硬い髪を柔らかくする方法は?簡単に剛毛を軟毛にする髪質改善のコツを解説!

硬い髪を柔らかくする方法は?簡単に剛毛を軟毛にする髪質改善のコツを解説!

Smartlog美容部 2025.09.29

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「髪を柔らかくする方法を知りたい!」
「髪が硬いのを治す方法はある?...」

結論から言いますと、毎日のケアで髪を柔らかくすることは可能です!

たったこれだけ!

本記事ではそんな誰でも簡単にできる髪を柔らかくする方法を徹底解説!

髪質が硬くなる原因から、日常でできる髪質改善のコツ、さらに急な外出前に役立つ応急ケアまで美容師目線で詳しく解説します。

髪が硬いのを治す方法さえ実践できれば、剛毛や硬い髪も次第に扱いやすく、理想のしなやかな髪へ近づけますよ!


そもそも硬い髪と柔らかい髪は何が違うの?特徴や原因も解説!

硬い髪と柔らかい髪の違い

髪の硬さは、見た目や触ったときの質感だけでなく、髪そのものの構造の違いによって生まれています。

硬い髪と柔らかい髪の構造の違い
  • タンパク質量
    →硬い髪はケラチンが多く密度が高い
    →柔らかい髪はタンパク質量が少なく内部が軽い

  • キューティクルの厚さ
    →硬い髪はキューティクルの枚数が多く厚い
    →柔らかい髪は枚数が少なく薄い

  • 油分・水分保持力
    →硬い髪は油分が少なく乾燥している
    →柔らかい髪は油分・水分がありしっとりしている

また、そんな髪を構成している主な成分は以下の3つ。

髪の内部構造
髪の構造
  • キューティクル:表面を覆う鱗のような層
  • コルテックス:髪の大部分を占める中間層
  • メデュラ:髪の芯にある中心部

外側を覆うキューティクルは、硬い髪では枚数が多く厚いため丈夫ですが、ゴワゴワした手触りの原因に。

反対に柔らかい髪はキューティクルが薄く少ないため、なめらかな手触りになります。

髪の大部分を占めるコルテックスは、タンパク質やメラニン色素が集まる部分。

硬い髪はタンパク質が多く密度が高く、柔らかい髪はタンパク質量が少なく内部が軽いのが特徴です。

中心にあるメデュラは、髪の芯にあたる空洞のような構造。

太くて硬い髪にはメデュラしっかり存在し、どっしりとした強さを感じさせます。

一方で細く柔らかい髪にはメデュラがないことも多く、その軽やかさや柔らかさを生み出しています。

硬い髪はキューティクル、コルテックス、メデュラ全ての量が多い状態であるというわけです。


硬い髪を柔らかくしたい!髪質が硬い人のあるあるな悩みや特徴とは?

髪が硬い人のあるあるな悩み
硬い髪質のよくある悩み
  • 髪が広がりやすい
  • 理想のヘアカラーに染まらない
  • パーマが綺麗にかからない
  • ヘアセットがうまくいかない
  • 手触りがゴワゴワしていてなんか嫌だ
  • 毛先がチクチクして気になる
  • パサパサしてる感じがする
当てはまるほど硬い髪質の傾向あり!

髪質が硬いと、広がってまとまりにくかったり、思い通りのカラーやパーマが入りにくかったりと、日常の中で小さな不満が積み重なりやすいもの。

朝のスタイリングに時間をかけても崩れやすく、「もっと扱いやすくて柔らかい髪になりたい」と思う方も多いはずです。

硬い髪は丈夫でコシがあるというメリットがありますが、その反面、手触りがごわつきやすく、アレンジやヘアケアの自由度が下がるというデメリットも多いのが事実。

硬い髪を柔らかくできれば、見た目も触り心地もぐっと変わり、毎日のヘアスタイルがもっと楽しめるようになりますよ!


髪が硬いのはなぜ?髪質が硬い原因を徹底解説!

硬い髪質になる原因とは?

