【預金残高5億円】お金持ちの遊び方 〜女・銀座・食事・旅行etc.〜

Smartlog編集部 2017.07.08
若くして億の借金を背負った男の壮絶人生に迫る連載「借金3.5億の人生」第二弾。20代の若さで5億の現金を手に入れた男が経験した「億のライフスタイル」とは。

預貯金5億の男が遊ぶ世界に迫る。

借金3.5億の人生

──前回のインタビューでは現金5億を手にするまでを伺いました。今回は億の資産を持ったときのライフスタイルを教えていただければと思います。やはり、18歳の貧乏学生の頃から金銭感覚は変わりましたか?

変わりましたね。500円のランチが「高い」と思っていた18歳の頃に比べれば、だいぶ豪遊生活と言える毎日を送っていたと思います。


──ぜひ詳しくお聞かせください(笑)金銭感覚が変わったのは、収入が上がったからですか?

それもありますけど、キッカケは人や環境だったと思います。夜は付き合いで銀座のクラブに行くようになって、客単価何万円もするお店で会食をするようになりました。そのあたりから、支出が多くなっていきましたね。


お金持ちは、なぜ銀座のクラブに行くのか?

──「銀座のクラブ」よく耳にするフレーズですが、未知の世界だという人も多いかもしれません。

Champagne

キャバクラやラウンジなどと違い、必ずママがいるのが特徴だと思います。大和撫子のような美しい女性が席についてくれます。年齢は20〜30代だった印象です。


──銀座のクラブは、誰でも入れるんですか?

入れると思います。ただ、僕が通っていた行ってたクラブは完全紹介制でしたね。プライベートな空間を守るために一般の人は絶対に分からないような場所にありましたし、ホームページもありません。ママはメディアには全く出ない方でした。とにかく徹底してクローズなお店でしたね。


──銀座のクラブにも「格」があるんですね。お値段いくらくらいかかる場所なんですか?

そのクラブは、どれだけ安く済ませても一人5万円はかかるところでした。メニューは見たことないので値段は覚えていませんが、ある時、冗談でポッキーの値段を聞いてみたら5,000円と言われて驚いたのは覚えてます(笑)会計は基本的にツケで、会社に毎月まとめて請求が来るシステムでした。


──安くて一人5万・・・。そこまでの金額を払うほどの良さが銀座のクラブにはあると?

あると思います。例えば、接待で使えるんですよ。第2の秘書室と言われるくらいですから、そういった意味でどんな人を連れて行っても恥ずかしくない安心感がありました。常連さんが来店したとわかると、その方が入り口から席に座るまでに、いつも座る場所にキープしていたボトルが当たり前のように準備されてますし、僕が今まで連れて行った方々がどんなお酒を飲んでいたとか、どんな職業の方かとか、事細かに覚えていてくれています。それだけのサービスレベルですから、もちろんクライアントも満足してくれて、次の仕事にも発展しやすいですね。


──銀座のクラブを使うことで、朝比奈さん自身のビジネスも発展したんですね。

そういった意味では一人5万は「投資」に近かったのかもしれません。クライアントを何度も連れて行かせてもらいましたが、僕がトイレなどで席を外すとママがうまいこと僕を持ち上げておいてくれるんですよね。で、翌日クライアントに連絡をしてみると、無事に契約を結ばせてもらうことが決まり・・なんてことが何度もありました。特に僕は20歳からクラブに通わせてもらっていたので、年齢的な意味でもママにはかなり贔屓にしてもらっていたと思います。


──銀座のクラブのママに厚遇してもらえるお客さんの特徴はありますか?

若くしてクラブに出入りしていると、目をかけてくださる可能性は高いと思います。もちろんそこには人としての礼儀だったりが必要不可欠だとは思いますが。あとは、年齢関係ない部分で言うと、気配りができる人ではないでしょうか。お店が混んで席が埋まってきたら、気を遣って早めに帰ってあげるとか。逆に閑散としていたら、シャンパンやボトルをわざと入れてあげてお店に活気を作ってあげたりとか。やはり人と人の関係値なので、気配りのできる方はお店側からも好かれていた印象でした。


パーティー、合コン、お見合い・・・。億万長者の華やかな世界

──お金持ちと聞くと、華やかな世界を思い浮かべる人もいると思います。それこそ『グレート・ギャツビー』のような。パーティーなどに行く機会はありましたか?

