イヤモニとは？選び方からおすすめのプロ仕様モデルまで大公開！

イヤモニとは？

イヤーモニターはIEM(インイヤーモニター)の略で、ステージ上でライブ活動をする際、自分や他の人が演奏する楽器の音や声を聞き取りやすくするためのプロ用の機材です。

耳に装着するイヤホンのような形状をしており、外部からの音を遮音する機能やハイレゾ音源に対応していることから、高性能なイヤホンとしても扱えるのが特徴。

そのため、最近ではプロのバンド活動家だけでなく、一般の人が普段使いとしても愛用する人気アイテムとなっています。

イヤモニの選び方｜購入する前に確認すべき点とは

イヤホンよりハイクオリティな音を楽しめるイヤモニですが、元々プロの方が愛用する機材のためハードルが高く、具体的にどのようなところを見て選べばいいか分からない方も多いでしょう。

そこでここからは、イヤモニを選ぶ際に押さえるべきポイントについて解説していきます。

イヤモニの選び方1. ドライバーの種類｜好みの音の特徴で選ぶ

ドライバーとは、イヤモニに内蔵されている振動で音を発生させる装置のことで、ドライバーユニットとも呼ばれます。ドライバーは大きく分けて以下の3種類。

• ダイナミック
• バランスドアーマチュア
• ハイブリッド

それぞれ音の特徴も異なるので自分好みのタイプを選ぶ必要があります。次項からは、それぞれのドライバーの特徴について解説しますので参考にしてみてください。

迫力のある音を奏でる「ダイナミック」

最も一般的なタイプであるダイナミック型のドライバーは、1つのユニットから音を奏でるため、高音から低音まで幅広い音域に対応しているのが特徴。

現場にいるかのような迫力を体験できます。構造がシンプルなため価格が安いものが多く、一般の方でも入手しやすいのが魅力です。

ただし、小型化が難しいためコンパクトな高級イヤホンを求める方にはやや不向きといえるでしょう。

繊細な音を奏でる「バランスドアーマチュア」

バランスドアーマチュア型は中音域から高音域に特化したドライバーで、ボーカルやギター、ドラムの繊細さを表現できるというメリットがあります。

デメリットとしては、重低音には不向きな構造のため、重低音がメインの音源を聞くには物足りないと感じることも多いです。

そのため、比較的音域が高いアニソンや弦楽器や管楽器が主役のクラシックなどといった音楽を高密度で聞き取りたい方におすすめのタイプです。

2つの良さを併せ持つ「ハイブリッド」

ダイナミック型とバランスドアーマチュア型両方のドライバーを搭載し、良い所を併せ持つのがハイブリッド型ドライバーです。

高音から低音の音域に対応し、繊細な音も表現できるのでよりハイクオリティなイヤモニをお探しの方におすすめ。

ただし、高性能なためコンパクト性に欠けるのと、お値段もやや高い傾向にあるので注意しましょう。

イヤモニの選び方2. イヤホンとして使うなら注意点を把握して選ぶ

本来プロのパフォーマンス用として音に特化して設計されているイヤモニは、一般的なイヤホンとはやや異なる点が多いです。そこで、イヤモニをイヤホンとして使う場合、押さえておきたいのが以下の2つのポイント。

• インピーダンス値
• 頑丈さ＆取り回しやすさ

購入後のトラブルを減らすためにもそれぞれのポイントを把握しておきましょう。

次項からは、インビーダンス値と頑丈さ＆取り回しやすさについて1つずつ解説していきます。

ノイズに関わるインピーダンス値

インビーダンスとは電気信号に対する抵抗のことで、数値が高いほどノイズが少なくなりますが、音が小さくなるというデメリットもあるのでバランスが重要です。

一般的に、インビーダンス値は「Ω」で表記されることが多く、スマホで再生する場合は25Ω以下が基準となります。高級なイヤモニになるほどΩの値が大きくなる傾向があるので、購入の際は注意しましょう。

