顔のたるみを取る方法|たるむ原因&改善するエクササイズメニューを解説!
顔のたるみの原因とは?
肌悩みの一つとして取り上げられることの多い「顔のたるみ」。30代を過ぎると、男女ともに鏡を見て「最近、顔がたるんできたな…」と気になってしまう人も、増えてきます。
顔のたるみには様々な原因があるため、改善するためにもまずは肌がたるむ理由を探ることが大切です。
ここでは顔のたるみにつながる原因をご紹介するので、自分に当てはまる理由が無いか考えてみましょう。
顔のたるみの原因1. 筋肉(表情筋)が衰えた
「表情筋」は、顔の皮膚と皮下組織の下にたくさんある小さい筋肉で、あらゆる表情を作るための働きを担っています。
日本人は、日常的に表情筋の約3割を使っているとされており、後の7割はあまり動いていません。
普段使用しない筋肉は、加齢などによって顕著に衰えやすく、顔のたるみにつながるのです。また、いつも眉間に力を入れていると、額やまぶたの筋肉・皮膚が緩みやすいなど、表情のクセによって一部の筋肉が衰える場合もあります。
顔のたるみの原因2. 乾燥や紫外線による肌の老化
肌は、十分な水分がある状態だと弾力のある状態が保たれますが、逆に水分不足で乾燥していると、弾力が維持できずに顔がたるんでしまいます。
また、皮膚が紫外線にさらされると、紫外線が皮膚の奥まで入り込んで、水分であるヒアルロン酸やコラーゲンを作るための細胞を傷つけるのです。
さらに皮膚の重要な構成要素であるコラーゲン繊維を硬くしてしまい、肌のハリと弾力が失われて、たるみが生じます。
顔のたるみの原因3. 顔に脂肪がついている
幼少期から若い年齢の頃までは、こめかみ周辺に脂肪細胞が位置しており、頬にふっくらとした膨らみを出します。
この脂肪細胞は、筋膜や靭帯によって支えられていますが、加齢や血行不良が原因で、筋膜と靭帯が緩んで下方向に落ちていくことも。
その結果、脂肪の重みによってフェイスラインがたるんでしまいます。顔についた脂肪が多い人ほど、フェイスラインはたるみやすいです。
顔のたるみの原因4. 血行不良によるもの
血液が流れることによって、肌に酸素や栄養が運ばれるため、血行の良さは肌の健康のために欠かせません。
しかし、肌の冷えやストレス、睡眠不足などが原因で血行不良に陥ると、肌が酸素&栄養不足になってしまい、新陳代謝が落ちて新しい細胞がスムーズに作れなくなります。
肌に古い角質が残った状態だと、肌のハリが失われてたるみが起こる他、くすみにつながる場合もあるため、注意しましょう。
顔のたるみを改善するマッサージ3選
顔のたるみを起こす原因については理解できても、具体的にどうすれば、たるみを改善できるかわからない人も多いのでは。
そこでここからは、なんとかしたいたるみに効果的なマッサージを紹介していきます。
簡単に取り組めるものばかりなので、ぜひ実践してください。
マッサージ1. モダイオラス(口角結節)をマッサージすることで、フェイスラインをスッキリさせる
顔の下半分に集まる筋肉の起点となっている「モダイオラス」。ここを集中的にほぐすことで、フェイスラインがシュッとして、すっきりとした印象になります。
フェイスラインのたるみが気になる人はぜひやってみましょう。
モダイオラスマッサージの正しいやり方
- 口の端の内側に親指を入れ、頬の外側には人差し指を当てる。
- 口角の横(ほうれい線の延長線上)にあるモダイオラスを指で挟み、約30秒揉みほぐす。
- 反対側のモダイオラスも同じように揉みほぐす。
マッサージのコツ
- ゴリゴリしているところがあれば入念に行う。
- 筋肉をつかむようにして行い、肌をこすらないようにする。
特に、ゴリゴリして硬く感じる部分があれば、重点的にマッサージすることが大切です。そうすればしっかりほぐせるでしょう。
マッサージ2. 側頭筋をマッサージして、顔のたるみを予防する
