股関節の効果的なストレッチ方法|体を柔らかくする簡単な柔軟体操メニュー

織田琢也 2023.07.17
オフィス&家で出来る柔軟体操シリーズ、今回は股関節のストレッチ方法をご紹介します。「股関節の動きを支える筋肉とは?」という基礎知識から効果的なストレッチメニュー、絶対にやってはいけないNGまでをまとめた股関節を柔らかくする柔軟体操の教科書をご覧ください。

【要注意】股関節のストレッチでやってはいけないことは?

股関節ストレッチの注意点① 痛みがある時にストレッチしてはいけない!

股関節の筋肉痛でストレッチはしてもいいの?

股関節のストレッチをする際に股周りに痛みがある場合は、ストレッチは基本的にNG。痛みのある場合、筋か筋肉が炎症を起こしている場合が多いです。痛みを我慢してストレットをすることで、炎症している部分を無理に伸ばしたりしてしまうと、さらに炎症をひどくしてしまう可能性が高くなります

痛みが引くまではストレッチは基本的には行わない事が、怪我などの防止に繋がります。またストレッチや筋肉痛が原因の痛みの場合は、数日間は痛い状態が続く事もありますが、3日間以上続く場合は一度診察をしてもらった方が、適切な処置により回復も早まります。

【参考記事】股関節の痛みを軽減したい人は、この記事をしっかりと読もう


股関節ストレッチの注意点② 痛いのを我慢してストレッチするのはNG。

股関節のストレッチをする方に多いのが、痛みを感じるまでストレッチをしてしまう事。痛気持ちいいくらいであればOKですが、股関節を柔らかくするために無理やり伸ばすのはNG。

ストレッチしすぎは、筋を痛めて思わぬ怪我に繋がってしまいます。もし股関節を柔らかくしたいなら、時間をかけて徐々に柔らかくしていきましょう。特に体の硬い人は、頑張って伸ばそうとして痛みを我慢してしまいがちですので、気を付けてくださいね。

ストレッチしている筋の炎症は、筋肉痛に比べても治りにくく日常生活に支障が出てしまう場合もあります。やりすぎないように気を付けながら取り組めば、ストレッチによるメリットもきちんと得る事が出来ますよ。


股関節ストレッチの注意点③ 反動をつけたバウンドストレッチはダメ。

反動をつけるバウンドストレッチはNG

反動をつけて一瞬だけ無理やり限界以上に伸ばすようなストレッチはNG。理由は、一瞬だけ反動を使って伸ばしても効果が薄い事と、怪我のリスクが高まるからです。股関節の筋は、継続的に伸ばしていく事で柔らかくなっていきます。

一瞬だけ伸ばすストレッチを繰り返しても柔らかくはなりません。痛気持ちいい所まで伸ばして30秒キープをするなど、時間をかけて伸ばしていく方法が最も理にかなっています。また、反動をつけて勢いで伸ばしてしまうので、やりすぎた場合は筋を痛めたり、怪我をする可能性も大きいです。

無理やり限界以上伸ばすようなストレッチはこのようにメリットがなくデメリットが多いので、絶対に避けてくださいね。


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