仕事を辞めた方がいい状況とは?退職して人生を楽しんでいる人の意見も紹介

HaRuKa 2024.05.09
仕事を辞めたいと思うことってありますよね。本記事では、会社を退職したいと思う人の理由や、今すぐにでも辞めたほうが良い状況を解説!さらには、仕事を辞めたいと思った時に考えるべき事や会社を辞めるときのポイントから、実際に会社を辞めてみて良かった人の意見までお教えします。

「仕事を辞めたほうがいい?」と悩んでいる人へ。

仕事を辞めた方が良い3つの状況

あなたは勤めている会社を辞めたいと思ったことはありますか。

仕事内容や職場環境、人間関係に不満を持って、「こんな会社辞めてやる」と考えている人は意外と多いですよね。

今回は、会社を辞めたいと思っている人に向けて、辞めたい理由や辞めたほうが良い状況をまとめました。

さらに、辞める時のポイントや辞めて良かった事も紹介するので、会社を辞めたい人はぜひ参考にしてくださいね。


仕事を辞めたいのはなぜ?今の仕事を辞めたい9つの理由

仕事を辞めたい理由

入社試験や面接に合格し、新卒採用で意気揚々と今の会社で働き始めたはずなのに、今ではすっかり会社に嫌気が差している人っていますよね。いったいどうして辞めたくなってしまったのでしょうか。

ここでは、今の仕事を辞めたい9つの理由について詳しく解説していきます。


やめたい理由1. 人間関係が上手くいっていない&嫌になった

人間関係にトラブルがあると、仕事に集中できないばかりか、余計なストレスを受けてしまいます。嫌味を言ってくる上司や、小馬鹿にした態度をとってくる同僚など、一緒に仕事をしたくない人がいたら退職も考えてしまうでしょう。

人間関係が上手くいってないと職場にいるのが嫌になり、今の仕事を辞めたいと思うようになるのも無理はありません。

【参考記事】はこちら▽


やめたい理由2. 会社の業績が悪く将来が不安

会社の業績が悪ければ、ボーナスなどの給与に直接響きます。収入が減るだけでも厳しい話ですが、そのまま経営難で会社が倒産し、失職となったら大変です。家のローンや子供の学費、さらには老後のことまで考えると、不安でたまらないでしょう。

会社の業績悪化で人生設計の見通しが悪くなれば、将来に不安を感じて会社を辞めたいと思うようになります。


やめたい理由3. 給料が少なくて不満に思っている

仕事を辞めたいのは給料が安い

給料は、会社からあなたの仕事に対する評価を形に表したものだと言えます。給料が少なければ会社に評価されていないと考えて当然でしょう。やがて、今の会社に不満を持ち、もっと自分を評価してくれる会社への転職を考えるようになります。

給料の少なさに対する不満はそのまま会社への不満となり、あなたが仕事を辞めたいと思う理由とみなすのに十分です。


やめたい理由4. セクハラやパワハラにあっている

上司からの嫌がらせは誰にとっても不愉快極まりないものです。セクハラやパワハラは時として社員を精神的に追い詰め、うつ病などの心理的苦痛をもたらします。上司自身は些細なことと思っていても、やられている本人には耐え難いのです。セクハラやパワハラは、会社を辞めたい理由として認められるだけでなく、会社への損害賠償請求すら可能な場合もあります。

昨今ではセクハラやパワハラを職場から排除しようという機運も高まってきていますので、会社を辞めたい理由の筆頭となっている問題だと言えます。


やめたい理由5. 仕事内容が苦痛で好きになれない

入社してみたら、事前に説明されていた業務内容と違ったというケースもあります。または想像以上に激務であったために、仕事をするのが苦痛でしかないと感じるようになることも。自分が好きになれない仕事をずっと続けていくのは辛いですよね。

体力的にも精神的にもすり減っていくことに耐えられず、仕事を辞めたいと思ってしまいます。


やめたい理由6. 残業が多すぎて疲れてしまった

仕事を辞めたいのは残業が多い

給料が多くても、仕事内容に不満がなくても、残業が多すぎると仕事を辞めたくなります。なぜなら、心のゆとりがなくなるため、もっと余裕をもって働ける職場環境を欲するようになるからです。毎日夜遅くまで残業が続く毎日では、身も心もどんどん消耗していきますよね。

定時で仕事が終わらないことが常態化している会社は、社員も酷使されている感を持つことでしょう。残業だらけの状況が嫌になって会社を辞めたくなってしまいます。


やめたい理由7. 会社の雰囲気が自分に合わない

社風が自分の性格に合っているかどうかは、仕事を続けていく上で大切な要素ですが、新卒採用後すぐにはわからないのがネックです。大人しい性格の人にとって体育会系のノリの会社は居心地が悪いでしょう。また、仲間と仲良く仕事をしたい人にとっては、人間関係がクールな雰囲気の職場は物足りなく感じます。

