デッドリフトは腹筋も鍛えられる。お腹の筋肉を鍛える筋トレ方法とは?
デッドリフトは、やり方次第で腹筋も鍛えられる。
デッドリフトは背中やお尻といった体の後ろ側をメインで鍛える種目ですが、腹筋も少なからず使用しています。
具体的に言うと、バーベルを持ち上げる際、腰への負担を軽減させようと、インナーマッスルの腹横筋やシックスパックを作るために必要な腹直筋といった筋肉が自然と使われるのです。
ただ、直接的に影響しているわけではなく、クランチやレッグレイズといった腹筋を直接鍛える種目に比べると効果はやや落ちるため、短期間で腹筋を割りたいなどの目標がある場合は、腹筋に特化したメニューを別途行うのがおすすめですよ。
デッドリフトで腹筋を効果的に鍛えるコツとは?
デッドリフトは、残念ながら腹筋をメインで鍛える種目ではありませんが、やり方次第で腹筋へのトレーニング効果を高められます。
ここでは、デッドリフトで腹筋を刺激する3つのコツをご紹介。ぜひトレーニング中に意識してみてください。
1. 呼吸を止めずに行い、常に腹筋を意識する
デッドリフトで腹筋への効果を高めるには、「腹圧」を上手く利用することが重要です。腹圧とは、腹腔内にかかる圧力のこと。
お腹の外側と内側に圧力をかけることで姿勢が固定され、腹筋を刺激するだけでなく、腰を痛めずデッドリフトを行えるのです。内側への腹圧は腹筋に力を入れることで高められますが、外側への腹圧は呼吸によって高める必要があります。
まず息を吸ってお腹に空気を入れ、腹圧を高めた状態でバーベルを握り、起き上がると同時に息を吐く。このような呼吸を意識することで、内側と外側から腹筋を刺激できますよ。
2. 立っているときは腰を反らずに真っ直ぐにする
バーベルを持ち上げる際に、お尻を突き出すような反り腰になっていると、腹筋を刺激することができません。
また、反り腰は腹筋を使えないだけでなく、安全面でもデメリットがあるため、要注意。地面に向かって真下にかかる重力が、曲がった腰に加わることで、腰を痛めるリスクが高まりますよ。
デッドリフトでは、バーベルを持ち上げて直立する際に腰を正しい位置で支えるために腹筋が使われます。横から見て、腰の骨である腰椎がまっすぐになっているかを確認しながら行いましょう。
3. 動作中は背中を丸めないようにする
背中を丸めた状態で体を上下させると、本来腹筋にかかるはずの負荷が別の部位に逃げてしまい、何度行っても腹筋を刺激することができません。
また、重いバーベルを持ち上げる高負荷なトレーニングであるからこそ、デッドリフトはちょっとしたフォームのズレで体に大きな負担をかけてしまいます。
腰・背中・肩関節といった、あらゆる部位の故障の原因になりかねないので、背筋をきちんと伸ばした状態で行うことが重要です。
デッドリフトで腹筋を鍛えるなら、正しいやり方で行おう!
**デッドリフトは、基本的には体の後ろ側を鍛える種目ですが、やり方次第では腹筋もきちんと鍛えられます。
「正しく行えずに怪我してしまわないか心配」という場合は、重量の軽いバーベルから始めるなど、徐々に慣れていきましょう。
今回ご紹介したコツを参考に、デッドリフトで引き締まった腹筋を手に入れてくださいね。
【参考記事】はこちら▽
【参考記事】はこちら▽
大切な人にシェアしよう。Enjoy Men’s Life!