兄弟/姉妹への出産祝いを贈る時のマナー集|渡す時期や金額相場とは
前提として、兄弟へ贈る「出産祝い」の最適な時期とは
出産祝いのベストな時期は、生後2~3週間前後と言われていますが、一般的には生後1週間~1ヶ月の間に贈れば問題はありません。一方で生まれて間もない頃は、準備に忙しく、出産祝いを受け取る余裕が無い時があります。
そのため、贈る相手の忙しさなどを見ながら最適なタイミングを探るのが大切。余裕のあるタイミングで結婚祝いを渡すことで、相手もしっかりと喜んでくれますよ。
出産祝いに遅れてしまった時の対処法とは
出産祝いを贈るのが生後1ヶ月までとなっているのは、1ヶ月後のこの時期がお祝い返しを用意して贈るタイミングになってしまうから。このタイミングに重なると、お祝い返しを慌てて用意させることになるので、可能ならもっと遅らせたほうが良いでしょう。
ただし、兄弟であっても遅れる場合には謝罪の気持ちを忘れずに伝えてくださいね。
実際、「現金」と「品物」はどちらが喜ばれるの?
出産祝いで現金を受け取ると赤ちゃん用のベッドや衣類を購入でき、品物で受け取ると用意する手間が省けます。そのため、現金と品物どちらが良いのか悩んでしまうことも多いですよね。
例えば、一人目なら自由に使える現金が喜ばれ、二人目ならお下がりが多いため品物が喜ばれる傾向があります。ただ、人によって考え方が異なるので、兄弟(姉妹)だからこそ何が欲しいのか直接聞いて欲しいものを贈るのが理想的です。
気になる兄弟へ出産祝いを贈る際の「価格相場」とは
兄弟や姉妹へ出産祝いを贈る場合、贈る側の立場や年齢によって相場の価格が異なります。そのため、一律の金額ではないことに気をつけましょう。
10代や学生が贈る場合には3,000円程度、20代の独身なら5,000円~1万円程度となりますが、この年代の方は経済事情が異なるので無理をしない範囲でOKです。
30代や既婚者の方が贈る場合には1~3万円と少し高額になります。特に、年下の兄弟には多めに渡すことが多いので、少し奮発して渡すのが良いでしょう。
また、双子の場合には1人の場合の1.5~2倍を目安に、多めに渡すのがマナーです。
どう書くの?熨斗(のし)の正しい書き方とは
出産祝いののしを書く場合、筆や部でペンを使用して『表書き』を記入します。
『表書き』とは水引の上下に記載される言葉で、上側には『御祝』や『御出産御祝』と記入し、下側には自分の名前を書きましょう。
また、『御祝』の文字よりも名前の大きさを小さくすることが必要です。夫婦連名にする場合には夫の名前を中央に書き、妻の名前は左側に名前のみを記入してくださいね。
兄弟へ出産祝いを贈る際に気をつけたい「注意点」とは
兄弟や姉妹へ出産祝いを贈る場合、どうしても緊張感がなくなってしまうことがあります。そこで、身内であっても気をつけるべき注意点を解説します。
家族内でも常識的な範囲で贈り物を選び、出産を祝福しましょう。
兄弟への出産祝いの注意点1. あまりにも高価なお祝い金やギフトは避ける
普段から仲の良い兄弟や姉妹へのプレゼントだと、どうしても奮発したくなる気持ちがあると思います。しかし、良かれと思って高額なお祝いを渡すと、受け取った側に気を使わせてしまいます。
そのため、常識的なプレゼントや金額を贈るようにして、高価なプレゼントを渡さないように気をつけましょう。金額が高くなくても祝福の気持ちはきちんと伝わりますよ。
兄弟への出産祝いの注意点2. 縁起が悪いものを贈らないよう気をつける
出産祝いのプレゼントには、縁起が悪いからと贈ってはいけないものがあります。縁を切ることを連想される刃物、別れを表すハンカチなどは出産祝いには適していません。
また、お金を渡すときも4万円や9万円など、不吉な数字を避けるのが良いでしょう。兄弟や姉妹だから許されると思わずに、タブーな内容をきちんと調べてからプレゼントを選んでくださいね。
兄弟への出産祝いの注意点3. 二人目の場合、一人目と同額のお祝いをする
二人目の子供が生まれた場合、2回目だから安くても良いと思う方もいるかもしれません。しかし、生まれてくる順番でお祝いに優劣を付けるのは非常に失礼な行為にあたります。
これは、よく見知った身内であってもマナー違反で、出産祝いを渋々贈っていると思われかねません。そのため、二人目や三人目が生まれた場合でも、必ず一人目と同額のお祝いを贈りましょう。
兄弟への出産祝いの注意点4. 双子の場合は“お揃いの品物”を贈るよう心がける
お祝いのプレゼント選びで気をつけたいのが、双子が生まれた場合。双子はお互いに同じ物を欲しがることが多く、お揃いの服やものを選ぶのがベストです。
1つしか品物を贈らないと使いみちに困ってしまうので、双子へ出産祝いを贈る時は、ペアで使えるものなど2人一緒に同じものを身につけられるようにしましょう。
兄弟(姉妹)が喜ぶような出産祝いを贈ってみて
兄弟や姉妹の出産は身内だからこそ、盛大にお祝いしたくなるもの。しかし、身内だからこそ、相場やタイミングなどに悩んでしまうことも多いですよね。
特に、身内だからどんなものでも良いと油断してしまうと、贈った相手を怒らせてしまいます。そのため、相手のことを困らせないことを第一にプレゼントを選んで祝福しましょう。
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