仕事にやりがいを感じる瞬間とは。やりがいがない仕事の向き合い方も伝授します

長谷川大輔 2018.02.20
仕事にやりがいを感じられないというのが口癖になっていませんか。1日の大半を仕事をするために費やしているのですから、できればやりがいを感じたいものです。仕事にやりがいを感じる瞬間は人それぞれ。やりがいのない仕事と向き合う方法を紹介します。

そもそもやりがいとは?やりがいを感じないのはなぜ?

仕事にやりがいを感じている人

やりがいとは一体なんでしょうか。なぜ、やりがいを感じないのかを考えて見ましょう。やりがいを感じられないという人に、少し話を聞いてみるとだんだんとやりがいの正体がわかってきます。やりがいを感じなくなると、仕事をしていて単調な毎日に飽きてしまったり、会社の人間関係が鬱陶しいと感じてしまうようになります。同時に、こんなことで愚痴を言っていては反感を買うと思い、普段は我慢しているため、さらなる不満が募っていくのです。その結果、「仕事にやりがいを感じられない。」が口癖になってしまっています。

それでは、やりがいについて考察するために、やりがいを感じた瞬間を少し思い出してみましょう。次の項目で、仕事にやりがいを感じた瞬間を多いものから順に紹介します。


仕事にやりがいを感じた瞬間10つ

やりがいを感じないと言いながらも、やりがいを感じる瞬間は誰でも1度や2度は経験しているはずです。どのようなときに、やりがいを感じたのかを思い出して、やりがいについて考えていきましょう。そうすることで、仕事にやりがいを感じるためにすべきことは何かが見えてきますよ。ここでは、仕事にやりがいを感じた瞬間を10個紹介します。


やりがいを感じた瞬間① 相手に感謝された時

働くということは「はた」(そばにいる人)が楽になることが語源だという説もあります。そのためでしょうか、働くことによって誰かが喜んでくれて、「ありがとう」と言ってくれたときは、本当に嬉しくなりますね。お金をたくさんもらうことよりも、誰かに必要だと思われることや誰かの役に立つことの方が、自分自身の存在が社会に貢献していると感じられるのかもしれません。特に人と接することの多い職業の場合は、相手に感謝されると自分に価値が見出されて、やりがいを強く感じます。それこそが、「働く」ということの本来の姿だといえるかもしれません。


やりがいを感じた瞬間② 目標を達成した時

毎日、単調な仕事の繰り返しだと、精神的に疲れていつまでこれが続くんだろう」と考えてしまいます。その反面、目標を置いてそれに向かって頑張ると、達成した時に、この上ない達成感を感じますよね。目標を達成した時に、実は脳の中にドーパミンという物質が出て、気持ちをハイにしてくれるのです。例えば同じことの繰り返しでも、今日はいくつしようなどの目標を作って実行すると達成感があります。目標設定は無理なく、ほんの少し頑張れができるくらいに設定するのがコツです。達成するたびにドーパミンが出て、やりがいを感じます。


やりがいを感じた瞬間③ プロジェクトの責任者になった時

同じプロジェクトで働くにしても、人に命令されて仕事をする場合と、チームワークを考えて、指示を出しながらする場合とでは、ずいぶんやる気に差が出ますね。プロジェクトの責任を任されると、よりよくやる方法や効率、予算などを考えながらするので、クリエイティブな部分もあり、やりがいがあります。プロジェクトの責任者というのは、バランスを考えて、最初から最後まで通してやり遂げなくてはなりませんから、責任重大です。つまり、プロジェクトの責任者に選ばれたということは、貴方の能力を総合的に評価してもらえたということです。


やりがいを感じた瞬間④ 上司に認めてもらえた時

あまり人と接することの少ない仕事、特にお客様との接触もなく、ただコツコツと地味に仕事をしている場合は、上司に褒めてもらえた時がやりがいを感じるようです。仕事の成果がわかりにくい場合は特に上司に褒められると、見ていてくれる人がいるんだなと思い、モチベーションが上がりますね。いつもはよく怒ってばかりいる上司に褒められて、一生忘れられない思い出になったという人もいるくらいです。毎日同じことが繰り返されると自分の存在って一体なんだろうなどと思って迷走しまうことがありますよね。そんな時に、褒めてもらうと自分の存在がしっかり認められたと感じられるのです。


