人気メーカーのおすすめ広角レンズ15選【安い＆フルサイズ対応も！】

一眼レフのパフォーマンスを高める、おすすめ広角レンズを大公開

広角レンズとは、フルサイズ換算で35mm以下のレンズを指します。さらに、24mm以下のレンズは、『超広角レンズ』などと呼ばれ、価格も一気に跳ね上がります。広角レンズの特徴は、画角が広いこと、遠近感が強調されること、被写界深度が深いことです。そのため、広さを強調したい風景写真や室内の写真を撮るのに向いています。

本記事では、そんな広角レンズの選び方と、人気のおすすめアイテムをご紹介します。まずは、広角レンズの選び方について勉強していきましょう。

広角レンズとは

通常のレンズより広い画角で撮影ができる「広角レンズ」。一般的なレンズでは焦点距離が50mm前後ですが、広角レンズは35mm以下であることが多く、風景や人物、建物など広い範囲を綺麗に撮影することができます。

またトンネルや下から見上げた大樹の撮影など遠近感のある写真が撮りやすいのも特徴の一つ。広大な写真をそのまま撮影したり、写真に立体感をもたせたい時に活躍するカメラアイテムなのです。

広角レンズ選びで大切なこと

広角レンズのおすすめ商品を確認する前に、まずは広角レンズの選び方について解説していきます。広角レンズ選びは、

1. 単焦点 or ズームレンズ
2. 対応機種かどうか
3. 価格

の3点を確認しておくことが大切。ここからは3つのポイントについてさらに詳しく解説していきます。自分に最適なレンズを選べるように、全てのポイントを把握しておきましょう！

1.単焦点 or ズームレンズ

広角レンズの中にも、ズーム機能のあるもの(ズームレンズ)とないもの(単焦点レンズ)があります。二つには、焦点距離が変えられる/変えられない以外に、解像度や明るさに大きな違いがあります。

単焦点レンズの特徴

単焦点レンズの多くは、開放値が小さいため、明るく・解像度の高い写真が撮れるのが特徴。ただし、焦点距離が変えられない分使い勝手はよくありません。ズームレンズと比べて、カメラ初心者でも使いやすいレンズになるため、複数持っておいて損なし！

ズームレンズの特徴

画角を好きに切り取ることができるため、撮りたい写真が撮りやすい一方、倍率が上がるほど画質が落ちるというデメリットがあります。また、操作性は難しく、高いズームレンズになればなるほど、技術も必要に。カメラ初心者は、まずは単焦点レンズから挑戦してみると良いでしょう。

2.対応機種かどうか

レンズメーカーが販売するレンズには、それぞれのマウントに適した商品がありますので、間違えないよう購入しましょう。また、カメラがフルサイズかAPS-Cかによっても使用できるレンズが異なる場合があります。次のようにレンズ名の表記で判別が可能です。

• ニコン：“DX”表記があればAPS-C専用（フルサイズ対応レンズには表記なし）
• キヤノン：“-S”はAPS-C専用
• シグマ：“DC”はAPS-C専用

タムロンのレンズはレンズ名での判別ができないので、商品情報をしっかりチェックする必要があります。

3.価格

広角レンズは、価格も商品購入の大きな決め手になる要素でしょう。特にレンズは驚くほど価格差がありますが、良い悪いを見分ける目を持たなければ、お金の無駄になるレンズを選んでしまう恐れが。

傾向としては、非純正レンズよりも純正レンズが、開放値の大きいレンズよりも小さいレンズの方が価格が高くなります。本当に良いレンズを選びたい方は純正レンズの購入を検討すると良いでしょう。

広角レンズのおすすめとは？人気メーカーから厳選してご紹介！

ここからはおすすめの人気広角レンズを15個ご紹介します。カメラメーカーの老舗キヤノン・ニコンはもちろん、カメラレンズに力を入れているシグマ・タムロン・トキナー、他にもソニー・ペンタックス・カールツァイス・オリンパスなど、さまざまなメーカーの人気レンズをご覧ください！

