マイナス思考の原因&改善方法。ネガティブな性格からポジティブに!

あやな 2024.05.08
物事を悪い方向へ考えてしまい、自分はマイナス思考だと感じる時ってありますよね。プラスに考えようとしても、なかなか難しいことも。そこで今回は、マイナス思考の意味から共通する人の特徴や原因、メリット・デメリットをレクチャー!さらに、改善してプラス思考になる方法も解説します。

マイナス思考で悩んでいる方へ。

マイナス思考の原因&改善方法

「自分はマイナス思考だ…」と、1人で悩み、自己嫌悪になっている方は男性にも女性にも多いのではないでしょうか?

本音や意見が言えないことで誤解を生んだりしたこともあったかもしれません。でも、マイナス思考も悪いことだけではありません

そこで今回は、マイナス思考な人に共通する特徴を改めて見直しながら、マイナス思考だからこそのメリットやポジティブ思考へ変わる方法を徹底解説していきます。


大前提として「マイナス思考」の意味とは

マイナス思考とは悪い考えに思考がいく

マイナス思考とは、何をするにも「自分にはできない」「どうせ失敗する」「上手くいくはずがない」という、悪い考えに思考が広がってしまうことを「マイナス思考」と言います。

何事にも弱音を吐いてしまうため周りを疲れさせてしまう傾向がありますが、基本的に本人に悪気はなく、周囲から応援やアドバイスをされることもあります。しかし、なかなか行動に移すことができません。


マイナス思考な人に共通する特徴

マイナス思考の人の共通の特徴

マイナス思考な人は、すぐに他人と自分を比較して自分に自信を持つことができません。これは、男性と女性、どちらのマイナス思考の人にも共通する特徴です。

これからポジティブな思考にしていく意味でも、改めて一度、ネガティブな考えを整理して、一つ一つ特徴を見ていきましょう。


特徴1. 周囲と比較して、自分を卑下するような発言をする

人には、いつも自分を「認めてほしい」「褒めてほしい」という気持ちが根底にあります。

わざと自分をおとしめる発言をして、周りから「そんなことないよ。お前は凄いよ」と言ってほしいのです。

弱い自分をアピールしたり社交辞令として使う人もいます。「私なんて…」と発言して「そんなことないよ」と言ってもらい、心のバランスをとっています。


特徴2. 自分に自信を持っていない

マイナス思考の人は、子供の頃から勉強やスポーツでの成功体験がほとんどありません

そのため「どうせ自分は出来ない。やってもムダ」と考えてしまうため、出来ないことを積極的に克服しようとはしません。

何をするにも否定から入り、自信を持つことができず、常にコンプレックスを抱えていて、恋愛など新しい行動を起こせずにいます。

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特徴3. 打たれ弱く、すぐ落ち込んだり悩んだりする

マイナス思考の人は打たれ弱い

人と真剣に意見をかわしたり、本気で喧嘩をした経験は人を大きく成長させます。

しかし、このような経験を避けてきた人は、人の気持が分からないため疑心暗鬼で、ネガティブな思考になりがちです。

子供の頃から、部活動などに参加して、友人や先輩後輩と真剣に関わり合ってきた人は、たとえ一時的に落ち込んだとしても、すぐに立ち直ることができます。しかし打たれ弱い人は、人との関わりを避けてきた人なのです。

そのため、対人関係に慣れておらず、他人から少し嫌なことを言われただけで、落ち込んだりしてしまうことも。


特徴4. なにか言われた時「でも」「だって」と否定から入りがち

自分で何かを決めることを避けてきた人、大事な事は全て人まかせにしてきた人は、大事な事を自分で決めることができません。自分で責任をとることが嫌なのです。

いつも、自分を守りたいという意識が働くため、考えるより先に「でも」や「だって」を口に出してしまいます。それがクセになっているため、なかなか直すことが難しいのです。


特徴5. 人に気を遣いすぎて、自分の本音や意見を言えない

いつも周りのことを気にして言いたいことがあるのに言えません。人への気遣いができるのは素晴らしいことです。

しかし、それが原因で自分の意見をハッキリと主張することが出来ません。どうせ自分の意見なんて認めてもらえないと思っているので、自分の考えがあっても口に出せないでいるのです。

