39歳の転職は厳しい?アラフォーで転職を成功、失敗する人の違いとは

長谷川大輔 2019.01.01
40歳を目前に転職したいと考える人は多いようです。現在の仕事の待遇や給与に不満があったり、やりがいを求めたりと理由は様々。しかし、実際に転職活動を始めてみると予想以上に厳しい現実に直面することも。その内容を詳しく見ていきましょう。

39歳の転職が年齢的に相当厳しい理由とは

39歳で転職を成功させる転職エージェントの選び方

39歳という40歳を目前とした年齢は、多くの場合40歳の転職者として見られます。転職時には多くのスキルを求められることでしょう。

そのスキルとは人脈やマネージメント力やリーダシップ、新人の育成力など企業にとって即戦力となるものです。それらが満たせない場合は、相当キャリアアップが難しくなってしまいます。


① アラフォー世代を対象としている求人数がそもそも少ない

まず、アラフォー世代が転職を考えて求人に目を通した時に、30歳後半以上の求人の少なさに愕然とすることになるでしょう。

いっそうの少子高齢化に向けて企業がターゲットにしているのはアラサー世代。新卒、アラサー世代の確保が最優先事項となっているのが求人に透けてみえます。

はっきりと求める年齢を明記していない企業でも、職場の平均年齢が20歳代であることを記してあったりと門前払いの空気を感じるのではないでしょうか。


② 既に何度も転職を経験してしまっている

アラフォー世代の転職への壁になるのが、転職回数です。アラフォーでも転職回数が少なければ、企業にしっかりと尽くしてくれる人材として判断されます。

しかし、4〜5回以上転職を重ねていると履歴書の時点で採用は難しくなるでしょう。特に半年未満での転職を重ねている場合は、正直なところ希望する企業のグレードを下げることを余儀なくされるかもしれません。

今までの転職回数の多さがアラフォー世代の足を引っ張ってしまう危険性は非常に高いでしょう。


③ 40代直前のため焦ってとりあえず転職、と考えてしまう

現在勤めている企業に対しての不満は我慢できないほどではないけれど、40代直前にしてとにかく給与アップの最後のチャンスだと焦っている人の転職も難しいでしょう。

あなたの39歳という年齢からそういった心情を読み取り、企業への忠誠心のなさを危惧してしまいます。とにかく焦っているため、自分に合わない企業や給与以外は悪条件の企業の採用試験を受けてしまうこともあります。

そしてまたいたずらに職歴を重ねてしまい、次の転職を難しくしてしまうのです。


④ 考え方や仕事の仕方が決まっていて柔軟性が失われている

39歳という年齢は、企業側に求められにくいばかりか、あなた自身の成長もストップさせてしまうこともあります。転職先がフレッシュな企業であることにしり込みしたり、自信が持てない職種に挑戦する気概が持てなかったりしてしまいます。

その結果、ただでさえ少ないアラフォー向けの求人でチャレンジできる企業を減らしてしまうことになるでしょう。39歳になるまでに作り上げた自分の考え方、仕事の仕方をリセットする勇気と柔軟性が必要になります。


39歳でも転職ができた人の特徴

さまざまな理由で転職が難しくなる39歳でも、給与も待遇もアップのやりがいがある企業に転職できた人ももちろんいます。

そんな方の転職成功のポイントは大きく分けて4つあります。現在転職を希望し、求人をチェックして、ネガティブな気持ちに包まれているあなたも、是非4つのポイントを再確認してみてはいかがでしょうか。


① 休日数や勤務地など、給与や役職以外の改善が目的だった

39歳の年齢で転職を焦る理由は給与だけではありませんよね。ライフスタイルの見直しで都心を離れたい、健康を気遣い休みを増やしたいなど考えている人も多いでしょう。そういった人の転職活動は成功しやすいのが特徴的です。

給与アップや役職は現在と平行線でも、雇用条件が良い企業は転職するのにおすすめです。日本企業でも副業が認められつつありますので、休暇が多い会社なら将来的に副業をはじめる余力もあり、収入をアップさせることも可能です。