会社の雰囲気が合わないと、「ここは自分の居場所ではない」と強く思うようになり、仕事に対しても気持ちが入っていかなくなります。結果として、今の会社を辞めて、もっと自分に合った居場所を求めるようになるでしょう。


やめたい理由8. 自分の成果が適切に評価されない

自分が中心となってプロジェクトを成功させたり、営業を頑張って会社の売上を伸ばしたりした場合、昇給・昇進またはボーナスという形で会社から評価されるはず。しかし、自分の成果が会社から正当に評価されなかった時は会社に失望し、やる気をそがれてしまいますよね。

自分の成果を評価してくれない会社に「裏切られた」と感じる気持ちが、会社を辞めたいと思うことに繋がります。


やめたい理由9. プライベートで嫌なことが起きて、働く気になれない

仕事を辞めたいのはプライベートで嫌なことが起きた

プライベートで起こったことが理由で、仕事が手につかなくなることがあります。失恋、友人との仲違い、家庭内不和、身内の不幸など、理由は様々です。災害や事故・事件に巻き込まれて、仕事をしている場合ではなくなってしまうことも。

プライベートで嫌なことがあると、仕事のモチベーションは大きく低下してしまいます。精神的にも肉体的にも疲弊してしまっているなら、態勢を立て直すために退職の道を選ぶのもやむを得ないでしょう。


仕事が苦痛!すぐに仕事を辞めた方が良い3つの状況

すぐに仕事を辞めた方がいい状況

仕事を苦痛に感じる時、それがただの甘えなのか、自分の心が無意識に発するSOSなのかは判断しにくいです。もし、仕事をすぐにでも辞めたほうが良いことを示す「心のSOS」であるなら、見過ごすわけにはいきませんね。放置するとうつ病などの原因となるからです。

ここでは、仕事が苦痛に感じたときに、すぐに仕事を辞めた方が良い3つの状況について解説します。


状況1. 残業代が適切に支払われないような労働環境の会社

業務過多で残業が続くと、それだけで仕事が嫌になりますが、残業代までも適切に支払われなければ仕事を辞めたいと思うのも当然です。会社の就労規則や管理職であることを理由に、残業代が支払われない場合も違法である可能性があります。

会社で残業を認めていないにも関わらず、明らかに就業時間内に終わらない仕事量なら会社側に非があることも。労働環境を改善できない会社は、社員に大きな負担を与え続けますので辞めた方が良いでしょう。


状況2. 辞めたい気持ちが続き、うつ病気味になってしまった

業務内容や職場環境のせいで辞めたい気持ちを持つことはあります。それが一時的なものではなく、継続しているなら早めに仕事を辞めた方が良いでしょう。精神的に疲れてしまい、うつ病気味になってしまったら、今の状況を変える以外に改善するのは難しいといえます。

うつ病気味になっている人の気持ちも考えずに「仕事を辞めたいなんて甘えだ」という人がいますが、気合いだけで克服できれば世の中にうつ病など存在しないはず。

悪化すれば治療がますます困難になりますから、まだ自分の力で立ち直れるうちにきっぱりと会社を辞めてしまいましょう。


状況3. 給料未払いなど、会社の経営状態が極端に悪い場合

すぐに仕事を辞めた方がいいのは給料未払い

働いているのに給料がきちんと払われないのは会社側の契約違反です。給料日から遅れて支払われるのも黄信号ですね。会社の経営状態が悪いと感じられる時は転職を視野に入れて退職準備を進めましょう。

会社の経営状態が極端に悪いのなら、遅かれ早かれ倒産する可能性が高いです。給料未払いが起こる前にボーナスカットや非正規社員切りなども起こっているでしょうから、複数の不安要素が見えているなら早めに辞めた方が良いですよ。


仕事を辞めたいと思った時に考えるべき5つの事

仕事を辞めたい時に考える事

多くの人にとって、辛いことがあれば仕事を辞めたいと思う瞬間が少なからずあるはずです。

しかし、少しでも気に入らないことがあるからと言って、簡単に仕事を投げ出すのは考えもの。仕事を辞めたいと思った時に、その気持ちは妥当なものであるのか判断する必要がありますよ。以下の5つの事を確認してみましょう。


確認1. なぜ辞めたいと思ったのか、理由は明確か?

仕事を辞めたいと思う時は何らかの理由を伴います。職場環境、業務内容、人間関係、給与待遇など理由は多岐に渡るでしょう。いずれにせよ、会社を辞める時には明確な理由が必要です。

第一に、周囲を納得させるだけの理由でなければ、ただのワガママな退職とみなされます。第二に、明確な理由もなく気分で辞めてしまうと、その後も簡単に仕事を辞めるクセがついてしまうのです。

明確な理由のない退職や転職は、必ず自分の首を締める結果になります。仕事を辞めた後で悔やむことがないようにしましょう。


確認2. 今の会社で、その問題を解決することは不可能なのか?

