糖度計のおすすめ8選|甘さを正確に計測できる人気商品を徹底比較
前提として、「糖度計」とはどんなアイテムなの?
スーパーに糖度が表示された果物が並んでいるのを見たことはありませんか。
甘さは見た目では分からないので、数値で表せると便利ですよね。また、味覚とは主観的なものだから、甘さの感じ方は人それぞれ。その甘みを客観的数値で他者と共有できるアイテムが糖度計です。
糖度計は農業の人が使うイメージですが、現在はいろいろな種類が販売されているので、様々なシーンで活躍しますよ。
糖度計の選び方|購入前に見るべきポイントを大公開
糖度計は数千円で入手できるものもありますが、中には数万円、数十万円の商品もあり、決して安くない買い物です。
その重要な買い物選びで失敗しないためにも、これから解説する糖度計の選び方を参考にして、満足できる商品を選んでくださいね。
糖度計の選び方1. 用途に合う計測方法の商品を選ぶ
計測方法は大きく3つのタイプに分かれており、計測に向いている対象物もそれぞれ異なります。また、より精度の高いものや最新技術が搭載されているものはその分値段も高額に。
違いを把握して自分に必要なタイプを選びましょう。
低価格で購入できる「アナログ式(試料計測式)」
アナログ式では果汁などの液体を装置の測定部分に垂らし、接眼レンズを覗いて目盛りを読みます。価格が数千円と安価であることと電池が不要なことから、手軽さが人気のタイプです。片手サイズで持ち運びしやすいのもメリット。
自宅用や子供の自由研究用に適しているでしょう。糖度計を試してみたい人、使用頻度が低い人にもアナログ式はおすすめです。
料理や製菓で重宝する「デジタル式」
測定結果がデジタル表示されるため、アナログ式より素早く正確に測定することが可能。
半固形状でも測定可能なものや、スマホやパソコンと連携できるものなど、高性能な商品も揃っています。ハンディタイプや卓上式の他に、直接液体に浸すペンタイプもあるので、使用シーンに応じて選びましょう。
果物や野菜だけでなく、料理や製菓にも活用したい人向け。研究・開発など業務用としても使えます。
本格的な糖度を計測できる「非破壊式」
非破壊式とはその名の通り対象物を壊すことなく計測すること。野菜や果物の表面に当てるだけで中の糖度を計測できるため、商品として傷つけずに済みます。木になった状態のままでも計測できるため、収穫のタイミングを判断できて便利。
値段は数十万円とかなり高額なので、業務用として使用されることがほとんど。トマトやぶどう、ももなど品目専用の糖度計もあり、農家の方に向いています。
糖度計の選び方2. 最小目盛りの数値を確認して選ぶ
糖度はその度数をBrix値(%)で表示されます。最小目盛りの数値が大きいと、詳細な数値を測定することができません。
最小目盛りは0.1~0.5%の糖度計が主流で、アナログ式は0.2~0.5%、デジタル式は0.1~0.2%のものが多く販売されています。
自宅用や販売用なら0.2~0.5%でも問題ないでしょう。研究開発や品質管理として使用する場合は、0.1%がより高精度に測定できるのでおすすめです。
糖度計の選び方3. 自動温度補正機能の有無をチェックして選ぶ
糖度計は温度に影響されやすい性質があります。寒いor暑い屋外で測定する場合や、加熱した液体を測る場合は正確な数値の測定が難しいです。
自動温度補正機能が搭載された糖度計だと、温度変化の影響を自動で補正してくれるので、より正しく糖度を測定できます。補正可能温度は10~30℃のものが一般的ですが、中には100℃まで可能なものもあるため、自分に必要な範囲を確認しましょう。
屋外で測定する人や熱い対象物を測定する人は必ずチェックしてくださいね。
糖度計の選び方4. 測定可能温度にも目を通して選ぶ
調理中のジャムやスープなど熱い液体を測定する場合は、事前に測定可能な温度か確認しておかないと、計測エラーになるどころか故障の原因になります。
糖度計の測定可能範囲は補正機能同様10~30℃が大半ですが、100℃まで対応しているものもあります。必ずしも補正機能範囲と一致しているわけでないので、区別して確認しましょう。
加熱料理の測定に活用したい人は、測定範囲を必ず購入前にチェックしてくださいね。
糖度計のおすすめ8選|精度が高い人気商品を徹底ガイド
それでは人気の糖度計を8選ピックアップしたので、その魅力を紹介していきます。自宅用から業務用まで様々なスペックの商品を厳選しました。