1.キヤノン 超広角ズームレンズ EF-S10-18mm F4.5-5.6 APS-C対応 EF-S10-18ISSTM

キヤノンが販売する広角レンズの中でも、比較的お手ごろで手にしやすい超広角ズームレンズ。35mm換算で16-29mm相当、最短撮影距離は22cmなので、初心者でも使いやすいでしょう。しかし、 開放値は4.5-5.6と決して明るいとは言えないのが難点。価格が安いため、「広角レンズを試してみたい！」という方におすすめの商品ですよ。

レンズの機能としては、『ステッピングモーター』を搭載されているため、静かでスムーズな撮影が可能です。レンズ内手ブレ補正付きなのも嬉しいポイントですね。安い＆使いやすいレンズをお探しの方は一度見てみることをおすすめします。

商品のステータス

• レンズタイプ：ズーム(APS-C対応)
• 焦点距離：10-18mm
• 開放値：F4.5-5.6
• メーカー：キヤノン
• 機能：手ブレ補正、ステッピングモーター

2.キヤノン 単焦点広角レンズ EF14mm F2.8 L II USM フルサイズ対応

プロ・ハイアマチュア向けの単焦点広角レンズ『EF14mm F2.8 L Ⅱ USM』。対角線画角114°という広い画角で、遠近感を活かした雄大な風景写真を撮影すれば、他の広角レンズは使えないでしょう。広い画角でありながら、開放値2.8という明るさを実現。画面全体で高画質を実感できるでしょう。

また、搭載されている2枚のUDレンズによって、被写体境界部に色にじみを極力排除した、高画質・高コントラストの描写が可能です。『ウルトラソニックモーター』と呼ばれる超音波モーターを搭載しており、ピント合わせが素早く行えるのも嬉しいポイント。

商品のステータス

• レンズタイプ：単焦点(フルサイズ対応)
• 焦点距離：14mm
• 開放値：F2.8
• メーカー：キヤノン

3.キヤノン 超広角ズームレンズ EF8-15mm F4L USM フルサイズ対応

フィッシュアイ、いわゆる『魚眼レンズ』は、とにかく画角が広く、端になるほど大きく歪みが出るのが特徴です。このレンズは、35判換算でも10.4-19.5mm。そのため、他のレンズでは撮影できないおもしろい写真が撮れるでしょう。天井の高い場所やまっすぐに続く地平線の風景など、活躍の場はさまざまです。このレンズも、ウルトラソニックモーターを搭載。高い防塵・防滴性で、耐久性に優れ、あらゆる場で活躍してくれるレンズです。

商品のステータス

• レンズタイプ：ズーム(フルサイズ対応)
• 焦点距離：8-15mm
• 開放値：F4
• メーカー：キヤノン

4.ニコン 広角ズームレンズ 10-20mm f/4.5-5.6G

キヤノンと並び、ユーザーの多い『ニコン』の超広角ズームレンズです。このレンズは、お手ごろ価格で、スペックは【1.EF-S10-18ISSTM】と似ています。そのため、ニコンユーザーのカメラ初心者におすすめ。231 gという軽量かつ小型サイズであるため、携帯性にも優れています。最短撮影距離は22cmなので、背景は広く写し込んだ上で被写体に近づいて撮影することも可能です。しかしこのレンズも4.5-5.6という開放値。使っているうちに物足りなくなるおそれもあります。

商品のステータス

• レンズタイプ：ズーム(APS-C専用)
• 焦点距離：10-20mm
• 開放値： F4.5-5.6
• メーカー：ニコン

5.ニコン 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED AFS20 1.8G

ニコンの単焦点広角レンズ『AF-S NIKKOR』。開放値1.8という明るさ、最短撮影距離20cmという近さにより、広角レンズとは思えないほどのボケが得られます。画角の広い画を撮るときは、太陽の写り込みが多くなりますが、このレンズにはナノクリスタルコートが施されているため、コントラストの低下を極限まで抑えてくれます。

音波モーターを採用し、速い・正確・静かなオートフォーカスを実感。総合的に満足すること間違いなしの広角レンズですよ。

商品のステータス

• レンズタイプ：単焦点(APS-C対応)
• 焦点距離：20mm
• 開放値：F1.8
• メーカー：ニコン

6.ニコン 超広角ズームレンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED フルサイズ対応

ニコン純正の中でも「プロの道具」と称されるほどのフルサイズ対応の超広角ズームレンズ。1kg近い重さがありバランスが取りづらい上、レンズが前にせり出しているため、フィルターが使用できません。使用する際は、レンズに気を遣いながら使用することになるでしょう。値段はかなり高めですが、その分確かな実力を持ったズームレンズですよ。