パーティー

経営者や芸能人を交えたパーティーに呼ばれるようになりました。港区のパーティールームを貸し切って40から50人くらいの規模で開催される会が多かったですね。芸能人でいうと某グランプリをとったモデルさんや、ドラマで主演にはなれないくらいのこれからっていう女優さんが多かった印象です。


──芸能人の具体的な名前を教えていただくのは難しいですよね?(笑)

先方の都合もあると思うので記事には名前を載せない形でお願いしたいのですが(笑)ここ数年で一気に有名になったモデルのNさんや、女優としても活躍されているYさんは、綺麗な方だったので印象に残っています。経営者の方々も誰もが聞いたことのある会社の社長さんばかりで、あそこで何かしらの仕事が生まれているのだなと知りました(笑)


──もちろん載せないのでご安心ください(笑)中でも思い出に残っているパーティーなどはありましたか?

そうですね〜。プライベートなパーティーで10人くらいしか参加していなかったんですけど、誰もが知っているような日本を代表する歌姫を呼んで、その場で歌っていただけた会ですかね。あれは感動しました。会費が一人数百万円で、その値段の豪華さも加わって、より印象的な会でしたね(笑)僕は参加していませんが、海外の有名なアーティストをお呼びしたパーティーなどもあったみたいですよ。


──だいぶ豪華な世界ですね・・。合コンなどはありましたか?

ありましたよ。僕は主に大手メーカーの社長令嬢さんとの交流が多かったですね。びっくりするくらいお金のかかる合コンでした(笑)とても楽しかったですけど。あっ、社長令嬢さんでいうとお見合いもありました。「ししおどし」のあるような場所で、跡取りのいない会社の令嬢さんと5回ほどお見合いをさせていただきました。僕はタイプではなかったので5回とも丁重にお断りさせていただきましたが・・(笑)今思えば、だいぶ調子乗ってましたね(笑)


──芸能パーティーに令嬢とのお見合いに、やはりお金持ちの世界は一般社会とはかけ離れていますね(笑)その他、特に印象に残っていることや驚いたことなどはありますか?

本当に驚いたことなんですけど、いや一番おもしろかったことかな(笑)看板のない会員制の歯医者があって、そこは歯医者が嫌いな経営者のためにハレンチなこと(編集部注:公序良俗に反する内容だったため省略)をしながら治療をしてくれる歯医者さんなんです(笑)


──そんなドラマに出てくるような場所、実際にあるんですね!診療代は一回いくらくらいですか?

最低でも一回で20万はしました(笑)10回行くと1回無料の、よくわからないポイントカードもありましたよ(笑)


女性とデートしていたお店と、その使い方

──ここからはデートについてお聞かせください。女性との食事で、よく使われていたお店などありますか?

有名ですけど、銀座の『久兵衛』さんはよく行っていました。好きな女性と2人っきりでゆっくりと話したいときは、貸し切りにさせていただいたこともあります(編集部注:店舗によっては貸し切り利用できません)


──貸し切りですか(笑)お値段どのくらいですか?

僕は営業時間外で貸し切らせていただきましたが、たしか2時間で60万とかだった記憶があります。大将ともゆっくり話せて、優雅な時間を過ごせましたね。


──余裕ができると、使うお店だけでなく、そのお店の使い方までグレードアップするんですね。他にイチオシだったお店はありますか?

こちらも著名なレストランですが、恵比寿の『ジョエル・ロブション』は好きでよく行っていました。常連の人だけのサービスかもしれませんが、男をカッコつけさせてくれるんですよ(笑)


──カッコつけさせてくれる、ですか?

レストラン

そうです。持ち上げてくれるとも言えるかもしれません。席についたら、女性に聞こえるように「朝比奈様、本日もお越しいただきありがとうございます。本日は朝比奈様のお好きな〇〇のワインが入っています。」とか声をかけて常連扱いしてくれたり、僕がまるでワインに詳しいかのように話してくれます。他にも当日女性の着ているドレスの色に合わせて料理の色味を変えてくれたり、とにかく細かい気配りがすごいです。こちらの要望にも100%答えてくれますね。


──朝比奈さんは、例えばどんな要望をされるんですか?