② 内定獲得までの期限を定めて活動に集中した

40歳までにと決めて転職活動をする人も多いでしょう。しかし、転職できたらラッキーという気持ちで活動を行い、内定獲得に全力投球しない人も目立ちます。

また、40歳までと決めた期限も、ずるずると先延ばしにしたり、活動をしない日が続いたりと集中しなかった人も多いです。やはりこのような気が入っていない転職活動は実を結ばないことの方が多いようです。

内定獲得までの期限をしっかり決めて、パワーを集中させましょう。


③ 本当に転職が最適解なのか迷いを払拭した上で活動した

転職したいと考えても、本当にそれがベストか考えてしまうものです。特に現職である程度の役職についていたり、給与がそこそこの場合は迷ってしまいます。

それでもやりたい職種へのチャレンジや、自宅からのアクセスなどを理由に転職をしたいと決めたら、迷いは捨てた方が転職成功率は上がる傾向にあります。

どうしようかと迷いながらの転職活動は、面接や試験での迷いのきっかけとなります。活動をするならば100%転職を願って内定獲得まで動きましょう。


④ 今の自分にマッチした転職サービスを選んでいた

もちろんメンタル以外にも転職の成功の理由はあります。それは転職サイトや転職エージェントの支援をうけることです。サービス内容はそれぞれですが、おすすめの求人情報を選別して紹介、履歴書などの提出書類のチェック、面接時の助言など行き届いています。

何より一人で頑張る転職活動は非常に心細く、寂しいものです。そこでなんでも紹介できる転職サイトや転職エージェントを利用すれば、心強い味方となります。自分にマッチしたサービスをチョイスできた方からは吉報が聞こえてきたようです。


39歳で転職できるかどうか、助言をくれる転職エージェントはおすすめ

自分一人で転職活動を行っていると、本当に39歳で転職することができるだろうかと不安になることがあります。

また、果たしてこの企業は自分にあうのだろうか、この企業は本当に資料通りなのだろうかなどと不安になってしまうこともあるでしょう。そんな時、転職エージェントに相談することで視界をクリアにすることができます。

▽サポートが頼もしい。転職エージェントのおすすめを徹底解説!▽

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39歳の転職をサポートしてくれる転職エージェント① リクルートエージェント

1997年に立ち上げられ、2006年に現在の社名となった人材派遣会社の国内最大手であるリクルートエージェントは、人材派遣・就職・転職についての代名詞ともいえるリクルート社が運営しています。

求人案件は約15万件に達し、国内一を誇ります。多くの職種をカバーしており、なかなか見つけられないクリエイティブ職・インターネット専門職も網羅しています。

営業職に次いで、IT・通信系エンジニア、事務系スペシャリストの採用決定者の比率が高くなっているのも特徴的です。


リクルートエージェントのおすすめポイント

リクルートエージェントのおすすめポイントは、3点あります。

まずは潤沢で種類豊富な求人件数です。他社にはない求人もここでは見つけられるでしょう。

2つ目は、太い企業とのパイプです。最大手ということもあり、多くの企業と懇意にしており年収交渉なども巧みです。

3つ目は転職に関するノウハウの蓄積です。転職エージェントからの適切なアドバイスがあなたを転職成功へと導いてくれるでしょう。

企業が優秀な人材を見つけるために非公開案件にしている求人も多くあり、それらはサイトに登録しないと閲覧できません。登録をおすすめします。

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【参考】リクルートエージェントを口コミや評判から徹底分析。転職成功実績No.1の実態に迫る!


