ベンチマークソフトのおすすめ特集!CPUやSSDの無料測定&ゲームの診断もできる。
ベンチマークソフトとは?
ベンチマークソフトはパソコンの性能を測定する時に使うソフトウェアのこと。
例えば、3D画像が多用されるゲームのような、高負荷のソフトを利用する前に実行して、十分な性能があるか確かめる時に使います。
また、パソコンのパーツを交換する場合に、どのパーツを交換すべきかの目安にしたり、交換後に実際にスペックが上がったか確かめたりするという使い方も。
このように、ベンチマークソフトはゲームなどを購入する人やパソコンを自作する人に、非常に便利なアイテムと言えるでしょう。
ベンチマークソフトの選び方|購入する前に確認すべき点とは
現在では用途に応じて非常に多くのベンチマークソフトが公開されており、なかなかどれが良いかわかりにくいですよね。
そこでここでは、ベンチマークソフトの選び方を解説していきます。
ぜひ、自分にとって最適なものを選ぶのに役立ててくださいね。
ベンチマークソフトの選び方1. 利用目的から選ぶ
パソコンの性能を確かめる目的は、パーツ選びの参考にしたり、特定のゲームなどを動かすのに十分なスペックがある確かめたりと、人によって様々。
その利用目的によっても最適なベンチマークソフトは異なります。
こちらでは一般的な4種類の目的について、それぞれどんなベンチマークソフトが適切かを説明していきます。
性能比較には「単体パーツ対応ソフト」
ベンチマークソフトを使う場面として多いのは、パソコンのパーツの性能を比較する時。
その場合は、パーツに合わせてベンチマークソフトも選ばないと、必要な情報が得られなくなってしまいます。
例えば、
- CPU:演算速度
- HDDやSSD:データの読み書き速度
- GPU:3Dの描画速度
など測定した項目に特化したソフトがおすすめです。
このように、パーツごとの性能が知りたい場合は、「単体パーツ対応ソフト」を選ぶと良いでしょう。
ゲームの適応性を確かめるなら「公式ソフト」
現在では高品質で高負荷のゲームが増えたため、購入前にスペックをチェックしないと「実際には快適にプレイできなかった。」ということになりかねません。
パソコンゲームの中には公式でベンチマークソフトを用意している物もあります。
ゲームは必要とされる性能がゲームごとに異なるので、通常のベンチマークソフトでは推奨スペックを満たしているかわかりにくいもの。
しかし、公式のものを使えば安心です。
特定のゲームの適応性を確かめたいなら、公式からベンチマークソフトが提供されていないかチェックしてみてくださいね。
PCのパフォーマンス測定には「総合ソフト」
パソコンが全体としてどの程度のスペックなのかを知りたい場合もありますよね。
例えば自作したパソコンの動作確認や、性能が他と比べてどの程度なのか調べて今後に生かしたり、といったことも多いでしょう。
総合ソフトであれば、CPU、GPU、ストレージなどのPCの主なパフォーマンスに関わる部分を一通り測定してくれます。
パソコンの全体的なパフォーマンス測定をしたい人や、まだどれを測定すれば良いかよく分からない場合などは総合ソフトを選ぶのがおすすめです。
VR使用前には「専用ソフト」
専用ゴーグルを用いるVR(仮想現実)は、通常の3Dゲームなどに比べて非常に負荷が高いことがほとんど。
そのため、通常のベンチマークソフトでは必要な性能を測定できないことも。
VR専用のベンチマークソフトは、数は少ないもののいくつか公開されています。
こういったソフトなら、VRで必要とされるグラフィック機能などを問題なく測定できるでしょう。
これからVRを楽しもうという人は、VRに対応した専用ソフトを使う選ぶのが安心です。
ベンチマークソフトの選び方2. 対応OSを確認して選ぶ
ベンチマークソフトは起動できるOSが決まっています。対応していないOSのものはインストールすらできないことも。
ベンチマークソフトはWindowsかMacといったOSの種類や、対応しているバージョンなどが指定されているのが一般的。
同じベンチマークソフトでもMac用とWindowsが分かれていて、ダウンロード先が異なる場合もあります。
まず自分のOSやそのバージョンを調べて、それに対応しているベンチマークソフトを選ぶようにしましょう。
ベンチマークソフトの選び方3. 高負荷ベンチも視野に入れて選ぶ
高負荷ベンチは、通常で想定されるものよりも高い負荷をかけてパソコンの性能を測定する方法。
ゲームを始めとしたソフトウェアに要求されるスペックは年々上がっています。高負荷ベンチを行ってパソコンの限界を測定すれば、今後どの程度の期間そのパソコンが使えるかの目安にできます。
長くパソコンを使う場合には、高負荷での測定ができるベンチマークソフトの使用も考えてみると良いでしょう。
【無料】フリーのベンチマークソフトのおすすめ2選|試しに使うのもあり!
