筋トレ中に吐き気が起きる原因とは?気持ち悪い時の対処法も解説
筋トレ中に吐き気を催す場合は注意!
正しいコンディションと動作で筋トレを行った場合は、トレーニングをした部分に疲労が蓄積し、筋肉が痛むのは事実。
ただし、吐き気を催してしまう場合は、何かしらの異常なサインが体から出ている証拠です。
具体的な内容は後述しますが、トレーニング中における吐き気は危険を伴います。
体の痛みではなく明確な吐き気を感じている場合は、速やかに原因を見つけて解決や予防を行いましょう。
筋トレをしていて吐き気の他に頭痛を催す場合も、同様に要注意
筋トレ中や後に、吐き気の他に頭痛を感じることはありませんか?
この場合も何かしらの不調が起きている状態です。
筋トレ中に頭痛を感じた、なぜか頭痛を感じることが増えたという方は、要注意。
なお、頭痛は緊張性頭痛のような直接的な原因によるもの。
脳の異常や首の慢性疾患からくる二次的な原因によるものも考えられるため、なかなか症状が改善されない場合は医療機関の受診も視野に入れてみましょう。
筋トレをしていて吐き気がする原因|気持ち悪くなってしまうのは何故?
休憩を入れながら運動していても気持ち悪い。いつもと同じトレーニングなのになぜか吐き気がする。
そもそも、どうして吐き気を催してしまうのでしょうか?
そこでまずは、筋トレ中の吐き気の原因を確認していきましょう。
筋トレをして吐き気がする原因1. 酸欠状態に陥っている
酸欠状態とは、体内の酸素が不足している状態。
筋トレすると、低血圧になり、酸欠になります。特に運動不足だった方に起きる症状ですね。
トレーニングをすると、血中の二酸化炭素が増加し、体内の酸素濃度が低下。すると、低血圧になって酸欠が引き起こされ、気持ち悪さを感じてしまうのです。
また、マスクのまま筋トレを行うと、同様に酸素濃度が薄くなり、酸欠になることも原因の一つとして考えられます。
筋トレをして吐き気がする原因2. オーバーワークしている
一時的にハードな運動を行い、肉体が悲鳴を上げてしまったオーバーワーク。
- 筋トレの負荷が高すぎる
- 体調が悪いのにいつも通りの運動メニュを行う
など。過負荷状態となって、酸欠や疲労から吐き気を引き起している状況が考えられます。
酸欠状態については、一つ上の項もご参照ください。
なお、追い込みたいからとレップ数を極端に増やした場合も、オーバーワークの懸念があります。
集中が続かない、筋肉がパンプアップしないといった人は注意してみましょう。
【参考記事】オーバーワークした時は他の症状が出ることがある▽
筋トレをして吐き気がする原因3. 消化不良を起こしている
消化不良は、小腸や大腸、胃などの機能不全から、胃もたれや胃がムカムカといった異常が生じている状態。
筋トレの直前に食事を行っていませんか?
運動による内臓活性化と食事の消化に伴う胃腸の酸素不足が重なって、消化不良とともに吐き気が現れます。
少量であれば問題ないですが、ガッツリ食べている場合は消化不良によって起きている吐き気と考えて良いでしょう。
筋トレをして吐き気がする原因4. 脱水症状になっている
脱水状態とは体液が枯渇した状態のこと。体内の水分の約2%以上を失うと危険とされます。
特に筋トレ中にはあまり水を飲まない人がいますが、これはNG。ハードなトレーニングを行った体は、汗を大量にかいてどんどん脱水症状に。
脱水状態になると、血液が行き渡らなくなり、吐き気やめまい、頭痛などの症状が起きます。
筋トレをして吐き気がする原因5. 睡眠が不足している
日中に眠気や倦怠感があったり、コーヒーやエナジードリンクのカフェインがないとスッキリと過ごせないといった症状の出る睡眠不足。
交感神経が優位になっていることから血管が収縮した状態にあるため、筋トレがさらなる血行不良を引き起こし、頭痛を誘引する場合があります。
他にも寝不足による自律神経の乱れは、倦怠感、イライラ、集中力の低下、めまいなどを引き起こします。
吐き気にこれらの症状が重なっている場合は、一度、睡眠時間を確認してみましょう。
筋トレをして吐き気がする原因6. 加圧シャツの締め付けがキツすぎる
加圧トレーニングを個人でも安価かつ簡単にできると人気の加圧シャツ。
適切に使うことで着圧による代謝向上が期待できる反面、毛細血管や動静脈は常に負荷が掛かった状態です。
サイズが合っていないなどで胸部や腕の締め付けがキツすぎると、血管の収縮・拡張作用がうまく作用せず、吐き気を引き起こします。
なお、加圧シャツより低負荷とされるコンプレッションシャツやタイツでも影響が出ることがあるため、同様に締め付け過ぎには注意をしましょう。
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