バイク用エンジンオイルのおすすめ集|愛車の寿命を長持ちさせる人気オイルを厳選!
バイク用エンジンオイルの選び方|購入する前に確認すべき点とは
エンジンオイルを選ぶ時、なんとなくで決めていませんか。
実は、エンジン内部の潤滑油として、バイクのコンディションに大きく影響するので、どんなエンジンオイルを使うかはかなり重要なこと。
ここではバイク用エンジンオイルの選び方をわかりやすく解説していきます。
自分のバイクと相性の良いオイルを選び、正しく点検・メンテナンスをしてバイクを長持ちさせましょう。
バイク用エンジンオイルの選び方1. エンジンストロークに合わせて選ぶ
オイル交換をするバイクのエンジンが「2ストローク」か「4ストローク」かでオイル規格が分かれます。
近年のバイクは4ストエンジンが一般的になりますが、排ガス規制される前の2ストエンジンは、ガソリンと同時にエンジンオイルも燃焼するので、そもそもの燃焼構造が異なります。
したがって、指定ストロークに適合しないエンジンオイルを注入すると、バイクが壊れてしまうので、注意しましょう。
特に、旧車を所有の方はオイル交換前にストローク数をよく確認してくださいね。
バイク用エンジンオイルの選び方2. JASO規格に合わせて選ぶ
JASO規格とは、日本自動車規格によって定められたエンジンオイルの摩擦特性を表す規格です。
「MA、MA1、MA2、MB」の4つ規格があり、MA規格は高摩擦特性、MB規格は低摩擦特性になっています。
MA規格
バイクのMT車は、ミッションとクラッチもエンジンオイルで潤滑されるので、滑りを起こさないためにMA規格が推奨されているMB規格
AT車はエンジンのみ潤滑すれば良いので、MB規格が推奨されている
原付やAT等に乗られる方はMB、小型中型MTはMA1、大型MTはMA2となるケース多いので、規格を参考にしてみてくださいね。
バイク用エンジンオイルの選び方3. 最適な種類のベースオイルを選ぶ
エンジンオイルはベースオイルと添加剤で構成されています。
ベースオイルは大きく分けて3種類あり、それぞれの特徴や違い、どういった人やバイクとの相性があるかを紹介していきます。
目的に応じて使い分けましょう。
通勤・通学程度であれば「鉱物油」がおすすめ
鉱物油は原油を精製し添加剤を配合するだけでなので、比較的製造が容易で、販売価格が抑えられる点が大きなメリット。
3種類の中では不純物が多く、高温を維持すると、油膜切れが起きやすいという特性を持っていますが、一般的な使用用途では全く問題ありません。また、昔からあるため旧車に馴染みがあります。
町中の通勤、通学で乗る方には十分におすすめです。
サーキットや高速走行には「化学合成油」がおすすめ
化学合成油は原油から精製したものを化学分解・化学合成し、添加剤を配合したオイルであり、価格が高め。
ただ、不純物を極限まで取り除き、高温時でも耐えられようになっているため、空冷機能が低下した際等に生じる熱ダレにも強くなります。
「レーシングオイル」とも呼ばれ、サーキット走行等の高回転出力を常に維持する方におすすめです。
長距離走行には「部分合成油」がおすすめ
鉱物油と化学合成油をブレンドし、添加剤を配合したエンジンオイルで性能も価格も両者の中間的な立ち位置とイメージして良いでしょう。
鉱物油の弱点である揮発性の高さや、冬の始動性を化学合成油で補ってくれます。
街乗りから適度なスポーツ走行まで幅広くカバーできる万能型。休日に高速道路を利用して、長距離ツーリングを楽しむ方におすすめできる人気オイルです。
バイク用エンジンオイルの選び方4. 適正粘度|低音は10W、高温は30~40程度がおすすめ
乗るバイクによって、オイル選びにそれぞれ差が生じるのが、オイルの適正粘度範囲。
粘度の強さを示すSAE規格は、低温と高温時の粘度が2つの数字で表記され、数値が低いほど柔らかく、高いほど硬いオイルとなります。
大まかな目安は、以下の通り。
- 低温:10W程度がおすすめ。
- 高温:30〜40程度が無難。真夏や長距離を運転することがあるなら50以上がおすすめ。
ただ、基本的にメーカー指定の粘度を選んでOK。
また、旧車の場合、エンジン内部の金属疲労により各摺動(しゅくどう)部品の隙間が大きくなっている場合があるので、油膜の強い硬めのオイルをおすすめします。
バイク用エンジンオイルの選び方5. 1〜2年で使い切れる量を選ぶ