こめかみから側頭部にかけて広がる側頭筋は、咀嚼する時に使う大きな筋肉です。凝り固まるとたるみが起こりやすいため、しっかりケアしましょう。
ストレスや姿勢の悪さ、歯ぎしりのクセが気になっている人は、特に凝りやすい筋肉のため、トライしてください。
側頭筋マッサージの正しいやり方
- こめかみの横から耳の上にかけて、5本指の平を当てる。
- 上に持ち上げるように円を描きながら、圧をかけていく。
顔がむくんでいる朝や日中・夜のバスタイムなどに、3~5分行いましょう。
マッサージのコツ
- 場所をずらしながら、凝っている場所や気持ちいい場所を重点的に行う。
- 歯を噛み締めるとほぐれにくいため、注意する。
- 特に凝っている場所があったり、指が痛くなったりする時は、グーの手の面を当てるようにして行う。
日ごろから上下の歯をくっつけたままにしている人は、ついつい歯を噛み締めてしまいがちです。
しっかりほぐすためにも、口周りに力が入らないよう気をつけてください。
マッサージ3. 咬筋をマッサージするして、エラの張りを改善する
頬周辺にある咬筋は、咀嚼したり下あごを引っ張りあげたりする働きがあります。
ここをほぐすと老廃物が流れやすくなるため、顔のたるみ改善に効果的。頬あたりの凝りが気になる人におすすめです。
咬筋マッサージの正しいやり方
- 頬骨の下にある咬筋に、両手の中指と薬指を当てる。
- 口の力を抜いて、円を描くようにしてほぐす。(5回)
- 老廃物を集めるイメージで、中指と薬指を耳の下まで持っていく。
- 首の筋肉に沿うようにして、鎖骨の方にリンパを流す。
- 反対側も同じように繰り返す。
肌に負担をかけないよう、1回あたり3~5分で行いましょう。
マッサージのコツ
- 上方向に向かう時は圧をかけて、下方向へ向かう時は力を抜く。
- 気持ち良いと感じる力加減で行う。
- ニキビや肌荒れを起こしている時は、刺激しないようマッサージを控える。
肌にダメージを与えないよう、力を入れすぎないようにマッサージをしていきましょう。
顔のたるみを解消する筋トレメニュー3選|おすすめエクササイズを大公開!
表情筋の衰えが一因となっている、顔のたるみ。しかし、どうすれば顔の筋肉を正しく鍛えられるのか、わからない人もいるでしょう。
ここからは、顔のたるみ解消に効果的なおすすめのエクササイズをご紹介します。
ぜひ習慣づけて、リフトアップを目指しましょう。
筋トレメニュー1. ほうれい線をできにくくする「舌回しエクササイズ」
舌の筋肉を鍛えることで、たるみによるほうれい線の解消に役立つ筋トレです。
ほうれい線による老け見えをなんとかしたい人は、舌回し体操を習慣にしましょう。
舌回しエクササイズの正しいやり方
- 舌を口の中でぐるりと回す。
- 右回り・左回りをそれぞれ10回ずつ行う。
朝晩1回ずつからスタートしましょう。
エクササイズのコツ
- 口の端から端まで、ほうれい線を内側から押し上げるようにして行う。
- 口はしっかり閉じる。
ほうれい線をグイグイと押すイメージで行えば、しっかりと筋トレ効果が得られます。
筋トレメニュー2. フェイスラインを引き締める「ぴよぴよぷーエクササイズ」
ぴよぴよぷーエクササイズは、口のあたりにある筋肉を一度に鍛えられます。
フェイスラインのたるみやほうれい線など、口周りを集中してケアしたい人は、ぜひ試してみてください。
ぴよぴよぷーエクササイズの正しいやり方
- 頬の肉を強く吸って、上下の歯の間に入れ込む。(ひよこの「ぴよぴよ」口を作る)
- 唇を上下に4回動かす。
- 口に空気を溜めて「ぷー」と風船のように膨らませ、10秒キープする。
1~3を、2セット行いましょう。
エクササイズのコツ
- 「ぷー」の口を作る時は、口に目一杯空気を溜めるようにする。
しっかりと膨らませることで、エクササイズをより効果的に行えます。
筋トレメニュー3. 顔のたるみに効く「顔の中心寄せエクササイズ」
表情筋を、まんべんなく動かすエクササイズです。顔を全体的に鍛えてたるみを解消したい人には、最適な筋トレです。
