心を閉ざす人の心理&特徴とは?意味・内向的な原因・上手な接し方を解説

あやな 2024.05.07
自分のことを話さないで、どこか心を閉ざす人っていますよね。なぜ自分のことを明かさないのか気になるところ。そこで今回は、「心を閉ざす」の意味から閉ざしている人の心理や特徴、心を閉ざしてしまう原因や上手な接し方を解説!さらに、自分が内向的になってる場合の改善方法も紹介します。

心を閉ざした人っていますよね。

心を閉ざす人の心理&特徴とは

普段生活していると、特に意識をしていなくても「仲良くなりたい!」と思える人が現れるでしょう。

しかし、そんな人から心を閉ざされてしまっているように感じたことはありませんか?自分は仲良くなりたいのに相手の心の中が全然見えなければ不安になってしまいますよね。

この記事ではそんな経験がある方のために、心を閉ざす人の心理や特徴などの傾向や接し方を解説していきます。また、自分が心を閉ざしてると感じた時の改善方法も深掘りしていきますので、お悩みの方はぜひ参考にしてみてください。


「心を閉ざす」の意味とは?

心を閉ざすとは自分の事を話さない人

「心を閉ざす」の意味は、人との関りを必要としない、人と親しくなろうとしない状態のことです。相手の捉え方次第では、この二つの意味少しでも当てはまっているだけで「心を閉ざしている」と思われてしまいます。

例えば積極的に会話などに加わって人と関わる人でも、「自分のことを話さない人」は、「心を閉ざしている人」と言われてしまう場合がありますね。


心を閉ざす人とは?人を拒絶する心理

心を閉ざす人の心理

心を閉ざしている人は自分のことをあまり話さないので、どんな人かを知る機会があまりありません。

そのため、心を閉ざしている人と仲良くなりたいのであれば、相手の心理状態の傾向を知っておくことが特に重要になります。


心理1. 警戒心が強く、人に踏み込まれたくない

心を閉ざしている人は、過去の経験から人に対して強い不安感や恐怖心を抱いている可能性が高いです。そのため、他人から積極的に話しかけられるなどしても警戒して自分のことなどは話しません。

例えば、恋愛においてあまり男性経験のない女性は、男性に対して警戒心が強まることがあります。この場合、その女性は同性には心を開いても異性には心を閉ざすようになってしまいますね。


心理2. 自分では心を閉ざしていると思っていない

そもそも多くの人と関わる必要性を薄く感じていて、たくさんの人に心を開くことのメリットが少ないと思っている人もいます。内向的な人に多く見られる心理傾向ですね。

多くの人には心を開かないのが普通、つまりほとんどの人に心を閉ざしているのが普通といった根本的な考えを持っているため、自分が特別心を閉ざしているとは思わないのです。


心理3. 本当は素を出したいがうまく自己表現ができない

心を閉ざす人はうまく自己表現が出来ない

「本当の自分を知られたら嫌われてしまうのではないか」と考えてしまい、人に嫌われたくない一心で心を閉ざしてしまう人もいます。

「人から嫌われたくない」という思いは誰しも持っていると思いますが、過去に人から拒絶されたりするとその思いが肥大化して素を出せなくなってしまうのです。特に女性は脳の作りの関係で自分の言葉を拒否されることに嫌悪感を感じるので、こういった心理傾向が多く見られますね。


心を閉ざす人に見受けられる7つの特徴

心を閉ざす人の特徴

心を閉ざす人に限らず、特定の人と上手く関わっていくためには、その人の特徴や性格を理解することが必要です。

心を閉ざす人は全体的に内向的な性格の人が多く、自分のことを教えたくなかったり、上手く言えなかったりするので、日々の行動などから特徴、性格を分析していきましょう。


特徴1. 自己肯定感が低く、自分に自信がない

心を閉ざす人のほとんどは何に対しても失敗することが怖く**、自ら行動することがあまりありません。

これは「過去に失敗して怒られた」「失敗して友達に嫌われてしまった」などの辛い経験から、自分が成功するビジョンが見えなくなり、自信を無くしてしまったためです。

その自信のなさから、例えば人に話しかけたり、何か行動しようとしても心の中でストッパーが作動して、実際に動けなくなってしまって次第に心を閉ざす原因になっていくのです。