頑丈さ＆取り回しやすさ

イヤモニは音の良さも重要なポイントですが、イヤホンとして使う場合は移動時の持ち運びも考慮して、頑丈さや取り回しやすさもチェックしておきましょう。

ケーブルの表面に強化素材を使用しているものであれば、高い耐久性を期待できます。また、お好みの位置でケーブルを固定できるクリップを備えている製品だと作業しながら聞いていても邪魔になりませんよ。

他にも、壊れた時に対処しやすいイヤモニ本体とケーブルが取り外し可能なリケーブル対応モデルもあるので、ご自身の用途に合わせて選ぶのがおすすめです。

イヤモニの選び方3. フィット感重視の「カナル型」を選ぶ

作業用としてイヤモニを使う場合、周囲の雑音が聞こえると集中できないことがあります。耳に隙間なくフィットするカナル型であれば、遮音性が高いため作業効率UP。

また、カナル型は使われている素材によっても特徴が異なり、製品によってはより耳にフィットしやすいようオーダーメイドサービスのタイプもあります。

それぞれのチェックポイントについては次項から解説します。

素材も要チェック

一般的に、カナル型のイヤーピース部分に使われる素材は、耐久性が高く水洗いできるシリコン製のものがほとんどです。

しかし、作業用などでより高い遮音性を求めるなら低反発で耳への密着度が高いウレタン製を選ぶのがおすすめです。ウレタン製は水洗いできず、基本的に消耗品でランニングコストがかかるというデメリットも。

そのため、カナル型の素材を選ぶ際は予算や目的に合わせて選ぶようにしましょう。

オーダーメイドは音楽活動されているプロ向け

カナル型は高い遮音性を期待できる反面、密着することから耳への負担が大きく、人によっては痛みを伴うことがあります。

どうしてもカナル型を使いたい場合は、耳の形にフィットできるカスタムIEMというオーダーメイドサービスがあります。フィット感は素晴らしいですがオーダーメイドなので非常に高価です。

そのため、こだわりの強い方や音楽制作をしているプロの方におすすめ。気になる方はぜひチェックしてみてください。

イヤモニのおすすめ10選｜高性能イヤモニを徹底解説

イヤモニを選ぶ際のポイントについて解説しました。

イヤモニは製品によって特徴は様々で、お値段もピンキリなので、いざ商品を選ぶとなるとどれを買おうか悩む方も多いでしょう。

そこでここからは、人気の高性能イヤモニのなかでも特におすすめの商品を大公開していきます。

イヤモニのおすすめ1. KZ ZSTX

オーディオ機器の研究開発やOEM事業など幅広い実績を持つ「Yinyoo」のイヤモニ『KZZSTX』は、100～200時間の使用期間を経ることで低音・高温の伸びが良くなる独自の技術を搭載。

ボーカルやベースの音質も、長く愛用するほど音質が洗練されるため、より味のある音楽が楽しめます。

また、約2500円と比較的安いため、高級とされるイヤモニを手頃に入手できるのも嬉しいポイント。

より長く愛用できるイヤモニを探している方は、使えば使うほど音が良くなる本製品を試してみてはいかがでしょうか。

商品ステータス

• ドライバー：ハイブリッド
• インピーダンス： 18±2 (Ω)
• イヤーピース素材：ー
• ケーブル素材：2Pin仕様銀メッキケーブル
• リケーブル対応：〇

イヤモニのおすすめ2. SIMGOT EK3

プロ用のオーディオブランドである「SIMGOT」のイヤモニ『EK3』は、トグルスイッチで切り替え可能な4つの調音モードを搭載。

重厚な低音から明るいボーカル、絶妙なトーンやバランス調音など、スイッチを切り替えることで自分好みの音質に切り替えられるのが魅力です。曲やジャンルに合わせて切り替えることで、より音楽を楽しむことができますよ。

また、人間工学に基づいて医学的に設計されたイヤーピースは耳にしっかりフィットし、周囲のノイズを効果的にカットできる特別仕様。多くの音楽愛好家に愛用される人気商品です。

4つのモードを切り替えることで幅広い音域に対応しているため、ジャンルを問わず様々な音楽を楽しみたい方は、要チェックです！

商品ステータス

• ドライバー：バランスドアーマチュア
• インピーダンス：16±2 (Ω)
• イヤーピース素材：ー
• ケーブル素材：2ピン銀メッキ銅OCCケーブル
• リケーブル対応：◯

