"精進します"の意味/使い方とは?類語&丁寧な例文集|ビジネス敬語ガイド
「精進」を使ったその他の敬語表現
精進を使った敬語① 精進いたします
「精進いたします」の「いたします」は「する」の謙譲語である「いたす」に丁寧語の「ます」がついた敬語表現です。
相手に敬意を表した丁寧な言い方で、ビジネスメールでも頻繁に見かけます。上司をはじめとする目上の方にはもちろん、取引先の方にも使える表現です。
「いたします」を「致します」と漢字で書く場合がありますが、「精進いたします」はひらがなで書きます。理由は「精進いたします」の「いたします」は補助動詞だからです。「致します」と漢字で書く場合は、「至す」という意味の動詞として使われます。
精進を使った敬語② 精進して参ります
「精進して参ります」の「参ります」とは「いきます」の謙譲語です。
「いきます」という補助動詞をつけて、動作や状態が継続していくことを表します。そのため、「精進します」よりも未来に向かってずっと「精進する」ことが持続していく決心が伝わります。
「いきます」を「参ります」に言い換えることで上司など目上の方に使える敬語表現になり、同僚や部下には使えません。「〜して参ります」は他の動詞とのコンビネーションでビジネスシーンでもよく使われる言葉です。
精進を使った敬語③ 精進していく所存です
「精進していく所存です」の「所存」のとは「思っていることがら、つもり」という意味です。
ですから「所存です」は「〜するつもりです、〜しようと思っています」と言い換えられます。漢文として読むと「存するところ」となり、「存する」は「思う」の謙譲語ですから「所存です」も同様にへりくだった言い方の敬語です。
そのため、目上の人や社外の人へのメールや会話でも使えます。「精進します」より控え目な感じでありながら、強い意志を感じられる言い方です。
精進を使った敬語④ 精進を重ねて参ります
「精進を重ねて参ります」は「精進して参ります」や「精進していく所存です」などの類語で言い換えも可能です。
「参ります」というへりくだった表現の敬語を使っているので目上の人にも使えます。「重ねて」と付け加えることで「コツコツと頑張る」イメージを強くしている表現です。そのため、かなり堅苦しい言い方なので、履歴書、年賀状や異動の挨拶などに使うと良いでしょう。