カーボアップとは?正しいやり方やカーボローディング中に食べるものを解説!
カーボアップ(グリコーゲンローディング)とは?
カーボアップとは、できる限り多くの糖質を体内に蓄えておくこと。運動中におけるエネルギーの枯渇によるパフォーマンスの低下を防ぐために用いられる手法です。
食事により取り込まれた糖質はエネルギーとして使用され、余剰分は筋肉に蓄えられる糖の一種であるグリコーゲンとしてストックされます。そして運動により血中グルコース(ブドウ糖)が消費されて不足すると、筋肉に貯蔵されていたグリコーゲンが血液中に放出されてエネルギー源となる仕組みです。
つまり、溜め込まれているグリコーゲンが多いほどエネルギー源が多くなるため、運動パフォーマンスが高まるというわけです。
カーボアップのメリット|カーボローディングの効果とは?
何となくカーボアップが良いということは知っていても、糖質を体内に蓄えることで具体的にどのような効果があるのか分からないという方もいらっしゃることでしょう。
そこでここからは、カーボローディングのメリット・効果について解説していきます。
カーボアップのメリット1. 体内のグリコーゲン量が増え、持久力が高まる
運動に必要となるエネルギーは、その多くが食事により取り込まれた糖質と体内に貯蔵されているグリコーゲンが材料です。
カーボアップは摂取する炭水化物(カーボハイドレイト)の量を運動量とともに調整することで、その中に含まれる糖質をより筋肉や肝臓に蓄えやすくします。
その効果によって体内のグリコーゲン量は通常の2倍以上にもなり、必然的に持久力が高まって長時間にわたる競技の間もスタミナ切れを起こさず、高い状態でのパフォーマンスが可能となるのです。
カーボアップのメリット2. 筋肉を一時的に大きくできる
細胞内に糖質が吸収される際、グリコーゲンは1:3の割合で水と結合します。
つまり、筋肉にグリコーゲン100gが取り込まれる時は水と合わせて400gとなるため、その分体積が増して大きくなることに。ただ、通常、摂取された糖質は運動エネルギーとして消費され、余った分も筋肉だけではなく肝臓にも分散されて蓄えられます。
そこで、筋トレの量の調整とともにカーボアップを用いれば余剰分の糖質は多くなり、それだけ筋肉に吸収されるグリコーゲン量も多くなるため、一時的に筋肉を大きくできるというわけです。
▷次のページ:カーボローディングのやり方|注意点も合わせて解説!