「束縛」とはどういう意味?恋人を縛る恋愛をしがちな男女の心理&特徴を解説

椎名ゆり 2024.05.08
恋人のことが好きすぎると、ついつい独占欲が出て「束縛」してしまう瞬間ってありますよね。今回は、そもそも束縛が何かを説明すると共に、束縛する男女の心理や特徴をお教えします。また、人それぞれ違う束縛の許容範囲についても詳しく解説するので参考にしてみてくださいね。

恋人から束縛をされていませんか?

恋人を縛る男女の心理&特徴

彼氏や彼女が束縛してくるような時、「束縛って本当に必要なのか」と疑問に思う人もいるかもしれません。束縛をする人は、いったいどういう心理で相手を束縛するのでしょうか。

この記事では、「束縛とは?」という意味から彼氏彼女に束縛してしまう心理、さらには束縛する人の特徴から束縛彼氏・束縛彼女との付き合い方について解説します。


恋愛における束縛とはどういう意味?

恋愛における束縛のいみとは

そもそも恋愛における束縛とは、愛情の裏返しである場合が多いです。相手のことを大切に思っているからこそ、相手のことを干渉することで、「いつまでも自分の彼氏や彼女として大切に扱いたい」と意味していることも。

束縛とはどうでもいい人には基本的にしません。あまりにも好きすぎるがゆえに、束縛という行動に移してしまう人も少なくありません。


彼氏・彼女に束縛をされたいという人はいる?

彼氏や彼女に束縛された時、なかには束縛されて嬉しいと思う人もいます。束縛とは愛情の裏返しだと意味で考えているので、「自分が愛されていると感じる」「必要とされている」と感じる人もいるでしょう。

一方で、「愛しているから束縛するのは考えられない」と束縛が嫌だと思う人も。相手の存在そのものを肯定することが愛だと思っている人は、束縛を嫌う傾向にあります。


彼氏や彼女に束縛してしまう心理とは?

彼氏や彼女に束縛してしまう心理とは

彼氏や彼女が束縛してくる時、いったいどのような心理が働いているのでしょうか。ここでは、彼氏彼女に束縛してしまう心理について解説します。

彼氏・彼女が束縛してきて困っている人はぜひ参考にしてみてくださいね。


彼氏・彼女に束縛する心理1. 相手のことが大好きすぎる

彼氏や彼女のことがあまりにも大好きなので、「もっと自分のことだけを見てほしい」と独占したい気持ちが湧いてきます。

相手に対して少し盲目的になっており、相手がどう感じるかは考えずに「男の人と飲みに行っちゃダメ」などと干渉してくることもしばしば。

「相手のことをできる限り独り占めしたい」という独占欲も強いため、つい束縛してしまう人も少なくありません。


彼氏・彼女に束縛する心理2. 過去の振られた経験から、自分に自信がない

過去の経験が自分自身の大きなトラウマとなっているために、彼氏彼女につい束縛してしまいます。相手からこっぴどく振られてしまったり、ひどい言葉を言われて傷つけられてしまったり、過去のことを今でも引きずっている可能性も。

「この人にはもう自分の前からいなくなってほしくない」という意味で、相手を束縛しようとします。

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彼氏・彼女に束縛する心理3. 寂しがりやの性格なので、かまってほしい

彼氏や彼女に束縛する心理はかまってほしい

彼氏や彼女が趣味や飲み会などで楽しんでいる時、相手にしてくれないことで置いてけぼりな気分になり、束縛してしまうことも。

相手に構ってほしい「かまってちゃん」タイプの人は、自分自身が仕事を楽しんでいなかったり、趣味を持っていなかったりするケースも少なくありません。

相手が楽しんでいる姿を見て放置された気分を覚えて、悲しい気持ちを排除するために、束縛して自分を慰めようとします。

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彼氏・彼女に束縛する心理4. 浮気されないか不安で仕方がない

彼氏や彼女がイケメンや美人だった時、「他の異性のことを好きになるかもしれない」と不安になるので束縛します。自分に自信がないことも多く、自分以外の異性と話しているところを見ると嫉妬してしまうこともしばしば。

「いつも自分のことだけを見ていてほしい」と安心するために「異性がいる飲み会に行かないで」などと干渉しがちです。

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【束縛彼氏&束縛彼女】束縛する人の11個の特徴とは?