大きな特長はやはり、ズームレンズにもかかわらずF値2.8というその明るさ。星空の撮影などにも強く、感動の写りを実感できるレンズです。気になった方はぜひ細かいスペックまで確認しておいてください！

商品のステータス

• レンズタイプ：ズーム(フルサイズ対応)
• 焦点距離：14-24mm
• 開放値：F2.8
• メーカー：ニコン

7.シグマ 超広角ズームレンズ 10-20mm F3.5 EX DC HSM

シグマは、カメラレンズを中心に製造・販売するメーカーです。この『超広角ズームレンズ EX DC HSM』は、キヤノン用・ニコン用・シグマ用・ソニー用・ペンタックス用の5種類あり、あらゆるマウントに対応しています。自分の持っているカメラに合わせられるのは嬉しいですね。

ズーム全域で開放値3.5という明るさ、102.4°の広い画角、超音波モーターHSMによる静かで素早いオートフォーカス。人気のキヤノンやニコンの広角にもまったく引けを取りません。価格面で純正の購入を悩んでいる方は、シグマや後述するタムロンのレンズもおすすめです。

商品のステータス

• レンズタイプ：ズーム(APS-C専用)
• 焦点距離：10-20mm
• 開放値：F3.5
• メーカー：シグマ

8.シグマ 単焦点広角レンズ Art 20mm F1.4 DG HSM

焦点距離20cmで開放値1.4の明るさというレンズ。このArtシリーズは、“最高の光学性能と豊かな表現力を実現する”というコンセプトのもと、描写性能にこだわって作られています。広角レンズが活躍する風景写真や建築写真だけでなく、暗い場所でのスナップ、室内での撮影、自然なボケを伴うポートレートなど、さまざまな場で活躍してくれますよ。

オートフォーカス駆動中、フォーカスリングを回転させることで、マニュアルフォーカスに切り替わる『新フルタイムマニュアル機構』も、便利な機能です。「より洗練された一枚を撮影したい！」という方におすすめ。

商品のステータス

• レンズタイプ：単焦点(フルサイズ対応)
• 焦点距離：20mm
• 開放値：F1.4
• メーカー：シグマ

9.タムロン 超広角ズームレンズ AF10-24mm F3.5-4.5

タムロンは、レンズに特化したメーカーで、豊富なラインアップと比較的求めやすい価格のレンズを数多く手がけています。安い価格の超広角レンズをお求めの方からすると、非常にコスパの良い商品ですよ。

コスパだけでなく、タムロン独自の性能が豊富に搭載されており、『BBAR コーティング』による高い逆光性能、手ブレ補正機構『VC』による手持ち撮影への強さなど、使用感に確かな手応えを感じられるでしょう。質・コスパどちらもハイグレードの広角レンズになります。

商品のステータス

• レンズタイプ：ズーム(APS-C専用)
• 焦点距離：10-24mm
• 開放値：F3.5-4.5
• メーカー：タムロン

10.タムロン 大口径超広角ズームレンズ SP 15-30mm F2.8 フルサイズ対応

【6 ニコンAF-S NIKKOR】には手が届かない…という方に、おすすめの広角レンズ。キヤノン用・ニコン用・ソニー用が展開されているため、自分に最適な1つを選択できますよ。フルサイズ対応の超広角ズームレンズですが、価格はAF-S NIKKORの半分以下。価格以上の高性能・高解像度を実現できる確かな一本です。

広角レンズでは、色ズレや歪みが出やすいのですが、このレンズは最新の光学設計により、かなり補正が徹底されています。そのため、クリアな描写、高画質な表現が可能ですよ。

商品のステータス

• レンズタイプ：ズーム(フルサイズ対応)
• 焦点距離：15-30mm
• 開放値：F2.8
• メーカー：タムロン

11.トキナー 超広角ズームレンズ AT-X 11-20 F2.8 PRO DX 11-20mm F2.8

光学機器メーカーであるトキナーも、カメラレンズを多く扱っています。11-20mmという焦点距離全域で2.8という明るさですが、同様のスペックの純正レンズよりはかなり値段を抑えられますよ。

