせずに放置し、酢酸菌の活動のみで発酵させる方法。時間を掛けてじっくり熟成させることで、旨味やコク、まろやかさが引き出されます。
静置発酵法は手間と時間が必要なので価格は高くなりますが、その分芳醇な香りや酸味が期待できますよ。
赤酢のおすすめ6選|酢飯や隠し味に便利な人気商品を大公開
赤酢は酸味の程度や色味などが様々で、用途に応じて使い分ける必要があります。そのため、購入するとなると具体的にどれを選べば良いのか迷いますよね。
そこで、ここでは市販品でおすすめできる赤酢を7つ紹介していきます。購入前の参考にしてください。
赤酢のおすすめ1. ミツカン 三ツ判山吹 900ml
- 深い色合いの飴色で、芳醇でまろやかな味わいと十分な旨味がある
- ミツカン独自の伝統製法で、熟成した酒粕だけをゆっくり時間を掛けて作り上げた一本
- 赤シャリのお寿司や酢の物など、様々なメニューに使える
料理の味見した時に旨味が足りず、砂糖などを多めに加えてしまうことはありませんか。控えめにしたくても、いろいろな調味料を使ってしまいがちですよね。
まろやかさが引き立ち豊かな味わいを作れる『三ツ判山吹』なら、砂糖などの調味料は控えめで済みますよ。
十分に熟成された酒粕ならではの旨味と芳しい風味は、江戸時代の寿司人気から始まったミツカンのこだわりそのもの。
余計な調味料を使わず料理にもう一味加えたいなら、『三ツ判山吹』は一番おすすめです。
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- 酸味:芳醇でまろやか
- 色味:山吹色
- 発酵方法:静置発酵法
- 無添加:-
赤酢のおすすめ2. 内堀醸造美濃三年酢
- 代々伝わる独自製法で、三年以上の熟成により作られた赤酢
- 熟成した酒粕のみが原料で、深い旨みとコクを味わえる
- 味わいまろやか。醤油などの調味料が不要なほど味わい深く、酢飯以外の料理にも使える
焼き魚・冷やし中華・冷や麦などは、あっさり目の味付けに物足りなさを感じたことはありませんか。でもたくさんの調味料を加えるにも抵抗があるはず。
内堀醸造が生み出した粕酢『美濃三年酢』は、明治9年の創業から続く伝統製法より酒粕ならではのコク・旨味が引き出された逸品です。
原料は酒粕のみで三年もの間貯蔵・熟成を経て作られています。自然のままで独特な色あいの赤酢です。
『美濃三年酢』は余計な調味料を使わず料理に濃さを加えたり、お寿司のシャリをまろやかで赤色に仕上げたりする時には一番おすすめになります。
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- 酸味:まろやか
- 色味:濃い飴色
- 発酵方法:静置発酵法
- 無添加:ー
赤酢のおすすめ3. 酒粕赤酢 朱音(あかね)300ml
- 酒粕を増量しているため、濃い味わいに仕上がっている
- 商品サイズは300mlの他、70mlや900mlもあるので用途に合わせた選択が可能
- 様々な料理や合わせ調味料にも使えて料理の幅が広がる
赤酢を使ってみたら、思ったより酒粕の風味がなく物足りなさを感じたことはありませんか。
『酒粕赤酢 朱音(あかね)』は、酒粕が多めでより濃く仕上がっているのが特徴。従来製品(酒粕赤酢 潤朱)を改良し酒粕とアルコールの構成比を変更しています。
表面発酵法で約70日間、木桶で優しく仕込んでいるため、香り高く味わいのある熟成酒粕赤酢に仕上がりました。
いつもと少し気分を変えて、酒粕をより楽しみたい時もあるはず。『酒粕赤酢 朱音(あかね)』なら独特な風味を味わえますよ。
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- 酸味:まろやか
- 色味:薄い
- 発酵方法:静置発酵法(表面発酵)
- 無添加:ー
赤酢のおすすめ4. ナピア 広島 備後東城 赤酢 500ml
- 百年来、変わらない材料と伝統製法により濃厚な旨味と芳醇な香りに仕上がっている
- 製造から出荷までは約3年。機械は使わず手間暇かけて作られる極上の赤酢
