"ご査収くださいませ"の意味/使い方。類語&返事付き|ビジネス敬語ガイド
「ご査収くださいませ」の類語や言い換え表現とは?
ご査収くださいませの使い方やより丁寧な敬語表現についてお届けしましたが、類語や同等の意味で使用できる言い換え表現を知りたい方もいらっしゃるはず。ご査収くださいませの類語は、
- ご確認くださいませ
- ご検収くださいませ
- お納めくださいませ
- お受け取りくださいませ
- ご高覧くださいませ
の主に5つ。ここからは、それぞれの意味合いやご査収くださいませとの違いについてお届けするので、シーンや相手との距離感に応じて最適な言葉遣いをチョイスしましょう。
ご査収くださいませの類語① ご確認くださいませ
「ご査収くださいませ」は、「ご確認くださいませ」と言い換えることも可能です。中身を調べたりして受け取る意味の「ご査収」に対し、「ご確認」は中身を調べたりする必要がなく、チェックだけして欲しい時にも使えるため、より多くの場面で活用できます。
どちらも丁寧な表現ではありますが、「ご査収くださいませ」の方がより丁寧な言葉遣いとなるため、相手との関係性や調べる内容の有無に合わせて使い分けるようにしましょう。
【参考記事】「ご確認ください」の正しい使い方を解説します▽
ご査収くださいませの類語② ご検収(けんしゅう)くださいませ
「ご検収くださいませ」とは、仕事において発注した商品やサービスを調べて受け取って欲しい場合に用いる敬語表現です。したがって、「ご査収くださいませ」のように書類やメール等を確認してもらうのはなく、「ご検収くださいませ」は取引相手などに自社の製品やサービスを点検してもらいたい旨を伝える時に使用する敬語表現となります。
ご査収くださいませの類語③ お納めくださいませ
「(相手に)受け取ってください」を尊敬語で表した「お納めくださいませ」も「ご査収くださいませ」の類語の一つとして挙げられます。
主にプレゼントや贈り物、仕事上の付き合いであれば主にお中元やお歳暮などを贈る際に用いる言葉です。目上の方にも使用できるため、ギフトを贈る際は上手に使い分けましょう。
【参考記事】「お納めください」の正しい使い方を解説します▽
ご査収くださいませの類語④ お受け取りくださいませ
「ご査収くださいませ」をよりフランクな表現した言葉「お受け取りくださいませ」。使用しても問題ない敬語表現ではありますが、親しい上司や親睦のあるクライアントなど、なるべく距離の近い方へ使用するのがベターな言葉遣いと言えるでしょう。
また、「ご査収くださいませ」とは違い、内容を調べたり、確認したりすることよりも“受け取って欲しい”事を主張したい場面においては、「お受け取りくださいませ」が多く用いられます。
ご査収くださいませの類語⑤ ご高覧(こうらん)くださいませ
「ご高覧くださいませ」も「ご査収くださいませ」と並び、ビジネスシーンにおいてよく活用される表現です。意味は「見て欲しい、見ていただきたい」を丁寧に表現した言葉。
そのため、取引先やクライアントに自社の製品をPRしたい時に「新製品を開発いたしました。どうぞご高覧くださいませ。」といった形で使用します。使い方は微妙に異なりますが、「相手へ見て欲しい」という意味合いでは類義語とされるため、上手に使い分けれるようにしましょう。
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