選び方4項目に加え、価格や測定対象物、測定可能な糖度範囲(Brix値)にも着目してくださいね。
糖度計のおすすめ1. F.G.S ATC 温度自動補正 高濃度専用 ハンディタイプ 糖度計
- Brix値が0~90%と広範囲のため、低糖度の野菜から高糖度のはちみつまで測れる
- 測定に必要な付属品もついていて約3,000円とお値打ち価格
- 自動補正機能も10~30℃の間で対応
「いろんな食材を測りたいけど、性能の良い糖度計はとにかく高い。」糖度計はスペックが上がるほど値段も大きくはね上がります。
F.G.Sの糖度計は3,000円前後という価格ながら、Brix値が0~90%と広範囲。野菜や果物からジュース、はちみつまで幅広く計測できます。専用のスポイトやドライバーもついていてこの値段はコスパ抜群と言えるでしょう。
標準仕様以上の糖度計を安く手に入れたい人におすすめです。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- タイプ:アナログ
- 最小目盛り:0.2 (%)
- 自動温度補正:◯
- 計測可能温度:10~30 (℃)
糖度計のおすすめ2. アタゴ(ATAGO)ポケット糖度計 PAL-Patissier
- この1台で糖ボーメ度とBrix値両方測れるので、お菓子作りに役立つ
- 測定可能温度が10~100℃で、温度補正機能付きなので調理中の熱いものも測れる
- 防水仕様だから液体がこぼれても安心
お菓子作りに活用したい場合は、通常の糖度計では機能が不十分でしょう。
アタゴの『PAL-Patissier』は、その名の通りパティシエ用に開発された糖度計。シロップを作る時に便利な糖ボーメ測定機能付きです。Brix値も0~85%と高糖度まで測定でき、可能温度・補正範囲が10~100℃と高温にも対応しているので、ジャムなどを煮詰めている時にも使えます。
製菓専用の糖度計で、プロ仕上がりのお菓子を作りたい人はいかがでしょうか。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- タイプ:デジタル
- 最小目盛り:0.1 (%)
- 自動温度補正:◯
- 計測可能温度:10~100 (℃)
糖度計のおすすめ3. 高森コーキ TKR-1
- 日光に反射しにくい特殊ディスプレイで、屋外でも計測値が見えやすい
- 遠視の人でも読みやすい大きめのディスプレイ文字
- 液体を垂らす箇所が広いため、サンプルをこぼしにくい
農地や市場など屋外で糖度計を使用すると、太陽の光で画面が見にくいと感じることはありませんか。
高森コーキの糖度計『TKR-1』は屋外での使用を想定した設計で、ディスプレイは日光に反射しづらい特殊仕様です。付属の収納ケースとカラビナで腰に吊り下げれば持ち運びも楽々。また、液体を垂らすだけで測定できるので、卓上タイプでありながら片手で持ったままでも測定できます。
屋外で糖度計を使いたい人におすすめのアイテムです。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- タイプ:デジタル
- 最小目盛り:0.1 (%)
- 自動温度補正:◯
- 計測可能温度:10~100 (℃)
糖度計のおすすめ4. アタゴ 糖度計 PEN-J
- 本体を液体に浸すだけのワンタッチ操作で素早く測定できる
- Brix値0~85%、温度10~100℃と測定範囲が広いので様々な液体に対応
- 測定部分は安心のSUS316ステンレス材を採用し、水で丸洗いもできるので衛生的
ジュースやお鍋の中身を測りたい時、わざわざスポイトで吸い取って垂らすのは面倒ですよね。
アタゴの『PEN-J』は、ペン状の形なので測りたい液体にそのまま浸して測定できます。操作も簡単でスポイトなど他の道具も不要のため、気軽に使えるのが嬉しいですね。測定温度・補正範囲は10~100℃まで対応しているから、調理中で熱いものも測れます。水洗いも可能で衛生的。
手軽にサッと糖度を知りたい時に活躍するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- タイプ:デジタル
- 最小目盛り:0.2 (%)
- 自動温度補正:◯
- 計測可能温度:10~100 (℃)
糖度計のおすすめ5. Vision-Life ポケット糖度計
- 値段が1,500円前後でお試ししやすいリーズナブル商品
- 電池不要なアナログ式のため更に経済的
- Brix値は0~32%で温度も10~30℃に対応しているので、家庭で使うには十分な機能
