タケオキクチ｜財布やスーツを取り扱う日本ブランドの本質に迫る

TAKEO KIKUCHI(タケオキクチ)とは

タケオキクチのデザイナー。菊池武夫

1984年に当時ワールドに在籍していた菊池武夫さんがデザイナーとして立ち上げたTAKEO KIKUCHI。当時のブランドテーマは"LONDON POP"だったそうです。菊池武夫さんは2003年限りでデザイナーを退任され、そこからは新たにワールドと契約をした信國太志さんがデザインを担当され、2008年からは福薗英貴さんがデザインを担当されました。2012年から菊池武夫さんが復帰し、福薗英貴さんと共に活動するも、福薗さんの退任によりチームは解散。

現在はクリエイティブ・ディレクターに復帰された菊池武夫さんが商品開発の枠を超えブランドプロモーションやクリエイティブ表現などのディレクション全てを行い、ブランドの世界観の再構築を行っています。時代を駆け抜けたご自身の感性を後進の世代に伝承しているのだとか。

タケオキクチのブランドのコンセプトとは

タケオキクチといえば「英国風スタイル」。そしてカジュアルでもありフォーマルでもある、遊び心に満ちたブランド。

タケオキクチ自身は自分たちのブランドコンセプトについてこう語っています。

TAKEO KIKUCHIは、色気と遊び心があり、今の時代をさりげなく着こなす男性のためのTOKYO発信ブランドです。
日本の高いモノづくり技術と、ブランドの歴史に裏打ちされた確かな品質をもとに、
様々なライフシーンに合わせた、トータルなスタイリングを提案します。

 ブランドロゴに込められた意味は？

タケオキクチといえば、Tの文字。このTはTAKEO KIKUCHIのTだけでなく、TOKYO発信ブランドという意味も込めてのTだそうです。日本人初のドメスティック(国内)ブランドで世界で通用する数少ないブランドのTAKEO KIKUCHIのロゴに隠された意味に納得です。

ブランドの世界観を表現するシンボルマークの中心にあるTの文字は、「TAKEO KIKUCHI」のTであり、TOKYO発信ブランドとしての想いを込めたTでもあります。
インパラの下に広がるユリは、古くから高貴な花として知られ、繁栄の象徴とされています。
さらに、マークの頂上に燦然と輝く王冠は、ブランドがこれまで脈々と培ってきた歴史をこれからも大切に積み上げ、文化としていく姿勢を現しています。

3つの派生ブランド「TK」「THE SHOP TK」「TK SAPKID」

タケオキクチはトラッドでモダンな英国風スタイルのブランドとして確立していますが、さらなる世界観の拡張のため、1999年にはストリートも絡めたセカンドライン、「TK」がスタートしました。

そこから「THE SHOP TK」「TK SAPKID」がスタートし、現在では3ブランドを展開しています。

TKがカジュアルで手が届きやすく、THE SHOP TKはさらにカジュアルで手が届きやすいお買い求めしやすいブランド。TK SAPKIDは小学校低学年までの幼児をターゲットとした子供服ラインです。

TK・THE SHOP TKはブランドものが欲しいけど、高くて手が出せないと考えている人にぴったりな比較的価格帯が安い商品ラインナップになっています。

扱う商品は財布、スーツ、ネクタイ、バッグまで多岐に渡る

商品はファッションにまつわるもの全てを取り扱っていると言ってもいいレベルで様々なものが存在します。

TAKEO KIKUCHIにはドレス調のフォーマルな紳士服が置かれていますが、TKやTHE SHOP TKにはカジュアルな服も多くあります。

おすすめはスーツと財布。

 スーツ

タケオキクチはスーツに力を入れています。

生地もDORMEUIL、CANONICO、REDAという最高級のものを使い、イギリスの伝統的な製法に基いて現代にフィットしたスーツを作っています。クリエイティブ・デザイナー菊池武夫氏のこだわりに満ちたラインナップに心躍ること間違いなし。

 財布

タケオキクチの財布は落ち着いた雰囲気ながら、少しの遊び心を加えたデザインであることが多いです。まさにブランドコンセプトの「色気と遊び心があり、今の時代をさりげなく着こなす男性のためのTOKYO発信ブランド」を体現しています。価格帯も1~3万円程度のものであることが多く、比較的手が届きやすい人を選ばないものになっています。

販売サイトで購入

店舗は全国にあり、海外に展開も

タケオキクチのショップは全国にあります。マルイやパルコ、高島屋にそごう、天満屋など大きな百貨店には必ず入っているといってもいいです。台湾に海外展開もしており、これから世界に羽ばたいていくブランドになるのではないでしょうか。

 本店は渋谷明治通りに

本店があるのは、渋谷明治通りです。今までの店舗の概念を革新するような「洋服だけでなく人にとって大切な空間」をテーマにしているそうで、1階は中庭があり、2階にはアトリエが存在します。渋谷明治通り本店限定のイベントも行われているそうです。

まとめ

大人から子どもまで、様々な年齢層に受け入れられているTAKEO KIKUCHI。

男性の定番ブランドとしての地位を確立した彼らは、次はどこを目指していくのでしょうか。今後も日本発世界ブランドの可能性を持つTAKEO KIKUCHIを追いかけ続けていきましょう。