ジャズの名曲で豊かな時間を。おすすめジャズ名盤15選
ジャズがあるライフスタイルは心を豊かにする
ジャズ好きの私は、ジャズがある人生は豊かなものだと断言できます。「ジャズとは何か?」と言われると定義が難しいのですが「自由」「気品」「表現」「即興性」といった言葉がキーワードになってくるかと思われます。躍動的なリズムのもと、前もって決められた楽譜などによらないで、演奏者がその場で即興演奏をするという特徴があります。
ジャズ(英: jazz)は、19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカ南部の都市を中心に派生した音楽形式。西洋楽器を用いた高度な西洋音楽の技術と理論、およびアフリカ系アメリカ人の独特のリズム感覚と音楽形式とが融合して生まれた。演奏の中にブルー・ノート、シンコペーション、スウィング、コール・アンド・レスポンス(掛け合い演奏)、インプロヴィゼーション、ポリリズム(複合リズム)などの要素を組み込んでいることが、大きな特徴とされている。
出典:https://ja.wikipedia.org/
ジャズの演奏は、身体そのものがスウィングする(揺れる)ように、鼓膜と心を揺さぶります。目を閉じてジャズを聴けば、その自由さやシックなメロディに想像力が膨らみます。そんなジャズの良さを知ってもらうために、これだけは聴いて欲しいおすすめのジャズの名曲を15個ご紹介します。最後にはジャズをコンセプトにした服や、おすすめのジャズバーもご紹介しています。ジャズの世界をお楽しみください。
1. ジョン・コルトレーン「My Favorite Things」
まずご紹介するのは、モダン・ジャズのスタンダードナンバー「マイ・フェイバリット・シングス」。日本では、JR東海の観光キャンペーン「そうだ京都、行こう。」のイメージソングになっており、映画Sound of Musicの劇中歌でも使われた。「そうだ京都、行こう。」のCMの四季折々の美しい京都の寺社や仏閣、古い街並みを中心とした映像と「マイ・フェイバリット・シングス」のメロディーは多くの日本人の心をとらえて離しません。ジョン・コルトレーンが演奏して一躍有名になった名曲です。
2. ビル・エヴァンス「Waltz For Debby」
続いいてご紹介するのはビル・エヴァンス。これからジャズを聴き始める方にもジャズ歴大ベテランの方にも賞賛されるジャズ界の巨匠です。ご紹介するのはビル・エヴァンス氏より「Waltz For Debby」。ジャズ史上に残る名盤です。これを聴かずしてピアノトリオは語れません。問答無用の傑作です。何度も聴いたことがある方も、もう一度聴いてみてはいかがでしょう。
3. ビル・エヴァンス「Time Remembered」
続いてはビル・エヴァンスの名アルバム「Time Rememberd」の最後に収録された曲「Time Remembered」を紹介します。お酒を片手にバーの片隅で聴きたい、エヴァンスの世界に陶酔できる至極の一曲。
4. ビル・エヴァンス「Funkallero」
同じくビル・エヴァンスより「ファン・カレロ」を紹介します。ピアノトリオの代名詞であるビル・エヴァンスには珍しいホーンなどの別の楽器をいれた曲「ファン・カレロ」。ノリがよくてブロウできるリズムの良い曲です。
5. ビル・エヴァンス「Danny Boy」
最後にビル・エヴァンスより「ダンディー・ボーイ」をご紹介します。戦争に行く息子を思う親の気持ちを切なく歌ったもの。美しい曲です。
6. プラチナ・ジャズ「Fly Me To The Moon」
プラチナ・ジャズより最後にもう一つだけ、アニメ『マクロスフロンティア』の名曲「星間飛行」をアレンジした「Seikan Hikou」です。ジャパンアニメカルチャーとジャズの融合に心踊ります。
9. マイルス・デイビス「Blue in Green」
モードジャズの代表格マイルス・デイビス氏が奏でる「Blue in Green」。モードジャズとは、ハードバップと呼ばれるノリノリの演奏と異なり、抑制された緻密なニュアンスで構築されるジャズです。深海の底の静寂さを感じるような重厚な音に酔いしれること間違いなし。
10. マイルス・デイビス「Prince Of Darkness」
同じくマイルス・デイビス氏より「プリンス・オブ・ダークネス」。次々に作風を変化させながらジャズを牽引したデイビス氏の至極の名曲です。マイルス氏について、デューク・エリントンが「ジャズのピカソだ」と語ったエピソードはあまりにも有名です。
11. マイルス・デイビス「Nefertiti」