パソコンの性能を測定するために必要なベンチマークソフト。
しかし、有料のものは高価で手が出しにくいですよね。そこで今回は、無料で使えるおすすめのベンチマークソフトを2つご紹介します。
これらは、高い信頼性と測定精度を兼ね備えています。さらに、パソコンの性能を測定するだけでなく、不具合がある場合には早期に発見することもできます。
ぜひ、試しに使ってみてください!
無料のフリーベンチマークソフトのおすすめ1. CINEBENCH
- 10年以上前から使われている定番CPUベンチマークソフトで、結果に信頼性がある
- 簡単な設定を行って実行すれば結果がでるため使いやすい
- Windows、Mac両対応でOSを問わずCPUの性能の測定、比較ができる
『CINEBENCH』はドイツのソフトウエアメーカーMAXONが公開している無料のCPUベンチマークソフトです。
3D映像を描画させることでCPUの性能を測定。他にグラフィックスカードの性能測定にも対応しています。
測定結果に機種などによる差が少なく信頼性が高いため、愛用する人の多い定番のソフトです。
設定は簡単で実行すれば結果も一目でわかるのも人気の理由でしょう。Windows、Mac両対応なのも嬉しいですね。
自作PCなどのCPUのベンチマークを正確に測定して、パーツ選びの参考にしたり、他の機種と比較したりする人にぴったりのおすすめソフトです。
公式サイトで見る商品ステータス
- 目的:CPU性能測定、グラフィックス(OpenGL)性能測定
- 対応OS:Windows、Mac
- 対応パーツ:CPU、GPU
無料のフリーベンチマークソフトのおすすめ2. AmorphousDiskMark
- Macのストレージ用ベンチマークソフトとして定番で、信頼性がある
- シーケンシャルアクセスやランダムアクセスなど、ストレージのベンチマークに必要な指標の測定が簡単にできる
- 公式のMac App Storeからダウンロード可能でウイルスやマルウェアの可能性がない
『AmorphousDiskMark』はMacのストレージ用ベンチマークソフト。
「Mac App Store」から無料でダウンロードできてインストールは簡単。
シンプルな操作でシーケンシャルアクセスやランダムアクセスなど、ストレージの性能評価でよく使われる指標がすぐに測定できることから、Macのストレージベンチマークソフトの定番になっています。
測定結果はテキストで保存ができるので、いろいろなデバイスの結果を比較する時にも便利ですよ。
MacでSSDやハードディスクの交換や増設を考えている時、性能を比較したい人に最適なベンチマークソフトです。
公式サイトで見る商品ステータス
- 目的:ストレージ負荷テスト
- 対応OS:Mac
- 対応パーツ:ハードディスク、SSD
【ゲーム】適応性の診断ができるベンチマークソフトのおすすめ1選
ゲームをプレイする上で、パソコンの性能は非常に重要です。
そこで、適応性の診断ができるベンチマークソフトをご紹介します。このソフトを使用することで、自分のパソコンの性能に合わせたゲームの設定を簡単に行うことができます。
さらに、ゲームプレイ中にフレームレートがどの程度で推移しているかを確認できるため、よりスムーズなプレイが可能になります。
ぜひ、このベンチマークソフトを活用して、快適なゲームライフを送ってみてください。
ゲーム対応のベンチマークソフトのおすすめ1. FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク
- 『FINAL FANTASY XV』の公式ベンチマークソフトで、ゲームを遊べるスペックかどうか正確にチェックできる
- シビアな評価を行うため、高スペックのゲーミングパソコンの性能が比べやすい
- 無料で入手できるため、気軽に使える
『FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク』は、『FINAL FANTASY XV』のプレイに十分な性能があるかを確かめるために公式が配布しているベンチマークソフト。
『FINAL FANTASY XV』は非常に高い性能が要求されるゲームで、そのベンチマーク測定もかなりシビアに行わることで有名です。
そのため、ハイスペックなパソコンの性能が測りやすく、特にゲーミングパソコンのベンチマークソフトとしてよく使われています。
『FINAL FANTASY XV』をこれから遊ぶ人はもちろん、ゲーミングパソコンのスペックを評価したい人にもぴったりです。
公式サイトで見る商品ステータス
- 目的:ゲームの動作確認
- 対応OS:Windows
- 対応パーツ:GPU
【PC】HDDやGPUに対応のベンチマークソフトのおすすめ4選|総合測定も!