本当は意見を持っていても発言しないので、周りからは消極的な人間と思われてしまいます。


特徴6. 周囲に頼ったり、甘えたりするのが苦手

マイナス思考の人は甘えるのが苦手

過度に人を気にする性格が災いして、子供の頃から人に用事を頼むのが苦手です。

そして、頼み事をして『もし断られたらどうしよう…』とか、頼み事をした後、影で何か良からぬことを言われているんじゃないかと、まだ起こってもないことをネガティブに考えて、頼む前から恐怖で行動ができません。

両親から受けるはずだった愛情を充分に受けていないことも、頼ったり、甘えたり出来ない原因になっている場合もあります。


特徴7. 責任感が弱く、すぐ人のせいにしようとする

マイナス思考の人は、自分でなんとか解決しようという考えがありません。

何かを初めても出来ないことがあると簡単に諦めてしまいます。そして、責任を取りたくないのですぐに責任転換しようとします。自分で解決しようとしないのに、自分の評価には敏感に反応する。つまり、自分を第一に考えてしまうのです。

これでは、周りから何かを依頼されたり、信頼されたりすることはありません。


特徴8. やる気や向上心がない

マイナス思考の人は、今までの人生の中で成功体験が少ないのです。

物事を最後までやり遂げるには、責任を持つことや投げ出さないことがとても大切です。しかし、マイナス思考の人は、それがわからないのです。

常にネガティブな考えに支配されているため、努力することは無駄、できれば周りになんとかしてもらいたいと常に考えています。このような考えだからこそ、やる気や向上心が出ないのです。


特徴9. 自分の目標が理想を高く設定しすぎている

マイナス思考の人は目標設定が高い

マイナス思考の人は、自分の事を客観的に見れていないために、目標を高く設定してしまう傾向にあります。

目標が高すぎるために、いつも達成が出来ないだけなのですが、それに本人が気づかないため、直すことが出来ず、いつも自分はダメなやつだと自己嫌悪に陥っています。高い目標を持つことは素晴らしいことですが、自分を客観的に見られないために達成感を得られないだけなのです。


特徴10. 日頃から笑顔が少なく、無表情が多い

マイナス思考の人は、周りが自分をどう評価しているのかを極度に気にしています。

そのため警戒心が強く、感情を表に出して、周りと本音でコミュニケーションを取ることが苦手です。ネガティブな思考で常に緊張しています。

そのため、感情が顔に出にくく、何を考えているか分からないという印象を相手に与えています。


マイナス思考になってしまう主な原因や理由

マイナス思考の人の原因や理由

マイナス思考だと、どんなことに対してもマイナスの結果になってしまうことが多いものです。

夢や目標、やりたいことがあっても消極的になって諦めてしまうこともあります。それがたとえ自分にとってプラスの結果を生むことであっても、常に自分にはムリだと感じ、失敗を恐れることも。過去にも失敗や挫折などから、人に言えないたくさんのトラウマ体験を持ってしまっていることもあります。

ここからは、マイナス思考になってしまう主な原因を解説していきます。原因がわかると対策の糸口がはっきりすることがあるので、ぜひ確認してみましょう。


原因1. 極度の心配性で失敗を恐れている

マイナス思考の人は、常にうまくいかないことを考えています。誰でも、心配したり、失敗を恐れたりはするものですが、それが普通の人よりも極端なのです。

成功体験も少ないために、自分に自信が持てません。周りから自分がどう思われているのかを極端に気にし、失敗を恐れて思い切った行動が出来ません。

周りの人からは、消極的で非協力的な人に見えてしまいます。


原因2. 自己肯定感が低く、「自分には無理」と思っているから

人は、成功体験や人から褒められることで、少しずつ自己肯定感を育てていくものです。

しかし、このような経験が少ないマイナス思考の人は、子どもの頃にあまり褒められた経験や認められるような経験をしてこなかったことが考えられます。

上手くいく時のイメージができないために、何をするにも自分にはムリだと思ってしまい、自分から行動を狭めてしまうのです。

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原因3. 失敗や挫折など、過去にトラウマ体験をしている

マイナス思考の人は過去に挫折

失敗や挫折を成長の糧と出来る人がいる一方で、失敗や挫折を糧に出来ず、経験するたびに心に深い傷を負ってしまっている人がいます。

その過去がトラウマになり、積極的な行動ができません。少しでも失敗しそうになると過去の出来事を思い出してしまい、出来ない理由を並べて行動しようとはしません。

子供の頃から経験している失敗や挫折が成長に活かされず、反対に傷として残ってしまう人もいるのです。


マイナス思考な人のメリット、デメリットは?

