ホメオスタシス効果とダイエットの関係|停滞期を抜け出す簡単な方法とは?
そもそも、ホメオスタシスとは?
ホメオスタシスとは、気温の変化やホルモンバランスの乱れなど外的な要因が起きた際に働く防御機能のこと。
暑い時に汗をかいたり、寒い時に体が震えるのは、このホメオスタシスが体温を一定に保とうとしているからです。
ホメオスタシスが働くことで、体温調節を行ったりウイルスが身体に侵入した時に熱を出したりと、自分の身体が安定した状態を保てるようにしてくれます。人間が生きていく上で、大切な機能がホメオスタシスです。
ホメオスタシスとダイエットの関係性|なぜ体重が減らないの?
ダイエットで急激に体重が減ると、体を守ろうとホメオスタシスが機能します。
身体から栄養素がなくなり飢餓状態になったと判断して、少ないエネルギーでも身体を動かせる省エネモードに切り替わるからです。
省エネモードになると、少ないエネルギーでも動けるようにしなくてはならないので、代謝が下がった状態に。代謝が落ちると体重も減りづらくなるので、いわゆる「停滞期」を引き起こす原因であると言われています。
停滞期を迎えた時のダイエット方法|ホメオスタシス機能を乗り越えて痩せよう!
ダイエットをしていると避けられないのが、なかなか体重が落ちなくなる「停滞期」。
しかし停滞期は、体重が落ちているときに誰しもが必ず経験する現象なので、焦らずにしっかりと対策をすることが大切です。
ここでは、ホメオスタシスによって停滞期を迎えた時のダイエット方法を紹介します。一つ一つ理解して、停滞期を乗り越えてダイエットを成功させましょう。
1. これ以上痩せないと、ダイエットを止めてしまわない
1ヶ月で体重の5%が減少するとホメオスタシスが機能して体重を維持しようとするため、ダイエットを始めて1ヶ月経った頃に多くの方がはまりがちな停滞期。
停滞期が続くと、ダイエットのモチベーションが下がってダイエットをやめてしまう方も多いですよね。
ダイエットにおける停滞期はホメオスタシスによる防御機能なので、体が慣れたらまた痩せ始めます。
基本的に停滞期は、個人差はありますが2週間〜1ヶ月ほど続きます。どのくらい停滞期が続くか正確に把握して、今までの努力を無駄にしないためにも諦めずに乗り越えましょう。
2. 計画的に「チートデイ」を取り入れて体重を減らす
ダイエットしていると、カロリー制限や糖質制限など様々な食事制限をすることが多いと思います。停滞期に入ったときは、「チートデイ」をうまく取り入れてホメオスタシスの働きを抑えましょう。
「チートデイ」とは、1日だけは食事制限することなく好きなものを食べて良い日のこと。しっかりカロリーを摂取することで、飢餓状態から脱したと体に錯覚させ、ホメオスタシスの機能を抑制します。
ただ、好きなものを食べていいからといって暴飲暴食するのはかえって逆効果。チートデイで食べる1日の総カロリーは「体重×40kcal」を目安に食事を楽しみましょう。
【参考記事】チートデイを取り入れて、ダイエットを加速させる▽
3. ダイエットメニューに筋トレ種目を取り入れて基礎代謝アップ
体重が減少してホメオスタシスが機能してしまうと、体が省エネモードになり、少ないエネルギーでも動けるように代謝が落ちた状態に。
代謝が下がると、同じ生活をしていてもエネルギーが消費されにくく、太りやすく痩せにくい体になってしまいます。
代謝を上げるために手っ取り早い方法は、筋トレです。基礎代謝量は筋肉量と比例しているので、筋トレで筋肉量を増やせば代謝も上がります。
効果的に筋肉量を増やすには、全体の筋肉の2/3が集まる下半身の筋肉、特におしりや太ももを鍛えるのがおすすめですよ。
【参考記事】痩せるために筋トレを取り入れる▽
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ダイエットは、ホメオスタシスと向き合って成功させよう!
今回はホメオスタシスとダイエットの関係性について紹介しました。
人間の防御機能として備わっているホメオスタシスは、ダイエットで体重が減少すると機能して停滞期を引き起こすので、どのように向き合うかが大切。
停滞期は必ず終わりが来るので、ホメオスタシスの機能を理解してダイエットを成功させましょう。
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