O脚の原因を改善するストレッチ。即効で姿勢を矯正する簡単な柔軟体操メニューとは?
O脚の原因は、骨盤や股関節の歪み。
真っすぐ立ったときに両膝がつかず、隙間ができてしまうO脚。スリムでカッコいい体型をしていても台無しになってしまう困ったスタイルの一つです。
O脚になりやすい人の傾向として、
- 座るときに足を組むことが多い
- 背もたれに寄りかかる姿勢で浅くイスに座る
- 頬杖をつく癖がある
- 靴のサイズが合っていない
- 運動不足で筋力が落ちている
などがあります。
日常生活でこれらが積み重なることによって、下半身にある筋肉のバランスが崩れ骨盤が歪んでいき、O脚に繋がってしまいます。
O脚改善に効果的なストレッチメニュー|正しい姿勢を即効で作る柔軟体操とは?
O脚を予防するには先述したNG行為を避けて生活するのが一番ですが、既になってしまった方はストレッチで改善を目指しましょう。
ここでは、O脚を改善する効果的なストレッチメニュー6種類をご紹介します。
O脚に悩む方はぜひ参考にして取り組んでみてください。
1. 内ももを鍛えて歪みを治すストレッチ
O脚で気になるのは両膝の間にできる隙間。とりあえず隙間を目立たなくしたいだけなら、足の内側の筋肉を鍛えるのも一つの手です。
「内ももを鍛えて歪みを治すストレッチ」は、足の内側にある筋肉へアプローチすることで歪みの矯正を期待できるストレッチ運動。両膝を合わせながら屈伸することで、曲がった足のラインを真っ直ぐの状態へ戻していきますよ。
慣れてしまえば立ち仕事の合間でもできる簡単ストレッチので、ぜひ試してみて。
トレーニングの正しいやり方
- 両足を揃えて真っ直ぐ立つ。
- 両膝がくっつくまで膝を曲げる。
- 両膝がくっついたら離れないようにして膝を伸ばす。
- 両膝をくっつけたまま再び膝を曲げていく。
- (3)〜(4)を繰り返す。
「内ももを鍛えて歪みを治すストレッチ」の目安は、5回×3セット。屈伸するときは背中が丸くならないように気をつけましょう。
2. 仰向けになりながら行うストレッチ
足の歪みを矯正することで、根本からO脚の改善を目指せるのが「仰向けになりながら行うストレッチ」。
床に横たわり、両足同士を絡めあうように捻るトレーニングスタイル。O脚の元となっている歪みに圧が加わり、スラリとした真っ直ぐな足へと変わっていきます。
初めのうちは足を捻るのに苦労すると思いますが、慣れてしまえば深く足を組んで効果的なポーズを取れるようになりますよ。焦らずじっくり取り組んでいきましょう。
トレーニングの正しいやり方
- 仰向けになって床へ横たわる。
- 両膝を立てる。
- 足を組み、上側の足を下側の足に絡めるようにして下にくぐらせる。
- 10秒間ほど(3)の体勢をキープ。
- 足を入れ替えて(3)〜(4)を繰り返す。
「仰向けになりながら行うストレッチ」の目安は、片足10秒ずつ×1セット。初めのうちは無理をせず、徐々に慣らしながら足を深く組めるようにしていきましょう。
3. 股関節を柔らかくするストレッチ
股関節が硬くなってしまうと骨盤の歪みに繋がり、足がO脚のシルエットになってしまいます。
「股関節を柔らかくするストレッチ」は、足を胸に引きつけたり、横方向へ倒したりして大きく動かすことで、股関節を柔らかくするトレーニング。股関節の動きが良くなると骨盤の歪みも矯正されていくので、O脚だった足が真っ直ぐなシルエットに近づいていきます。
ベッドの上でできる簡単ストレッチなので、寝る前の習慣にしてみてくださいね。
トレーニングの正しいやり方
- 仰向けになり、足を伸ばして横たわる。
- 片足を抱えて胸に引きつける。
- 引きつけた足を真横に倒す。
- 真横に倒した足を伸ばし、(1)の体勢に戻す。
- (1)〜(4)を5分ほど繰り返す。
- 足を入れ替え、同様にストレッチする。
「股関節を柔らかくするストレッチ」の目安は、片足5分ずつ×1セット。足を引きつけるときは膝の辺を両手でしっかり抱え、胸までしっかり近づけましょう。
4. 開いた骨盤を閉じる膝立ちストレッチ