オイルは酸化するので、残った未使用のオイルも徐々に経年劣化してしまうことから、長期保管は避けたいところ。また、一度に大容量を仕入れても、使いきれなくては未使用のまま破棄、処理費用も無駄にかかってしまいます。
購入したオイルは2年以内を目安に使いきれる容量がおすすめ。
オイル交換をする目安は距離にもよりますが、あまり走行していない場合でも注入したオイルは半年に1回を目安に変えましょう。
バイク用エンジンオイルのおすすめ10選|人気の高性能エンジンオイルを紹介
店頭や通販サイトでエンジンオイルを探すと、数多くの種類があり、「結局どれが良いんだ」となりますよね。
ここでは、人気が高いおすすめのエンジンオイルをピックアップし、適用車種や特徴、どんな方におすすめできるかを紹介していきます。
バイク用エンジンオイルのおすすめ1. AZ(エーゼット) MES-003 バイク用 4Tエンジンオイル
- 単価の高い化学合成油が比較的安い価格で手に入るのでコスパに優れる
- 高温領域をカバーできるので、空冷オフロードのタフな走行も潤滑効果を維持できる
- メーカー独自の添加剤配合技術により原付から大型までの街乗りや高速走行が可能
空冷オフロードバイクでタフな走行に適したオイルを探すと、ブランドメーカーばかりで、なかなか安いオイルは見つけにくいですよね。
この『MES-003』は、化学合成油でありながらも、1Lあたり1500円程度とかなり安い費用で購入できます。高温に強い性質であるため、空冷効果が発揮しにくい過酷な場面でも、十分にエンジンを保護してくれる効果を持っていますよ。
林道や、舗装されていない山道をトルク重視で走行する方に、コスパよく交換できるオイルとして人気です。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- 適正エンジン:4ストローク
- JASO規格:MA相当
- ベースオイル:化学合成油
- 粘度:10Wー50
- 容量:1、4、20 (L)
バイク用エンジンオイルのおすすめ2. カストロール エンジンオイル POWER1
- 原付走行から大型バイクのツーリングまで幅広いクラスに対応できる
- 人気メーカーの部分合成油であるため性能も価格もバランスがとれコスパ良好
- 長年の愛用者が多いので初心者ライダーも安心して使用できる人気オイル
大型バイクに必要なオイル容量は、原付小型の数倍以上にもなるので、1回のメンテナンス費に悩むライダーも少なくないでしょう。安いからといって聞きなれないメーカーのものを愛車に使うのはちょっと抵抗ありますよね。
高品質でありながら比較的安い価格で買えると定評のカストロール社製オイルは、1Lあたり600円程度で買え、エンジン容量問わず、低速域から高速域までスムーズで力強い走りをサポートします。
大型バイクのメンテナンス費を抑えつつも、休日にロングツーリングを楽しむようなライダーにぜひおすすめです。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- 適正エンジン:4ストローク
- JASO規格:MA
- ベースオイル:部分合成油
- 粘度:10Wー40
- 容量:4、5 (L)
バイク用エンジンオイルのおすすめ3. MOTUL(モチュール) 7100
- 化学合成オイルと潤滑性を引き出すエステが配合によりエンジン出力を向上
- MA2規格であるため、大型スポーツバイクのスムースなシフトチェンジを実現
- 注入ノズル付きなので、ボトル直接投入でオイル交換もスムーズに可能
サーキット走行前は事前点検が必須。使用オイルの状態によっては火災等の事故につながる危険性があるので、サーキット走行会等に参加できない場合があります。
モチュールのオイルは、100%化学合成オイルに潤滑性能が非常に高くなるエステルが配合されているため、エンジン出力の向上とギアボックスの保護性能が格段に上昇します。
本格的なライディングを始める方はこちらのオイルを選び、サーキット走行前の点検もクリアできるようしっかり準備しましょうね。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- 適正エンジン:4ストローク
- JASO規格:MA2
- ベースオイル:化学合成油
- 粘度:10Wー40
- 容量:1(L)
バイク用エンジンオイルのおすすめ4. HONDA(ホンダ)|ウルトラG1
- 鉱物油から部分化学合成油にリニューアルされたことにより、冬の始動性が向上
