”現金な人”とはどういう意味?簡単な例文を知って使い方をマスターしよう!

長谷川大輔 2022.03.17
あなたの周りに「現金な人」はいますか?損得勘定で動く人は周りから嫌われる存在になりかねません。そこで今回は、現金な人の意味を正しく紹介すると共に、現金な人の特徴まで徹底解説!また、現金な人の言葉の使い方もお教えします。現金な人に当てはまっていないか確認しながら読み進めてくださいね。

損得勘定で動く「現金なやつ」っていますよね。

男性がお泊まりデートであると“便利”な持ち物は、多めの現金

現金な人とはどんな人なのかご存知ですか?

使ったことがない人にとってはあまり馴染みのない言葉かもしれませんね。知らないからと言って恥ずかしがることはありませんが、言葉の意味を理解しておくことも大事です。

今記事では、現金な人の意味・使い方を例文を使用して簡単にご説明します。 意外とあなたの周りにも現金な人がいるのではないでしょうか。


「現金な人」の意味とは?

現金な人とは、損か得か、つまり損得勘定によって簡単に主張や態度を変えるような人を意味します。

皆さんは「さっきまで乗り気じゃなかったのに、いきなり態度が変わった。現金な人だ…」と感じるような人に出会ったことはありませんか?

ここからは、現金な人について具体的な例を交えながら意味を説明していきます。


1. 目先の利益を優先してしまい、態度をコロコロと変える人

現金な人は、物事を進める時にまず第1に考えることは、自分に利益はあるのかということです。

利益を得ることを第1目標としているので、昨日言ったことと今日話すことが真逆のこともよくあります。

「よく考えたら、その方が自分が得をする!有利だ。」と思ったら、いとも簡単に自分の意見を変えるのが特徴です。

態度がコロコロと変わるので、周りは困惑してしまいます。

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貰えるはずの物が貰えなくなると、急にやる気を無くす

例えば、宿題を終わらせたら大好きなお菓子が貰えるとします。そうすると、頑張って宿題を終わらせますよね。

では、その途中で、お菓子が貰えなくなったと分かったらどうでしょう。宿題をする気が無くなってしまうでしょう。

現金な人は、自分の利益=物が貰える→頑張るという流れで常に動いているので、お菓子が貰えないと分かった瞬間に物が貰えない=利益なし→やる気なしとなってしまいます。


2. 損得の考え方で、自分の主張を曲げる人

現金な人は、いつも損得を念頭に置いて行動する傾向にあります。特に、仕事の場では、できるだけ少ない労力で最大限のメリットを受けようと、行動します。

「ここは主張しない方が得だ!」と思えば、即座に意見を変えたり、嫌いな上司にゴマをすることも嫌とは思いません。

対人関係も同じで、他人を自分にとって得があるか?無いか?で判断をします。その判断によって、自分の主張をすぐ曲げるのです。

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3. 人助けをしながらも、自分も得をしている

現金な人は意外と人助けをします。でも、最後には必ず自分が得をするように、上手に立ち回る特徴があります。

例えば、誰もがやりたがらない会社の飲み会の幹事を引き受けて、予約サイトやクレジットカードのポイントを総取りする、などです。

周りからは、「何だかんだでちゃっかりしている人だよね。ほんと現金なんだから!」と思われています。

現金な人に共通しているのは、どのような場面でも、自分にメリットがあるように行動することです。それは、人助けの場面でも同じでしょう。

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現金な人の類語とは?

これまで、現金な人とはどういう人なのかについて説明してきました。

続いては、現金な人の類語についてです。現金な人という言葉にはどんな言い換えがあるのでしょうか。

ずばり、現金な人は「調子が良い人」と、言うことができます。

「現金な人」と使い方は大変似ていますが、「調子が良い人」は、主に相手の気に入るような行動をして、自分が得をしようとする人のことを指します。


現金な人の由来や語源って?現金とはどういう意味?

現金とは、その名の通りお金のことです。昔、品物をツケで買う人が多かった時代、現金払いの客は、商人にとって有り難い存在でした。ツケの客は後日現金を回収しなければなりませんが、現金だと、その場で商売が完結するからです。

そのため、ツケの客よりも現金払いの客に対して、サービスや愛想を良くしたことが「現金な人」の由来と言われています。


より理解を深めよう!「現金な人」を使った例文集

「現金な人」を、どのように使えば良いかご存知ですか?

ここでは、「現金な人」を使った例文を紹介します。また、いつ、どんな状況で使えばいいのかも解説していきますので、正しい使い方をマスターしましょう。


「何か奢ると言ったらすぐに喜ぶなんて現金な女だな」

この文章は、自分にメリットがあると分かったら手のひらを返すという意味です。

例えば、「頼みごとに対して、最初は全く乗り気ではなかった。しかし、お礼に何か奢られると分かったら、喜んで引き受ける。」という状況が考えられます。

一見自分に損がありそうな条件でも、それを上回る得があるなら行動する人に対して使います。


「無償でボランティアを始めておきながら、ちゃっかりお礼の品を受け取るなんて、あいつは現金な人だ」

この文章は、純粋に人助けをするのではなく、自分も得をするように立ち回っているという意味です。

「ボランティアをするのは、本心から人助けをしたいと思っているのではなく、お礼の品も目的の一つ」という状況ですね。

「人のため。」と言いながらも、最終的には自分が得をするように行動する人を揶揄する時に「あの人は現金なんだから!」と使いましょう。


「おもちゃを片付けたら遊園地に連れて行ってあげる」と言ったらすぐに片付けだしたため一言。「現金なやつだなー」

この文章は、目の前に提示された条件で態度をコロっと変えるという意味です。

「目の前にニンジン(この場合は遊園地)がぶら下がっていたら片付けるけど、それがなければ片付けない」という、子どもにありがちの行動。

損得で行動を決める相手に対して、呆れている時や、ちゃっかりしていると言いたい時に使うこともできるでしょう。大人でも子どもでも関係なく「現金な人」を用いることが可能です。


現金な人の意味を知って、上手に付き合っていきましょう。

現金な人の言葉の意味や由来、類語や使い方はいかがでしたか?

現金な人とは、損得によって態度を変える人のことでしたね。

周りを見渡すと、意外に「現金な人」はいるものです。「現金な人」は必ずしも性格が悪い人とは限りません。この現金な世の中、つい損得勘定で考えてしまうクセのようなものなので、最初から毛嫌いせずに、上手に付き合ってみてくださいね。


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