やりがいを感じた瞬間⑤ 一緒に頑張る仲間がいる時

専門性の高い仕事の場合、往往にして孤独を感じてしまいがちです。だからこそ、一緒に仕事をして、目標を達成した時に一緒に喜べる仲間がいるとやりがいを感じられます。外部の人から見ると大して難しそうに見えないことも、仲間ならその難しさを理解でき、仕事がうまくできた時にお互いに労うことができます。一緒に仕事をする仲間と、良いことも悪いことも共有し、励ましあってさらにモチベーションが上げましょう。それだけではなく、刺激を与え合い、ライバルでもある、そんな仲間がいると日々成長していければ、良い環境といえるでしょう。


やりがいを感じた瞬間⑥ 頑張りがお金として返ってきた時

お金が入ってきた時にやりがいを感じる人がやはり多いようです。お金が入ってくると、具体的に目の前に成果が見えてきますからね。また、お給料の日に家族が嬉しそうにしていたり、ちょっとしたお買い物に行ったりする時に、充実感を感じ、また頑張ろうと思えます。仕事そのものにあまりやりがいを感じない人も、お給料やボーナスがそれなりにもらえると、やりがいは後からついてくると言っている人がほとんどです。反対に、やりがいがあるからお給料は少なくても良いと思っていた人も、働き続けているとだんだんとやりがいが感じられなくなってしまう場合もあります。


やりがいを感じた瞬間⑦ 頼りにされている時

同僚や上司、そしてクライアントさんに「君じゃないとダメだ。」といわれるとやはり嬉しいものですね。特に自分でも得意だと思っていることで、頼りにされたり、教えて欲しいといわれたりすると、嬉しくてやりがいも出てきます。自分にしかできないことがささやかなことであっても、同僚や上司に頼りにされると仕事が楽しくなります。楽しくなるとますますスキルを身につけたいと思い、さらに頼られる存在になっていきますね。頼りにされて嬉しくなるタイプは、成長もしていくので大事な仕事を任され、もっとやりがいが出てきます。


やりがいを感じた瞬間⑧ 好きなことができている時

嫌いなことをするよりは、やはり好きなことをしている時の方が、やはりやりがいを感じますよね。最初はそんなに好きじゃなくても、「あ、上手ね。」なんていわれているうちに、気づくと好きになっていることが多いようです。好きなことをしていると楽しい気持ちになり、ついつい就業時間が終わってもやってしまうくらいに、時間の流れさえも忘れてしまいます。好きなことは同時に得意なことになる場合が多く、周りに〇〇なら〇〇さん(貴方のこと)といわれるくらい頼りにされます。頼りにされるとさらにやりがいを感じますよね。


やりがいを感じた瞬間⑨ 尊敬する人と一緒に仕事をする時

人間だけではなく、知能の高い哺乳類も何かを学ぶということを、楽しいと感じるようです。犬を飼っている人はよくご存知だと思います。知識欲というのは、実は金欲よりも強いという実験もあるんですよ。さらに、尊敬する人と一緒に仕事をしている時は、覚えることも多く、知識をどんどん吸収している時間です。そのため、尊敬している人と一緒に仕事をすると、楽しく、やりがいを感じます。


やりがいを感じた瞬間⑩ 転職して新しいことに挑戦している時

人間は冒険が好きな生き物です。ですから、新大陸を発見し、月に到着しました。未知の場所に行ったり、見たりすることが大好きなのです。そのため、自分の経験を踏まえて、新しい仕事を探し、転職し、新しい仕事を始めると、やりがいを感じている人が多いようです。今までの業種と全く違う分野で活躍している人も、今までと同じ業種だけれど、環境を一新して新たな人間関係を築いている人も、転職は、日々新たなる発見の連続です。どうしてもやりがいを感じられなかったら、環境を一新することもひとつの方法です。


やりがいを感じない仕事と向き合う方法

雇われて仕事をしている人は、やりがいを感じられない仕事をしなくてはいけない時もあります。そういう時は、やりがいをいつ感じたかを思い出して、対処方法を考えていきましょう。やりがいを感じた時のシチュエーションをあえて自分から作り出すことで、積極的に仕事に取り組んでいける環境を作り出せるのです。


