"お忙しいところ"の使い方。電話/メールの例文&言い換え類語|ビジネス敬語ガイド
「お忙しいところ」と「お忙しい中」との違いとは?
「お忙しいところ」と「お忙しい中」の違いとしては、意味合いとしては大きな差はなく、時間を割いて機会を作ってくれる、協力してくれることへの感謝やお詫びを伝える敬語表現として好まれています。
ただ、「お忙しい中」とすることで、若干、文章がフォーマルな印象になりますので、メールでのやり取りや電話でのより丁寧な表現としては好ましいと言えるでしょう。
相手との関係性関係なく、同様の意味合いで使えますが、言葉が持つ印象、ニュアンスという点での言い換え、使い分けを意識しましょう。
「お忙しいところ」を使う上での注意点とは?
「お忙しいところ」を使う場合、注意点があります。それは、「明らかに相手が忙しい時」には使わないこと、あまりくどくならないよう使う回数を考えることの2点です。
相手が協力してくれることへの感謝、時間を割いて貰うことへのお詫びを伝える便利な敬語表現ですが、それも度が過ぎてしまうとくどくなり、慇懃無礼となります。
暇そうな時、閑散期に使うことはせず、心配な時は「お手数をおかけしますが」などの類語表現を用いるようにしましょう。
「お忙しいところ」の英語表現
- Sorry to bother you.(忙しいところ、すみません。)
- I'm sorry your busy now,〜.(忙しいところすみませんが、〜)
- I don't want to hold you up.(帰ろうとしてるところ悪いけど、ちょっといいかな?)
- I know your so busy now,but 〜(忙しいことは承知ですが、〜)
- Thank you very much for helping me.(忙しい所、助けてくれてありがとう。)
- I'm very sorry your busy now〜(忙しい所、本当にすみませんが〜。)
お忙しいところを表す英語表現では、「I'm sorry your busy now〜.」がとても使いやすいです。
時間を割いてくれることへの感謝、忙しいことは知っているのに協力してもらうことへのお詫びを伝えることで、相手に対して丁寧に頼み事ができる敬語表現です。
英語では明確に敬語というものがないのですが、工夫することで、敬語として相手に受け取られることも可能ですので、ぜひ覚えてくださいね。
「お忙しいところ」を使って、きちんと相手を配慮しましょう!
ビジネスメールの返信や電話でよく使われる、「お忙しいところ」の類語表現、言い換え、英語での表現についてご紹介しました。
相手への気遣いを感じさせる英語表現などは、グローバル社会で必要ですし、日本語でも言い換えのバリエーションによって随分と印象が違います。
時間を割いてくれることへの感謝、手間を掛けてしまうことへのお詫びを正しく伝えられるよう、しっかりと覚えていってくださいね。
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