- 粘土が5W-30と柔らかいため、原付や小型レジャーバイクのエンジンと相性抜群
- バイクメーカー純正オイルがお手頃価格で手に入るのでコスパも良好
通勤・通学で使用する原付バイクはほぼ毎日乗ることになるので、燃費性を気にする方もいるでしょう。
こちらのオイルはホンダ純正のスタンダードタイプになります。ベースオイルが従来の鉱物油から部分合成油へ改良。粘土がより柔らかくなったので、エンジン内部の摺動抵抗が少なくなり、燃費が向上しています。
また1Lを1000円程度で純正オイルが購入できるコスパも魅力。
原付や小型バイクで燃費の良さを求める方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょう。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- 適正エンジン:4ストローク
- JASO規格:MA
- ベースオイル:部分化学合成油
- 粘度:5Wー30
- 容量:1、20 (L)
バイク用エンジンオイルのおすすめ5. PANOLIN(パノリン) 二輪車用エンジンオイル OFF ROAD SYNTH(オフロード シンセ)
- 金属への吸着性が高いため、空冷エンジンでも高温域はしっかりと保護
- 水、熱、せん断に強いためオイル効果が長持ちする
- アクセルレスポンスの向上と安定したミッションタッチであるため快適さ抜群
街乗りからサーキット走行までライディングスタイルを問わない万能オイルがあったら便利ですよね。
パノリンオイルは世界中の幅広いライダー達から支持されている人気のオイル。
添加剤に頼らない独自の精製技術によりエンジン熱によるオイル変化が少なく、低温から高温までしっかりカバーします。
熱ダレにも強いので、空冷バイクのツーリングも安心です。
「これ使っていれば間違いない」という優等生オイルであるため、どんなライダーもきっと満足するでしょう。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- 適正エンジン:4ストローク
- JASO規格:MA2
- ベースオイル:化学合成油
- 粘度:10Wー40
- 容量:1 (L)
バイク用エンジンオイルのおすすめ6. ワコーズ エンジンオイル PRO-S プロステージS
- 日本の道を知り尽くしたワコーズが開発しているため国内ツーリングの実用性が高い
- 独自の3Dテクノロジーにより低温から高温まで幅広い温度域で優れた潤滑性を発揮する
- 適正粘度と容量が幅広くラインナップされているため様々な車種に使える
真夏に長時間バイクに乗る際、熱ダレによって「アクセルを開けても回転数が伸びない」なんてことがあっては、せっかくの楽しいルーリングが台無しになってしまいます。
プロステージSは、日本の気候と国産バイクの特性を知り尽くしたワコーズが、過酷な環境下でも耐えられるよう独自の技術で開発した化学合成油です。
夏場、信号待ちや渋滞で空冷がうまく機能しないような場面であっても、しっかり潤滑剤としての役割を維持し、愛車の寿命を長持ちしてくれるでしょう。
夏場の熱ダレ対策として、ぜひ利用してみてください。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- 適正エンジン:4ストローク
- JASO規格:MA
- ベースオイル:化学合成油
- 粘度:0Wー20、0Wー30、10Wー40、15W-50
- 容量:1 、4、20、100(L)
バイク用エンジンオイルのおすすめ7. FUCHS SILKOLENE(フックスシルコリン)フックスシルコリンPRO 4
- 化学合成オイルと潤滑性を引き出すエステル配合によりエンジン出力を向上
- MA2規格であるため、大型スポーツバイクのスムースなシフトチェンジを実現
- エンジン洗浄剤配合によりエンジン、トランクミッションの寿命を延ばす
レーシングオイルを使うからには、いかにエンジン出力を最大限にまで高めることができるかがカギとなってくるでしょう。
フックスの『PRO4』はスポーツバイクのサーキット走行向けに作られた、高性能オイルで、アクセル解放時の吹き抜けが非常に良いと評判です。
また、添加剤として洗浄剤が配合されているので、エンジン内部の金属表面汚れを除去し、エンジンの寿命を長持ちさせる性能も兼ね備えています。
