ケチな人の心理と特徴。節約家との違い&節約しすぎる人との上手な付き合い方を大公開

HaRuKa 2024.05.07
お金を出し惜しみするケチな人っていますよね。そこで今回は、ケチな人の心理や特徴から、ケチな人との付き合い方や対処法まで詳しくご紹介します。さらに、節約家との違いについても徹底ガイド!ケチな人への理解を深めて、人間関係を上手に構築しましょう!

ケチな人との付き合い方で悩んでいる方へ。

ケチな人の心理と特徴

1円単位のお金でも、人より多く出さず、出し惜しみしてしまうケチな人。どんなに雰囲気のいい集まりやデートでも、器の小さい印象が強いため、苦手な人もいますよね。その一方、倹約家で節約を好むため、お金持ちな人も多いとか。

今回は、ケチな人の心理や特徴、付き合い方までをご紹介します。ケチな人を知って、上手に付き合うコツを押さえておきましょう。


どんな事を考えてるの?ケチな人の心理とは

ケチな人は、周囲からみるとわざわざ損な行動をしているような印象がぬぐいきれません。頭の中では一体どんなことを考えているのでしょうか。

ここではケチな人の心理をご紹介します。なぜケチな人はお金にシビアなのか、詳しく見ていきましょう。


心理1. 常に貯金がないと不安になる

ケチな人は、自分の将来に不安をもっています。その理由は様々ですが、幼い頃に貧しい家庭であることや現在の収入が低すぎるということもあるでしょう。また、守りたいものがあったり、成し遂げたい夢があったりすることも。

そのため、常に貯金がないと不安で仕方がありません。貯金は「安心」であり「精神安定剤」のようになっているのです。


心理2. 本当に欲しいもの以外は買う必要がないと思っている

ケチな人は、使える間はどんなものでも「大切にしなければ!」と自分を律しています。物の機能を果たせる間は捨てることもありませんし、「もったいない」が口癖です。

車なら乗れればいい、冷蔵庫なら冷えればいいという感覚で過ごすので、本当に欲しいもの以外を買う必要はないと思っています。お金を安易に手元から離すことをしないので、時にはお譲りや中古で済まそうとする心理もみえるでしょう。


心理3. いざという時の為に貯金しておこうと考えている

ケチな人は、本当に助けが必要だった時に助けてくれる人がいなかった過去があるため、周囲に信用できる人が少ないことも。そのため、自分が困った時に助けてくれる人はいないと考えていて、自分で自分を守るしかないと思っています。

ケガや病気で入院したり、老後に入る施設の心配をしたりして、いざという時のために貯金をしておこうという心理が働くのでしょう。

友達が少ない・年齢を重ねた独身・身寄りがない人などの中にも、ケチな人は意外と多いです。


お金をあまり使いたがらないケチな人の特徴9つ

ケチな人とお金の絡む場所で過ごすと、なぜか疲れてしまい、一緒に行動すると不快になってしまうことも少なくありません。

ここでは、お金を使いたがらないケチな人の特徴をご紹介します。共通する特徴を知って、付き合い方を見直すきっかけにしましょう。


特徴1. 「お金がない」「もったいない」が口癖になっている

ケチな人は、周囲の視線など気にせずに「払いたくない」という意志を貫きます。お金を手放すことが何よりも嫌なので、周囲にも払いたくないアピールをして出費を免れようとし、当てにされない自分を演出しているのです。

常日頃から「お金がない」「もったいない」と口癖のように話す特徴があれば、ケチという印象をもたれるでしょう。


特徴2. デートの食事も極力クーポンや割引券を活用する

ケチな人は、収入より支出の方が貯蓄にも大きな影響を与えると考えています。そのため、数百円でも安く、お得に手に入れることに喜びを感じているのです。

特に男性は、女性の節約意識が高いと考えています。そのため、デートでもクーポンや割引券を使用することをためらいません。しかし女性側は、「カッコ悪い」「安くあげられた」と感じるのです。