39歳の転職をサポートしてくれる転職エージェント② ビズリーチ

ビズリーチは、現在の年収が750万円以上のハイクラス層をメインターゲットとした転職エージェントサイトです。

ビズリーチは3つのコースに分かれたシステムを採用し、高収入・高待遇の厳選された求人を取り扱っています。他サイトと違う点は、1,800人を超えると明記されるヘッドハンターが、コンサルタントを介さずに求職者へのスカウトがを行うサービスです。

ヘッドハンターによる待ちの態勢だけでなく、自らヘッドハンターによる求人を閲覧・返信することもできますが、そちらは有料会員のみとなっています。


ビズリーチのおすすめポイント

ビズリーチのおすすめポイントは、自分の市場価値を身を持って確認できる点です。自分から企業にアプローチするだけでなく、ヘッドハンターのお眼鏡に叶えば企業から直接連絡があるため、高給・高待遇での転職も夢ではありません。

無料会員と年収750万円以下のタレント会員、年収750万円以上のハイクラス会員の3コースに分かれ、サービス内容が無料と有料では異なります。

優良会員になれば、企業側が秘密裡に、優秀な人材に募集をかけたい大規模プロジェクトなどの貴重な案件に応募することも可能です。

また、ビズリーチを活用し、転職成功した人は40代~50代が多くを占めているため、39歳の転職者にも希望が持てるサイトです。

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ビズリーチの口コミ評判を知る

39歳の転職をサポートしてくれる転職エージェント③ DODA

DODAはパーソルキャリアが運営するリクルートエージェントに次ぐ有名大手の転職エージェントです。パソナ・リクルートエージェントより後発であるにも関わらず、転職情報誌であった時代のノウハウを生かし、リクルートエージェントに比肩する求人数・決定数を誇ります。

DODAはウェブ上だけでなく、転職フェア、合同転職面談会等も行っています。またインテリジェンス各拠点にてコンサルタントと1対1で面談することも可能です。


DODAのおすすめポイント

DODAのおすすめポイントとして1番のポイントが、リクルートエージェントに匹敵する豊富な求人数です。また、提案数も他サイトに比べて多く、潤沢な求人から選ぶことができます。

多くの職種をカバーしているとは言い難いのですが、営業職や一般職を探している場合には便利に活用できるでしょう。また、面接、職務経歴書などの実践テクニックも親切に教えてくれます。

つまずきを感じている方には特にアドバイスは役に立つでしょう。また、他社と比較した場合、優良な地方中小企業求人にも強いため地方の求人を探している場合には特におすすめできるサイトです。

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万能な転職サイト型の【リクナビNEXT】の併用もおすすめ

相性の良い転職エージェントサイトに登録できたら、リクルート社が運営するリクナビNEXTも併用するとより転職活動がスムーズになるでしょう。リクナビNEXTはリクルートエージェント同様に数多くの求人が掲載されています。

リクナビNEXTにしか登録されていない求人も数多くあり、見逃せません。また、非常に細かく指定検索ができる使い勝手の良いサイトです。更にスカウト機能も便利で、レジュメを登録しておくことにより、リクナビNEXTに登録している企業や、サービスが連動しているリクルートエージェントからオファーが届く仕組みとなっています。


リクナビNEXTのおすすめポイント

リクナビNEXTをおすすめするポイントは、3つ挙げられます。

1つ目はサイトの詳細検索が優秀な点です。さまざまな検索項目があり、珍しいところでは「離職率5%以下の求人」という検索方法もできます。離職率が低い企業は一般的に、良い企業であることが多いため転職において非常に参考になりますよね。

2つ目はスカウト機能です。登録しておいた職務経歴書を閲覧した企業やエージェントからオファーが届きます。オファーの内容は面接を希望するものや、転職エージェントからのお誘いとなっています。

3つ目はリクルートエージェントと連動しており、登録すればそちらの転職エージェントのサービスも利用できる点です。

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40歳手前だからこそ最後のチャンスを活かしたい

40歳目前の39歳という年齢であるみなさん。39歳と40歳ではやはり、転職市場では多少なりとも転職活動をする上で求人量に差がでます。

この好機を逃さず、是非転職エージェントなどを活用し、転職にチャレンジしてみてくださいね。転職エージェントの利用は、孤独になりがちな転職活動の一助となることは間違いありません。

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