2017年6月7日

あなたの薄毛はどのタイプ?AGAクリニックが語る、薄毛の種類と特徴

インターネットに正しい薄毛情報を届けるために、AGAクリニックとコラボして贈る連載「オトコの薄毛」。第一回は薄毛の種類についてです。

AGAクリニックが語るオトコの薄毛


男性にとって「薄毛」はいつの時代も大きな悩みの種となっています。 薄毛に関する多くの情報が溢れ、毎月のように発売される育毛剤や手が出ないような高額な治療を目にし、もう何を信じたら良いのかわからない、けれど髪を触る度に頭に浮かぶ、どうしても消えない「ハゲ」の二文字。

既に頭皮が透けている男性にも、まだフサフサ、だけどこれからどうなるか分からなくて不安な男性にも有益な髪に関する情報を、AGA(男性型脱毛症)専門治療クリニックよりお送りいたします。


薄毛の種類はたくさんある

薄毛、という言葉は髪が抜けて頭皮が見えてしまう現象の総称です。
皆様が考えている以上にたくさんの原因があり、治るもの、治らないもの様々です。今回は薄毛の種類と特徴をご紹介します。


① 男性型脱毛症(通称AGA)

AGA

薄毛の原因として1番有名といっても過言ではない、AGA(Androgenetic Alopecia)のことです。
思春期以降で、画像のようにおでこが後退してくる、頭頂部が薄くなるという特徴を持ちます。壮年性脱毛症(そうねんせいだつもうしょう)とも呼ばれます。

原因は男性ホルモンの変化。発毛に必要な男性ホルモンである「テストステロン」に5α-リダクターゼという酵素が作用し、ジヒドロテストステロン(DHT)となります。このジヒドロテストステロンが髪の生え変わりのサイクルを短くし、細く短いまま髪が抜けてしまいます。

ストレスや生活習慣も原因のひとつではありますが、遺伝が原因になることの方が多いといわれています。とはいえ父・祖父がAGAなら絶対にAGAになるというわけでもなく、なぜAGAが発症するのかは不明確なのが現状です。 AGAの治療法はほぼ確立しており、基本的には正しく薬を服用することで高確率に進行を止めることができます


② 円形脱毛症(えんけいだつもうしょう)

円形脱毛症

5円ハゲ、10円ハゲなどと言われる脱毛がこの円形脱毛症です。 まるく脱毛する単発型が基本ですが、一ヵ所と限らず多発することもあります。

原因は、自分自身の身体を守るためにあるリンパ球が、髪の毛根を包む組織である毛包(もうほう)を攻撃してしまうことにあります。 ストレスが原因だと思って受診する患者が大半を占め、実際ストレスが円形脱毛症の原因のひとつとして影響していることもあります。とはいえ医学の中でストレスと円形脱毛症の関係はきちんと解明されておらず、誰にでも起こりうるのが現状です。

治療法としては、軽度であればカルプロニウムやステロイドを塗ること、もしくはステロイドの局所注射があり、広く脱毛して6ヶ月以上続くような重度の円形脱毛症であれば、大量のステロイドを身体に入れるステロイドパルス療法や、かぶれを起こす特殊な薬品(SADBE、DPCPなど)を脱毛部に塗って弱いかぶれの皮膚炎を繰り返し起こさせる、局所免疫療法が適応となります。皮膚科の疾患なので、見つけたら皮膚科に行きましょう。


③ 脂漏性脱毛症(しろうせいだつもうしょう)、粃糠性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう)

脂漏性皮膚炎という、顔やわきの下、背中などにできるニキビのような皮膚炎が頭皮に発生し、それによって起こる脱毛をわかりやすく脂漏性脱毛症と呼んでいます。実は、医学的には脂漏性脱毛症という病名はありません。

頭部の脂漏性皮膚炎は、思春期以降で、頭皮のフケが多くなったり、フケが大きくなったりする症状から始まり、次第に脱毛を起こしていきます。フケが多いことから粃糠(ひこう=不要なものの意)性脱毛症とも呼ばれます。

