憧れのオトコになるために極めたい「7つの人生観」

Light&Hope 2019.07.22
天下一の傾奇者と称される前田慶次。ド派手で思いっきり漢らしい自由な人生を送ったと言われています。まさに男が憧れるオトコ。今回はそんな前田慶次の生き様から見出した、何としても極めたい「7つの人生観」をお伝えしていきます。

ドラマや漫画、ゲームなどでお馴染みの前田慶次に注目します。天下一の傾奇者(かぶきもの)と称される生き様に学ぶ「人生を思いっきりオトコらしくド派手に生きるための秘訣」とは?

天下一の傾奇者「前田慶次」

一度戦場に出れば鬼神のような戦いぶりを見せたと言われる一方、学問の和漢古今、源氏物語、伊勢物語にも通じ、その他にも茶道、舞にも通じる一流の文化人と謳われた男。かなりのいたずら好きで数多くの逸話があることでも有名です。

 

前田慶次はなぜ注目されるのか?

前田慶次

漫画『花の慶次』の主人公として大々的に取り上げられるなど、ゲームなどでも何かと人気の前田慶次。しかし驚くべきことに、戦国武将としては大成していません。逸話はたくさんあるものの天下に名高い武功はあげていないのです。では、なぜ無名になってもおかしくない前田慶次が注目されるのでしょう?

それは、オトコが憧れる生き方をしているから。ド派手で華やか、自由で遊びゴコロ満載の人生は、何か漢ゴコロをくすぐるからです。

今回はそんな「前田慶次」の生き様に学ぶ、オトコのための7つの人生観をお届けします!

 

1. 常識を笑いとばせ!

いい男

多くの人が感じている

「○○しなければならない」

「○○した方がいい」

という常識を笑い飛ばしながらひょうひょうと生きるのが前田慶次でした。

皆が恐れる関白の豊臣秀吉の前でも、秀吉を小馬鹿にするような行いをしてみせたところ、秀吉が「天下のどこでも好きなだけ傾けばいい。余が許す。」と気に入って馬一頭を与えたそうです。常識を気にせず心のままに我を通す前田慶次が、他の大名から一目置かれる存在だったことは言うまでもありません。現代でも数多くの常識を笑い飛ばしながらひょうひょうと生きている人が一目置かれている存在となれるでしょう。

常識を気にして、人の目を気にして、本来の自分が出せていないとしたら非常にもったいない!自分らしく生きましょう!

 

2. 全力で“生”を全うしろ!

かっこいい男

慶次が晩年に記したとされる「無苦庵記」の一説に、「生きるまで生きたらば、死ぬるでもあらうかとおもふ。」という言葉を残しています。生きるまで生きたら、あとは死ぬだけだという意味です。

多くの人からふざけていると思われるようなことを、平気でやってのける慶次ですが、この言葉に慶次の生き様が記されているように思います。生と死を常に意識しているのかもしれません。

この言葉を知って”どうせ生きるまでしか生きれないのだから、自分のやりたいように生きれているかな?”と考えるようになりました。

「もし本当は○○したいけど、あと一歩の勇気が出ない・・・」という方がいれば慶次の言葉に勇気を頂けるのではないでしょうか?

 

3. 自分なりにド派手に魅せろ!

男 派手

現代でいうと、派手というのは自分らしく表現すると言い換えられるかもしれません。「男たるもの派手でいたい」という気持ちは誰もが持っているのではないでしょうか?

前田慶次と言えば、派手なイメージですね。やるからには何でもド派手にやるのが慶次です。慶次は大変な変わり者で、いつも奇抜な格好をしていたといいます。

慶次が戦場で背負っていた旗には大きな文字で「大ふへん者」と書かれていました。(※戦国時代は、ひらがなに濁点をつける文化がなかったため、読み手が文脈を理解してから文を考えていたそうです。)

上杉家の戦いに助っ人として駆けつけたとき、「大ふへん者」という旗を見た上杉家中の士は、それは武が強い者をアピールした”大武辺(ぶへん)者”と思い、「大武辺者とは何事だ。上杉家を舐めるな。」と怒ったそうです。それに対して慶次は何食わぬ顔で、「田舎者はこれだから困る。濁点の場書を間違えてはいけない。不便な思いをしてきたから”大不便(ふべん)者”と書いたまでよ」と答えてみせたそうです。派手な部分を突っ込まれても堂々と返してみせ、自分なりの派手さを出している慶次でした。

みなさんは「自分なりの派手さ」表現していますか?磨いていますか?

 

4. 信念を貫け!

