ロングブレスダイエットの効果的なやり方|1日2分で痩せる脂肪燃焼運動とは?
ロングブレスダイエットとは?|話題の呼吸法を解説
口コミなどで「痩せる」と話題のロングブレスダイエットとは、呼吸法を応用したトレーニング。
深くてゆっくりとした呼吸を繰り返すことで、筋肉量を増やし、基礎代謝を上げる。そうして脂肪が燃焼しやすい体を作り上げるといったものです。
ロングブレスダイエットの効果|どんなメリットがあるの?
運動やストレッチなどとは異なる、呼吸によるダイエット方法のロングブレス。
ロングブレスは、なぜダイエットに効果的と言われているのでしょうか。
ここでは、ロングブレスのダイエット効果についてご紹介します。
ロングブレスダイエットの効果1. インナーマッスルを鍛えることができる
体の奥深くにある筋肉の総称「インナーマッスル」は、内臓や関節の安定をサポートする重要な働きを持っています。
このインナーマッスルが衰えると内臓が本来の位置から下がり、体型が崩れるので太って見えてしまいます。また、内臓が下がると内臓の機能も低下し、脂肪をためやすく太りやすい体質へと変化してしまうことも。
強い呼吸を行うロングブレスは、体の内部にあるインナーマッスルを刺激し、鍛えることが可能。下がった内臓の位置を正常に戻しぽっこりお腹を解消することから、ダイエットに効果的といわれています。
ロングブレスダイエットの効果2. 血流が良くなり、代謝が良くなる
瞬発的な動きをサポートするアウターマッスルとは違い、インナーマッスルは呼吸や体温維持などの生命活動を支える筋肉です。体内部の筋肉の衰えは、血流の低下による冷え性や高血圧、基礎代謝量の低下を引き起こします。
ロングブレスダイエットで筋肉を鍛えれば、血流が促進されて基礎代謝が増加。結果的に痩せやすい体質になります。
ロングブレスダイエットの効果3. 腹横筋が鍛えられ、お腹が引き締まる
人間は呼吸をする時「呼吸筋」と呼ばれる筋肉を使っています。呼吸筋には肺呼吸で使用される横隔膜、腹筋とも呼ばれる腹直筋、さらに腹横筋などがあります。
特にお腹の脇にあるコルセットのような腹横筋は、くびれやお腹を引き締める役割の筋肉です。腹横筋が衰えると、下っ腹が出たりくびれがなくなったりと、お腹が出てしまう原因になります。
ロングブレスはインナーマッスルの腹横筋を刺激できるため、お腹を引き締めるダイエット効果が期待できます。
ロングブレスダイエットの効果4. 内臓が刺激されるので、便秘解消にも繋がる
便秘になる理由の一つに、内臓の下垂があります。その原因の一つは、内臓を支えているインナーマッスルの衰えです。
ロングブレスによって内臓を支えるインナーマッスルを鍛えると、内臓が正しい位置に戻り、正常な働きを行うようになります。
また、呼吸に大事なお腹の筋肉を使うことで近い位置にある腸が刺激され、腸の動きを活発にしてくれます。女性に多い便秘でのお悩み解消には、日常の食事改善にプラスしてロングブレスダイエットがおすすめです。
ロングブレスのやり方|毎日2分でダイエットする方法とは?