束縛する人の特徴

付き合っている人が束縛彼氏や束縛彼女の場合、どのような特徴があるのでしょうか。ここからは、束縛する人の特徴を解説します。

付き合っている相手が束縛する人かどうか、ぜひ照らし合わせてチェックしてみましょう。


束縛する人の「行動」の7つの特徴

束縛彼氏や束縛彼女は、様々な行動に出て相手を束縛しようとします。ここでは、束縛する人の「行動」に関する特徴を解説します。

彼氏や彼女の束縛に困っている人は、どれかの特徴に当てはまっているかもしれませんよ。


束縛する男女の行動1. 交友関係をしつこく聞いてくる

束縛彼氏や束縛彼女は、「この人とはどこまでの関係なの?」といちいち聞いてくることも多いです。束縛する人は自分に自信がないので、「友達だよ」と答えても「本当に友達なの?」と不安になることもしばしば。

あまりにも不安が大きくなると、「その友達ともう遊ばないで」などと干渉してくるケースも少なくありません。


束縛する男女の行動2. TwitterなどSNSで誰をフォローしているか聞いてくる

束縛するだんじょは誰をTwitterやsnsでフォローしてるか聞いてくる

束縛する人は、TwitterやInstagramなど、SNSでの繋がりも非常に気にするのが特徴です。

自分が知らないところで知らない人と繋がってほしくないと思っているため、「Twitter誰をフォローしているのか見せてよ」などと相手のSNSを監視することも。

知らない人がいれば、「この人とどういう関係なの?」と責め立てる可能性もあるでしょう。


束縛する男女の行動3. 友人との飲み会に付いて行きたがる

「彼氏」「彼女」という立場を利用して、たとえ知らない人だらけの場所だとしてもついて行きたがります。

束縛する人は「どういう人と普段飲んでいるんだろう」と彼氏や彼女の友達が気になる気持ちが先行してしまうので、自分が浮いていても気にしません。

たとえ連れていきたくない場合でも、半ば強引についてくることも少なくないでしょう。


束縛する男女の行動4. 友人と遊んでいると、浮気と疑ってくる

嫉妬する男女は遊んでる友達を浮気と疑う

束縛彼氏や束縛彼女は、友人とどこかに出かけたり飲みに行ったりしているだけで「浮気してるでしょ」と疑ってくることも。

束縛する人は自分に自信がないので、何事も悪い方向に考えることもしばしば。思い込みも激しく、もし飲み会に異性がいればすぐに浮気だと思い込んでしまいます。実際に浮気をしていなくても、相手になかなか信用してもらえません。


束縛する男女の行動5. 連絡なしに急に家に遊びに来る

「もしかしたら浮気してるかもしれない」と、彼氏や彼女の素行をチェックするため、いきなり家に押しかけてくることも。

束縛彼氏や束縛彼女は自分のことしか考えていないことも多く、相手がどう思おうがお構いなしです。浮気していないことがわかれば、「どうしても会いたくなって」と言い訳することも少なくないでしょう。


束縛する男女の行動6. すぐに「別れたい」と言ってくる

些細なことで揉めた時、すぐに「別れたい」などの発言をしてくるのも大きな特徴。束縛する人は、相手に「自分の思い通りに動いていてほしい」という独占欲も強いです。

相手の行動についていけなくなった時、つい「別れたい」と発言することで、自分へ気持ちを向けさせたいと考えていることもしばしば。相手の反応を伺いたいので、あえて別れを切り出します。


束縛する男女の行動7. スマホのパスワードを聞いてくる

束縛する人は、交際相手を自分の所有物だと考える傾向にあります。所有物なので、「相手のことをどこまでも知っておきたい」と思い、スマホのパスワードを聞いてくることも。

自分以外の相手とやりとりしていた場合、その内容が気になって仕方がありません。もし断ってしまうと、「浮気してるから教えてくれないんでしょ」といった勘違いをすることもあります。


束縛する人の「LINE」の4つの特徴

束縛する人のlineの特徴

束縛彼氏や束縛彼女は、行動だけでなくLINEにも共通の特徴が現れます。ここからは、束縛する人の「LINE」の特徴を解説します。

ぜひ参考にして、彼氏や彼女とのLINEと比較してどうなのか、ぜひ確認してみてくださいね。


束縛する男女のLINE1. 誰とLINEをしているか覗いてくる

彼氏や彼女以外とLINEしている時、「誰とLINEしているのかな」「どんな内容のLINEを送っているのかな」など、いちいち監視したがる傾向にあります。

束縛する人は常に不安なので、少しスマホを見てると「浮気しているかも」と相手を疑い出すことも。

もし異性とLINEしていることがわかれば、彼氏や彼女と喧嘩に発展するケースも少なくありません。


束縛する男女のLINE2. 少しでもLINEが遅れると、「無視してる?」と聞いてくる

束縛する人はlineが少しでも遅れると無視してると聞いてくる

常に彼氏や彼女のことを干渉していないと気が済まないのが、束縛する人の大きな特徴です。LINEでも相手にすぐ返信を求めることも多く、少し遅くなっただけで「無視してるんでしょ」と聞いてくることもしばしば。

