ランニングより水泳がダイエットに効果的|痩せる"消費カロリーが高いメニュー"とは?

織田琢也 2022.05.22
今回は、ダイエットに効果的なトレーニングとして、水泳がランニングよりも優れている理由を詳しく解説します。消費カロリーが高いのはもちろん、血行促進によるむくみ解消など、水泳はメリットばかり。ダイエットに効果的な時間や頻度、怪我のリスクを下げる注意点もチェックしていきましょう。

ダイエットにはランニングより水泳が効果的な5つの理由

ダイエットにはランニングより水泳がおすすめな理由

ここでは、ダイエットにはランニングより水泳の方が効果的な5つの理由をご紹介。

なんとなく取り組むのではなくしっかりと理屈を把握した上で取り組む方が、得られる効果もわかるし、モチベーションも上がりやすく、トレーニングを継続しやすいですよ。

それでは、なぜダイエットにおいてはランニングよりも水泳の方が効果的と言えるのか、その理由をみていきましょう。


水泳がダイエットにおすすめの理由1. 水圧による全身運動で消費カロリーが多い

水泳は水圧によって全身を使った運動となるため、ランニングなどの地上で行う有酸素運動よりも消費カロリーが多いのが特徴です。

30分の平泳ぎで約370kcal、クロールは約400kcalを消費します

同じ30分でも、ウォーキングだと約100kcal、時速10kmのランニングだと約300kcalの消費ですので水泳がいかに消費カロリーが多いかわかりますよね。


水泳がダイエットにおすすめの理由2. 身体への負担が少ないので、運動が苦手な人でも取り組みやすい

水泳よりもランニングがダイエットに効果的な理由|運営が苦手な人でも行える

ランニングは地面からの衝撃を直接受けてしまい膝や股関節が痛む恐れがあるので、ダイエットとしては取り組みにくいですよね。その一方で、水泳は浮力が働くために普段の6~10分の1の体重負荷で運動を行うことができ、関節への加重負担を軽減することが可能です。

水泳は身体の負担を減らしながら運動ができるので、運動が苦手だったり運動不足な方でも無理なくダイエットができることが水泳ならではのメリットでしょう。


水泳がダイエットにおすすめの理由3. 全身を均等に鍛えられ、痩せやすくなる

水泳よりもランニングがダイエットに効果的な理由|痩せやすい

水中は空気の約800倍の密度があるので、水中にいるだけでも筋肉の引き締め効果があります

水中のトレーニングは、水圧によって全身がバランス良く鍛えられて筋肉量も増えるのに比例して、自然とカロリーを消費してくれる基礎代謝量も増加するのでダイエットにかなり効果的です。

水泳ならではの水圧という特徴を味方につけて、ダイエットを成功させましょう。


水泳がダイエットにおすすめの理由4. リラックス効果があるので続けやすい

水泳よりもランニングがダイエットに効果的な理由|続けやすい

ダイエットは一時的な運動ではなく、長期的に続けてその効果が現れるもの。

水泳は水に浮いているだけで脳に刺激が与えられ、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌されます。それによって気分が良くなったり、筋肉の緊張が解けてリラックスした状態で、トレーニングに取り組むことができます。

ランニングなどの有酸素運動は、暑さや天候に左右される点など、前向きに取り組みにくい。今まで、楽しくダイエットできなかった人は、水泳で楽しく、そして気楽にダイエットしていきましょう!


水泳がダイエットにおすすめの理由5. 血行促進され、凝りやむくみの解消ができる

体が太く見えてしまう原因は、脂肪の他にも、老廃物の溜まりによる、こりやむくみなども存在します

水泳は、水圧によるマッサージ効果により、老廃物の溜まる原因である、血行不良を改善し、スムーズにむくみを改善。また、筋肉のコリをほぐし、張った筋肉を柔らかくする効果も期待できます。

普段の生活で、もし肩こりなどで悩んでいる人は、血行不良が続いている証拠。ランニングでは得られない水泳だからこその効果を、ぜひ実感してみてください。


水泳ダイエットはどのくらいの時間と頻度でやればいいの?

水泳ダイエットは、どのくらいの頻度で行えばいいの?

毎日水泳ダイエットに取り組むと、オーバーワークによって体を壊してしまう可能性もありますし、筋肉が休養できず筋肉の成長を促せないので、あまり効果的ではありません。

筋肉が回復し成長するのには48〜72時間程度かかるので、週2〜3回のペースでトレーニングを行うのが理想的です

適切な頻度を守ってトレーニングし、水泳ダイエットを成功させましょう。


水泳ダイエットに効果的なメニュー|効率よく痩せるためのトレーニングとは?

水泳ダイエットに効果的なトレーニングメニュー

水泳ダイエットにオススメなメニューを5つご紹介。

それぞれの泳ぎ方の30分あたりの消費カロリーや、効果を高めるコツまで解説していきます。

泳ぎ方によって難易度や消費カロリーが異なるので、泳ぐのが苦手な方は泳がなくても良い種目から取り組み、より高いダイエット効果を望む方は消費カロリーの高いものに取り組みましょう。

  • 水中ウォーキング:約140kcal
  • クロール:約200kcal
  • 平泳ぎ:約250kcal
  • 背泳ぎ:約175kcal
  • バタフライ:約250kcal

水泳トレーニングでは、種目に限らず、しっかりとインターバルを挟むようにすること

体力を消耗しきっている状態でトレーニングを行っても、効果を発揮できず余計に疲労を溜めて後のトレーニングに影響を及ぼします。泳いだらインターバルを取るようにして取り組みましょう。


水泳ダイエットの注意点|何に気をつければいいの?

水泳ダイエットの注意点

ここでは、水泳ダイエットをするときに気をつけるべき注意点について解説していきます。

水泳ダイエットは、かなりダイエット効果が高いですが過度にトレーニングをしてしまったり正しいやり方を守らず行ってしまうと、疲労の蓄積から怪我や思わぬトラブルにつながります。

これから解説していく注意点をしっかり念頭に置いて、安全で効果的なトレーニングをしていきましょう。

  • 水泳をする前はストレッチをして身体をほぐす
  • 20分以上の軽い運動をしてからトレーニング開始する
  • 心臓に不安のある方は無理をしない
  • 脱水症状に気をつける
  • 多くのエネルギーを消費するので、水泳後の暴飲暴食に気をつける
  • 水泳後は強い疲労感があるので、車の運転をする際は気をつける

体を鍛えたくてトレーニングしているのに、逆に体を壊してしまっては本末転倒ですよね。水泳ダイエットを行う際は、しっかり注意点を守りながらトレーニングしていきましょう。


水泳は、ランニングよりも遥かにダイエットに優れている。

今回は水泳の方がランニングよりもダイエットに効果的な理由や、効果的なやり方と注意点についてご紹介しました。

なんとなく取り組むよりも理屈やコツを理解した上で意識してトレーニングをした方が、確実に得られる効果は高まります。

今回ご紹介した内容をしっかりと抑えてダイエットを成功させ、理想の体を手に入れましょう。

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