イヤモニのおすすめ3. SIMGOT MT3 PRO

SIGMOのイヤモニのなかでも「付け心地」を追及した『MT3』は、人工内耳の大量のデータに基づいて作られたイヤーピースを使用。

オーダーメイドのようなフィット感を実現し、高い遮音性だけでなく激しい運動をしても外れにくいのが特徴です。

また、Hi-Fiステレオサウンドに対応したダイナミック型ドライバーを搭載しているため、繊細な高音と滑らかな低音を完璧に再現。より高音質な音楽を楽しめます。

科学的に成形された快適な付け心地のイヤーピースなので、カナル型に抵抗を感じる方でも使いやすいイチオシの商品です。

商品ステータス

• ドライバー：ダイナミック
• インピーダンス：18 (Ω)
• イヤーピース素材：シリコン
• ケーブル素材：高純度無酸素銅と銀メッキ銅線の混合編ケーブル
• リケーブル対応：◯

イヤモニのおすすめ4. SHURE ワイヤレスイヤホン SE215-CL-BT1-A

100年の歴史を持つ大手オーディオ機器メーカー「SHURE」のイヤモニはBluetooth4.1に対応したワイヤレスタイプ。

最大10メートルまでの操作が可能で、ケーブルタイプよりも自由に動けるのが魅力です。

2時間の充電で約8時間稼働できるので普段使いにもぴったり。ダイナミック型ドライバーを採用しているため、ワイヤレスでも迫力のあるサラウンドを出力できる人気商品となっています。

激しいスポーツの最中や旅行の際でも身軽に動けるため、ワイヤレスタイプのイヤモニ型イヤホンを探している方にぜひおすすめしたい商品です。

商品ステータス

• ドライバー：ダイナミック
• インピーダンス： ー
• イヤーピース素材：ー
• ケーブル素材：ワイヤレス
• リケーブル対応：〇

イヤモニのおすすめ5. Yinyoo CCZ Coffee Bean

Yinyooのイヤモニのなかでもコスパに優れた『CCZCoffeeBean』は、お値段なんと約1700円と安いため、お手頃に入手できるのが特徴。

リーズナブルでありながら過渡応答に優れた10mm二重磁気DDのダイナミック型ドライバーを採用しており、幅広い音域に対応したハイクオリティなサウンドを奏でられます。そのため、「コスパ最高」「安いのに高品質」といった高評価を多数獲得している人気商品ですよ。

高級といわれるイヤモニのなかでも破格の安さを誇るので、手軽に入手できるモデルをお求めの方はぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。

商品ステータス

• ドライバー：ダイナミック
• インピーダンス：18±2 (Ω)
• イヤーピース素材：シリコン
• ケーブル素材：ー
• リケーブル対応：◯

イヤモニのおすすめ6. DCMEKA イヤホン MMCX

DCMEKAのイヤモニ型イヤホン『MMCX』はIPX6基準の防水機能を備えているため、汗や雨といった水分による故障の心配がありません。

また、絡みにくく頑丈なOFC編組ケーブルや、錆びや劣化に強い金メッキ加工のコネクタを使用しているため、他製品よりも高い耐久性を期待できます。

また、人間工学にも基づいた付け心地の良いイヤーピースは遮音性能も良く、通学や通勤、スポーツなど公共の場所で使用しても音漏れを心配なく快適に音楽を楽しめますよ。

故障による買い替えの手間を省きたい方や、なるべく長持ちできるモデルをお探しの方は、防水性能と壊れにくいケーブルを備えた本製品を使用することをおすすめします。

商品ステータス

• ドライバー：ダイナミック
• インピーダンス：16 (Ω)
• イヤーピース素材：シリコン
• ケーブル素材：銅製ケーブル
• リケーブル対応：◯

イヤモニのおすすめ7. Yinyoo KZ ZS10 PRO

Yinyooモデルのなかでも音質にこだわったKZシリーズの『ZS10PRO』は、ダイナミックドライバーとバランスド・アーマチュアドライバーの両方を採用したハイブリッド型イヤモニです。