常に相手のことを考えて不安に思うことも多いので、場合によっては浮気を疑って喧嘩になる可能性もあるでしょう。


束縛する男女のLINE3. 「今どこ〜?」など逐一行動を聞いてくる

束縛する人は、彼氏や彼女が今何をしているのか把握しておきたいもの。「今どこにいるの?」「何時に家に着くの?」などと逐一行動を把握して安心したいと考えています。

束縛が激しい人の場合であれば、「今日飲み会で22時には帰るよ」と言っても、「何人来るの?」「異性はいるの?」などと事細かに聞き出すことも多いですよ。


束縛する男女のLINE4. 数分おきに連絡してくる

束縛気質のある人は自分よがりになることも多く、相手が仕事している最中でも平気でどこまでもLINEしてくるでしょう。ほんの1時間ほど連絡しなかっただけで、「なんですぐに返信してくれないの?」と怒り出してしまうことも。

束縛する人はお互いのやりとりが他の何よりも大切だと考えており、交際相手にも同じことを求めて束縛しようとします。


【意外と束縛が好きな人も?】束縛された人の5つの心理

束縛された人の心理

束縛されたことで、どういう心理になるのか気になる人もいるのではないでしょうか。ここでは、束縛された人の心理を解説します。

もし束縛された時、どういう気持ちになるのか想像しながら読み進めてみてくださいね。


束縛された人の心理1. 好きな人が自分のことに一途になってくれて嬉しい

束縛とは「愛されている」という意味だと考えているので、束縛されることで嬉しさを覚えます。相手のことがそれだけ好きで、常に自分のものにしていたいと思っている証拠だと捉えるケースも。

もし好きだとしても、相手の気持ちがわからなければ不安がつきまとうかもしれません。ですが束縛されることで、相手からの一途な気持ちを感じて嬉しくなります。


束縛された人の心理2. 自分のことを必要としてくれる気持ちが伝わって嬉しい

束縛とは「この人は自分がいないと生きていけないんだな」というアピールだと考えて嬉しくなることも。

「寂しいから他の人と遊ばないで」などと束縛されれば、「恋人から必要とされているんだな」と、承認要求が満たされやすいです。

「しょうがないなぁ」と言いつつも、内心では嬉しさを覚える人も多いでしょう。


束縛された人の心理3. 友人関係などいちいち口出ししてきてウザい

束縛された人はウザいと思っている

彼氏や彼女に「この人とはどういう関係なの?」「いつから仲が良いの?」などといちいち聞かれることで、煩わしさを感じてしまい嫌いだと思ってしまうケースも。

同時に「束縛に疲れた」と感じる人も多く、交際相手から束縛されることで、「なんでそんなこと答えなきゃいけないの?」と喧嘩になるケースも少なくありません。

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束縛された人の心理4. 自分のことを信じてくれないので悲しい

束縛とは、「自分は信頼されていないんだな」という意味合いだと感じて悲しく感じる人も。束縛されて悲しくなる人は、好きな相手には自分を理解して信じてほしい気持ちを持っています。

自分を信じてほしい人は相手も信じていることが多く、彼氏や彼女に束縛されたことで若干裏切られたような気持ちになり、悲しくなるのです。


束縛された人の心理5. 行動を制限されるので別れたい

束縛されると、「ここに行っちゃダメ」「飲み会に参加しちゃダメ」などとあれこれ注意されることも多いです。行動が制限されて束縛に疲れたと感じ、その煩わしさを嫌いになって別れたいと思うケースも少なくありません。

会いたい人にも会えなくなり、だんだんとストレスが溜まることで「この人と一緒にいると幸せになれない」と思いやすいでしょう。


こんな束縛は別れに繋がる!恋人が許さない束縛の限界ラインとは?

恋人が許さない束縛の限界ライン

ちょっとした束縛であれば我慢できる人もいるかもしれません。しかし、過度な束縛をされれば、思わず耐えられなくなってしまうケースもあるでしょう。

ここでは、恋人が許さない束縛の限界ラインについて解説します。


恋人が我慢できない束縛の限界ライン1. 飲み会や友人との遊びを浮気と考える

ちょっとした飲み会に参加したり友人とどこか遊びに行ったり、彼氏や彼女以外の行事に参加しただけで浮気を疑うと怒ります。

遊びに行く本人は浮気などと全く考えていなくても、恋人から浮気だと言われることで「信用してもらえていないんだな」と悲しくなりがち。喧嘩になることも少なくなく、最終的に別れる可能性も高いでしょう。