- 寿司職人や高級レストランのシェフからも絶賛の至極の逸品
「赤酢は好きだけど、酸味が強いタイプは苦手。」料理に一味加えて美味しくできる赤酢ですが、種類も多いので自分の好みを探すのは一苦労ですよね。
『広島備後東城の赤酢』は、強い酸味がなく上品な味に仕上がっているのが特徴。
酢酸菌『茂四郎菌』・日本五大名峡『帝釈カルスト台地の天然香水』・山田錦『超郡』の酒粕を使用し、長期間熟成して作られるためコクやまろやかな味わいに仕上がります。
酸味の主張も抑えられ、酸っぱすぎない酢の物・野菜ピクルス・ドレッシングを使いたい時にもおすすめ。隠し味にも最適な万能な調味料ですよ。
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- 酸味:まろやか
- 色味:薄い
- 発酵方法:静置発酵法
- 無添加:ー
赤酢のおすすめ5. 但馬醸造所 但馬の赤酢
- 使用材料は長期熟成の国産純米粕のみで、深い味わいを楽しめる
- 静置発酵法にて管理され、徹底した温度管理の下でじっくり発酵
- 海外でも高く評価されていて、和食のみならず洋食でも使える
赤酢をサラダのドレッシングに使ってみたら、思ったより酸味が足りなかった経験はありませんか。少し酸っぱめのあっさりした味わいが好きな方も多いのではないでしょうか。
『但馬の赤酢』は国産純米粕のみを使用した、味わい深くまろやかな酸味と旨味があるお酢です。
長期間熟成で江戸時代から続くその味はCINVE 2020国際コンテストで金賞を受賞するほどの実力で、日本以外でも知られる商品になっています。
程良い酸味を加えたい時はもちろん、料理に旨味を加えたい時にもおすすめな逸品です。
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- 酸味:まろやかで深い味わい
- 色味:薄い
- 発酵方法:静置発酵法
- 無添加:ー
赤酢のおすすめ6. 帝釈の酢 後藤の赤酢 500ml
- 品評会では数々の表彰を受けるほど評価が高く、高級老舗寿司店でも愛用されている
- 貴重な材料を使って手間暇をかけて丁寧に作られているため、出荷まで2年を要する限定品
- 銀座の老舗高級店でも使われる評価の高い一品
赤酢で料理の味わいをアップさせるなら、香りの芳醇さにもこだわりたいですよね。でも香り重視の赤酢は一体どれなのか迷ってませんか。
『後藤の赤酢』はカルスト台地から湧き出る硬水が使われた酒粕と伝統的な静置発酵で、芳醇な味わいに仕上がった逸品です。
出荷まで2年の時間を要する数量限定品で、幻といわれるほどに生産数が少ない貴重なお酢になっています。
東京・銀座の高級老舗寿司店でも愛用されるほどの芳醇さは、香り高さ・コク・旨味など全てを満たしたい方におすすめです。
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- 酸味:まろやか・芳醇
- 色味:薄い
- 発酵方法:静置発酵法
- 無添加:ー
赤酢を購入する際の注意点とは?
酢には赤酢だけでなく、梅酢やトマト酢など様々なものがあります。
例えば、梅を塩漬けして梅干を作る際に取れる水分が梅酢、梅と塩だけで取れるのが白梅酢、梅・塩・赤しそを漬け込んだ際に取れるのが赤梅酢です。
封入されている瓶や色が似ていて間違えやすいため、購入時には商品名や栄養成分をしっかり確認するのがおすすめです。
美味しい赤酢を購入して料理のレシピを増やしてみて。
赤酢は江戸時代から伝わる伝統的なお酢で、作り方によって様々な酸味・コク・香り・旨味などを楽しめます。かつてはお寿司のシャリに使われることが多かったですが、今ではアレンジメニューも豊富になりました。
ただし赤酢の種類は豊富なため、適当に買ってしまうと失敗することも。購入前に求める味や用途をしっかり決めて購入し、赤酢を美味しく楽しんでくださいね。
【参考記事】はこちら▽
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