男 信念

男らしく生きる上で、ブレない強さは必要です。

信念を貫いている男は、同性からも異性からもモテますし、カッコいいですね。信念とは、自分の中の最も大切にしている価値観だと思っています。慶次の生き様を見ると、怠慢・傲慢さを嫌い、弱いものいじめをする人を許さない男だと感じます。

慶次が京の町を歩いているとき、呉服屋の店主が足を投げ出して話し込んでいたそうです。買い物をしようとしている人が困っていた姿を見た慶次は、「この足を買うことにした。」と店主に伝えたそうです。

店主は「百貫で売ろう」と冗談交じりで言ったところ、慶次は「よし、百貫で買った」と刀を抜いて足を切り落とそうとしたそうです。主人は身体を震わせ、ついに泣き崩れ、町中大パニックになったと言います。騒ぎを聞きつけて町役人や町奉行もかけつけてようやく一件落着にはなりましたが、それ以来京では足を投げ出すことがなくなりました。

「自分の信念に反したことを、放っておけない。」そんな一面がカッコいいですね。もし自分の信念が分からないという方は、自分の大切にしている価値観を見つめ直す時間をとってみてはいかがでしょうか?

 

5. 挑むという選択を楽しめ!

挑む

挑むという選択をとっていますか?

挑むことで男は強くなります。なぜなら、挑むと大きな恐怖がついてくるからです。嫌でも恐怖心と向き合う必要がでてきます。さらに、行動しないといけません。

ですが挑むことによって、とてつもなく大きなものが得られます。恐怖を乗り越えた先に待つ、達成感や自信、恐怖に直面しても動じなくなるメンタルなど得られるものは数え切れません。慶次は挑む選択をし続けていました。戦国時代で挑むということは、負けると死を意味します。現代では挑んで負けたとしても、重症を負うことは少ないでしょう。挑まない方が勿体ないです。

慶次は伊達政宗との戦いで、伊達軍を前に一騎打ちを申し出ました。伊達軍に、すぐにそれに応える者はおらず、煮を切らした政宗は自軍から武に長けた者を選び、慶次の一騎打ちの相手に差し向けました。武に自信があった家来も慶次にすぐさま槍で打たれ、不覚にも気を失い、落馬をしてその場に崩れ倒れたと言います。一騎打ちの敗北は死を意味します。しかし慶次は気を失った相手に止どめを刺すことはなく、相手の槍を小脇にかかえて自陣に持ち帰ったそうです。意外な光景に、両軍から慶次の寛大さに対する称賛の笑いが起こったと言います。

慶次は挑むこと自体を楽しんでいたのだろうと思います。今自分は挑んでいるだろうか?挑むことを楽しんでいるだろうか?そう自分に問いかけたくなりますね。

 

6. 噂されるオトコになれ!

憧れる 男

あの人ってこんなことやったらしいよ!と噂話くらいになる方が丁度いいものです!

  • 何かの記録を作る
  • 常識じゃ考えられないことをする
  • 多くの人が挑戦できないようなことをする

など、本当に悪いことでなければ何でも構いません。噂されるオトコを目指してみてはいかがでしょう?

慶次にも有名すぎる”水風呂事件”という逸話があります。慶次が前田家を去るときに、叔父の前田利家への憂さ晴らしに

「今まで沢山ご迷惑をかけましたので、これからは心を入れ替えまじめな人間になります。自宅でご馳走したいのでお越し下さい。」

と利家を自宅へ呼びました。そして、「熱いお風呂を沸かしたので先にお風呂へどうぞ」とおもてなしをすると見せかけ、「水風呂に入れた」という、とんでもない話です。さらに、前田利家が大切にしていた名馬の松風を奪って逃走したんだとか。歴史の話ですので真相は不明ですが、噂話として多くの人に語り継がれています。

噂話が広がり、普段会えない人だと希少性を感じるからこそ、憧れられる存在になるのではないでしょうか。何かひとつでも噂されるくらいのオトコを目指しませんか?

 

7. 圧倒的な強さを持つ努力をしろ!

男 強さ

大切なことですが、慶次が有名で傾奇者でいられた一番の理由は紛れもなく圧倒的な強さがあったからです。

慶次は前田利家の家臣になる前に、文学や茶道をその道の第一人者から学び、武術についても弓術と馬術はもちろん、武芸十八般と言われる18種類の武器術をマスターしていたと言われています。戦国時代での強さは、”武”です。“武”がなければ慶次は有名にはなれていないでしょう。

現代でいう強さは、心の強さや、知識や能力なのかもしれません。誰でもが慶次のように生きられるとは思っていません。男らしく生きるためには、少なくとも何かしらの”強さ”が必要だと思います。自分の”強さ”はなんだろう?自分の”強さ”を磨いているだろうか?そう考えるだけでも、大きな一歩を踏み出せるのではないでしょうか。

 

まとめ

憧れのオトコ

前田慶次について知らなかった方も、どんな人物かなんとなくご理解頂けましたでしょうか?自分らしく生きるためにはちょっとした勇気と、自分なりの強さが必要です。もしこの記事に共感していただけたのなら、あなたも前田慶次のように自分らしく遊び心を持ってオトコらしい人生を楽しみませんか?きっとその先に憧れのオトコになる近道があると思いますよ。

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