星の王子さまから学ぶ人生論

しゃちょ 2014.05.31

多くの人に影響を与えている「星の王子さま」

星の王子さまという本を呼んだことはありますか?
SMAPの大ヒット曲「世界に一つだけの花」の歌詞の元にもなっているこの小説。
大人が読むべき美しき哲学書です。そんな星の王子様は、多くの経営者のバイブルになっているそう。そこで今回は、多くの経営者が魅了される星の王子さまから学べる考え方について、お伝えしたいと思います。

 

そもそも、星の王子さまとは?

王子さまの小さな星にたった一本の薔薇が咲いていました。王子さまとその薔薇は恋をしていましたが、薔薇はわがままで高慢だったため、二人の恋はうまくいかないまま、王子さまは自分の星を離れて、旅に出てしまいます。色々な星を転々と渡り歩いて地球にやってきた王子さまは、いろいろな生物や人間に出会い、多くを学び、王子さまの星に戻っていく。そんな物語です。

この星の王子さまには、心を打つ名言がいくつも飛び出します。

ぼくのバラだって、通りすがりの人が見ればきみたちと同じだと思うだろう。でも、あのバラだけ、彼女だけが、きみたち全部よりもたいせつだ。

こういった価値観がSMAPの「世界に一つだけの花」のベースになっているようです。歌の中で何度も出てくるOnly Oneという言葉に特に表れていますが、自分にとって一番のかけがえのない大切な人や大切なものには時間をかけようということです。
では、おまえ自身の裁判をしなさい。それがいちばんむずかしい裁判じゃ。他人を裁判するより、じぶんを裁判するほうが、
はるかに困難じゃ、もし、おまえが、りっぱにじぶんを裁判できてたら、それは、おまえが、ほんとに賢い人間だからじゃ。

これは本当にそうですよね。自分のことが一番むずかしい
心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ。

星の王子さまで最も有名な台詞です。

たった3つの言葉ですが、これだけでも多くを学べます。
何より、言葉が美しいですよね。
児童向けに書いてある文章だからか、難しく書かれたビジネス書よりも、心にすっと入ってきて逃げていかないように思います。
読んだことがない人は、是非読んでみてください。

星の王子さま公式HP:http://www.lepetitprince.co.jp/

 

大切なものは、目に見えない

大切なものは、目に見えないという作中で最も有名なこの台詞。ここに多くの人は自分を省みてきました。
さながら万華鏡のように、見る人によって言葉から受け取るメッセージは変わります。

私自身の話をすれば、ただひたすらに経済力や地位を追い求めていた時にこの言葉に出会えました。
そこで、心が豊かであることの大切さを学べたように思います。大切な人が隣にいるだけで、朝の一杯のコーヒーもおいしいし、サイゼリアの300円のドリアもご馳走。100円のコアラのマーチだって、大切な人と分け合えば最高に幸せで。なあんだ、幸せってこんな簡単なものだったんだと気付けました。物質主義の世界に生きる私たちはこういった当たり前の幸せを忘れているのかもしれません。今一度、心のあり方を見つめなおしてみましょう。

 

なんのために豊かになるのか

かつて、知り合いの経営者の方に昔尋ねられたことがあります。

「あなたは、何のために成功したいの?何のために上を目指すの?3つだけに絞って答えてみて。」と。

よかったら考えてみてください。どうでしょうか。恋人のため、家族のため、部下のため、友人のため…。その答えはすごく愛に溢れたものになったと思います。少なくとも、私はそうでした。成功することって、根底に愛情という下敷きがひかれていると、本当に価値あるものになると思っています。お金だけを求めて成功したあとに、何も残らないのは、そもそも何のために成功を目指したのかという原点を忘れているからではないでしょうか?

 

まとめ

大切なことがいくつも思い出せる星の王子さま、本当に読む価値があります。魅力的な人になるために、是非読んでみてください。

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