中国旅行でおすすめの観光都市30選|安心して行ける大人気の名所とは
おすすめ都市6. 広州(コワンチョウ)
華南地方の中で一番大きい都市『広州(日本読み:コウシュウ)』は、貿易港として栄え、中国でも大きな繁華街がある街。地下鉄が発達しているため、「陳氏書院」や「六榕寺」など人気の観光スポットにもアクセスしやすいのが特徴。
広州は、中国の中でも湿潤な気候で1年中花が咲きやすく、『花城』とも呼ばれています。夏は、スコールなどの影響もあり、ムシムシとした気候となっており、実際の温度よりも体感する温度は高め。冬場は、比較的暖かく薄手のダウンジャケットくらいでもOK。少し心配な方は、ヒートテックなどを何枚か持っていけばほとんど問題ないでしょう。
広州へのアクセスは、大阪・東京・名古屋から直航便が飛んでいるため、そこまで悪いわけではありません。しかし、価格が高い傾向があるため、時間よりもお金を抑えたい方は、香港までLCCで飛んで、香港空港から3時間ほど新幹線などを乗り継いて向かう陸路ルートで向かうのがおすすめです。
広州で行くべきおすすめ観光スポット
そんな広州でおすすめの観光地は『広州タワー』。
600mもの高さがあり、広州のシンボルのような存在になっています。2010年にオープンした新しい場所ですが、今では定番の観光スポット。てっぺんにはフリーフォールと観覧車があり、スリル満点を味わいたい旅行客たちが度胸試しとして取り組むそう。
広州に行った方はぜひ広州の街並みとともに絶叫アトラクションも楽しんでみてください。
おすすめ都市7. 成都(チェンドゥ)
三国志の時代には蜀の都として親しまれていた『成都(日本読み:セイト)』。
現在では、四川省の省都になっており、2010年フォーブスが発表した「10年間の間に発展する都市ランキング」では、見事1位を獲得。政治や文化、そしてビジネスの世界においても著しい発展が見られる街になります。
成都は、東京・名古屋から直航便が出ているため、中国の絶品グルメと歴史を学びたい方は、ぜひ成都への旅行を検討してみてください。
成都で行くべきおすすめ観光スポット
そんな昔から成都には、今でも三国志にまつわるさまざまな場所・スポットが残されています。
例えば『成都武候祠(せいとぶこうし)』には、劉備や諸葛亮、関羽など三国志を代表する武将たちが祀られており、実際にお参りすることができます。平和な国を作り上げるために奮闘し続けた偉人たちの歴史を学べる観光スポットですので、三国志好きなら一度は行くべき場所ですよ。
四川省と聞くと誰もが思うのが、激辛の四川料理。成都には、四川省内にある美味で激辛なグルメが集まっているため、"本当の旨辛"を汗だくになりながら食べたい方は、ぜひ成都に足を運んでみて。
筆者おすすめのグルメは、『陳麻婆豆腐店』の山椒が効いた麻婆豆腐。舌に絡むピリッとした山椒が食べれば食べるほど、クセになる最高の激辛料理ですよ。
おすすめ都市8. 西安(シーアン)
かつての都・長安だった『西安(日本読み:セイアン)』は、シルクロードの始まりとして発展してきた観光都市。街のさまざまな場所に史跡があり、中国が栄えた変遷を残された文書や遺物から勉強することができます。
西安は、中国の中でも治安の良い街として知られており、夜12:00〜でも複数人で注意さえしていれば、出歩いても問題ありません。リュックなども後ろに持っていても、比較的大丈夫な街にはなっていますが、それでもスリやひったくりがない訳ではないため、カバンなどは自分の見える位置で持っておくのがベスト。
観光スポットを始めとする人が集まるところでは、観光客を狙って売り子たちが押し寄せてくるので、時間やお金を無駄にしたくない人は相手にせず手で大丈夫としながら、素通りするようにしましょう!