特徴2. マイナス思考で落ち込みやすい

心を閉ざす人は過去に味わった不安や恐怖など、ネガティブな感情が心にしみついている場合があります。

ネガティブな感情が心にしみついている場合、少しでも失敗すると嫌な感情を思い出してしまうため普通の人よりも落ち込みが激しいのです。

こういった人はマイナス思考に陥ることを恐れて失敗のリスクを減らそうとするため、リスクの高い「人との関わり」を避けるようになり次第に心を閉ざしてしまいます。


特徴3. 何事も自分一人で解決しようとする

心を閉ざすひとは何でも一人で解決しようとする

心を閉ざす人は基本的に、コミュニケーションをなるべく取りたくないという考え方をしています。自分のことを表現するのが怖いと思っているためです。

この考えから他人とのコミュニケーションを必要とする共同作業を嫌い、一人でできることなら多少無理をしてでも自分の力だけでやり遂げようとするのです。


特徴4. 特定の人にしか心を開けない

心を閉ざす人は多くの場合、自分を知られることを恐れています。心を閉ざしていても親しい人であれば比較的安心して会話ができる傾向にありますが、どれだけ親しくても触れてほしくない自分はあるのです。

そのため彼氏や彼女と話す時も自分を出し切れない場合がありますが、それでも本人からすればできる限りの表現をしているのです。


特徴5. 不器用で自分の意思や考えを相手に伝えるのが苦手

心を閉ざす人は、人に嫌われることを恐れている傾向が強くあります。嫌われたくないがために言葉遣いや話し方に気を使いますが、考えすぎてしまって結局自分の思っていることは伝えらないことが多いのです。

時には自分のことがねじ曲がって伝わってしまい、その誤解が悪い方向に働いてしまうと、どんどん会話が嫌いになっていってより深く心を閉ざしてしまいます。

【参考記事】はこちら▽


特徴6. 自意識過剰で周囲からの評価を過度に気にしてしまう

心をを閉ざす人は自意識過剰

心を閉ざす人は自分のことをうまく伝えることができません。

それも、なるべく周囲から嫌われないように悪い部分を隠そうとするためで、自分の悪い部分が見られて周囲の評価が下がるのを恐れているのです。

そして、自分のことを話すと相手に悪い部分を聞かれてしまうリスクがあるため、なるべく自分の話はしないようにします。これが原因で「心を閉ざしている」状態に陥ってしまうのです。


特徴7. 自分のことを知られたくない

心を閉ざしている人は恋愛や仕事などの「本当の自分」を知られることを特に嫌います。特に恋愛などでは「本当の自分を知られたら嫌われるんじゃないか」と考え、今までの関係が崩れるのを恐れているのです。

そんな考えから話を避けてしまうことで、周りからすれば明らかに「心を閉ざしている人」になってしまいます。


心を閉ざして内向的になる主な原因や理由とは

心を閉ざしている人は過去にトラウマがある

心を閉ざしている人も、もとから心を閉ざしたかったわけではありません。心を閉ざしていることにも、原因があるのです。

ただし、心を閉ざした原因は心を閉ざしている人からすればなかなか踏み入ってほしくない領域になっているので、無理に聞き出そうとはしないようにしましょう。


原因1. 恋愛や仕事で過去にトラウマになるような経験をした

心を閉ざす人の多くは、何か失敗をしてしまうと恋愛や仕事などで経験した辛い出来事を思い出してしまうため、失敗するような状況に自分を追い込まないようにします。

そして、心を閉ざす人にとってその失敗する可能性のある状況は「人と関わっている瞬間」です。

心を閉ざす人はトラウマを引きずって人と関わっている瞬間を避けるので、自分を表現できず心を閉ざしてしまうのです。


原因2. 打たれ弱く、怒られるとその人に対して恐怖心を抱くため

「人に怒られる状況」はほとんどの場合、「自分のマイナス部分が人に嫌われた状況」です。怒られるのが怖くて心を閉ざす人は、周りに嫌われないためにもマイナス部分を隠そうとします