出産を経験した女性は骨盤が開いてしまい、O脚の姿勢になりがち。そのようなケースには「開いた骨盤を閉じる膝立ちストレッチ」がおすすめです。
床で膝立ちしたら内股になる角度に膝下を開き、腰を上げ下げするトレーニング。開いてしまった骨盤や膝下の骨を自重で内側へと導き、O脚の状態を自然な形に戻していきます。
ややキツめに感じるストレッチですが、その分、高い効果を期待できます。出産で体型が変わってしまったと感じている方はぜひお試しください。
トレーニングの正しいやり方
- 床に膝立ちする。
- つま先を立て、足を外側に開く。
- 両手をそれぞれのふくらはぎに添える。
- ふくらはぎを床に向けて押し、同時に腰を下げていく。
- (4)のとき、腰を曲げないように気をつける。
- 床にお尻がついたら10秒ほど姿勢をキープ。
- (3)の体勢に戻す。
- (4)〜(7)を繰り返す。
「開いた骨盤を閉じる膝立ちストレッチ」の目安は、5回×1セット。お尻を床につけることが難しい場合は、限界の高さに合わせてクッションなどを置き、取り組みましょう。
5. 寝ながらできる内ももストレッチ
普段、立っているだけでも筋肉は外側に力が働くので内ももを鍛えていないと外ももだけに筋肉がついてしまいます。外ももだけ鍛えられると内ももとのバランスが崩れてしまい、O脚の原因に。
「寝ながらできる内ももストレッチ」は、内ももの筋肉を鍛えるトレーニング。内ももの筋肉を強くすることでバランスを整え、O脚の改善を目指すことができます。
寝転がりながら小さな動きをするだけなので、初心者でもすぐ覚えられますよ。
トレーニングの正しいやり方
- 横向きになって寝ころぶ。
- 上側の足の膝を曲げ、下側の足の前に交差させる。
- (2)のとき、上側の足のつま先は外側に向け、しっかり床に踏ん張って体を固定する。
- 頭から下側の足にかけてのラインが真っ直ぐになるような姿勢をとる。
- 股関節を支点にして、下側の足を真っ直ぐにしたまま床から離すように持ち上げる。
- (5)のとき、内ももの筋肉がしっかり使われていることを意識する。
- 持ち上げた足を下ろし、(4)の体勢に戻る。
- (4)〜(7)を繰り返す。
「寝ながらできる内ももストレッチ」の目安は、左右それぞれ20回ずつ×2セット。ストレッチ中は骨盤が傾かないように固定することを心がけましょう。
6. 太ももの外側をほぐすストレッチ
「太ももの外側をほぐすストレッチ」は、(5)でご紹介した内ももストレッチとは反対に、硬くなっている外ももの筋肉をほぐすことでO脚改善を目指します。
やり方は簡単で、片膝立ちの体勢から思い切り体を伸ばすだけ。「これで本当にきくの?」と思ってしまうくらいシンプルな動作ですが、終わった後はしっかりと外ももがほぐれていることを実感できますよ。
内ももストレッチとセットで取り組めば、O脚改善効果はさらにアップ。時間をかけずにできるので、ぜひ一緒にやってみて。
トレーニングの正しいやり方
- 右足を前に出し、片ひざ立ちの姿勢をとる。
- 右足を体の中心線と重なるように少し内側の位置に置く。
- 左足の膝を内側に向ける。
- 左手を上に真っ直ぐ伸ばす。
- (4)の体勢のまま、上半身を右に傾けていく。
- 左ももの外側がしっかり伸ばされていることが意識できたら動作を止め、10秒ほどキープ。
- 足を入れ替え、同様にストレッチする。
「太ももの外側をほぐすストレッチ」の目安は、片足10秒ずつ×3セット。上半身を傾けるときは、内側にした膝が外側へ戻らないように気をつけましょう。
O脚改善ストレッチですらっとした美脚を手に入れよう
O脚は生まれつきであるケースは少なく、日常生活からくる体の歪みが原因になることがほとんど。
O脚の原因にアプローチできるストレッチを毎日続けることで、歪んだ骨盤や膝の関節が正され、真っ直ぐでスラリとした足にすることができます。
ストレッチはさまざまなやり方があるので、自分に合ったものを見つけて取り組んでみてくださいね。
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