肩を回すと音が鳴る原因。治し方やおすすめの改善ストレッチ法を紹介!
肩を回すと音が鳴る原因|ゴリゴリ鳴る音の正体は?
肩を回した時にゴリゴリと音が鳴る経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。たとえ痛みがないとしても、「肩に異常があるのでは?」と不安もなったりしますよね。
肩を回すと音が鳴るのは、肩まわりや肩甲骨の筋肉が固くなっていることが主な原因。固くなった筋肉が縮まったり伸ばされたままの状態で肩を回すと、筋肉や腱が挟まれて詰まり、ゴリゴリと音が鳴るのです。
肩まわりが固くなるのは、姿勢が悪いなどして動かさない筋肉があったり逆に動かしすぎの筋肉があったりすることで、全体のバランスが崩れてしまうことが大きな原因。痛みがないとしても後々肩を上げる動作がしづらくなるなど慢性症状が起こりやすい状態になっているので、ストレッチをしてほぐしていくことが重要になります。
肩を回すと音が鳴る時にどこの筋肉をストレッチするといいの?
肩のゴリゴリとした音をなんとかしたいと思ったら、どこの筋肉をストレッチすればいいのでしょうか。改善のためにいくつかほぐすと良い筋肉があるので、肩を回すと音が鳴るのが気になるという人はぜひこちらの筋肉を柔軟してほぐしてみてくださいね。
これらの筋肉は肩甲骨に繋がっている筋肉ですが、肩を動かすときは肩だけが独立して動くのではなく、まず肩甲骨が動いてから肩が動きます。よって肩甲骨にくっついている筋肉が固くなると、肩甲骨の動きも固くなってしまうことに。
肩甲骨の動きが硬いままで肩を動かそうとするとゴリゴリと音が鳴ってしまうので、肩甲骨がスムーズに動くようにストレッチしていくことがとても大切です。
肩を回すと音が鳴る時の直し方|おすすめのストレッチメニューをご紹介!
肩を回した時の音の正体がわかったところで、どうやって治していったらいいのかが気になりますよね。
ここから、肩を回すと音が鳴る時の直し方について解説していきます。
各筋肉ごとに解消法を解説していきますので、ぜひ参考にして取り入れてみてくださいね。
肩を回すと音が鳴る時のストレッチ1. 肩甲骨をほぐすストレッチ
肩を回した時のゴリゴリ音を治そうと思ったら、まずは肩甲骨をしっかりエクササイズしていくことが大切。
このストレッチであればどこでも簡単にできるので、継続して行い肩まわりをほぐしていきましょう。
ストレッチの正しいやり方
- 両手を後ろで組み、しっかりと肘を伸ばす
- 背筋を伸ばしたまま、ゆっくりと上に上げていく
- 呼吸を安定させて5秒間キープする
肩甲骨が柔らかくなれば、肩を回す際に引っかかる感覚がなくなってゴリゴリ音もだんだんしなくなるはず。
姿勢の改善にもつながるので、積極的にやっていくことをおすすめしますよ。
肩を回すと音が鳴る時のストレッチ2. 腕や背中の筋肉を伸ばすストレッチ
肩まわりを柔らかくするためには、肩甲骨にくっついた腕や背中の筋肉もストレッチしていくとよりGOOD。
腕の上腕三頭筋や背中の大円筋がほぐれることで、肩まわりの関節もスムーズに動かせるようになりますよ。
ストレッチの正しいやり方
- 座った状態で両手を真っ直ぐ上に上げる
- 左手で右手の二の腕を掴み、右手で左肘を掴む
- 左手が右の肩甲骨に触れるまで、左腕を右にゆっくり引っ張る
- 肩甲骨に触った状態で5秒間キープする
痛いところまで腕を引っ張る必要はないので、この体操でゆっくりじわっと肩まわりの筋肉を伸ばしていきましょう。肩甲骨の動きが滑らかになることでゴリゴリ音を改善できますよ。
肩を回すと音が鳴る時のストレッチ3. 小胸筋をほぐすストレッチ
肩甲骨を動かす際には、大胸筋の内側に位置する小胸筋も使われます。
肩甲骨の動きも悪いのは小胸筋が固いことも理由の1つなので、下記のストレッチでしっかりほぐしていきましょう。
ストレッチの正しいやり方
- 座った姿勢で、左手で右肩の骨を触る
- 左手を内側に滑らせていく
- その状態で右手を正面に伸ばす
- 左手で胸付近を押したまま、右手を引いて伸ばす動きを30秒繰り返す
このストレッチで小胸筋がスムーズに動くようになれば、肩まわりの関節もより動きやすくなります。ゴリゴリ音をなんとかしたい人はぜひ取り入れてみて。
肩を回すと音が鳴る時のストレッチ4. 肩甲下筋を柔らかくするストレッチ
肩甲下筋は肩関節の安定に関わる筋肉なので、肩を回してゴリゴリと音がする人は肩甲下筋が固まっている可能性があります。
こちらのストレッチでしっかりほぐしていきましょう。
ストレッチの正しいやり方
- 座った姿勢で、左手の親指を右の脇に差し込む
- 脇を掴んだ状態で右肩を後ろに回す
- 脇に効いている感覚を得ながら大きくゆっくり30秒間回す
肩を後ろ向きに回した時に、肩付近が引っかかる感覚がある方は肩甲下筋が固くなっています。
それが音が鳴る理由にもなっているので、しっかりと柔らかくしておくことをおすすめしますよ。
肩を回すと音が鳴る時のストレッチ5. 外旋の動きをスムーズにするストレッチ
肩の外旋の動きが固いと、肩を痛めやすかったり音が鳴る原因になります。このストレッチで外側にねじる動きをスムーズにできるようにしましょう。
ストレッチの正しいやり方
- 座った姿勢で両手を腰に当てる
- 親指はお腹側にセットして肘が体の後ろにくるように持ってくる
- 肩甲骨を寄せながら肩を開くイメージで30秒間行う
外旋の動きに固さがなくなると、肩の深層部にある棘下筋がほぐされて肩の安定性が高まるというメリットが。
肩を回した時に音が鳴らなくなるだけでなく、肩を上げる動きなどもなめらかになるので、外旋の動きも積極的にケアしていきましょう。
ストレッチで肩のゴリゴリ音を解消しよう!
肩を回すときにゴリゴリ音やミシミシ音が鳴る状態は、痛みの有無に関わらず気になりますよね。そういった場合は肩を回すときに引っかかる感覚や、肩を上げる際に真っ直ぐ上げづらかったり日常にも影響が出てしまったりするもの。対処法を知ってしっかり治していくのがベストです。
本記事では、肩を回すと音が鳴る理由やゴリゴリ音の直し方をご紹介しました。
肩の音の正体が気になっていた人はぜひ参考にしていただき、改善に役立ててくださいね。
【参考記事】ひどい肩こりを解消する効果的な方法を解説!▽
【参考記事】肩甲骨周りを柔らかくするストレッチメニューを紹介!▽
大切な人にシェアしよう。Enjoy Men’s Life!