フランクフルトショーを飾ったベンツの発表が会場を沸かせた
ドイツのフランクフルトで開催された「第66回 フランクフルトモーターショー(IAA) 2015」に登場したメルセデス・ベンツのコンセプトカーが話題になっています。
この車の名前はConcept IAA。
最大の特徴は、なんと走行速度が時速80kmを超えた時、自動的に車体が変形するということ。
サイドが広がり、テールも伸びます。
車体が変形する様子や、変形する場所がよくわかる、こちらの動画をどうぞ!
変形、かっこいいですね。男心がくすぐられます。
では、一体何がすごいのでしょうか?
車最大の敵である空気抵抗を最小限に
車体の変形の何がすごいのか。
答えは空気抵抗が減ることです。効率を突き詰める自動車にとって、抵抗が減れば減るほど燃費がよくなりやスピードの伸びが増すということ。
空気抵抗係数は脅威の0.1代に
車のセールストークで使われがちなCD値こと空気抵抗係数、この数字が小さいほど空力特性に優れていることを意味します。例をあげれば、GT-Rが0.27、プリウスが0.25、ベンツCLAクラスが0.23です。今回の「Concept IAA」は0.25から走行中に0.19にまで下がります。脅威の0.1代を実現しました。すごいですね。
まとめ
メルセデス・ベンツ乗用車を統括するドクター・ディーター・ツェッチェはこう語りました。「私たちのショーカーは、メルセデス・ベンツ最初のトランスフォーマーです。」と。
世界最古の自動車メーカーが贈る世界最新のモデル。実用化されたらぜひ一度乗ってみたいですよね。