髪が硬くなるのは、実は生まれつきの要素と生活習慣の両方が関わっています。

髪質が硬くなる2つの原因
  • 遺伝
  • 生活習慣・環境

遺伝によってケラチン量が多く、髪の密度が高い人はもともと剛毛になりやすい傾向があります。

一方で、外的ダメージや日々のケア不足によっても髪は硬さを増してしまいます。

紫外線やカラー・パーマの繰り返しはキューティクルを傷め、髪内部の水分や油分を失わせます。

その結果、パサつきやごわつきが出て「硬い髪質」に感じてしまうのです。

さらに、シャンプーの洗浄力が強すぎたり、乾燥した環境で過ごしたりすることも髪を硬くする原因に。

つまり剛毛は遺伝だけでなく、日常の習慣やダメージの積み重ねによっても生まれるもの。

髪質を柔らかくするには、まず自分の髪がなぜ硬くなっているのかを知ることが大切です。


硬い髪を柔らかくする方法3つ。自宅で簡単にできる髪が硬いのを治す方法とは?

髪を柔らかくする方法

実は、硬い髪を柔らかくするには特別な施術だけでなく、自宅でできるちょっとしたケアの積み重ねがとても効果的です。

今回は、誰でも取り入れやすい髪質改善のコツを3つに絞って解説します!

今日から始められる内容なので、「柔らかい髪になりたい」と思っている方はぜひ参考にしてくださいね。


1. シャンプーを「アミノ酸系シャンプー」に変える

アミノ酸系シャンプーとは?

硬い髪を柔らかくしたいなら、毎日使うシャンプーを見直すことも大切です。

特に「CMC(セラミド)」が配合されたタイプなら、髪内部の潤いをしっかりキープしてくれるので、硬い髪もまとまりやすく柔らかい質感へと近づけてくれます。

髪を柔らかくする成分↓

アミノ酸系シャンプーの成分表
グルタミン酸系
  • ココイルグルタミン酸Na
  • ココイルグルタミン酸TEA
  • ココイルグルタミン酸2Na
アラニン系
  • ココイルメチルアラニンNa
  • ラウロイルメチルアラニンNa
タウリン系
  • ココイルメチルタウリンNa
  • ラウロイルメチルタウリンNa

この記事を読み終わったら、ぜひ使っているシャンプーを調べてみて!

毎日のシャンプーを変えるだけで、少しずつ髪の手触りが変わり、扱いやすさを実感できるはずです。

髪を柔らかくするシャンプーは「剛毛におすすめのシャンプー29選」で詳しく紹介しています!


髪を柔らかくできるシャンプーの上手な使い方

シャンプーとヘアオイルを混ぜて使う。

裏技的な方法ですが、シャンプーにヘアオイルを1〜2滴混ぜてから泡立ててみましょう。

乾燥しやすい硬い髪にも油分が補給され、洗い上がりがしっとり落ち着きます。

市販のアミノ酸系シャンプーと組み合わせることで、よりやわらかな質感を感じやすくなりますよ!

また、たっぷり泡立てたシャンプーを髪全体にのせ、2〜3分置く「泡パック」も効果的。

時間をおくことでシャンプーに含まれるアミノ酸やCMC(セラミドなどの保湿成分)が浸透しやすくなり、ゴワつきやすい髪も内側からしなやかに整います。


2. コンディショナーやリンスを「トリートメント」に変える

トリートメントとは?

もしかして、コンディショナーやリンスを使ってしまっていませんか?

コンディショナーやリンスは髪の表面をコーティングして指通りを良くするのが精一杯で、シャンプー後の仕上がりを一時的にしか整えられません。

一方、トリートメントは髪の内部にまで働きかけるヘアケアアイテムで、髪の内側に潤いを届けて保湿力を高め、硬い髪でもしなやかで柔らかい質感へと導いてくれます。

特にCMC(セラミドなどの脂質成分)やコラーゲンが配合されているものがおすすめです!


髪質が柔らかくなるトリートメントの使い方は?

トリートメントは揉み込みと漬け置きが重要!