パソコンの性能を測定するためには、CPUだけでなく、HDDやGPUなども重要な要素です。
そこで、HDDやGPUに対応したベンチマークソフトをご紹介します。これらのソフトは、総合的な性能測定ができるだけでなく、HDDやGPUに特化した測定も可能です。
また、ベンチマーク結果から不具合箇所を発見し、修復することもできます。さらに、4つのソフトを比較することで、自分に合ったものを選ぶことができます。
ぜひ、パソコンの性能測定にお役立てください。
PC測定用のベンチマークソフトのおすすめ1. Relative Benchmark
- Windows、Mac、Android、iOSさらにLinuxまで対応し、いろいろなOSでCPUの性能測定ができて比較しやすい
- インストールして実行ボタンを押すだけで測定が始まり、操作が簡単
- いろいろなデバイスの測定結果が参照でき、買い替えなどの参考になる
『Geekbench』はマルチプラットフォームに対応したCPUの能力を測定するベンチマークソフト。
- Windows
- Mac
- Android
- iOS
- Linux
にまで対応して、いろいろなデバイスの測定ができますよ。
様々なデバイスでの測定結果が参照できるので、どの機種のCPU性能が高いかもすぐわかり機種選びに便利。さらに、使い方はインストールして実行ボタンを押すだけで簡単。
パソコンやスマホの買い換える時に、CPU性能を簡単に測定して、いろいろなデバイスと比較してみましょう!
公式サイトで見る商品ステータス
- 目的:CPU負荷テスト
- 対応OS:Windows、Mac、Android、iOS、Linux
- 対応パーツ:CPU
PC測定用のベンチマークソフトのおすすめ2. ExperienceIndexOK
- ファイルサイズが140KBと非常に小さいため、ダウンロードが早くストレージも圧迫しない
- CPUやメモリ、グラフィックスなど計5種類もの性能が測定でき、手軽にパソコン全体の性能が分かる
- 立ち上げるとすぐに結果が表示され、再測定もリンクをクリックするだけで操作が簡単
『ExperienceIndexOK』はWindowsに標準で搭載されている評価機能『Windows エクスペリエンスインデックス』の実行結果をわかりやすく表示するベンチマークソフト。
ExperienceIndexOK自体が評価を行うわけではないため、実行ファイルは容量たった約140KBと軽いのですぐにダウンロードできます。
しかも実行すれば素早く結果が表示され、とてもお手軽。それでいて、CPUやメモリなど計5種類もの測定ができますよ。
手間を掛けずにWindowsパソコンの全体的なパフォーマンス測定がしたい人におすすめです。
公式サイトで見る商品ステータス
目的:CPU性能測定、メモリ操作性能測定、グラフィックス性能測定、3Dグラフィックス性能測定、プライマリハードディスクのデータ転送速度測定 - 対応OS:Windows - 対応パーツ:CPU、GPU、メモリ、ストレージ
PC測定用のベンチマークソフトのおすすめ3. PCMARK
- 表計算やビデオ会議など、実際の作業に対応したベンチマークテストがあり、パソコンの選定などに役立つ
- 有料版ならオフィス向けパソコン用のテストなどが使えるため、ビジネス用途にも便利
- 無料版でも基本的な測定は可能なので、購入前に動作確認が簡単にできる
『PCMARK』はパソコンの総合的なベンチマークテストが行えるフィンランドのUL Benchmarks社の製品。
表計算ソフトを使った場合やウエブブラウジング、ビデオ会議、ゲームなど、実際にパソコン上で行う作業についての性能が細かく測定できるのが特徴です。
無料版と有料版があり、無料版でも基本的なベンチマークテストは何度でも行えますが、有料版ならパソコンの性能に応じたテストやオフィス用パソコン向けテストなども使えるようになりますよ。
ビジネスなどでパソコンの選定を行う時、実際の作業に基づいて細かなベンチマークを測定したい人におすすめのソフトです。
公式サイトで見る商品ステータス
- 目的:総合負荷テスト
- 対応OS:Windows
- 対応パーツ:パソコン全般
PC測定用のベンチマークソフトのおすすめ4. CrystalDiskMark
- 2007年から公開されているストレージベンチマークソフトの定番で信頼性がある
- ソースコードが公開されており、処理が明らかになっているため、マルウェアやバグの心配が少なく安心
- 測定の設定や実行が簡単にできて結果も見やすく、使いやすい
『CrystalDiskMark』はハードディスクやSSDなどストレージの性能を測定するフリーソフト。
10年以上前から公開されていて、現在ではストレージのベンチマークソフトの定番となっています。
ソースコードも公開されていることから誰でも内部をチェックできて、マルウェアの心配がなく安全。必要なら画面上の設定を少し変え、あとは実行させるだけと、使い方が簡単なのも人気の理由でしょう。
