沢登り用靴のおすすめ特集|苔や岩場でも歩きやすい人気シューズを解説!
登山歴8年。-10度以下の極寒のテント泊から何日も歩いて辿り着く長期登山まで、様々なアウトドアの中で様々な道具を試してきました。自身のブログ「ヤマノブログ」では「登山道具の選び方」を発信していますので、道具選びの参考となれたら幸いです。
(ヤマノブログ:https://hikingnagoya.com/)
沢登り用靴の選び方|購入する前に確認すべき点とは
自然と深く触れ合うことができる沢登り。
整えられた道を行くわけではないので、足元の装備はとても大切です。
これから沢登り用の靴の選び方を説します。
ぜひ参考にしてみてください。
沢登り用靴の選び方1. 靴の種類|沢靴or沢足袋のどちらかを選ぶ
沢登りをするための靴には、大きく分けて2つの種類があります。
どちらのタイプの沢登り装備が自分に適しているかを判断しましょう。
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沢靴:靴なので荷物を背負っての不整地歩行にも対応。モデルにもよるがソールの張り替えも可 沢足袋:ソールはフェルトやラバー。足裏の感覚に優れ繊細なフットワークを取れる
クッション性があって足が痛くなりにくい「沢靴」
沢靴は、沢登りに特化した機能を備えたシューズです。
通常の靴と同じようにラバー素材などで作られた靴底がついており、装着時に高いクッション性を発揮。
岩場や凹凸のある場所など過酷な道中でも足が痛くなりにくく、歩きやすくなっています。
通常の靴と同じようにサイズの種類も細かく設定されていて、フィット感高く装着できるのもメリットです。
素足に近い感覚出歩ける「沢足袋」
沢足袋は、沢登りに必要な足裏の感覚を使った歩行がよりしやすいタイプのアイテム。
足裏の接地面とのフィット感がより素足の時の感覚に近くなっており、傾斜が激しいルートを通る場合でも、身体のバランスを保ちやすいのが特徴。
沢登りのルートがぬめりのある沢などを通るコースであるなら、沢足袋の方が歩きやすいですよ。
沢登り用靴の選び方2. 歩く場所に合ったソールの素材かチェックする
沢登り靴は、地面と接地するソールの素材で歩き心地が左右されます。
ご自身の沢登りをするルートに応じた方を選ぶようにしましょう。
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フェルトソール:苔やヌメリなど「滑る」足元に俄然つよい。岩にも強いので状況の変わりやすい沢登りで活躍します ラバーソール:乾いた岩に抜群の強さを発揮します。フェルトソールでは難しい傾斜も難なくクリアできます
滑りのあるコケに強い「フェルトソール」
化学繊維を圧縮して作られるシート状のフェルトは、繊維をぬめりのある面のすき間に食い込ませることが可能。
ぬめりがある場所で、高いグリップ力を発揮してくれます。
水の流れが緩やかになっている箇所は、苔が生えやすくぬめりが多いので、岩場より苔のある場所を多く通るルートを行きたいなら、フェルトソールがおすすめです。
水辺の岩場に強い「ラバーソール」
ゴム素材のラバーソールは、耐久性が高く、岩場を歩くのに適しているという特徴を持っています。
濡れて滑りやすくなっている場所でも、ラバーのグリップ力を活用して、より安定して歩行ができるように助けてくれます。
ぬめりの多い川辺の沢よりも、ごつごつした岩場を通るルートなら、ラバーソールの方が適していることでしょう。
沢登り用靴の選び方3. 脱ぎ履きのしやすいファスナータイプなどがおすすめ
沢場にはいろいろな状態の路面があり、足場によって足元の装備に切り替えて進むことが必要になります。
沢登り靴も、一つ固定でずっと履くわけではなく、状況に応じて履き替えが必要になるので、脱着しやすくなっているアイテムがおすすめ。
靴ひもでフィットさせるタイプの沢登り靴なら、履き替えるシーンで手間取ってしまうことに。またマジックテープは楽に見えますが、苔がついて剥がれやすくなったりするため、そこまでおすすめはできません。
沢登り用の靴を選ぶなら、ファスナーで手早く靴の脱着ができるようになるタイプがおすすめです。
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ファスナーだと「噛んで」しまうのではと心配になる人はソックスとスパッツを使うと解消できます。 動きにくさを心配されるかもしれませんが、速乾素材を使えば冷え対策にもなり、長時間沢に入る人にとっては一石二鳥です。
沢登り用靴のおすすめ集|歩きやすい人気商品を厳選!