硬い髪を柔らかくするには、ただサッとつけて流すのではなく、成分をしっかり髪の中に届けることが大切です。

コンディショナーやリンスからトリートメントに切り替えたら、使い方も工夫してみましょう。

ポイントは「揉み込み」「つけ置き」

シャンプー後、毛先を中心にトリートメントをなじませたら、手のひらで軽くプレスするようにしっかりと揉み込みましょう。

トリートメントを揉み込むことで、CMCやコラーゲン成分が内部まで浸透しやすくなります。

ここで満足してすぐに流してはいけません。

さらに、5〜10分ほど置いてから流せば、仕上がりのしっとり感がぐっとアップします。

ちょっとした手間ですが、毎日の継続的なケアで硬い髪を柔らかくすることができますよ!


3. 自然乾燥は絶対ダメ!しっかりドライヤーで乾かすこと。

ドライヤーで髪を乾かす

硬い髪を柔らかくしたいなら、乾かし方を見直すことも大切です。

自然乾燥をすると、髪の表面を守るキューティクルが開いたままになり、水分がどんどん蒸発してパサつきやゴワつきの原因になります。

その結果、髪質が硬くなり、広がりやすい状態に…。

ドライヤーは熱ダメージが気になる方も多いと思いますが、正しく使えばむしろ髪を守るケアになります。

根元から風をあてて全体をしっかり乾かすことでキューティクルが整い、手触りの良い柔らかい髪に近づけることができます。

仕上げに冷風を使えば、ツヤ感もアップしてさらにまとまりやすくなりますよ!


ドライヤー前にヘアオイルや洗い流さないトリートメントを使うのも効果抜群!

ドライヤーの前にひと工夫するだけで、髪の柔らかさは見違えるほど変わります。

おすすめは「ヘアミスト→ヘアクリーム→ヘアオイル」の順番で3つのアウトバストリートメントを重ねる方法。

まずミストで髪全体に水分を補給し、次にクリームでしっとり感をプラスしてから、最後にオイルでフタをすることで、内部に入れた水分と油分を逃さずキープできます。

剛毛や硬い髪でも、ごわつきが和らぎ、手触りがなめらかに変わっていきます。

まるでサロンで仕上げてもらったような質感を、自宅の簡単なケアで叶えられれますよ!


今すぐ柔らかい髪にする方法はない?剛毛を扱いやすくする秘策を解説!

「今すぐ扱いやすい軟毛にしたい...」
「急な予定で髪のごわつきを何とかしたい」
──そんなときに役立つ方法も紹介しておきます。

今すぐできる髪を柔らかくする方法
今すぐできる髪を柔らかくする方法
  • ドライヤーで髪のボリュームを抑える
  • ヘアオイルやヘアミルクでまとまりを出す
  • ヘアアイロンでボリュームを抑える
急な外出時に役立つコツを活用してみて!

まずおすすめなのは、ドライヤーを使って髪の根元から風をあて、ボリュームを抑えること。

乾かし方を変えるだけでも剛毛がまとまり、広がりにくくなります。

仕上げにヘアオイルやヘアミルクを毛先に馴染ませると、まとまりとツヤが出て手触りも柔らかく感じられますよ。

時間があるときには、ストレートアイロンで軽く熱を通すとごわついた髪がスッと落ち着き、扱いやすさが格段にアップ。

ただし、ヘアアイロンなどは使いすぎるとキューティクルを傷め、逆に髪が硬くパサついてしまう原因になるので注意が必要です。

あくまで「応急ケア」として使い、日常的にはダメージを防ぐケアを優先しましょう。

日常的にできる"髪を柔らかくする方法"はこちら。


髪を柔らかくする方法を活用して簡単に理想のサラ艶ヘアを実現しよう!

硬い髪や剛毛に悩んでいても、正しいケアを積み重ねれば質感は少しずつ変わっていきます。

自然乾燥を避けてドライヤーで仕上げたり、アミノ酸系シャンプーやCMC配合のトリートメントを取り入れたりすることで、髪はしっとり柔らかくまとまりやすくなりますよ!

小さな工夫を積み重ねれば、硬い髪も扱いやすくなり、理想のサラ艶ヘアを手に入れることができるので、ぜひ根気強くケアしていってくださいね。


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