自分のどこをマイナスに感じるかは人によって違うので、マイナス部分を隠すというのは非常に難しくあります。実行するとなると自分の本音はほぼ話せないので、これも「心を閉ざしている」と言える状況になってしまいますね。


原因3. 自分のパーソナルスペースへ入られるのが嫌だから

心を閉ざしている人はパーソナルスペースに入られたくない

人には物理的に入られたくない距離「パーソナルスペース」があります。これは女性より男性のほうが広いと言われていますが、正確な広さは個人個人で違ってきます。

このパーソナルスペースに「他人に近づいてこられると不快だ」という心理が働く人なら、心を閉ざすことで物理的に距離をとっているということもあり得ますね。

こういった人は他のパターンと違い人と接するのに恐怖心や不安感があるわけではなく、単純に人に近づかれたくないという心理傾向が強い人なのです。


原因4. 両親に十分な愛を注いでもらって来なかったため

コミュニケーションの基礎は幼少期の親との関わりにあります。

子供のころ親と一緒にいられる機会が少なく、甘えたりできなかった場合には人に受け入れてもらった経験が無いということになります。

親に受け入れてもらったことが無いと、どうすれば受け入れてもらえるのかが分からずに、保育園や幼稚園、学校に行ってもうまく自分を発揮できず、心を閉ざしてしまいます。


原因5. 仕事とプライベートを分けており、職場ではあえて閉ざしている

「仕事とプライベートを混同させてしまうとトラブルになった時に面倒」という人は少なからずいるはずです。

しかし、「実際に職場などでトラブルに巻き込まれた」などの出来事でこの考えが大きくなってしまうと、トラブルが「面倒」ではなく「怖い」と感じるようになります。

こうなるとトラブルにならないように職場での言動や立ち振る舞いには特に気を遣うようになり、次第に心を閉ざすようになってしまうのです。


身近にいる心を開かない人との上手な接し方を解説!

心を閉ざす人との付き合い方

心を閉ざす人と仲良くなりたいのであれば、接し方は特に工夫しなければなりません。相手の心に寄り添うように優しく受け入れてあげるのがポイントです。

また、心を閉ざす人は内向的な心理傾向にあるのでそういった観点から接し方を工夫してみてもいいでしょう。

ここからは、心を閉ざす人との関わり方を解説していきます。友達や恋人、職場にいる人など関わっている人がいる方は、ぜひ確認していきましょう。


接し方1. 無理やり心をこじ開けようとしない

心を閉ざしている人には踏み入ってほしくない領域が多くあります。そのため、無理やり心をこじ開けようとすると逆に相手の心が傷ついてしまいます。

心を閉ざしている人と接する時は質問攻めなどはせずに、コツコツと仲を深めていかなければなりません

聞きたいことがあれば焦らず少しずつ聞くようにして、相手のことを第一に思ったコミュニケーションを意識しましょう。


接し方2. 相手が好きなものや興味のある話題を振ってみる

心を閉ざす人の中には内向的な性格の人が多くいます。ほとんどの内向的な人は自分の興味のない話をすることが嫌いなのですが、自分が興味のある話は大好きで積極的に話します。