特徴3. お金を使うことより、貯めるのが趣味になっている

本当にお金を貯めるのが上手な人は、使うお金と使わないお金のメリハリがあり、その上で貯蓄もしっかり行います。しかしケチな人は、度が過ぎる貯金癖があり、支出と貯蓄の境目がないのです。

一般的にお金を貯めようとする人は、何かしらの目的を達成するために貯蓄します。しかし、ケチな人には特別な貯蓄の目的がなく、ただ増えていくことを楽しんでいるだけです。


特徴4. 周囲の人に対してご馳走は絶対にしない

財布からお金が出ていくときは、自分や家族、生活に必要なものを購入する時のみ。損得勘定で動くため、「この人や物にお金を使って元が取れるのか」「有益なのか」を常に考えているのです。

そのため臨時収入やボーナスが入っても、自分からは一切ご馳走することはありません。奢られたお返しという考えはなく、自分のことだけを考えるのがケチな人の特徴ですよ。


特徴5. 無料、サービスといった言葉に弱い

ケチな人はお金がかからないものが大好きです。普段は必要なものにしかお金を払いませんが、0円であれば手に入れてしまいます。

しかし無料のものには、「宣伝」「販促」「未完成の代償」など渡す相手の意図もあるでしょう。ケチな人は無料やサービスといった言葉に弱いのですが、相手の意図には全く応じません。感謝の気持ちが言葉や行動に表れないことも特徴の一つです。


特徴6. 友達の奢りと分かった途端、飲み会や食事に参加したがる

基本的に自分のことにしかお金を使おうとしないケチな人は、周囲の人と自分の金銭感覚が違うことを知っています。そのため、割り勘などになった際にも「他の人の分まで払っている」という感覚が抜けずに、楽しくないと感じてしまうのです。

しかし誰かのおごりともなれば、お金を減らさず飲食できるため、自腹だと行かないのに、人の奢りだと行く人はケチだと思われやすいでしょう。


特徴7. 何事も損得勘定で判断したり、行動したりする傾向にある

お金や精神的な安定が図れている人は周囲に与えることも多く、周囲の人も喜び、いい印象を作ることができます。しかしケチな人は、いつも受け身で与えることはなく、いろいろな面で余裕がないため、周囲の印象も良くありません。

周囲からどう見られているかも気にしない人は、損得勘定で判断や行動を決めている人であることが多いです。友達が少ないのも特徴ですね。

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特徴8. 冠婚葬祭の出費を嫌がる

普段からお金を出すことにしぶりがある人は、基本的に他人の感情を共有しません。自分さえ悪くない方向に進めればいいのです。

そのため、冠婚葬祭があってもお金を渡すということに疑問を持っている人が多く、欠席をする人もいます。人間関係の繋がりよりお金が大事だと本気で思っているのです。「お金は裏切らない」など口にしている人もケチな人の特徴です。


特徴9. 外食や飲み会で自分が多く頼んでも割り勘にしようとする

どんな方法を使っても損をしない!と決めているケチな人は、「気を遣う」「遠慮する」といった行動ができません。なぜなら、「○○してもらって当たり前」という考え方が習慣化されているからです。

仕方なく出向いた外食や飲み会などでは割り勘にしようとし、損をしないように、ここぞとばかりに元を取ろうと飲食を繰り返します。


何がきっかけなの?お金にケチケチしてしまう人の原因3つ

時には姑息な方法を使ってでも、お金が減ることを避けようとするケチな人。もって生まれた性格ではないだけに、ケチになってしまったきっかけも気になるところですよね。

ここでは、ケチになってしまう人の原因をご紹介します。


原因1. 両親も倹約家で、お金を極力使わない環境で育ったから

お金の扱い方は、子供のころから自身の家庭内において教育を受けています。また、自然に親の姿を見てお金の使い方を知っていくでしょう。

ケチな人は幼少のころから両親の倹約する姿を見て育った可能性も高く、それが当たり前の認識として備えられていることも。ケチな人の中にはお金を使うことに罪悪感を持ってしまい、過去に厳しい貧困を経験している人もいます。