サーキット走行でも安心してアクセル全開できる高品質なレーシングオイルと言えますね。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- 適正エンジン:4ストローク
- JASO規格:MA2
- ベースオイル:化学合成油
- 粘度:15Wー50、等
- 容量:1、4 (L)
バイク用エンジンオイルのおすすめ8. ヤマハ(YAMAHA) 2サイクル用エンジンオイル オートルーブ スーパーRS
- ヤマハ純正オイルにより、2STエンジンオイルのスタンダードが体感できる
- 潤滑性と燃焼性があるため、高回転領域に達すると非常にパワーが強くなる
- 多くのベテランライダーや専門家からも高い評価を得ているので、安心して使用できる
2STバイクを乗るからには、やはり2ST特有の圧倒的なパワーバンドを最大限に体感したいですよね。
ヤマハの2ST純正オイルである『スーパーRS』は、「ヤマハの赤缶」の愛称で呼ばれ、2STエンジンオイルの王道として知られています。パワーバンドに入った際の回転の伸びとアクセルを閉めた際の回転の落ちがなめらかであり、乗っていて非常に気持ちの良いと評判のエンジンオイルです。
2ST独特のパワーと加速性能を味わいたいライダーは、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- 適正エンジン:2ストローク
- JASO規格:ー
- ベースオイル:化学合成油
- 粘度:ー
- 容量:1 (L)
バイク用エンジンオイルのおすすめ9. カストロール エンジンオイル POWER1 RACING 2T
- マフラーの詰りを減らせるので排気ガス煙の減少も期待できる
- 単価の高い化学合成油が比較的安い価格で手に入るのでコスパに優れる
- 多くのリピーターをかかえるベストセラー商品であるため安心して使える
燃費が悪い2STバイクに乗りながらも、エンジンオイルだけはなるべくコスパの良い物を探してみたくなるでしょう。
コスパに定評のあるカストロール社製の2ST用エンジンオイルは、100%化学合成油なのに1000円以下とコスパ良好。エンジン保護性能とマフラー詰まりの減少効果にも期待ができ、リピーターが続出しています。
2STバイクの保管・維持を安価に抑えつつ、メンテナンス性の良いコスパオイルをお探しの方にはおすすめです。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- 適正エンジン:2ストローク
- JASO規格:ー
- ベースオイル:全合成油
- 粘度:ー
- 容量:1 (L)
バイク用エンジンオイルのおすすめ10. Hiroko 広島高潤 KZ フォーミュラ2
- マフラーからの白煙を抑えられので、後続車に気を遣う必要がない
- クリーンなオイルであるため、マフラー先端のオイル垂れがなくなりメンテナンス性が良い
- エステル配合の化学合成油により吹き抜けが良くエンジンも被りにくい
2STバイクのマフラーからでる特有の白い煙に悩まされるライダーも少なくないでしょう。
広島高潤のフォーミュラは100%化学合成エステル配合でクリーンなオイルをガソリンと混合させることにより、燃焼した際、マフラーからの白煙を抑えるといった効果を持っています。また、カーボンの付着も少ないので、サイレンサのオイル垂れによる汚れも気にする必要がありません。
白煙による周囲の迷惑を気にする必要がないので、複数人でツーリングされる方はぜひ使ってみてください。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- 適正エンジン:2ストローク
- JASO規格:ー
- ベースオイル:全合成油
- 粘度:ー
- 容量:1 (L)
愛車を長持ちさせるために、最適なエンジンオイルを見つけよう!
プロの整備士にオイル交換を任せるのも良いですが、自分で選んだエンジンオイルを自分で交換できるようになると、自然とバイクに愛着が湧いてきますよ。
「このオイル使っても大丈夫かな?」と最初は不安に思うかもしれませんが、いろんなエンジンオイル試していくと、違いに気づけるようになり、楽しくなっていきます。
自分でやれる事を増やしていき、バイクライフを充実させましょう。
【参考記事】はこちら▽
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