インナーマッスルを鍛えられるため、ダイエットに効果的なロングブレス。しかし、正しい方法を知らなければ効果は十分には得られません。
そこでここからは、毎日2分のトレーニングで痩せるロングブレスの正しいやり方をご紹介します。
効果的なやり方① 片足を前に出し、後ろ足に90%の体重をかける
ロングブレスはただ深呼吸をするだけではなく、動きを取り入れながら行う呼吸法です。
動きながら呼吸をしっかり行うためにも、ロングブレスを始める前に正しいフォームを意識しましょう。
ー具体的な動作ー
- つま先立ちになり、お尻をぎゅっと引き締める
- 片足を前に出し、後ろ足に90%の体重をかける
- 前に出した足と後ろ足のつま先はそれぞれ外側を向けておく
ー動作のポイントー
- お尻の穴を締めるように力を入れると、お尻を引き締める
- 横から見た時、前足のラインから上半身がまっすぐ斜めになっているように意識する
フォームが崩れてしまうと、トレーニング効果が半減したりケガの原因になったりします。
ロングブレスのダイエット効果を高めるためにも、上記のフォームをしっかり意識しましょう。
上半身が沿ってしまうと腰痛の原因になるので注意
正しいフォームでロングブレスは、上半身が反り過ぎてしまわないよう注意。上半身が反ったままロングブレスを行うと、腰に無駄な力が入り、負担がかかってしまいます。
同様に、片足を出すときは背中が丸まらないよう、背筋をまっすぐ保ったまま後ろに倒しましょう。猫背気味の方は特に気を付けてくださいね。
効果的なやり方② お腹を引っ込めたまま両手を頭の上に伸ばす
正しいフォームが維持できたら、次は呼吸をする前のフォームに移ります。
ー具体的な動作ー
- お腹に力を入れるようにして、お腹を引っ込める
- お腹を引っ込めたまま、両手を頭の上に伸ばす
- 伸ばした両手のひらを重ねる
ー動作のポイントー
- 両手だけでなくお腹を伸ばすように意識する
- 常にお腹に力をいれたままにする
- お腹を引っ込める時は腰を反らないよう注意する
ロングブレスは、常にお腹を引っ込めたまま行う呼吸法です。お腹に力が入っていないと、ロングブレスによるダイエット効果が薄れてしまうので注意。
両手を伸ばすときも腹横筋などインナーマッスルを意識し、お腹の力を緩めないようにしましょう。
効果的なやり方③ 両手を広げながら3秒間で鼻から息を吸い込む
ロングブレスダイエットは、フォームと呼吸法が大事です。
ー具体的な動作ー
- 両手を上に伸ばし、両手のひらを重ねたまま鼻で息を吸い込む
- そのまま、3秒間鼻から息を吸い込んでいく
ー動作のポイントー
- 口ではなく鼻から吸い込む
- 肩に力を入れない
- お腹を伸ばすよう意識する
息を吸う時は横隔膜を伸ばすイメージで、上にお腹を伸ばしながら息をいっぱい吸い込んでください。
肩に力を入れるとお腹が伸びませんので、肩に力を入れないよう意識してお腹を伸ばすよう心がけましょう。
効果的なやり方④ お腹と両手に力を入れながら7秒間で息を吐ききる
横隔膜を意識しながら3秒間息を吸い込んだら、次はゆっくり息を吐いていきます。意識して息を吐くことで腹横筋などのインナーマッスルが鍛えられますよ。
ー具体的な動作ー
- お腹に力を入れたまま、頬をふくらませる
- 口をすぼめた状態で「フー」と声を出しながら息を強く吐き出していく
- 息を吐くと同時に、手のひらを上にしたまま円を描くように両手を横に広げていく
- フォームをキープしたまま、7秒間を使って息を吐きだす
ー動作のポイントー
- 息を吐くときもお腹や腕に力を入れたままにする
- 息を吐きだす強さを変えない
- 両手を広げる時は、肩甲骨を中央に寄せるイメージを意識する
息を吐きだすときは全身の力が緩まりがちですが、お腹や腕の力は抜かないまま息を吐き出すようにしましょう。
また息を吐くときは、肩甲骨を寄せるように引き締めながら両手を前に出すことで、背筋が曲がらず正しいフォームをキープできますよ。
効果的なやり方⑤ ①〜④を6セット繰り返す
3秒間吸って7秒間吐くロングブレスを6セット繰り返したら、次はお腹に力を入れたまま呼吸法を行います。
ー具体的な動作ー
- まっすぐ立ち、お腹の下の丹田と背中に両手の平を置く
- つま先立ちになってお尻を引き締める
- お腹を引っ込ませたまま、3秒間息を吸う
- お腹を引っ込ませつつ、口をすぼませて「フー」と声を出しながら息を吐きだす
- そのまま7秒間息を吐ききる
ー動作のポイントー
- お腹と背中をくっつけるイメージでお腹に力を入れる
- 息を吐くときはお腹の力を入れて、吸う時以上にお腹を引っ込める
①~④のロングブレスと同様に6セットずつ行うことで、2分間のロングブレストレーニング終了です。
ロングブレスダイエットで健康的な体を作り上げよう!
激しい運動をせずに健康的に痩せるには、呼吸法のロングブレスダイエットがおすすめです。
腰痛の悪化や効果を半減させないためにも、ロングブレスの正しいやり方とコツをきちんと覚えておきましょう。
1回2分間で手軽にできるロングブレスは、年齢や体力に関係なくすぐに始められるダイエット。ぜひ取り入れて、健康的な体を手に入れましょう。
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