原因2. お金が底をつきて借金をしたトラウマがあるから

お金にケチな人でも、過去には余裕をもって人と接し、感謝も忘れず過ごしてきた人は多いです。しかしお人よしや見栄っ張りな性格のところが原因となって、自己破産などを含む債務整理を経験している人も。

そうしたトラウマから、お金に対する考え方が甘かった自分を戒めるようにケチな行動になり、周囲にケチといわれようと「お金を貯めるまでは!」と貫いている人もいます。


原因3. 合理的な性格で、本当に価値のあるもの以外にお金を使わないから

人の性格は様々で、徹底的に無駄を省きたいという性格の人もいます。しかし、合理的な人の性格の裏には「ズボラ」も存在しているのです。何でも面倒くさいと感じてしまうからこそ、最短で最適なことを効率よく工夫しようと試みます。

こうした経験が習慣化されると、常に合理的に物事を考えるようになり、お金にもケチケチしてしまうのです。


ケチな人との違いが分かる「節約家」な人の特徴3つ

世の中には節約に励む方も多いため、全ての人がケチな人に該当するのか疑問に思うこともあるでしょう。しかし、ハッキリと違いがあるようです。

ここでは、ケチな人との違いが分かる「節約家」の特徴をご紹介します。


特徴1. 給料日に一月の使うお金、貯めるお金を振り分けている

上手に節約できる人は、収入と支出をきちんと把握しています。さらに貯金額は事前に確保し、自分が今月使えるお金の中で余裕を作って生活するのです。

しかしケチな人は計画性がなく、今日の出費をどれだけ抑えるかを考えて生活していることも。収入額が変わらなくても、支出が棚卸できていれば心に余裕ができることを節約家は知っています。


特徴2. 普段は質素でも、友達へのプレゼントや旅行などには出し惜しみをしない

節約家もケチな人も、普段の生活で贅沢はしません。お金を貯めたいという気持ちは同じなのです。しかし、節約家の人は何のためにお金を貯めるのかが明確なのに対し、ケチな人はお金を貯めることだけを目的にしています。

貯めたお金を目的通りに使い、旅行や友達へのプレゼントなど、経験や喜びといった何にも代えられないものに価値を見出せるのです。


特徴3. どこにお金を投資すべきかきちんと線引きができている

節約家の人はお金を大事にします。貯金はもちろん、お金を増やすことにも積極的です。例えば人間関係でも、一緒に食事をする相手から自分だけでは知りえない情報を聞くこともあるでしょう。また自分を磨き、周囲からもいいことが舞い込むようにしています。

ケチな人とは違い、お金をどこに投資するべきか線引きができていて、目の前のメリットばかりを見ず、先々のメリットまで見越せるのです。


ケチな人は人生で損しやすい?周囲が抱く印象とは?

どうしても印象の良くないケチケチ行動。男性からも女性からもケチな人は、あまり評判が良くないようです。ここでは、ケチな人に対する周囲の人が抱く印象についてご紹介します。


印象1. 自分は多く注文しても割り勘など、自己中心的だと思う

ケチな人はいつも、シレっとした態度で自分が損をしないようにしています。みんなで食事をする際にも「割り勘ならたくさん飲食しても元が取れる」と考え、誰もお酒を飲まない場所でお酒を注文したり、メニューの中でも高額なものを注文したりします。

そのため、周囲からも非常識という印象をもたれやすくなるのです。どうしてケチなのかは誰も分からないだけに、余計に自己中心的だという印象がつきやすくなります。

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印象2. 友人の結婚でご祝儀を渋るのはどうかと思ってしまう

冠婚葬祭では、一般的なマナーが存在します。例えば結婚式なら、ご祝儀は自分の飲食代+お祝いとして渡すため、地域や自分の結婚式に相手から受けたご祝儀額をそのままお返しすることもあるでしょう。

しかしケチな人は、友人のお祝いの席でもご祝儀を渋り、周囲や受付の人が引くくらいの金額を包んでしまいます。マナーはおろか、人間性も疑われ評判も悪くなっていくのです。


