ナンパ素人の挑戦②「ナンパ成功の鍵はたった一冊の本だった」

Smartlog編集部 2015.07.26
社長からナンパのマインドセットやハウツーを叩きこまれた弊社スタッフ山下が、体当たりでナンパ成功に挑む物語。多くの挫折と失敗を繰り返しながら、着実に成功へと歩みを進める山下のサクセスストーリーです。

Smartlog Crazy

ダメ人間

僕の名前は山下。

高校を中退して、ほぼニートのような日々を送っておりました。

ええ、お察しの通りダメ人間です。あとブサイクです。

そんな僕はSmartlogに出会い、ライターをクビになった結果この会社でナンパをすることになりました。

前回までの流れを知らない人はこちらをご覧ください▽

 

男

山下「社長、前回でノウハウは大体わかりました。けどまだナンパ行くのこわいんですが、、」

 

しゃちょ「こわいよな。分かるよ、ナンパは最初の10人くらいを突破するまで恐怖との戦いだ。だからまずはナンパを乗り越えるためにメンタルを鍛えようか!」

 

山下「メンタル…!鍛えたいです!!何をすればいいですか?」

 

しゃちょ「これを授ける。

 

ユニフォーム 渡す

 

山下「これは……!サッカー日本代表戦のユニフォーム…!?」

しゃちょ「これで表参道を『フゥ〜!ニッポ〜ン!おめでと〜!』とか言いながら道行く人とハイタッチをしてこい。」

山下「あの…今日本代表が盛り上がるシーズンじゃない普通の休日なんですけど…。」

しゃちょ「うん。そうだね。知ってるよ。」

山下「あの…」

しゃちょ「早くいきなよ。」

 

ユニフォーム 背中

 

出陣

 

ハイタッチ

 

フゥ〜!

 

ハイタッチ

 

イェ〜イ!ニッポ〜ン!

 

気持ち悪がる男

しゃちょ「キモ…」

 

山下「え、社長!?今キモいとかって言ってませんでした!?」

 

しゃちょ「いやいや!言ってないよ!おつかれ!」

 

山下「頑張りました!誰ひとりとしてハイタッチしてくれなかったですけど。

 

しゃちょ「まあ、そうだろうね(1人くらいいけると思ったんだけどな…)」

 

山下「けど見知らぬ人に話しかけることに慣れてきた気がします!これ案外ナンパいけるかもですわ!」

 

しゃちょ「おお。」

 

山下「ナンパポンポン成功させちゃうかもしんないっす!いってきます!w」

 

ナンパ 失敗

 

山下「いい天気ですね〜!」

女性「チッ」

山下「すみませんでした」

 

ナンパ 失敗

 

山下「あ、お姉さん、今からどこかに行くんですか?」

女性「はァ?」

山下「申し訳ありませんでした」

 

ナンパ 失敗

 

山下「お姉さん危ないっそこに地雷がっ!止まって危ないっ!」

女性「スタスタ」

山下「危ない…危ないよ……(震え声)」

 

ナンパ 完全失敗

 

山下「心折れました。

 

しゃちょ「おつかれ…。」

 

山下「ぜーんぜんだめでした。つらい。母親の胎盤に戻りたい。」

 

しゃちょ「お前はよくやったよ。ちょっと休憩ついでに読書でメンタル鍛えてみようよ。色んなやり方からメンタルを鍛えたいからね。お金あげるからナンパに役立ちそうな本買っておいで!」

 

山下「は、、はい!了解しました!」

 

・・・・・60分後・・・・・

 

本 買ってきた

 

山下「買ってきました!」

 

本 買ってきた男

 

ニーチェ 本

 

ニーチェ

 

頭を抱える男

しゃちょ「なんでニーチェ買ってきてんだよ…」

 

山下「高校生の時聞いたことあるえらい人だったので・・・」

 

しゃちょ「セレクトの理由が頭悪すぎるだろ・・・」

 

しゃちょ「ナンパと全然関係ないから、読んでも意味ないと思うよ。けどまあ、休憩代わりに読んでみなさい。読み終わったらまたトレーニングしてナンパ再開だからね!」

 

山下「はい!」

 

読書 つまらなそうな顔

読書開始。

読書 はっと気づいた

こ、これは…!

