尊敬語"いらっしゃる"の意味/使い方。類語&例文付き|ビジネス敬語ガイド
行く/来る/居るの3つの意味を持つ尊敬語、いらっしゃる。使いやすい敬語だからこそ、使い方には注意しなければなりません。今回は、いらっしゃるの意味から使い方、目上の人にも使える例文、言い換えできる類語まで解説します。いらっしゃるの使い方をマスターしましょう。
「いらっしゃる」の英語表現
- be(いる/いらっしゃる)
- come(来る/いらっしゃる)
- go(行く/いらっしゃる)
- move(移動する/お越しになる)
- visit(訪問する/いらっしゃる)
- expect(おいでになる/いらっしゃる)
「いらっしゃる」は「来る」「行く」「いる」の3つの意味を内包する語で、英語でぴったりあてはまる語はありません。
「いらっしゃる」を英語で表現するには、「来る」「行く」「いる」にあたる一般的な英単語を当て、別の丁寧な英単語を補助的に使用して敬語表現に必要があります。このなかで、一番最後の"expect"が比較的丁寧語に近い表現の英単語となるでしょう。
「いらっしゃる」は、間違った使い方にならないよう注意しましょう!
「いらっしゃる」は「(身分の高い人が)入る」という意味の古語を語源とするため、お客様や上司など目上の人に対して使うのにふさわしい語です。
「いらっしゃる」は「来る」「行く」「いる」の3つの意味を持つため、「来る」や「行く」という意味で用いる場合は、場所を表す言葉と助詞を一緒に使って誤解を受けないように伝えましょう。
【参考記事】「ありがたく存じます」の使い方を例文付きで解説します▽
【参考記事】「送らせていただきます」を使った丁寧な例文を徹底解説▽
【参考記事】「ご確認ください」って目上に使えない?真相を分かりやすく解説します▽