西安で行くべきおすすめ観光スポット
西安で最も見て欲しい観光スポットが、秦の始皇帝によて作られた、兵士や馬をかたどった移籍『兵馬俑(へいばよう)』。ユネスコの世界遺産に指定されており、今や万里の長城に続いて、中国では高い人気を誇る観光スポットとなっています。
観光客が少ないシーズンでも日中になると混み合ってゆっくり見られない可能性があるため、しっかりと見ておきたい人は午前中に行くのをおすすめします。
兵馬俑は、高さ180cmと等身大なだけではなく、顔や取っているポーズも一人一人違うため、ぜひ一人一人の顔つきなども注意深くチェックしながら、見回ってみてください。
おすすめ都市9. 蘇州(スーチョウ)
2500年を超える歴史がある『蘇州(日本読み:ソシュウ)』は、自然に囲まれていて綺麗な風景を持っている都市です。その美しさから「東洋のヴェネチア」「水の都」と呼ばれており、インスタ映えする観光地として日本人を含め世界中から人気を集めています。
蘇州は、上海や杭州に次いで治安の良い観光都市として知られており、上海や杭州に訪れたついでにコースとして訪れる観光客も非常に多いのが特徴。女子旅や一人旅のおすすめ観光地としても多くの旅雑誌にも掲載される蘇州は、中国観光において外せないスポットですよ。
日本からは、福岡、大阪、名古屋、東京から直航便が飛んでいるため、利便性も悪くありません。上海から陸路で行くなら、高速鉄道を利用すればたったの30分。同じ中国でも文化が大きく変わるため、上海→蘇州と複数都市を巡る中国旅行もとてもおすすめですよ。
蘇州で行くべきおすすめ観光スポット
そんな蘇州に行った際に訪れていただきたいおすすめの観光スポットが、『北寺塔(ベイスーター)』。建築されたのは、三国時代。呉の王によって作られた建築物で高さは、76mと東大寺にある五十塔と比べて約1.5倍の高さを誇ります。
古くからある蘇州のランドマークタワーとして、地元民からも愛されており、今でもしっかりと手入れが施されています。北寺塔は、実際に内部に入って上ることもでき、展望エリアからは蘇州の街並みを一望できますよ。
入場料が25元(約400円)ほどかかってしまいますが、蘇州に来たら、ぜひとも訪れて欲しい絶景&歴史的スポットですよ。
おすすめ都市10. 青島(チンタオ)
『青島(日本読み:チンタオ)』は、ドイツのような街並みが特徴的な観光都市。元々、青島はドイツが占領していた土地で、その頃に培われたドイツ文化などが、現代でも色濃く残った土地です。西洋風の建物が建っていて、中国にいながらもドイツの雰囲気が楽しめる不思議な空間は、青島でしか味わえない魅力だと言えるでしょう。
青島は、治安も悪くなく、夜も12:00〜を過ぎなければ、出歩いても問題ありません。ただ、スリやひったくりなどは、全く起きないという保証はないため、できるだけ素早くホテルなどへ帰ることをおすすめします。
日本から出ている青島への直航便は、2019年現在で東京・大阪・名古屋・福岡の主要空港のみ。北京などから陸路で向かおうと思うと、およそ650km(東京→青森)くらいの距離があるため、手軽に行けるものではありません。青島に向かう場合は、北京からもう一度飛ぶか、東京・大阪・名古屋・福岡から直接向かうのがベストです。
青島で行くべきおすすめ観光スポット
そんな青島でおすすめの観光地は、『青島ビール博物館』。
日本でもよく飲まれている青島ビールは、青島で作られたビールで中国では最も古い歴史を持つビールメーカーになります。そんな青島ビールの歴史をより詳しく知れるのが青島ビール博物館になります。
中では、青島ビールが完成するまでの実際の工程が見学できます。青島ビール博物館の出口付近には併設されたビアバーがあり、実際に青島ビールを絶品のおつまみと共に楽しめます。
青島の観光スポットでは、圧倒的な人気を誇る場所ですので、実際に観光を検討している方は、できるだけ早い時間に訪れることをおすすめします。
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