そのため、心を閉ざしている人と話したいのであれば相手の好きなものに興味を持ち、話題を共有するのが一番効果的なコミュニケーションになるでしょう。


接し方3. 時間をかけて信頼を構築していく

心を閉ざしている人とは時間をかけ信頼関係を構築する

心を閉ざしている人といきなり仲良くなろうと思っても、それは難しい話です。心を閉ざすのにはそれなりの理由があるので、そう簡単には心を開いてくれません。

心を閉ざしている人と仲良くなるには、時間をかけてゆっくりとお互いを知っていく必要があります。

まだあまり仲良くないのに焦って行動を起こしてしまうと、逆効果になってしまうので、焦らずじっくりと向き合っていきましょう。

関連の人気記事はこちら
タップすると移動します

接し方4. 無理に心を開く必要はないと安心感を与えてあげる

心を閉ざす人は嫌われたくなくて心を閉ざしていることがありますが、心を閉ざしているゆえに親しい人に嫌われるのではないかと不安になっている人も多くいます。

そのため、奥さんや旦那さんなど親しい仲の人が心を閉ざしてしまっている場合には、「無理に心を開かなくても嫌いにならない」など、不安を取り除ける言葉をかけてあげましょう。


接し方5. 聞き役に徹して、相手に味方であることを伝える

相手が話したいことがあるという時は、無駄に口を出しすぎないように気を付けて、聞き役に徹してあげましょう。

心を閉ざしている人の話を受け入れてあげれば相手も安心し、もっと色々なことを話すようになってくれる可能性も高いです。

特に女性は自分から話すのが好きな傾向にあるので、この接し方は効果的です。心を閉ざしている人と恋愛関係にある彼氏、夫婦関係にある旦那に対して、ぜひ実践してみてください。


自分が心を閉ざしてしまってる時の改善方法とは?

心を閉ざしている人の改善法

自分では心を閉ざしてしまっても、心を閉ざすのを治したいと思っている人は大勢いますよね。

もし自分が心を閉ざしていると感じたら、一体どうすれば良いのでしょうか。

ここからは心を閉ざすことを改善する方法を解説していきます。人との関りが重要になってきますので、辛いとは思いますが勇気を出して実践してみてください。


改善方法1. 自分の意見を口に出して伝えるようにする

心を閉ざすのを直すには順序を踏むのが大切です。まずは一番親しい人に少しでも意見が言えるように努力してみましょう。

大切なのは意見を言っていると意識すること。どんなに小さなことでも意見が言えたのなら自分を褒めてあげましょう。

意見が言えたという実績を作っていけば、自分に自信を持って自分をオープンにできるようになりますよ。


改善方法2. 家族や親友、恋人など、心を開ける人を見つける

自分の一番親しい人を思い浮かべてみてください。旦那さんや兄弟、仲のいい親友など、人によって変わるポイントだと思いますが、この親しい人が心を閉ざすのを直す鍵になります。

その人は自分が一番心を開ける人ですよね。なぜその人に心が開けるのか理由を考えてみましょう。仲良くなりたい人にもその理由をつけることができれば心を開けるはずです。

例えば、「その人のことを良く知っているから」という理由で心が開けるのであれば、相手を知る努力をすることで、自分も次第に心を開くことができるでしょう。


改善方法3. 少しずつ人と接する機会を増やしてみる

心を閉ざす人は人と接する機会を増やす

いきなりは難しいかもしれませんが、少しずつでいいので人と接する機会を増やすのも手です。

気の合いそうな人に話しかけてみたり、自分の趣味に関するイベントが開催されたら参加してみたり、気になる女性、男性がいればいっそ恋愛をしてみるというのもいいですね。

人と接する機会を増やすことで、次第にコミュニケーションに対する不安感は無くなっていくので、なるべく早く直したいのであればこの方法はおすすめです。


心を閉ざす人の気持ちを理解して、上手に接していきましょう。

心を閉ざす人と上手に接しよう

心を閉ざしている人はできれば人と関わりたくないと思っている反面、信頼できる仲間を必要としている面もあります。一見矛盾しているようですが、人に嫌われたくないと思っているのはもともと人が好きだからです。

また、心を閉ざす人はいろいろな悩み、苦痛を持っていますが、そんな人たちだからこそ同時に人の辛さが分かる優しい心を持っています。

心を閉ざしてしまっている人も、自分の魅力を考えて前向きに進んでいきましょう!


【参考記事】はこちら▽

よく一緒に読まれる記事

関連する記事