マイナス思考の人のメリット デメリット

ここまで、マイナス思考の人の特徴や原因を一つ一つ見てきました。一見すると、社会生活を送る上でマイナス思考はデメリットばかりのように思えますが、本当にそうでしょうか?

なかなか行動できないのは、慎重に決断するためかもしれませんし、マイナス思考だからこそ、落ち込んでいる人に寄り添ってあげられるというのも、他にはないメリットではないでしょうか?

そこで、これからはマイナス思考の人のメリットとデメリットについて徹底解説していきたいと思います。


マイナス思考な人のメリットとは?

悪いことばかりと思われがちなマイナス思考ですが、悪いことばかりではありません

マイナス思考だからこそのメリットについて、今から解説していきます。どうせマイナス思考にはメリットなんて無いと決めつけるのは、少し早いかもしれませんよ。


メリット1. 石橋を叩くタイプなため、慎重に決断をくだせる

マイナス思考は、優柔不断で決断ができないと言われています。

すぐに行動に移せないのは、何事にも石橋を叩いて渡るタイプだからです。ネガティブだからこそ、慎重に決断をくだすことが出来るのです。

失敗を極度に恐れて、周りの目を気にして、何事にも慎重に考えてからしか決断をくだせないことはネガティブに見えるかもしれません。しかしそれがポジティブ思考にはない大きなメリットなのです。


メリット2. 人の悩みや落ち込んでいる時に共感しやすい

マイナス思考の人は人が落ち込んでる時共感しやすい

マイナス思考の人の特徴のひとつは、人に気を遣いすぎることです。しかし気を遣いすぎるからそこ、人の事がよくわかり、人の痛みに寄り添うことができます。

人に気を遣い過ぎてしまうから、相手の心の痛みも自分の事のように感じることができる。そして、共感力も高いのがマイナス思考の人のメリットです。ネガティブだからこそ、落ち込んでいる人を癒やしてあげられるのです。


メリット3. 常に最悪のケースも想定しているため、トラブル対処は的確

石橋を叩いて渡ることと共通していますが、マイナス思考の人は成功するイメージよりも、失敗するイメージばかりしています。

常に失敗すると思っているため、あらゆるシーンで最悪のケースを想定しています。

慎重な行動をするのがマイナス思考のいいところです。想定できないあらゆるトラブル対応についてマイナス思考の人に任せると、失敗が少なく的確に行動してくれることでしょう。


何が悪いの?マイナス思考な人に共通するデメリット

ひとくちにマイナス思考といっても、いくつかのタイプがあります。褒められても素直になれない、感情のアップダウンが激しい、心配性で思い切ってチャレンジが出来ないなど。

ここでは、マイナス思考な人に共通するデメリットについて、改めて解説していきたいと思います。


デメリット1. 褒められた時も素直に受け止められない

マイナス思考の人は褒められた時も素直になれない

いつも、心のどこかで認められたい、褒められたいと思っているのが人というものです。当然マイナス思考の人も承認欲求を持っています。しかし、日頃から褒められる経験が極端に少ないため、周りから褒められても素直に受けとめて喜ぶことができません。

そのため、周りもせっかく良いところを見つけて褒めてあげたのに、嬉しそうにしないため、いつしか周りも評価しなくなってしまいます。


デメリット2. すぐ落ち込んだり、感情のアップダウンが激しい

周りの評価を極端に気にして、気を遣いすぎる傾向があるため、周りからのちょっとした注意であっても、すぐに落ち込んでしまいます。

感情のアップダウンも激しいため、周りもマイナス思考の人に対して気を遣い、壊れものを触るような対応に自然と変化してしまいます。気がつくと誰からも声をかけてもらえず孤立することになります。


