簡単に分かる便箋の折り方と封筒への入れ方【写真で解説】

長谷川大輔 2023.01.15
便箋の折り方と入れ方をお教えします。二つ折り、三つ折り、四つ折りの簡単な方法から封筒への入れ方、横書きや縦書きによる違い、書き出しの位置、複数枚の便箋の折り方など手紙に関するマナーをご紹介。ビジネスで必要なスキルを分かりやすく解説します。

重要な“書き出し”にマークをつけて解説

便箋を折る時・入れる時には、書き出しの位置をどこにするかが大切になります。今回は、分かりやすくふせんで書き出しの位置に目印を付けてご紹介しますが、実際に便箋を封入する場合は取り外すのをお忘れなく。


二つ折りの場合

二つ折りの場合下から上に向かって折り上げます。ただし和封筒の場合原則として二つ折りでは入らないことから三つ折りがマナーのため、二つ折りを使用することは稀です。


簡単に二つ折りを作るコツ

まず、どちらか片方の角をピッタリと合わせて、跡がつかないように固定(クリップ等)します。その後で、もう一方の角を合わせて位置を決めてから折り目をつけることで、辺に沿って真っ直ぐな折り目を付けられます。


和封筒へ入れる時

和封筒の場合二つ折りを用いることは稀です。


洋封筒へ入れる時

宛名面から見て、書き出しが左上に来るように封入します。
また、折り目を下にして入れるようにしてください。レターナイフで開封した時に一緒に切ってしまわないようにする配慮です。


三つ折りの場合

頭語のある書き出しが一番外側に来るように折ります。読む方が封筒から取り出して最初に開く時に頭語が見えるようにしましょう。


簡単に三つ折りを作るコツ

三つ折りにする便箋と全く同じサイズの紙をもう1枚用意します。用意した紙を4等分に折ってそのうちの1等分を折り返して3等分にします。

3等分にした紙の左角に便箋を重ね合わせます。この時、もう一辺の便箋の角は紙の辺に沿うよう位置を調整してください。

合わせた左角を2本目の線に持ってきて抑え、1本目の線に沿って折り目をつけます。その後反対側を便箋の辺に合わせて折れば、ぴったり三つ折りが完成します。 ※あらかじめコピー用紙などの裏紙を使って練習しておきましょう。


和封筒へ入れる時

宛名面から見て、書き出しが左上に来るように封入します。


洋封筒へ入れる時

宛名面から見て、書き出しが左上に来るように封入します。


四つ折りの場合

封筒に封入する時は三つ折りがマナーですが、封筒の大きさによっては四つ折りにすることもあります。二つ折りを回繰り返せばいいので、折る事自体はそこまで難しくありません。


簡単に四つ折りを作るコツ

二つ折りでご紹介した、角を固定する方法を2回繰り返せば簡単できれいに折ることができます。

※洋封筒での縦書きの場合
書き出しを右上に置き、手紙を左から右へ半分に折ります。その後、下から上へ向かって折り上げてください。

※洋封筒での横書きの場合
書き出しを左上に置き、下から上に向かって半分に折り上げます。その後、右から左に半分に折ってください。


和封筒へ入れる時

宛名面から見て、書き出しが左上に来るように封入します。


洋封筒へ入れる時

宛名面から見て
縦書きの場合は書き出しが左上に来るように封入します。
横書きの場合は書き出しが左上に来るように封入します。


洋封筒、表書きが縦の場合

目上の人やあら給った手紙の場合は、表の宛名を縦にします。その時は宛名に合わせて封筒を置き、正面から見て左上に来るよう封入しましょう。


2枚以上の複数枚を上手に重ねる方法

お礼状などで便箋が2枚以上になる時、一枚ずつ折ってしまうと、どうしても膨らんでしまって便箋がぐちゃぐちゃになってしまいます。最初の枚目を折ったら2枚目に重ねた状態で折りましょう。
このとき、1枚目と同じように書き出しの位置を揃えましょう。

3枚目以降も同様にすることで、重ねたときの膨らみによるズレを無くすことができます。
1枚ずつ封入するのではなく、1枚目を一番上にしてまとめて折り、一つにまとめて封入しましょう。


最初は余っている裏紙などを使って練習を

いきなり、便箋を使ってしまうと失敗した時に取り返しがつきません。まずは何回か練習をして感覚を掴んでから、本番に挑みましょう。

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