ここからは、おすすめの沢登り用の靴を紹介!
「沢靴」と「沢足袋」に分けて沢登りに最適な商品を解説していきます。
ぜひ気になった方をチェックしてみてください!
沢靴のおすすめ7選|人気のシューズを徹底ガイド
ここでは、おすすめの沢靴を紹介していきます。
ご自身の沢登りの計画にマッチしたタイプのアイテムを選ぶようにしてくださいね。
沢靴のおすすめ1. キャラバン 渓流 KR-3XF 0035019
- フェルトソールで、沢での釣りなどのアクティビティにぴったり
- 足首がしっかりカバーされていて、滑りやすい場所でも安心できる
- フェルト素材の耐久性が比較的高く、長く使える
フェルトソールタイプの沢登り靴で、沢の苔が生えていてぬめりが多いところでも安定して歩けるのが特徴。
一般的なフェルトソールは耐久性が心配ですが、このアイテムは、たくさんの口コミでソールの消耗が少なく、長く使えるところがよく評価されています。
沢での釣りなどのアクティビティを中心に川遊びをする場合におすすめ!
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初心者からベテランまで愛用者の多い登山靴メーカーキャラバンの沢登りシューズです。 登山靴で培った履きやすさとフェルトソールで沢に適した設計なので、安全に沢登りを楽しめます。
商品ステータス
- サイズ展開:24.0 - 25.0(cm) - 靴紐タイプ:紐 - ソール素材:フェルト
沢靴のおすすめ2. Nuomama ウォーターシューズ
- 素足のような感覚で使えるので、水中でもとても動きやすい
- やわらかい素材を使用しているので、収納しやすく持ち運びに便利
- 通気口が備わっており、速乾性も高く、衛生的に使える
軽量でやわらかい素材で作られた沢登り靴。
このアイテムは、水の中で足を岩場や石から足を守ってくれる役割を果たしてくれながら、柔軟性がとても高く、素足のように動けるのが特徴。
裸足では熱くて歩けない砂浜でも使えて、水中では使いにくいサンダルと異なり水陸両用で使えるのもポイント。
沢や海辺で水の中に入ってアクティブに動きたいなら、このアイテムがおすすめ。
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通気性が良く、排水がスムーズなので陸でも水中でもストレスなくシームレスに活動できます。 シューレースはクイックリリースで素早い調整が可能。水辺で遊んで疲れても、サッと脱ぐことができますよ。
商品ステータス
- サイズ展開:23.0 - 28.0(cm) - 靴紐タイプ:紐 - ソール素材:ラバー
沢靴のおすすめ3. NEYGU 磯靴ウェーディングシューズ
- 通気性の高いメッシュの素材をアッパーに使用し、濡れてもすぐに乾くのが便利
- サイドの水抜き穴から、内部に入った水を手早く排出でき、靴のなかの快適性を向上
- クッション性が高く、履き心地が良いので、水遊びに集中できる
水に濡れる使い方をする沢遊び用の靴は、乾きにくいと足が濡れたままで、快適性が失われるだけでなく体温も奪われてしまいます。
このアイテムは、アッパーの素材に速乾性の高いメッシュ機構が採用されており、より早く靴の中を乾燥させるための通気性を確保しています。
また、サイドに複数の水抜き穴がデザインされていて、水から上がった時に内部の水を排出してくれるのもポイント。
釣りなどの沢でのアクティビティーに集中して楽しみたいなら、通気性がよく快適に使えるこのアイテムがおすすめです。
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ウェーディングシューズの考え方は防水と浸水の二通りの考えがあります。このシューズは濡れを防ぐのではなく排水と速乾を重視した親水志向。 メッシュの表地と横の排水穴で素早く水を逃がします。
商品ステータス
- サイズ展開:25.0 - 32.0(cm) - 靴紐タイプ:紐 - ソール素材:ラバー
沢靴のおすすめ4. ザノースフェイス トレッキングブーツ クレストン NF52020
- 特殊な加工の素材で、しっかりと防水してくれるので、道中も安心できる
- おしゃれなアイテムが多いブランドなので、デザインもかっこ良い
- 沢でのグリップ力も、とても強く、軽くても安心して沢登りを楽しめる
トレッキングでは、滑りにくく歩きやすくするための機能がたくさんついた重たい靴では、すぐに疲れてしまうことがあります。
軽量で履き心地がよく、疲れにくいのが魅力的。防水仕様なので、沢登りにぴったりです。
ミクロ単位でポリウレタン繊維を重ねた防水素材を使っているので、足が濡れないのも嬉しいポイント。
山登りを中心にしながら、沢にも入るコースで遊びたい方は、ぜひ選んでみてください。