マイルス・デイビス氏の曲で最後にご紹介するのは「ネフェルティティ」。ウェイン・ショーターが作曲した非常に有名な曲です。まるで夢の中にいるような独特の旋律です。
12. オーネット・コールマン「Peace」
オーネット・コールマンの歴史的名盤「Peace」。先ほどご紹介したマイルス・デイビスは、同世代に生きる強烈な才能を持ったオーネット・コールマンを意識していたそうです。このピースも、素晴らしい曲です。
13. デイヴ・ブルーベック・カルテット「Take Five」
こちらは超有名な一曲!一部ではJAZZの王様とも言われるデイブ・ブルーベック・カルテットの中で最も有名なレコードです。独特で覚えやすいサキソフォンのメロディと力強いドラムソロが有名です。日本でも1987年にアリナミンVのCMで使われ、一躍有名になりました。多くの有名アーティストにカバーされる名盤です。
14. アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャー「Moanin'」
非常に有名な一曲です。アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーの「モーニン」。イントロのキャッチーなつかみが非常に有名ですね。魅力的なメインテーマに続くあやしい媚薬めいた即興演奏がたまりません。
15. セロニアス・モンク「Everything Happens to Me」
セロニアス・モンクの大ヒット曲「エブリシング・ハプン・トゥ・ミー」。多くのジャズ・ミュージシャンのレパートリーとなったジャズのスタンダード曲。曲の内容も有名で、『風邪を引くとか電車に遅れるのは僕の人生ではまだマシなほう』『特別便のエアメールも出したけど君からの返事は「さようなら」しかも郵便料金不足のオマケ付き。今まで恋に落ちたのは一度きりでそれが君だったのに』といったように、自分には悪いことばかりが降りかかるといった趣旨の曲です。
いかがでしょうか。様々なジャズの曲をお楽しみいただけたでしょうか。続いて、ジャズをコンセプトにしたファッションやおすすめのバーをご紹介します。
番外編1. ジャズをコンセプトにしたファッション
世界にはジャズをコンセプトにしたファッションも存在します。Smartlogの記事【ジャズをコンセプトにしたファッションブランド。JAZZらしい服装とは?】より引用してご紹介します。あなたもジャズの世界観を身にまとってみてはいかがでしょうか。
SCISSORS & BASE (シザーズアンドベース)
シザーズは「JAZZ × FASHION」をコンセプトとしておりカジュアルな服から、ジャズが流れるパーティーシーンへ着ていけるドレスな服まで様々なものを取り揃えています。ジャズシーンで着こなせる服を着こなしてみてはいかがでしょうか。
COOL STRUTTIN’&co. (クール ストラティン)
続いてご紹介するのはクール・ストラティン。1950年代~70年代初頭のニューヨークのジャズミュージシャンのスタイルを深く反映させた遊び心溢れるストイックなスーツスタイルを提案するドレスブランドです。ジャズの場にぴったりなスーツをこちらでセレクトしてみはいかがでしょう。
番外編2. ジャズが楽しめるバーを2つご紹介します
続いての番外編はSmartlog【ジャズバーで優雅な夜を。東京のハイセンスなJAZZバー7選】の記事より、ここだけは知っておいて欲しいジャズが楽しめるバーを2つご紹介します。
バー「JZ Brat SOUND OF TOKYO」in 渋谷セルリアンタワー東急ホテル
セルリアンタワー東急ホテルに存在するジャズバー「JZ Brat」。ジャズのライブ生演奏をを聴くことができるラグジュアリーな空間です。
バー「マデュロ」in グランドハイアット東京
六本木ヒルズのグランドハイアット東京に存在するバー「マデュロ」。ハイセンスな大人のためのシックなバーです。グランドハイアットの手配するジャズの生演奏を是非その耳で直接聴いてみてください。
もっと詳しく知りたい方は【ジャズバーで優雅な夜を。東京のハイセンスなJAZZバー7選】の記事をどうぞ。
人生にジャズのあるライフスタイルを
おすすめのジャズの名盤・名曲を15個セレクトしてご紹介しました。ジャズに興味は湧いてきましたか?ジャズへの探求は終わりがないから面白い。どれだけ聴いても、新しい即興性・アドリブに出会えて鼓膜と心が震えます。生活にジャズを取り入れて、クールな大人になってくださいね。
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