「糖度計は高い。必要最低限の機能でいいから安いものはないだろうか。」糖度計は専門機器で高いイメージがありますよね。
Vision-Lifeの糖度計は、価格が約1,500円と超お値打ち品。それでいてBrix値は0~32%、温度補正範囲は10~30℃、最小目盛りは0.2%と基本的な機能は全て備わっています。アナログ式のため電池不要で、スポイトなどもセットになっているため、すぐに測定開始が可能。
糖度計をまずは試しに使ってみたい人にぴったりの商品です。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- タイプ:アナログ
- 最小目盛り: 0.2(%)
- 自動温度補正:◯
- 計測可能温度:ー
糖度計のおすすめ6. TEKCOPLUS 糖度計 RETK-78
- USBライトで手元を照らせるので、液体をこぼしにくく、計測値も見えやすい
- 4種の付属品と本体を収納する専用ケース付きで、小さな部品も無くしにくい
- 価格は2000円台とお手頃価格でお財布に優しい
液体を糖度計に垂らすのは細かな作業のため、薄暗い場所だと手元が見えにくくこぼしやすいですよね。
TEKCOPLUSの糖度計は、ポータブルUSBLEDライトが付いており、手元を照らせるので作業の効率が上がります。他にもドライバー、クリーニングクロス、2本のスポイト、収納ケースなど専用付属品が多数。この充実内容で2,000円台はかなりお得ですね。
薄暗いところで計測することが多い人は試してみてはいかがでしょう。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- タイプ:アナログ
- 最小目盛り:0.2 (%)
- 自動温度補正:◯
- 計測可能温度:ー
糖度計のおすすめ7. 京都電子工業ポータブル糖度計 BX-1
- 粘着性のある食品や半固形状の食品も測定できて便利
- 左右対称のデザインでどちら側の手でも使えるので、左利きの人も扱いやすい
- Brix値0~85%と広い測定範囲で、様々な食品に使える
「固形状だと計測できなくて困る。」糖度計は液体しか測れないものが多いですよね。
京都電子工業の『BX-1』は、粘着性のある食品や半固形状の食品でも計測可能な優れた糖度計。少量をスプーン等に取り、計測部分にしっかり塗りつけて読み取りボタンを押すと簡単に測定できます。ジャムはもちろん、チーズやプリン、ゼリー、あんこ、くず餅などの和洋菓子にも使えてとても便利です。
液状以外の食品も測りたいという方にイチオシなので、ぜひお試しくださいね。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- タイプ:デジタル
- 最小目盛り:0.1 (%)
- 自動温度補正:◯
- 計測可能温度:10~75 (℃)
糖度計のおすすめ8. アタゴ デジタル糖度計 PR-101a
- デジタル式携帯モデルの中では最高ランクの性能
- 測定精度±0.1%の高精度と外光検知機能で、より正確な測定を実現
- スマホやパソコンとも連動できるので、記録・管理しやすい
「糖度をより正確に測りたい。」研究や開発に使うなら高性能な糖度計が必要ですよね。
一般的な糖度計は測定精度が±0.2~0.5%であることに対し、アタゴの『PR-101a』は、±0.1%とより正確に測定できるよう開発されました。測定を妨げる強い外光を検知した場合はエラーが表示される機能も搭載。また、IoT対応・NFC(近距離無線通信)機能搭載でスマホやパソコンにも連動できます。
最先端の技術で高精度な数値を計測したい人におすすめ。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- タイプ:デジタル
- 最小目盛り:0.1 (%)
- 自動温度補正:◯
- 計測可能温度:5~40 (℃)
甘みが測定できる糖度計を使って、料理や仕事に役立ててみて。
糖度計は限られた職業の人が使うイメージでしたが、近年は多種多様なラインナップで使い方の幅が広がりましたね。
最新技術を搭載した高スペック商品には驚きと発見がいっぱいです。一方でお手頃価格のものも多く、糖度計をより身近に感じたのではないでしょうか。
自分の使用目的に合った一つを見つけて、日常や仕事に役立ててくださいね。
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