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ノースフェイスの人気なトレッキングシューズで街歩きと兼用しやすいのが人気の理由。フューチャーライト素材はゴアテックスよりも通気性に優れているので、蒸れにくく快適な歩行が可能。 岩場をグリップしつつ防水で歩きやすい一足です
商品ステータス
- サイズ展開:25.0 - 29.0(cm) - 靴紐タイプ:紐 - ソール素材:ラバー
【参考記事】はこちら▽
沢靴のおすすめ5. ダイワ ソルトウェーディングシューズ SW-2500
- 耐久性の高いフェルトソールで、頻度高く使用してもワンシーズン通して使える
- かかと部分がよくホールドされるフィット感で、履き心地もとても良い
- 立体的に設計されたソールで前後からの衝撃にも強く、悪路でも使える
靴のサイドもソールとの間の縫い目が見えない仕様になっており、デザイン性を高めながら、より耐久力がアップさせているのが特徴です。
消耗が激しいフェルトソールのモデルながら、ハードにワンシーズン使用しても十分に使える高い耐久性があります。
ワンシーズン通してフィット感の高いフェルトソールの沢登り靴を使いたいなら、試してみる価値がありです。
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釣りの世界で有名なダイワのウェーディングシューズ。 沢の中は石や岩で凸凹です。つま先をぶつけると詰めを傷める等のケガをする可能性があります。 その点この商品は3D立体型カップソールでつま先を保護するので安心です。
商品ステータス
- サイズ展開: 25 - 29(cm) - 靴紐タイプ:紐 - ソール素材:フェルト
沢靴のおすすめ6. Caligen メッシュ ウォーターシューズ
- 軽量のシューズで、水中での動きもかさばらずに動きやすい
- 履きやすく、脱着しやすいので、必要なシーンでサッと取り出して使える
- 丸洗いできるので、とても衛生的でいつも清潔に使える
危険な岩場で最適なパフォーマンスを発揮してくれるシューズ。
水中で歩きにくいサンダルや、水の中での機動力が損なわれてしまうシューズと異なり、軽量で履きやすく、柔軟な素材が使用されているので、まるで素足で遊んでいるよう。
キャンプなどの自然と触れ合うアクティビティーを快適に楽しみたい方におすすめです。
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- サイズ展開:23.0 -28.5(cm) - 靴紐タイプ:紐 - ソール素材:ー
沢靴のおすすめ7. MERPHINE ハイキングシューズ
- ワンシーズンいろいろなハイキングアクティビティに使えて履きつぶせる
- ワイドな足型の設計なので、甲高な足にぴったりフィットし、沢登りがより快適になる
- 沢登りに必要な防水機能も備わっていて、蒸れないので不快になりにくい
日本人の甲高な足のサイズにちょうどフィットする3Eタイプのラインナップがそろっている防水機能付きのハイキングシューズです。
ワイドな設計でフィット感が高く、沢登りを快適に行えます。
ワンシーズンの間ハードに使用しても十分に使える耐久性がありながら、3,000円程度ととても安い値段。1足持っておくといろいろなアクティビティーに重宝するコスパ◎のシューズです。
高頻度で沢登りアクティビティに参加するヘビーハイカーなら、1足持っておいて間違いないでしょう。
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ハイキングシューズなのでアプローチにも使えます。ブロックパターンのソールで、濡れた岩肌でも確実にグリップ。 手にしやすい価格なので、気軽に使い倒すことができます。
商品ステータス
- サイズ展開:24.5 - 28.0(cm) - 靴紐タイプ:紐 - ソール素材:ー
沢足袋のおすすめ3選|歩きやすい沢足袋を紹介
ここからは、おすすめの沢足袋を紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
沢足袋のおすすめ1. MORGEN SKY ウェーディングシューズ
- 10ミリのフェルトと金属スパイクで、苔のあるところも岩場もオールラウンドで安心して歩ける
- YKK社の防水仕様ファスナーによって、簡単操作で高いフィット感を得られる
- アッパーの素材に高い伸縮性があり、素足に近い感覚を得られる
このアイテムはYKK社の防水仕様ファスナーがサイドに搭載。しっかりと足首のところまで高いフィット感を持たせられ、安心して歩けるようになっています。
ソールはぬめりのある場所に強い10ミリのフェルト素材が採用されているだけでなく、金属製のスパイクによってグリップ力を保ちにくい岩場でも安全に歩けます。
滑らないように作られているため、釣りなどの渓流や沢でのアウトドアアクティビティに没頭したい方にぴったり!