会社に対する不満や問題点があるために、仕事を辞めたいと思うのは自然なことです。しかし、あなたの能力や人間性を見込んで採用してくれた会社にとっては、相談も何もなく辞められてしまうのは残念なことですし、大きな損失です。

転職するにしても多大なエネルギーを使うでしょう。また、転職先で新たな問題が起きないとも限りません。今の会社で問題が解決するならそれに越したことはないですし、可能性は0ではないはず。勢いで辞表を出してしまう前に、今の会社で上司に相談するなど、問題解決を図ってみることをおすすめします。


確認3. 転職して辞めたいと思った理由やきっかけ、問題は解決するのか?

仕事を辞めたい時に考える事は転職して問題は解決するのか

今の会社に不満があって辞めたい、と転職を決断したとしても、それで本当に状況が良くなるかはよく調べておかなければならないでしょう。

ハラスメントが理由で前の会社を辞めたのに、転職先も同じ状況だったら意味がありません。給与に不満で転職したら、転職先は残業代が出ないブラック企業。時給換算で前の会社よりひどくなったのでは、前より良くなったとは言いにくいですよね。

転職して問題解決が可能なのかよく吟味する必要があります。


確認4. 辞めた後、転職先の目処は立っているのか?

一番やってはいけないのは、辞めたあとのことを考えない無計画な退職です。次の働き口が決まっていなければ収入がなくなるのはもちろん、無職期間が長くなると再就職でも不利になります。

もし、結婚を前提に付き合っている恋人がいたり、家族を養う立場にある場合は、その後の人生設計が大きく崩れてしまうこともありますよ。周囲の人に多大な迷惑をかける恐れが高いので、転職先の目処が立つまでは会社を辞めないようにしましょう。


確認5. 転職期間中の貯金はいくら必要か?

現在の会社に勤めながら転職活動ができるなら良いですが、なかなかそうもいかないのが実情です。会社を辞めたあとに転職活動をする場合は、最低半年分、できれば1年以上の生活費を貯金していることが望ましいでしょう。1ヶ月あたりの生活費や就職活動にかかる費用次第で変わりますが、単身で1年、月15万×12ヶ月で計算なら180万円程度は必要です。

失業手当がもらえるならもっと少なくても大丈夫ですが、手持ちのお金がなくなってくると、転職を焦って条件の悪い会社を選ぶことになりかねないので注意してください。1年以内で転職を決める場合、200~300万ぐらいの貯金があると余裕が持てるでしょう。


会社を辞める時の4つのポイント

会社を辞める時のポイント

会社を辞める時には不用意に辞めてしまうのではなく、なるべくスムーズかつ円満に退職できるよう事前準備をしておくことが肝要です。また、有給や保険についても損をしないようにしたいものです。

ここでは、会社を辞める際に気をつけたいポイントを4つ紹介します。


ポイント1. 上司や同僚などに相談をして、社内で味方を作っておく

あなたの言い分に非がなければ、上司や同僚の中に味方をしてくれる人が必ずいるはずです。味方を作っておくことで、不利な条件での退職を強要されたり、受けられるべき補償をしてもらえなかったりする可能性が減るはずです。それだけでなく、社内に一人でも理解者がいるだけで気持ちが楽になり、自分の考えも整理ができます。

特に人間関係が理由で辞める時には、自分の嫌いな人から理不尽に攻撃されることを防いでくれる人を味方につけておきましょう。


ポイント2. 退職届けを出し、もし引き止められた時の対処法を考えておく

退職を強く誓っても、上司や同僚に引き止められると、心が揺れてしまって辞めることができなくなりそうですよね。しかし、合理的によく考えた上で退職すると決意したなら、きっぱりと辞めなくてはいけません。そのためには、引き止められた時にどうするか対処法を考えておきましょう。

退職の理由を説明し、気持ちが変わらないことを伝えるのはもちろん、辞めると腹を括った以上は「揺れない強い心」を持って退職届を出すことが大切です。


ポイント3. 有給をきちんと消化して退職する

会社を辞める時のポイントは有休消化

有給休暇は労働基準法に規定もあり、退職前に全て消化する権利があります。有給休暇を消化しないままの退職は、労働者として当然受けるべき権利の放棄になりますから遠慮なく使い切りましょう。退職、転職などの準備のために使ってもいいですし、しばしの羽休めとして完全な休日にするのもおすすめ。