原因はホルモンバランスの乱れ、遺伝など諸説ありますが、近年、原因はマラセチアというカビの一種にあることが分かってきました。 誰の肌にでもある常在菌(じょうざいきん)ですが、皮脂や汗などが増えると、それを餌にして急激に増加します。そして脂漏性皮膚炎が悪化した結果、頭皮のダメージにより髪が抜けやすくなるのです。

放置して良くなることはありません。皮膚科を受診し、軽度であれば抗真菌薬(こうしんきんやく)の塗り薬やミコナゾールシャンプーの使用、重度であればステロイドの塗り薬を使い、治療します。


④ 牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)

牽引性脱毛症

ポニーテールやドレッドヘアなどのヘアスタイルで長期に渡って髪の毛が引っ張られ脱毛が生じることです。

患者のほとんどが女性ですが、まれに男性でも発症することがあります。ちなみにこちらの画像は、1年半近く毎日同じ髪型に髪を結っていた女性に発生した牽引性脱毛症です。 牽引性脱毛症を起こすと自然に回復するのを待つしかありません。なるべく同じ髪形を避け、髪を強い力で縛らないようにして、予防することが重要です。


⑤ 抜毛症(ばつもうしょう)

抜毛症

トリコチロマニアとも呼ばれる、自分で自分の髪や体毛を引き抜いてしまう病気です。 精神的なストレスが原因の「クセ」の一種で、無意識のうちに抜いていることもあれば、「抜くとすっきりする」と、やめたいのにやめられない場合もあります。

繰り返し髪や体毛を引き抜く、髪や体毛を抜くことをやめようと繰り返し試みる、髪や体毛を抜くことで仕事や生活の中で困るような状態になっている、等が診断基準になります。

抜毛症の患者は皮膚科を最初に受診することが多いのですが、背景に精神的な要因が関わっている場合がほとんどなので、精神科の医師をはじめとする医療スタッフと信頼関係を築きながら、少しずつ治していくことが重要となります。


⑥ 病気や、病気の治療に伴う脱毛

甲状腺機能低下症、副甲状腺機能低下症、アジソン病など、ホルモンを分泌する甲状腺という器官の病気によって脱毛を伴うことがあります。また、急激なダイエットにより亜鉛や鉄が欠乏する栄養障害も脱毛の原因となります。 治療に伴う脱毛で有名なのは抗がん剤の使用によるものですが、他の薬剤でも起こる場合があります。
病気や治療に伴う脱毛は、脱毛の治療よりは病気そのものの治療がメインになる状態です。


薄毛治療は、早期発見・早期治療が基本です

薄毛治療

いかがでしたか?「薄毛」「ハゲ」と一括りにされがちな脱毛症、ご紹介した主な疾患以外にも脱毛の原因はたくさんあり、クリニックにはとても奥深いハゲの世界が広がっています。
脱毛の原因は様々ですが、いずれにせよ大切なことは早期発見、早期治療です。抜け毛が気になったら早めに専門のクリニックに行ってみてください。

連載2本目は、疾患別の治療法について詳しく紹介します。
また、6本目の連載で、読者からの質問に答えるQ&A記事を作ります。AGAクリニックに何かご相談されたいことがおありでしたら、下のリンクからご質問をお送りください。出来る限り答えます。

クリニックへの質問はこちら


参考文献

脱毛症治療の新戦略』古江増隆(編)・坪井良治(編)

治療』vol.91 No.9 p.2264~2269 小林一広

日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン2010

男性型脱毛症診療ガイドライン2010


執筆者プロフィール

新宿三丁目にある、東京毛髪メディカルクリニックの広報部です。
真面目に患者様のことを考え、確かなエビデンスと妥当な価格設定を重視したAGA治療を行っています。
URL:http://tokyomm.clinic/

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