読書 何かに目覚めた

これはぁぁああ!!

 

山下「よ…読み終わりました…!!め、めちゃくちゃすごいですニーチェ…!」

 

しゃちょ「へーどんな感じなの?(まあどうせ大したことないんだろうけど)

 

山下「僕に向けて書かれた本なんじゃないかと思いました…。僕が響いた3つをピックアップしますね…!」

 

しゃちょ「はいはい(ニーチェがナンパに関係あるわけないでしょ)

 

おじけづいたら負ける 

相手が強すぎるから、事態が今までになく困難だから、状況があまりにも悪すぎるから、逆転できる条件が揃わないから負けるのではない。 心が恐れを抱き、おじけづいたときに、自分から自然と破滅や敗北の道を選ぶようになってしまうのだ。

『たわむれ、たばかり、意趣ばらし』より

 

山下「僕は断られる前提でナンパをしていました。だから女の人がう〜んみたいな顔をした時に『連絡先交換はやっぱりきついですよね!』といったように女性に断ることを促してしまったように思います。おじけづいていた結果、自分から負けの道を選んでました。心の在り方がナンパの成否を決めるんですね。」

しゃちょ「あれ、なんか気付きの量と質がすごくね?」

 

恐怖心は自分の中から生まれる

恐怖心の正体というのは、実は自分の今の心のありようなのだ。 もちろんそれは、自分でいかようにも変えることができる。自分自身の心なのだから。

『曙光』より

 

山下「ナンパは恐怖心との戦いです。僕を含め、きっと多くのナンパが出来ない人は恐怖が理由だと思うんです。だけどこの恐怖はコントロールできる!だって僕の心だから!ナンパがこわいのは、僕の心のせいだったんだ!」

しゃちょ「あれれ」

 

自分の行為は世界に響いている

自分のどんな行為も、他の行為や考え、決断などの誘因になっている。もしくは、大きな影響を与えている。その行為がまったく影響を及ぼしていないことはない。

『人間的な、あまりに人間的な』より

 

山下「僕のこのナンパ活動、ちゃんと世界に響いてるんだと思いました。僕みたいな普通のブサイクが結果を出すことは、大なり小なり世界に勇気を与えているはず。やればできるんだ、行動を起こせば人生は変わるんだ、って。だから僕はちょっとの失敗でヘコんでられないです!結果出さなきゃ、ユーザーに勇気を与えられないから!」

 

山下成長しすぎてるーーーーー!!!ニーチェSUGEEEEE!!!

 

しゃちょ「お…お前…ほんとに山下か…見違えたな…」

山下「ニーチェは僕に大いなる気付きを与えてくれました。僕、やってやります!」

しゃちょ「おう、頑張れ!」

 

意気込み

チャレンジアゲイン!

 

スクリーンショット 2015-07-26 15.56.07

山下「すみません」

女性「はい。」

山下「美しいと思って思わず声をかけてしまいました!自分でもびっくり!

女性「笑」

山下「お姉さんくらい綺麗だと一日100回くらい言われてると思うんですが、101回目言わせてください!綺麗ですね!」

女性「いやいや笑」

山下「今から用事があるんですか?」

女性「あ、はい。」

山下「なるほど!僕みたいないきなり人に話しかける怪しいやつがその用事についていくわけにはいかないので、ここでサヨナラになってしまうんですが、名残惜しい!もう二度と会えないのはイヤなので、電話番号かLINEか、連絡先を教えてもらってもいいですか?」

女性「う〜ん。」

山下「わかります!僕みたいな人間から電話かかってくるとキモいですよね!電話番号は諦めましょう!LINEならどうでしょうか?」

女性「まあ、LINEならいいですよ。」

山下「ありがとうございます!」

 

ナンパ

山下「すみません」

女性 (びっくり)

山下「あ、すみません驚かせてしまって!おしゃれなスカートだなあと思って話しかけたんです!どこで買ったんですかそれ?」

女性「原宿で…」

山下「原宿!いいですね!てことは今日も買い物ですか?」

女性「はい。そうです。もう帰るとこですけど。」

山下「買い物終わったあとですか!いや〜買い物した後に出会えて良かった!買い物前に出会ってたら、思わずついていってお姉さんのためにクレジットカードの枠がブチ壊れるまで貢ぐとこでした!あぶない!