恋人が我慢できない束縛の限界ライン2. スマホの中身を覗く

恋人から「スマホのパスワード教えてよ」などと言われると、ウザいと思ってしまい別れにつながることも。いくら恋人といっても、プライベートの端から端まで見られるのは嫌いだと思う人は多いです。

相手に対する配慮が全く感じられず、そうした自分勝手なところに軽蔑して、「この人とは付き合っていけない」と思いやすいです。


恋人が我慢できない束縛の限界ライン3. LINEの返信が遅れるだけで無視と決めつけて怒る

束縛の限界ラインはlineが遅れただけで怒る

仕事が忙しくLINEを返信していない時、束縛する人は「なんで無視するの?」「どうして返信くれないの?」と問い詰めることも。相手のことを考えない発言に怒ってしまい、別れに発展するパターンも少なくありません。

仕事中に平気で送ってくることも少なくなく、相手の配慮のない行動についムカッとする人も多いです。


恋人が我慢できない束縛の限界ライン4. 服装や髪型を指定してくる

「その格好が他の男が寄ってくるからダメ」などと相手の服装を指定する人も中にはいます。自分の意見や好みを相手に強制させることに、限界を感じて別れるケースもあるでしょう。

束縛する人は、基本的に自分の思い通りにならないと気が済みません。自分勝手さに苛立ちを覚えて、「そこまで指定してくるなら別れる」と別れ話になりやすいです。


束縛彼氏・束縛彼女との上手な付き合い方

束縛する男女と上手な付き合い方

付き合っている彼氏や彼女が束縛してくるような場合、どのように付き合えばいいか悩んでしまうこともあるでしょう。

ここでは、束縛彼氏や束縛彼女との上手な付き合い方について解説します。ぜひ参考にして、今後の対処法を考えてみてくださいね。


束縛する人との付き合い方1. 「好き」という気持ちを伝えて、安心させる

まずは束縛する彼氏や彼女を安心させてみるのも対処法のひとつ。束縛する人は、「いつ浮気するかわからない」と恋人に対して不安を感じていることも少なくありません。

相手に「好きだよ」と直接伝えることで、浮気などの不安が取り除かれます。相手が安心して信頼してくれれば、自然と束縛する言動も減っていくでしょう。


束縛する人との付き合い方2. 相手を褒めることで、彼氏・彼女としての自信を持たせる

束縛彼氏や束縛彼女は、いつも自分に自信がないのでつい相手を束縛してしまいます。「いつも頑張ってるよね」「今幸せなのは〇〇のおかげ」などと相手を褒めることで、相手に自尊心を持たせてあげてみてください。

自信を持たせることで心にも余裕ができれば、趣味や友達付き合いに目を向けるようになり、自然と束縛しなくなる可能性もアップしますよ。

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束縛する人との付き合い方3. なるべく異性とは関わらない

束縛する人との付き合い方はなるべく異性と関わらない

飲み会などに異性がいる場合、その飲み会の時間はずっと不安に駆られています。そうした不安な気持ちにさせないために、できるだけ異性と関わらないのもおすすめの対処法。

相手の不安要素を取り除いてあげれば、悶々とする気持ちも薄れやすいです。相手を不安にさせない行為をしなければ、恋人も安心して束縛することも減るでしょう。


束縛する人との付き合い方4. 信用されていないことが辛いと伝える

彼氏や彼女からの束縛に疲れたと思った時は、一人で抱え込まずに恋人に打ち明けるのも上手な付き合い方のひとつ。いつまでも自分の中だけに辛い思いを抱え込むのはよくありません。

恋人に信用されていないことの辛さを伝えれば、相手も「ごめんなさい」と反省してくれて、関係性が改善される可能性もありますよ。


束縛する人との付き合い方5. 反対に束縛しまくって、束縛の辛さを感じてもらう

基本的に束縛する人は自分の気持ちを最優先に考えていることが多いので、束縛される恋人の視点をあまり考えません。

あえて自分から束縛することで、束縛される辛さを知ってもらうのもひとつの付き合い方でしょう。こちらから束縛し返せば、「こん何も辛い思いをさせていたんだな」と感じて、束縛が緩まるかもしれません。


恋人に束縛されたら、上手に対処していきましょう。

束縛する人とは上手に付き合っていこう

ここまで、彼氏彼女の束縛してしまう心理や束縛する人の特徴、さらには束縛された人の心理や束縛彼氏・束縛彼女との上手な付き合い方について解説しました。

束縛する人には様々な特徴があります。恋人に束縛されると、ついストレスを感じる人も少なくないはず。束縛をしなくても、お互い信頼し合えれば良好な関係は築けます

恋人が束縛する場合は、上手な付き合い方を参考にしつつ関係性を深めてみてくださいね。


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