退職のタイミングによっては有給の完全消化ができないこともありますが、有給休暇を買い取る制度を用意している場合もあるので、会社と相談してみてください。


ポイント4. 失業保険の対象条件か事前に確認しておく

正当な理由のある自己都合退職なら失業保険の給付対象となります。給付条件に当てはまるのは、家族の介護や、うつ病などで働くことが困難になった場合などです。30歳未満で月給20万円で1年以上5年未満の加入実績の場合は総額40万以上の給付が受けられます。年齢と雇用保険の加入年数によって給付額は変わりますが、収入がない間の家計と助けとなるのでもらえる場合は必ず手続きをしましょう。

自己都合退職の場合、給付条件には最低でも1年以上の加入期間が必須なので、満たしていないなら退職は様子を見たほうが良いでしょう。新卒採用および転職1年目以内なら注意してくださいね。


仕事を辞めたら人生楽しすぎ!仕事を辞めて良かった人の意見5つ

仕事を辞めて良かった人の意見

今の会社が人生の足かせになってしまっている人は多いものです。思い切って会社を辞めたら楽しすぎる人生になった人は、世の中に大勢います。

転職によって人生が必ず好転するわけではありませんが、今の会社で働いていることで苦しんでいる人には、仕事を辞めて良かった人の意見は参考になるのではないでしょうか。


良かった事1. 健康的な生活が送れるようになった

毎日残業続きな上に、上司からのパワハラとストレス過多の業務内容では身も心もボロボロです。そんな大変な会社に勤めていたら健康を損なっている実感がありますよね。

胃痛や不眠症などの症状で悩まされていたのが会社を辞めたら治った人、残業で遅く帰ることもなくなり睡眠時間が十分取れるようになった人もいます。

健康的な生活を送れるようになれば仕事以外のことにも目を向ける余裕ができ、余暇や休日の過ごし方も変わるでしょう。結果として人生に楽しみを持てるようになります。


良かった事2. 気持ちに余裕が生まれ、優しくなった

仕事に追われて過度な緊張状態が続くと、周囲の人への接し方が良くない方向へと行きやすくなります。会社の辛さが原因で、家族や恋人、友人などにきつくあたることも。仕事を辞めることで緊張状態がなくなり、気持ちに余裕が生まれます。優しさや気遣いは、本人の心にゆとりがあれば自然と出てくるものです。

周りに優しくなると、人間関係が良好になりプライベートが充実しやすくなるでしょう。実際、仕事が辛い会社を辞めることで優しさを取り戻すことができ、「人生が楽しすぎて最高」という意見がありました。


良かった事3. 楽しいと思える仕事に出会えた

仕事を辞めて楽しい事に出会えた

新卒で入社した今の会社が、自分の最適な居場所であるとは限りません。ただ稼ぐためだけの仕事となっているなら、一度見直す必要があるでしょう。お金のためだけに苦しい思いをして働くよりも、楽しいと思える仕事に就くほうがより良い人生を送れるでしょう。

転職することに不安を持ちつつも、勤めていた会社に違和感を感じて退職し、納得行くまで職探しをした後、まさに天職といえる仕事に巡り会えた人もいます。楽しい仕事をやって生きていけることは人生の醍醐味でしょう。


良かった事4. 大切な家族や恋人との時間が増えた

仕事、仕事で、残業や休日出勤を繰り返していたら、プライベートの時間が持てないのも無理はありません。家族と過ごしたり恋人とデートをしたりする時間も確保できず、苦悩することも多いはずです。

時間に余裕を持てる仕事に転職したことで、家族と海外旅行にでかけたり、恋人と記念日を過ごせたりするようになった人がいます。多少、収入が減ったとしても、大切な人と楽しい時間を共有できれば転職して成功だったと言えますね。


良かった事5. ストレスから解放された

上司や同僚、業務内容、社風などが自分に合わない会社で働いていれば、どんどんストレスが蓄積します。うつ病になったり、不眠症になったりすることもあるでしょう。

ストレスから解放されるだけで心身ともに健康になるだけでなく、視野も広がり人生に楽しみや喜びを見出せるようになります。ストレスに苦しんだ挙げ句、思い切って会社を辞めた人が「ストレスがないことがこんなに楽しすぎるなんて」という意見を持つのも当然ですね。


辛すぎる仕事を辞めて、充実した人生を送りましょう。

辛すぎる仕事をやめて充実した生活を送ろう

長い人生の中で、仕事を辞めたいと思う時が全くないという人はほとんどいないでしょう。誰もが一度は退職や転職を考えるものです。ただし、仕事を辞めたいと言っても、辞めるリスクなどを考えるとなかなか転職に踏み切れませんよね。転職後の方が状況が悪化する可能性だってあります。

それでも、今の会社が自分に合わないと感じたままで仕事をし続ける方が、確実に身体的にも精神的にもあなたにとって良くないことです。より良い人生を送るためにも、自分を信じ勇気を持って転職への一歩を踏み出してみましょう。


【参考記事】はこちら▽

よく一緒に読まれる記事

関連する記事