まず、予約の段階でエスコートする女性の名前を伝えておきます。そうすると「〇〇様、お待ちしておりました」と女性の名前を呼んで迎えてくれるんです。他には、女性がお手洗いに行くときは必ず女性スタッフに案内してもらうように言っていましたし、お手洗いに行ってる間にナプキンを替えてもらうだけでなく、替えたナプキンに花をさしてもらったりしていました。あれは女性にすごく喜ばれましたね。


クイーン・エリザベス号での世界一周

──多くの刺激的なデートをしてきた中で、本当に心に残った1番のデートを教えていただけますか?

1番のデートは、『クイーン・エリザベス号』で世界一周をしたことですね。


──世界一周でもすごいのに、クイーン・エリザベス号を使ってですか(笑)いくらくらいかかるものなんですか?

たしか、130日間くらいを2人で3,000万いかないくらいだった気がします。


──もうよくわからない金額ですね(笑)数ヶ月も旅行に行ってたみたいですが、仕事は問題なかったのですか?

問題はなかったですよ。各国の港に停まるので、仕事がある時は日本に飛行機で帰っていました。仕事が終わったらまたクイーン・エリザベス号が停まってる国に行って、途中から乗ったりしていて。動くホテルのようで楽しかったですね。


──さぞかしゴージャスな世界だと思うのですが、船内は何があるんですか?

あそこは国ですね。(笑)なんでもあります。ジムやプールはもちろん、図書館やカジノ、シアターやブティックも入ってます。


──豪華施設ですね。船内ではどんな過ごし方をされましたか?1日の流れを教えてください。

船内での生活

よくある流れだと、まず朝日で起きて、シャンパンを飲みます。海の上であくびをしながら飲むシャンパンは最高でしたね。そして図書館で本を借りてプールに行きます。ジュースをもらって、本読みながら眠たくなったら寝て、お腹空いたらレストランに行ってご飯食べて、、みたいなのんびりした生活をしてました。あとは船側が主催のマジックやダンス、ミュージカル、舞台なんかがあるので、気が向けばそこに参加したりもしましたね。


──なんとも贅沢な生活ですね。乗船されてる方はどんな方がいましたか?

案外仕事をしてる方も多かったですね。中には、港に船が止まってる間にそれぞれの国の人へ商談のアポイントを入れて、仕事しながら世界一周してる人もいました。働き方がユニークで、真似したいなと思いましたね。


──乗りながら仕事をしている人もいるんですね。船に乗っている人同士で仕事に繋がるような出会いは生まれるんですか?

生まれると思いますよ。僕の場合、付き人を何人も連れていたり、船内のプールを一部貸し切りにするような方と友人になりました。友人になると、プライベートパーティーに呼んでいただけたりしましたね。友人になる秘訣は、長く船に乗っていることだと思います。クイーン・エリザベス号は短い区間で安く乗ることも出来るんですが、そのパーティーには短い区間だけ乗るような方は一人もいませんでした。


自分が価値を感じるものには、お金を惜しまない

──お金持ちならではの世界を教えていただき、ありがとうございました。最後に、お金についての哲学を聞かせてください。朝比奈さんの考えでは、お金はどう使うべきでしょうか?

「自分が価値を感じるものになら、お金は徹底的に使うべき」と思ってます。僕は人にお金を使うことに価値を感じるタイプなので、好きな人と共有する時間にはお金を惜しまないですね。それこそ、好きな人と行く『ジョエル・ロブション』には喜んでお金を払いたいです。


──人にお金使うことに価値を感じるんですね。では逆に一人でお金は使うことには、価値を感じないですか?

そうですね。僕は一人では全くお金を使わないタイプです。普段の服はUNIQLOだし、自分だけの食事だと、納豆の値段も気にしちゃうくらいですね(笑)一人でお金を使うのは、死に金だと思ってます。


──そこに明確な線引きがあるんですね。自分が価値を感じるものにお金を使った結果、どんなものが残りましたか?

月並みな答えですが、経験ですね。20代でなかなか行けない場所に入れたし、できないことができた。それが未だに自分の引き出しになっていると思いますし、次のビジネスに活かせていると思っています。この後僕は悲惨なことになるんですが(笑)お金を使ったことには一切の後悔はないですね。



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