顔の中心寄せエクササイズの正しいやり方
- 8秒数えながら、顔全体を真ん中にギュッと縮めていく。
- 縮めた状態を8秒キープ。
- 8秒数えながら、顔全体をパッと広げていく。
- 口も大きく開けた状態で、そのまま8秒キープ。
5セットを目安に行いましょう。
エクササイズのコツ
- 縮める時は、眉間に顔のパーツ全体を寄せるイメージで行う。
縮める時・広げる時のどちらも、しっかりと力を入れて精いっぱいまで行うのがポイントです。
顔のたるみを予防するポイント|日常から気をつける4つのコト
多くの男女が悩んでいる顔のたるみですが、日常的に何気なく行っていることが、たるみの原因となっていることも少なくありません。
そこでここからは、顔のたるみを予防するためのポイントをご紹介します。
ぜひ意識して習慣づけましょう。
顔のたるみの予防法1. スマホをうつむいて見すぎない
スマホを使っている時に、画面を見ようとしてついつい前かがみ姿勢になってしまうことも多いのではないでしょうか。
しかし、背中が丸まると首も前に突き出て、首のうしろが凝り固まってしまい、顔全体のたるみに繋がります。特に、広角や鼻の下、頬、顎がたるみやすいため、心当たりのある人は意識して改善しましょう。
また、目線の高さでスマホが見られるよう、スマホスタンドを購入したり自作したりするのも、正しい姿勢を保つための一つの方法です。
顔のたるみの予防法2. 食事をする時は左右でバランスよく噛む
普段あまり使っていない表情筋は、衰えてたるみが起きやすくなります。
表情筋は食事中の咀嚼にも使われるため、左右のどちらかだけで噛む「片側噛み」を続けていると、使っていない方の頬の筋肉が衰えやすいのです。
結果的に「ほうれい線の片方だけが濃くなっている」、「口が片方だけ下がっている」「左右の目の高さが違う」といったトラブルに繋がります。
そのため、左右の顎をバランス良く使って食事するようにしてください。
顔のたるみの予防法3. たるみを進行させる紫外線ケアを徹底する
紫外線は、肌にダメージを与える大きな原因の一つ。紫外線を浴びると肌細胞が傷ついて、コラーゲンなどの成分がうまく生成されなくなってしまいます。
たるんだ肌をどんどん悪化させてしまうため、紫外線対策が欠かせません。朝使うスキンケアコスメには、日焼け防止効果があるものを使うといいでしょう。
また、頭皮は顔の2倍以上もの紫外線を浴びるとされています。頭皮と顔の肌はつながっているので、頭皮がダメージを受けることで顔のたるみの原因になることも。
特に夏場は、帽子や日傘を活用して対策を行ってください。
顔のたるみの予防法4. 肌の保湿を徹底する
コラーゲンやヒアルロン酸などの成分がバランス良く保たれていると、弾力のある肌になります。肌が乾燥して負担がかかった状態では、ターンオーバーのサイクルが乱れてコラーゲンの生成量が減り、ハリを失ったたるみ肌になってしまうのです。
たるみを予防するためには、肌の水分をしっかりと保つことが重要。
化粧水や乳液などを利用して、適切な保湿を行いましょう。特に冬などの乾燥しやすい時期は、ほうれい線や口元、目元などを重点的にうるおしてください。
顔のたるみを改善して、若々しいハリのある肌に仕上げましょう!
顔のたるみは、シワ・シミ・毛穴などと並ぶ、代表的な肌悩みの一つです。加齢によってどうしても悩みが増えてしまいがちですが、それ以外にも表情の癖や崩れた姿勢など、日常生活の習慣が顔のたるみを引き起こしているケースもあります。
まずは原因を考えて、適切な対処方法を検討しましょう。また、短時間で行える簡単なエクササイズを習慣づけることも、たるみ解消のためには大切です。
今回ご紹介した予防法なども参考にしながら、あなたもハリのある肌をかなえましょう。
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