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沢で遊ぶことに特化したシューズです。アプローチには不向きですが、フェルトの靴底や足首までフィットする作りなど特化商品ならではの使いやすさ。 確実なグリップで沢登りに集中できますよ。
商品ステータス
- サイズ展開:25 - 28(cm) - ソール素材:フェルト
沢足袋のおすすめ2. 阪神素地 フィッシングタビ F-01G
- 足の指の部分が二股になっていて、岩場でも滑りやすいところでも素足のようにグリップ力を発揮できる
- ナイロンソックスで足の高い位置までガードされるので、砂利や砂が入りにくい
- 足袋タイプなのに、1センチごとのサイズ設定があり、フィットさせやすい
この沢足袋はソックスのように足の広範囲をカバー。
シューズ内に砂利や砂などの異物が入りにくくなっています。沢遊びに集中できるのが嬉しいですね。
また、足の指の部分が二股に分かれている変わったデザインのため、素足に近い感覚で接地面にグリップでき、歩きにくい岩場や滑りやすくなっているところでも安心して歩けます。
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足元の不安定な高所で作業するとび職人の足元を守る足袋。それをアウトドアや渓流釣りでも使い易いようにデザインしました。 足袋は足裏の感覚が掴みやすいので、不安定な場所でもバランスを取りやすいのが特徴です。
商品ステータス
- サイズ展開:23 - 27(cm)
- ソール素材:フェルト
沢足袋のおすすめ3. キャラバン 鮎タビ ケイリュウ 660ブルー CV0035025
- フェルトソールで、ぬめりや苔がむしたところでも安定した歩行ができるようになり、アクティビティに集中できる
- 素材がやわらかく、足の指が二股になっているので、指の感覚を使いやすく、より安全に歩ける
- ファスナーテープがちょうどよくフィットして、素足感が高まり、歩きやすくなる
指の部分が二股に分かれているだけでなく、やわらかい素材を採用。
自由に指を動かせるようになっており、足の指の感覚を使って歩行することが可能。
ぬめりや苔がむしたような路面状況でもバランスを保って歩けます。
よりアウトドアのアクティビティで沢のまわりを満喫したいなら、足の指の感覚を使って滑りを防げるこちらの足袋タイプがぴったりです。
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身体の末端に位置する脚は水から出るとすぐに冷えてしまいます。その点この商品はアッパーに3㎜厚のネオプレーンを採用し、保温効果を高めています。 加えて甲には面ファスナーを採用し、フィットが調整できるようにされています。
商品ステータス
- サイズ展開:23.0 - 26.0(cm)
- ソール素材:フェルト
沢遊びを楽しむために、専用の靴を履きましょう!
沢登り用のシューズや足袋タイプの靴には、たくさんの滑りを防ぐための機構が施されていて、より沢登りなどのアウトドアアクティビティに集中しやすくなっています。
遊ぶコースの路面状況をよく知っておくなら、ソールのタイプもぴったりのものを選べてより安全。
ぜひ自分に合った沢登り用の靴で、楽しい沢遊びをしましょう。
【参考記事】沢登りには防ソックスも揃えておくと快適!▽
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