印象3. 「お金がもったいない」を理由に何もしないのはつまらない人生だと思ってしまう

お金は人の人生を豊かにしてくれるもの。お金があるから幸せなのではなく、多くの人はお金で時間や好きなものを買って幸せを感じるのです。旅行やマッサージもそうですし、ずっと欲しかったPCを手に入れることも幸せでしょう。

しかしケチな人は、貯めっぱなし。周囲からみれば、何も幸せなことをしないままお金を貯め続ける姿が、つまらない人生にみえているのです。


印象4. 単純に器が小さいと感じてしまう

ケチな人は、割り勘にする時でも1円刻みまで細かく分け、社内でお祝いがある人にみんなでプレゼントをする時にも、「そんなに高くなくていいよね?」などといってしまいます。

ケチな人の行動や発言は、財布だけじゃなく心の狭さまでも浮き彫りにしてしまうのです。


身近にケチな人がいる場合の上手な付き合い方や対処法5つ

どこにでも周囲と違う発言や行動をする人は多いもの。しかし、できる限りどちらも不快にならないように付き合い方を考えたいものです。

ここでは、身近にケチな人がいる場合の付き合い方や対処法を5つご紹介します。


付き合い方1. 飲み会や食事に誘う場合、前もって理想の予算を聞いておく

お金が絡むことには、とにかく細かいケチな人。あまりに自分勝手なため、「これ以上はNG!」というラインも把握できず、困っている人もいるでしょう。

もしケチな人を飲み会や食事に誘う場合には、事前にどのくらいの金額なら行けそうかも聞いておくのがベスト。当日、席で文句をいわれることもなく、山ほど食べられてもいいように、飲み放題や食べ放題に誘うのがおすすめの対処法です。


付き合い方2. 「ケチな人」だと割り切って付き合うようにする

ケチな人と接すると、精神的に疲弊するのはいつも相手をする側。思いもしないようなところでケチをつけてくることもあるので、感情的になってしまう人も多いようです。

先に「この人はケチだからな」と自覚しておくことで、実際にケチケチする場面に出くわしても「はい、出ました」程度で割り切れることが多くなります。余計なストレスを抱えずに済む対処法なのです。


付き合い方3. なるべくお金のかからない付き合いを心がける

お金が絡んでしまうシーンでは、どうしてもケチ度合いが目立ってしまいます。どうせ付き合い方を考えるなら、ケチな人とはお金のかからない場所でのみの付き合いに変えればいいのです。

誰かの家で集まろうという話があっても、呼ぶ側が見返りを求めずに手土産禁止令を出すなどして、イライラ度を下げることもできますよね。


付き合い方4. 外食をする際は、きっちり折半するとルール決めしておく

ケチな人は相手を見ていて、お金を出さなくてもいいかどうかを探っています。誰かが甘やかしてしまうと調子にのって、「○○さんはこうしてくれたのに」などと嫌味をいうこともあるでしょう。

今後も長く付き合わなければいけない相手なら、自分の気持ちもハッキリ伝え、外食は折半がルールと決めてしまえばいいのです。嫌で来なくなれば、それはそれで問題ありません。


付き合い方5. お金の貯め方など、節約術を教えてもらう

なかなか共通する考え方がないと、身近にいても理解し合うことは難しいでしょう。相手の得意な部分を褒めたりすることで、心が通い合うなら、ケチな人の得意なお金の貯め方や節約術を教えてもらうようにしてみます。

相手も同じことに興味を持っている人には、きっと少しでも信頼を寄せ心の内を話してくれるかもしれません。


ケチな人とは、上手に付き合っていきましょう。

ケチな人の多くは、ときに人を利用したり嘘を言ったりする人も多いです。そのため、お金の絡むことに対しては甘やかさず、決められた支払いルールをもって対応することが望ましいでしょう。

ケチな人と信頼関係が築ければ、もっと違う意見を交換し合うこともできるかもしれません。なるべくいい所に目を向けて、自身のストレスを溜めないように接していきましょう!


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