デメリット3. 過度な心配性なため、思い切ったチャレンジが出来ない

時に人は変化をするために、思い切ったチャレンジをするものです。

子どもの頃からチャレンジすることを避けてきたことで、失敗から学ぶことができず、チャレンジ後の成功体験が少ないのです。

だから、マイナス思考の人は、新しい事に対して過度に心配性になり、あらゆる失敗のケースをイメージしてしまうため、思い切ったチャレンジができません。


マイナス思考をプラス思考に改善して克服する方法

マイナス思考の人をプラス思考にするには読書

マイナス思考をプラス思考に改善し、今までの自分を克服する方法について解説していきたいと思います。

今までマイナス思考だった人が、いきなりプラス思考に変わることはありませんが、今から紹介する方法を実践していくことで、目に見える変化と手応えを感じることができるでしょう。

今よりも少しでもプラス思考に変化することができれば、周りとのコミュニケーションや恋愛にも積極的に行動できるようになるはずです。


改善方法1. 小さな成功体験を積み重ねて、自己肯定感を高める

マイナス思考の人は、自信がない人がほとんど。自分を信じるという経験が子供の頃から、普通の人に比べると圧倒的に少ないのです。

しかし、今からでも遅くはありません。今まで高すぎて達成できなかった目標をいったん低い目標に設定をして一つ一つ達成し、小さな成功体験を積んでみてください。それは何でも良いのです。

例えば、『今週、本を1冊読む』でもOK。これも一つの成功体験です。そしてやり遂げた後は、自分をしっかりと褒めてあげてください。彼氏や彼女に褒めてもらうのも効果ありです。そうして自分に成功体験を重ねていき、自然と自分に自信が持てるようにしていきましょう。


改善方法2. ポジティブでプラス思考な人と行動を共にする

『朱に交われば赤くなる』ということわざがあるように、自分とはタイプの違う人との交流が自分を変えるということはよくあることです。

ネガティブな人がプラス思考の人と行動をともにするのは、最初のうちはストレスを感じたり、勇気が必要な場合もあるでしょう。

しかしその行動こそが既に変化が始まっている証拠と言えます。プラス思考な人と積極的に交流することで、知らず知らずのうちにプラスの変化が訪れます。

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改善方法3. トレーニングなど、体を動かす習慣をつけてみる

マイナス思考の人の改善法は体を動かす

心と体は連動しています。猫背になって下を向いた姿勢になると、自然と気分も落ち込んでしまうものですが、姿勢を良くして胸を張ると心は落ち込んでいても気分は晴れていくものです。

ですから、マイナス思考の人はウォーキングでもジョギングでもいいし、スポーツジムでもいいし、とにかく体を動かす機会を意識的に作ってください。体を動かす事は楽しいことです。運動が習慣化することで、気持ちもプラス思考に変化していきます。


改善方法4. 失敗を恐れず、どんな事にも挑戦してみる

あれこれと考えてしまうと行動なんて出来ません。どんなことでもいいのです。今までやっていなかったことに対して、失敗を恐れずに、少しずつチャレンジしていきましょう。

周りの目が気になるなら、失敗しても迷惑のかからない事からチャレンジしてもいいのです。そして小さな成功体験を積んでください。そして失敗しても良いのです。小さなチャレンジで、小さな失敗もたくさん経験して失敗にも慣れてください。

それがマイナス思考を克服するチャンスなのです。気がついた頃にはきっとどんなことにも挑戦できるメンタルを獲得出来ていることでしょう。


改善方法5. ネガティブな言動をやめ、前向きな言葉を発するよう意識する

日本には古来から『言霊(ことだま)』という考え方があります。言葉には命があって、口に出したことは現実になるという考え方です。マイナスの言葉にはマイナスのエネルギーが集まります。

そして、プラスの言葉には、プラスのエネルギーが集まります。できるだけ良い言葉を発するように意識しましょう。たったこれだけでも、周りもあなたも良い方向に変化していきます。


マイナス思考の自分を変えて、ポジティブな性格になろう!

マイナス思考の人はポジティブな人になろう

マイナス思考は、子供の頃からつくられた厄介な思考の癖と言えます。ひとつひとつを見ていくと深刻に見えますが、ネガティブにもメリットがあることが分かりましたね。

そしてマイナス思考からポジティブ思考へ直す方法も、自分のペースで実践できる方法も紹介しました。

ポジティブな思考だけの人よりも、マイナス思考を経験している人が人の悲しみや辛さにも寄り添えるものです。新しい自分の変化を楽しみつつ、ポジティブに変わっていく自分を楽しんでください。


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