小さな目標を設定して達成を積み重ねる

目標を達成すると、ドーパミンが脳で生成され、気持ちが高揚します。その原理を使って、あえてドーパミンが出てくる状況を人工的に作っていきましょう。難しい目標ではなく、小さな目標を立てて実行するのです。小さな目標であっても、ちゃんと目標を手帳など目につくところに書いて、達成したら小さなご褒美を自分に用意してあげましょう。この作業を繰り返し、少しずつやりがいを積み重ねていくのです。目標を細切れにして、塗りつぶしていくようにするとより効果的です。


嫌なことから逃げない

嫌なことはどうしても後回しにしがちです。しかし、いつかはしなくてはならないのですから、早めに仕事に取り掛かってしまいましょう。なぜ、その仕事は嫌なことなのか自分で分析するのも良いかもしれません。もしも、得意でない仕事をしなければならない状況になると、ちゃんとできないかもしれないという不安にかられますよね。しかし、少なくとも仕事を早く終わらせれば、多少できが悪くても仕事熱心な人と思われますが、なかなか取り掛からずに時間ばかり過ぎてしまうと評価が下がる上、自分でもネガティブな気持ちになってしまいますね。嫌なことから逃げると、返って気持ちが落ち込んでしまい、ますます嫌なことが嫌いになってしまいます。


誰かの為になっている、という意識を持ってみる

顧客に直接会える仕事ですと、顧客の笑顔を直接見られるので、自分のしていることが誰のためになっているのかわかりやすいのですが、直接会わない仕事の場合はわかりにくいですよね。そのため、毎日同じことをしていると、だんだんテンションも下がり、気分が滅入ってくることもあります。そんな時は、ほんの少し想像力を働かせて今している仕事がどこに繋がっているか考え、誰かの役に立っているんだということを意識してみましょう。


やりがいを求めて転職をするのも一つの方法

「やりがいを感じられないからどうしてもモチベーションが上がらない」という方は、やりがいを求めて転職をするという方法もおすすめ。全く新しい環境や仕事内容で、もしかしたら別の世界が広がるかもしれません。自分の性格を考えて、今までとは違う、もっと本来の自分に合う仕事を探してみませんか。


とは言えまずは、今の会社でやりがいを見いだせるかどうか尽力する

やりがいがないからと、転職を考える気持ちはよくわかりますが、感情に任せて仕事をやめてしまうと後悔してしまうことがあります。転職をする前に、やりがいを感じない理由をしっかり分析し、やりがいを見い出すために何ができるか考えていきましょう。やりがいを感じた時のことを思い出して、それはどういう状況でどういう風に自分の心に刺さってきたのかを思い出してみてください。そして、その瞬間はもう今の職場では手に入らないのかどうかをじっくり考えて、原因が自分にあるのか、職場にあるのかを客観的に見ることが大事です。


転職で自分がやりがいを感じる瞬間が手に入るかしっかりと分析を

やりがいを感じられないのは自分ではなく、職場に原因があると最終的な結論が出たら、それではどのような仕事ならばやりがいが感んじられるのか考えてみましょう。自分の性格を分析し、常に誰かに必要だと思われていると実感したいタイプなのか、チームで仕事をする時に喜びを感じるのかなど、分析してどのような仕事ならば、やりがいを感じられるのかをじっくり考えていきましょう。それぞれに個性があるように、やりがいを感じる瞬間も人それぞれです。周りに意見に振り回されず、客観的に自分を見つめて結論を出しましょう。


転職を進める上で頼りになる転職エージェントをご紹介

やりがいのある仕事に就くためには、転職エージェントに相談するのが、スムーズに転職できる方法です。自分に合った仕事を見つけようと思っていても、自分のことを客観的に見られる人はわずかです。転職エージェントに相談すると、まず自己分析から始まりますから、知っているようであまり知らない自分のことがよくわかります。経験ある頼りになる転職エージェントを紹介しますので、自分に合った仕事を見つけてくださいね。


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貴方自身がどんなことにやりがいを感じるかを考えてみましょう

やりがいのないことをし続けるのは、それが仕事であっても辛いものです。貴方自身がやりがいを感じる瞬間はどんな時なのでしょうか。仕事にやりがいを見い出すために、どうすれば良いのかをじっくり考えてみましょう。やりがいのある仕事を見つけるのもひとつの方法かもしれません。その際はぜひ転職エージェントを利用して、自分にぴったりな仕事を見つけてみてくださいね。

【参考記事】仕事のストレスを解消して、仕事にやりがいを持たせよう!▽

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