ハードディスクやSSDなどを交換する時に、信頼性のある定番のベンチマークソフトで性能を測定したい人に最適のベンチマークソフトです。
公式サイトで見る商品ステータス
- 目的:ストレージ負荷テスト
- 対応OS:Windows
- 対応パーツ:ハードディスク、SSD、USBメモリ
VRや3D描画の負荷を測定できるベンチマークソフトのおすすめ3選
VRや3D描画を行う際には、パソコンの性能が重要です。
そこで、VRや3D描画の負荷を測定するためのベンチマークソフトをご紹介します。これらのソフトを使用することで、VRや3D描画を行う際の負荷状況を把握し、最適な設定を行うことができます。
さらに、ベンチマーク結果から不具合箇所を発見し、修復することもできます。3つのソフトを比較することで、自分に合ったものを選ぶことができます。
ぜひ、VRや3D描画の作業効率を上げるために、このベンチマークソフトを活用してみてください。
VRや3D描画対応のベンチマークソフトおすすめ1. GFXBench
- クロスプラットフォームで、OSに関わらず使えて結果が比較しやすい
- インストールして実行するだけで簡単に測定結果がでて使いやすい
- 様々なデバイスでの実行結果が表示されるので、機種選びに便利
GFXBenchは3Dグラフィックスの性能を測定するベンチマークソフト。
クロスプラットフォーム対応で、Mac、Windowsはもちろん、iPhoneやAndroidといったスマホやタブレット端末でも利用可能です。
操作はダウンロードして開始するだけ。しばらくすると結果が表示され、非常に簡単。
他のiPhoneやAndroid、グラフィックボードなどの結果と、自分が測定を行ったデバイスとの性能の比較もソフトの中でできますよ。
- スマホやパソコンの買い換えを考えている
- 3Dのゲームなどをよくプレイする
といった人におすすめのベンチマークソフトです。
公式サイトで見る商品ステータス
- 目的:3Dグラフィックス(OpenGL)の性能比較
- 対応OS:Windows、Mac、iOS、Android
- 対応パーツ:GPUまたはCPU
VRや3D描画対応のベンチマークソフトおすすめ2. SteamVR Performance Test
- VRに必要なスペックがあるか判断してくれ、VRゴーグルやソフトを購入するかどうかの参考になる
- CPU、グラフィックカードのどちらに問題があるかアドバイスしてくれるので、パーツ交換する場合の目安となる
- 無料でダウンロードできるので、気軽に試せる
『SteamVR Performance Test』はパソコンがVRに必要な性能を有しているかどうかを調べるためのベンチマークソフト。
2分間のVRデモを使い、90FPSで動作していたか、画像がしっかり再生されていたかを調査し、最終的にVRが快適に使えるかを判断。
もし問題があればグラフィックカード、CPUのどちらがボトルネックになっていたかを知らせてくれるので、パーツ交換の参考になりますよ。
これからVRのゲームやコンテンツを楽しみたい人は、VRゴーグルを購入する前にぜひインストールして、性能をチェックしてくださいね。
公式サイトで見る商品ステータス
- 目的:VR用負荷テスト
- 対応OS:Windows
- 対応パーツ:CPU、GPU
VRや3D描画対応のベンチマークソフトおすすめ3. 3DMark
- 20年以上の歴史のある3Dグラフィックスの定番ベンチマークソフトで、信頼性が高い
- 無料版でも基本的なテストは行えるので、気軽に使い始められる
- Windows、Android、iOSに対応し、いろいろなデバイスの性能の比較もできて機種選びなどに使える
『3DMark』はフィンランドのUL Benchmarks社の開発する3Dグラフィックス用のベンチマークソフト。
20年以上前に発表されてからアップデートを繰り返し、3D描画のベンチマークソフトとして定番とされています。
測定にはいくつか実際のゲームを模したデモを利用し、現実に使う時に近い結果が得られますよ。また、無料版があり、気軽に使い始められるのもGOOD。
ゲーミングパソコンで3D描画のあるゲームをプレイする時の性能評価を行いたい人は、ぜひ検討してみて。
公式サイトで見る商品ステータス
- 目的:3D描画負荷テスト
- 対応OS:Windows、Android、iOS
- 対応パーツ:GPU
ベンチマークソフトを活用して、PCやスマホの性能をチェックしよう!
パソコンの性能は普段使っていて分かっているようでも、なかなか客観的にはとらえにくく、他とは比較しにくいですよね。
ベンチマークソフトなら、CPUやグラフィックス、ストレージなどの性能を数値化してくれます。
ぜひ、ベンチマークソフトをうまく使って、パソコンやそのパーツの性能を比べてみて、自分にあったものを選ぶ目安にしてくださいね。
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