女性「笑」

山下「こんな明るい時間に帰るのはもったいないですよ!せっかくならこのまま飲みにいきますか!」

女性「いや(笑)大丈夫です。」

山下「そうですか!では5万歩ゆずって諦めましょう!では次回の開催に向けて、取り急ぎ連絡先だけ教えてもらってもいいでしょうかか?」

女性「まあ…いいですよ。笑」

山下「ありがとうございます!」

 

ナンパ

山下「すみません」

女性「はい。」

山下「お姉さん、美しいですね!今からどこか行くんですか?」

女性「まあ、はい。」

山下「そうなんですね!どちらにいくんですきゃ?」

山下「すみません口の中パサパサで噛んでしまいました!暑くて!僕、散歩が趣味でこの通りをさっきから往復100周くらいしてるんですよ。」

女性「笑」

山下「冗談なんですけども!ところでお姉さん、そこ地雷があるから一回止まった方がいいです!地雷が!」

女性「あ、はい。」

山下「お、止まってくれた!お姉さん優しいですね。見知らぬ怪しい口パサパサの男のために止まってくれるなんて女神ですか」

女性「笑」

山下「ところでお姉さん、連絡先を教えてもらってもいいですか。電話番号かLINEで。」

女性「う〜〜ん」

山下「電話番号こわいですよね!口パサパサだし、電話越しでカミカミだったら会話しづらいし!というわけでLINEならどうでしょうか?」

女性「まあ、いいですよ。」

山下「ありがとうございます!」

 

【結果発表】

勇者

山下「15人中3人の連絡先を聞き出すことができましたぁぁぁああ!!」

 

しゃちょ「ウオオオオオオ!」

 

山下「やりましたーー!!!!」

 

しゃちょ「また1人勇者が生まれてしまったようだ…これからが楽しみだ…!」

 

山下「僕でもやれるんだ…って思いました。もっと女性に喜んでもらえるナンパを極めていきます!」

 

山下のナンパ道は、これからも続いていく。まだ、道は始まったばかりである。

 

【結論】

声をかけていった感じ、5人に1人くらいはちゃんと少しは返事をしてくれたり、反応してくれることがわかりました。

ということは、この20%の人間と接触機会が持てたときにちゃんと妥協せず話しきれるメンタルが大切なのだということ。

そのメンタルをしゃちょとニーチェは僕に教えてくれたように思います。

ありがとうございます。

次はもっとナンパを成功させるぞ!!!

 

最後に、ニーチェの言葉を最後に一つご紹介。

街へ出よう

雑踏の中へ入れ。人の輪の中へ行け。みんながいる場所に向かえ。 みんなの中で、大勢の人の中で、きみはもっとなめらかな人間になり、きっちりとした新しい人間になれるだろう。 孤独でいるのはよくない。孤独は君をだらしなくしてしまう。孤独は人間を腐らせてだめにしてしまう。さあ、部屋を出て、街へ出かけよう。

『ディオニュソスの歌』より

 

こちらの本にお世話になりました。

超訳 ニーチェの言葉 (ディスカヴァークラシックシリーズ)

白取春彦

『超訳 ニーチェの言葉とは』

(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

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【編集部後記】

山下も出来たことから、ナンパはやるかやらないかが大切で、本当に誰でも出来るんだと感じました。

大切なのは少しの勇気。山下は勇気をニーチェからもらいました。

ニーチェの言葉を体に染み渡らせたい人はこちらもおすすめです▽

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