そのため、ベースなどの重低音からボーカルやドラムといった中高音域の繊細な音までクリアに表現できるのが大きな魅力。

独特のデザインもおしゃれで普段使いとしても最適な一品です。3種類のカラーから好みのデザインをチョイスできるのも嬉しいですね。

迫力のある重低音から繊細な高音域までを高い再現力を期待できるため、音質にこだわりを持っている方必見の高音質型イヤモニですよ。

商品ステータス

• ドライバー：ダハイブリッド
• インピーダンス：32 (Ω)
• イヤーピース素材：ー
• ケーブル素材：ー
• リケーブル対応：◯

イヤモニのおすすめ8. SHURE AONIC 215

SHURE製イヤモニのなかでも遮音性に優れた『AONIC215』はメーカー独自の高遮音性テクノロジーにより、最大37dBまでの音を遮断できるのが特徴。周囲の雑音をカットし、自分だけの世界を楽しめます。

プロの現場用に設計されているため高い耐久性を備えている他、クリアなサウンドと豊かな低域を持つスタジオ級のサウンドを奏でられる高品質モデルとなっています。

周囲の音が大きいライブ会場でも自分や他の楽器の音がハッキリ聞こえるため、バンド活動を行っている方にぴったり。周囲の音を遮断してじっくり音楽を楽しみたい方にもおすすめですよ。

商品ステータス

• ドライバー：ダイナミック
• インピーダンス： ー
• イヤーピース素材：ー
• ケーブル素材：ー
• リケーブル対応：◯

イヤモニのおすすめ9. Yinyoo KBEAR-Neon

よりクリアな音質を目指したYinyooの『KBEAR-Neon』は、世界最大級のドライバーメーカーである米Knowles製バランスドアーマチュアドライバーを採用。

中高域の透明感が非常にハイレベルなので、ボーカルだけでなくギター、ドラムといった楽器音を忠実に再現します。

中のドライバーがはっきり見えるスケルトン仕様のデザインもかっこよく、スポーツなどの外出先で使うのにも最適です。

中高音域の繊細な音が聞き取りやすいため、アニメソングやクラシックなどを楽しみたい方や、楽器の細かい音を聞き分けたいプロの方にもおすすめできる一品です。

商品ステータス

• ドライバー：バランスドアーマチュア
• インピーダンス：ー
• イヤーピース素材：ー
• ケーブル素材：ー
• リケーブル対応：◯

イヤモニのおすすめ10. ゼンハイザー IE 400 PRO SMOKY

プロ用のオーディオ機器を数多く手掛ける「ゼンハイザー」のイヤモニ『 IE400PRO』は、新開発のトゥルーレスポンステクノロジーによって、極めて歪みの少ないクリアな音質を実現。

ボーカルだけでなく、ベースやギターなど全ての音を忠実に再現するため、「聞き取りやすい」「素晴らしいサウンド」といった高評価を多数獲得している人気商品です。

また、ドラマーやベーシストのために設計されたているため遮音性が高く、ステージ上でも繊細な音を聞き取りやすいのも大きな魅力です。

どんな音源でもパンチのある透き通った音を出力できるため、プロのバンド活動を行っている方にぜひおすすめしたいハイグレードなイヤモニですよ。

商品ステータス

• ドライバー：ダイナミック
• インピーダンス：16 (Ω)
• イヤーピース素材：シリコン
• ケーブル素材：ー
• リケーブル対応：◯

イヤモ二で、大迫力で臨場感のあるサラウンドを楽しみましょう！

イヤホンよりもワンランク上のサウンドを楽しめるイヤーモニター。

最近ではプロの方だけでなく一般の方にも多く扱われており、商品ラインナップも様々なので、なかなか自分に合った商品を見つけるのは難しいですよね。

今回はイヤモニのなかでも特におすすめの商品を紹介しました。

どれも人気で高評価を獲得している商品ばかりなので、ぜひご自身にあったものを選ぶ際の参考にしてくださいね。