ただし、撮影最短距離は28cmとやや遠め。ポートレートなどよりも、風景写真や建築写真におすすめですよ。前群に配置されたP-MO非球面レンズと後群に配置されたガラスモールド非球面レンズが、色ズレ・歪みを細かく補正してくれるのは嬉しいポイント。キヤノン用・ニコン用の2種類展開。

商品のステータス

• レンズタイプ：ズーム(APS-C専用)
• 焦点距離：11-20mm
• 開放値：F2.8
• メーカー：トキナー

12.ペンタックス リミテッドレンズ 超広角単焦点レンズ

ペンタックスユーザーは、コンパクトなカメラボディに似つかわしい小さな広角レンズがおすすめです。この『広角単焦点レンズ PENTAX-DA』は、35mm判換算で23mm相当という焦点距離でありながら、超コンパクトで191gという軽さ。

花形フードもかさばらず、携帯性に優れています。新世代のマルチコーティング『HDコーティング』が施されていることにより、逆光でもフレアーやゴーストの発生をできるだけ抑えられますよ。

商品のステータス

• レンズタイプ：単焦点(APS-C専用)
• 焦点距離：15mm
• 開放値：F4
• メーカー：ペンタックス

13.ソニー 広角ズームレンズ E 10-18mm F4 OSS ソニー Eマウント用 APS-C専用 SEL1018

ソニーユーザーならこの一本。35判換算で15-27mmという焦点距離すべてにおいて開放値を変えずに撮影できるため、初心者にも使いやすいでしょう。225gという軽さとコンパクトさもポイントです。非球面レンズ3枚とスーパーEDガラスにより、色ズレ・歪みを良好に補正。光量が不足していてもシャッタースピードが速いため、手ブレせず撮影することができるでしょう。ソニーユーザーの方は、フォトジェニックな一枚のために確認しておいて。

商品のステータス

• レンズタイプ：ズーム(APS-C専用)
• 焦点距離：10-18mm
• 開放値：F4
• メーカー：ソニー

14.カールツァイス Touit 2.8/12 E-mount

カールツァイスは、ドイツ発祥の半導体・医療技術・双眼鏡・プラネタリウム技術などを開発販売する会社で、カメラレンズも数多く取り揃えています。このソニーE/Xマウント用レンズは、焦点距離12mmでありながら開放値2.8という明るさを実現。

見た目も非常にスタイリッシュなおしゃれデザインになっており、外見重視の方にも最適なレンズです。人と違ったものを持ちたいという方には、おすすめの一本です。また、ヨーロッパの『EISAアワード2013-2014』において栄誉ある賞を与えられた実力の持ち主です。

商品のステータス

• レンズタイプ：単焦点
• 焦点距離：12mm
• 開放値：F2.8
• メーカー：カールツァイス

15.オリンパス 超広角ズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

オリンパスユーザーには『M.ZUIKO DIGITAL ED』が広角レンズの選択肢に挙がってくるでしょう。このレンズは、154 gという軽さと 薄さ49.5mmというコンパクトさが魅力。インナーフォーカス方式を進化させたオートフォーカスは、高精度だけでなく静音性も兼ね備えています。オリンパス独自の『大口径DSA加工技術(熱成形)』により誕生した高精度な非球面ガラスモールドレンズを搭載。申し分ない使い勝手の良さを実感してみてください！

商品のステータス

• レンズタイプ：ズーム
• 焦点距離：9-18mm
• 開放値：F4.0-5.6
• メーカー：オリンパス

広角レンズ1つでカメラ越しの世界は一変する。

レンズを交換できることは、一眼レフならではの魅力とも言えます。さすがのキヤノン・ニコンは広角レンズ一つをとっても選択肢が多く、単焦点／ズーム、明るさ、価格など、さまざまな要素を一つ一つ吟味して選ぶ必要があります。

一方ソニー・オリンパス・ペンタックスなどは、選択肢が限られている分選択が容易と言えるかもしれません。自分に最適なレンズをこの機会に選んでみてください！

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